生きとし生けるものに愛のエネルギーを注ぐこれはヒューマン&トラスト研究所の目指している方針です。
坂東33観音のお遍路をされている臼井レイドウレイキマスター岩渕正巳先生と久しぶりにお会いしてお遍路話に花が咲きました。
6月9日に発願されて始め2カ月が経とうとしていますが残すところ数寺とお聞きします。
そのスピードに驚かされます、坂東のお遍路は一都五県にわたる広大な場所にあり、各地の寺の距離もあり決して容易な遍路道ではありません。
日焼けした、若若しい84歳にして健脚なお遍路の正装に身を整えて9月には満願しますとたくましく歩き続けています。
岩渕先生の人柄を感じる遍路で遭遇した、ある寺での御話が印象に残ります。
交通の便が悪く道なき山道を歩いて、バスの通る道まで急いで下山したのですが予定していたバスは既に行ってしまったときのことでした。
しかたなく次の便が来るまで暑さしのぎにバス停近辺で時間を過ごしていたのだそうです。
何もない田舎道、人が通ることもない、バス乗り場の近辺で畑に流れる水で手でも洗おうとした時に傍で「子猫」が鳴いているのです、だんだん近づいてきて私の足元にまとわりついてきました。
遍路中ですから弱ったなと思いましたが、しばらく時間もあることだから膝に抱えてあげたら、猫は喜びましてね、嬉しそうにじゃれてくるんですよ、飼い主さんを探す時間はありませんし、このままバスが来たら載せることもできないのでどうしたものかと思案して猫としばらく戯れていました。
それやこれやしているうちにバス到着の時間、誰も乗っていないバスがきました。
バスの運転手さんに事情を話すと「分かりました、近くに動物好きな家があるので、その近辺まで連れ行ってあげましょう」と云うことになり、運転手さんのそばに子猫を載せる許しがでたそうです。
人なっこい子猫で運転手さんにもまとわりつくので、運転の邪魔になるのでその間また岩渕先生が膝に乗せて動物好きな家の近くまで一緒にいたとのことです。なんとも絵になりますね!!
その話を聞きながら猫が観音様の変化した姿なのか、猫にとって岩渕さんが観音様に思えたのかは定かではありませんが、話がアニメーションの一場面のように見えてきました。
和顔施で、子供の様に猫をひざに抱えている岩渕先生の姿が浮かんできます。
遍路の人・人なっこい子猫・猫救出をいやな顔しないで考えてくれたバス運転手、このシナリオの配役はこれだけそして人には見えない観音様でしょうか、なんとも心がほっこりする御話をお聞きしました。
岩渕先生は毎月行っています写経会の指導をしています、レイキをこよなく愛してあの世にいってもレイキの使い手でいたいと語る、仏様の様な存在です。
いくつになっても前向きに学びを深めて上級マスターとして魂を磨いているのです。
レイドウレイキはそのような穏かなこころで身体・心・魂の癒やしを行うレイキ専門の研究所です。
愛と平和の波動で平和なこころを取り戻しましょう。