こんにちは
誰でしょう?
あちょー--
考えるな 感じろ
幼いころ
ブルース・リーの映画に 夢中になったことがあります
映画『 燃えよドラゴン 』 の一場面
老僧 闘いの際、敵と対峙してお前は、即座にどう感じる?
リー 敵などいないということです
老僧 それはなぜだね?
リー 「 私 」というものが存在しないからです
カンフー映画のスターのブルース・リーしか知りませんでしたが
大学院の哲学科で学び
老子の道教( タオまたはDao )に傾倒し
ジークンドーを創設した優れた武術家でした
ジークンドーは Dao( 道 )の考え方 中国武術 ボクシング技術 空手の技 を 組み合わせ作り出した格闘技です
副題「 内なる戦士をめぐる哲学断章 」とあるように
ブルース・リーの哲学を
さまざまな資料と 取材から編集した本です
言わんとすることは感覚的にわかるけど
哲学と宗教的知識があるとさらに学びは深まります
ブルース・リーのこの言葉は
ソクラテスの問答法を助産術と呼んでいたことを想起させます
「 私はあなたに教えることはできません。あなた自身を探究することを助けるだけです。それ以上の何者でもありません。 」
本書は
読者の魂という子宮から
光り輝く気づきという赤子を
産み助けるでしょう
「 あらゆる知識は、本当は自らを知ることである 」
ブルース・リーの武術は
彼の哲学を表現することでもあったようです
「 生の基本は、単に生きることにある。楽しんでいる最中に、その瞬間から外れて、機会を最大限に得ているかを知ろうとして自分を分析してはいけない。」
「 物事を熟考することは、対象と自分自身の間に距離を保つ決心をし、自分をその外へ追いやることを暗示している。」
陰陽のエネルギーの合致が
調和を生む思想の影響を受け
「 心を空にしなさい。水のように、形態や形をなくしなさい。」
と言っています
また
「 相手の前で持つ思考や感情は、水の上を飛ぶ鳥の姿のように、通り過ぎるのと同じではないのか。」
と 水から得た悟りは
当時の葛藤を霧消したようです
柔軟に生きるために …
「 『 無心 』とは、人の心を邪魔する邪念やエゴのない、心が自由で平和に機能する全体の姿を指す。( 中略 )あるがままの思考でいる限り、追い払う努力はまったく要らない。努力が要らないということは、邪念の完全な消失ということになる。」
心身の関係については …
「 私にとって最も重要なことは、体の使い方を学んでいく過程で、いかに自分自身を理解するかということ 」
「 自分以外に自分を救える者はいない。この事実を理解しなければならない。同様に、自由は自分の中に存在するものだから、どうしたら自由になれるかは、他人に教えられないし、どうやったら自分を知ることができるかについても教えられない。( 中略 )突然、自由になるのではない。我々はまったく自由なのだ。」
武道を学ぶ理由を …
「 武道は自分を映し出す鏡のようなもの 」だからと言っています
「 私にとって武道は最終的に正直な自己表現を意味している。」
武道修行者にとって
とても示唆に富んだ言葉です
ブルース・リーのメモに
「 知恵のない者ほど、よくしゃべる 」
「 目立つことは、栄光の誤った表現である 」
とても身につまされました
何度も読んで 熟考するに値する本です
ふたたび投稿する機会があるかもしれません
https://ameblo.jp/reihokeika-02/entry-12754822899.html
https://ameblo.jp/reihokeika-02/entry-12755505258.html
最後まで読んでいただき
ありがとうございました