今月の伝承靈氣のテーマは不思議です。
科学が発達した現代社会でも世の中にはまだまだ私たちの智恵や思考力や判断力では理解できないこと、そして原因や理由が分からないことごとが如何に多いことでしょう。
不思議とは「不可思議」の省略言葉であります、仏教的には「思議できない」と言う意味にあたるようです。
その本意は「思いはかることもできず、言い表すこともできない、仏の悟りの境地を」表す言葉だと教えを受けました。
臼井霊気の肇祖、臼井甕男先生は公開伝授説明の中で「断食中に大気に触れて不可思議に霊感し、治病の霊能を得たことを偶然自覚したのでありますから、肇祖の私にも確然と説明を申し上げるには苦しみます。学者も識者も熱心に研究して居りますが、現代の科学に頼って断定することは困難にせよ科学と一致する時代の来ることは当然であります。」と述べておりますが今日でもまだまだ確かな説明のつかないのが現実です。
臼井先生は「神や仏の様な心になって後人を治療することが主眼として自他共に幸福に充ちることが出来ます」とも述べておりまさしく思議のない境地に立たれた居られるようです。
仏の悟りの境地と世界こそが「深遠なる世界」なのではないでしょうか?靈氣の目指す道なのです。
また8月はお盆でもあります、仏の世界そしてご先祖様の世界にも私たちの考え及ばない思慮を超えた不思議な世界へと想いを馳せてみましょう。
8/15(日)は臼井先生生誕の日です、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。