2月11日、野間メンタルヘルスクリニックの野間和子先生(精神科医)をお迎えして「よりよい人間関係のために“いま私に、私とあなたの間で何がおきているか”」というテーマで特別講演ワークショップが開かれました。
6階に移転してセミナールームが広がった事も幸いし、20名余の人がセミナー室に集まって丁度良い加減の密度になりました。
今回、なにが特別かと言えば、野間先生が通常行っているTA(交流分析)の講義そのままではなく、レイドウレイキのヒーリングを理解したうえで、レイキヒーラーであり、レイキマスターというスタンスを持つ方々への、クライアントさんとの関わりや在り方についてまで言及していただいた事だと思います。
人に触れるということは、いかに重要な影響を及ぼすのか、またヒーラーが癒されることがどのようにヒーリングに影響を与えるのかなど、とても大事な点を、青木所長とはまた別の視点から率直に言っていただいていました。
第3段階a受講してすぐの方は、第3段階aの内容がより深く理解できたといわれいました。
皆さん、積極的にかつ率直にいま抱えている家族間や職場などでの人間関係の悩みを発言して、野間先生とのやり取りを通して、何かを掴まれたようでした。
今回、参加したMさんから感想をいただきましたので、下記に掲載いたします。
(以上 文責:小川典子)
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TA(交流分析)を受講して Mさんの体験談
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「よりよい人間関係のために‐いま私に、私とあなたの間で何が起きているか?」
このタイトルを見て、「一体どんな内容なんだろう?」という興味半分、会社での人間関係が気がかりだった事もあって、少しでも参考になれば、という気持ち半分で参加させていただきました。
当日、明るくてお元気な野間先生のお話が始まった時は、穏やかな気持ちでリラックスして聞いていました。
でもすぐに、「奥が深くて全てを理解するのは難しそうだけれど、少しでも毎日の生活に取り入れられたら、きっと貴重な財産になる!」と予感し、思わず居ずまいを正し、真剣に臨みました。
予感は正しく、中身の濃い充実した一日となりました。
先生の「過去と人は変えられない、変えられるのは自分だけ」
というお言葉が、私にとって一番印象的でした。
その日までの私は、会社の中で、良好な人間関係を築けない人と、その人を拒絶する人達との間に入って、自分なりに努力していました。
しかし、一度壊れてしまった関係を修復することは難しく、全員が納得する良い方法が見つからないまま、
「まだ私に出来る事があるのではないか?」と考え続けていました。
でも、先生のお話を聞いて、
「自分に出来る事はもうやり尽くした。人を変えられないのであれば、私が彼らの為にこれ以上悩む必要は無いんだ。」
と分かり、胸の中にあった重い塊がすうっと解けて、解放感でいっぱいになりました。
「こんなに気分爽快になるなんて、かなり負担になっていたんだ。」と驚く程でした。
また、自我状態のモデルについてのお話も、とても貴重なものでした。
自分や相手の言動が、どの自我から出たものかを判断出来るようになったら、ネガティブな出来事に対しても理性的に対応出来、そのまま受け止めて傷ついたり、同じように反撃したりする事が少なくなると思いました。
そうすれば、人間関係は良くなって行くしかありません!
また、自分はどの部分が大きくて、どの部分が足りないのかも明確に分かり、目標とすることが出来ました。
そこで、早速現在の自分の気になる点を、過去の原体験まで遡って改善していく方法を試してみた所、すっかり忘れていた子供の頃の体験や、その時の気持ちを思い出しました。
ゆっくり時間をかけて、丁寧に、少しずつ改善して行きたいと思っています。
今回TAを受講して、起こる出来事に翻弄される事無く、自分の心を大切にケアしながら、周りの人達も尊重して交流していく秘訣(の第一歩)を学びました。
こういった心理学の専門的な勉強をしたのは初めてでしたが、予想以上に有意義なものとなりました。
今までは「あの人はどうしてああなのかな」と、経験から推測するだけでしたが、理論を学んで、以前より客観的に考え、理解し、理性的に判断出来る様になったと思います。
そして新たに「いつでも誰に対しても、裏面交流のない、誠実な心で。たくさんのポジティブストロークを。」が私の秘かな目標となりました。 急には無理かも知れないけれど、少しずつでも、変化を楽しみながら、向上出来れば良いなと思っています。
最後に、野間先生、青木先生、小川先生、
レイドウレイキヒーラーの為の、素晴らしいワークショップを有難うございました。
野間先生にご紹介していただいた、9歳の子のとっても素敵な詩も胸に、教えていただいたことを実践していきたいと思います。