私の腰椎 | 結婚準備&脊髄腫瘍日記

結婚準備&脊髄腫瘍日記

40過ぎて結婚しました。
入籍しましたが、結婚式はこれから。
本格的に準備をはじめようとしたところで、
長年患った腰痛の正体が、脊髄腫瘍(神経鞘腫)であることがわかりました。

10年前につけてたブログの続きに書くので、
前の記事との整合性はありません。

前回の退院後1ヶ月検診で、今更ながら手術の詳細を確認。

ひととおり右足の痛みや、筋力チェックのあと、

「私の手術って、L4とL5削ったんですよね?骨のどこを削ったんですか?」

と、家でプリントアウトした腰椎の図を出して、削った所に印をつけてもらった。

汚ないですが、記録なので…こちら。
黒の斜線部分が削った箇所。(先生がつけた印)









L5神経は切断している。

L5右半分全部削ってるから、L4からの重みを支えられないのでは?と思ったけど、
それは大丈夫、むしろ、L5からの重みを仙骨が支える部分がない、とM先生。

で、一旦レントゲン撮るために退席、
で、レントゲン&診察待ちの間にこの図をみてて、、、

どうしても分からなくて、確認したくて、、、


再度診察室に入り、ひととおり話が終わったときに…

「お忙しいところ何度もすみません…」

と、
図々しくまたさっきの図を出して、今度は別の角度からの図に印を私がつけつつ…

「ここと、ここを削ったってことですよね?」

と確認。



L4の棘突起の右横をちょっと、
L5の右の下関節突起と横突起と、
仙骨の一部。

L4の下関節突起とL5の上関節突起は残してるので、L4からの重さをL5で支えることはできる。

が、L5の下関節突起と仙骨を削ってるので、L5からの重さは支えられない。

問題になるとすると、L5の右の関節を削ったこと。

M先生曰く、短期的には椎間板が支えるので問題ない。

ただし、長期的にはこの関節がないことでズレる可能性はある。

でも、年齢を重ねることで、なにもしなくてもズレる人はいる(滑り症?)。


手術前にN先生がおっしゃっていた通り。


私は手術するにあたり、N先生以外の方にお願いしようとは、考えなかった。

理由は、

①腰痛では有名な先生と、鍼の先生から聞いて、診察を受けた
(この時点では、軽いヘルニアだと思っていた)

②他に頼るべき先生を知らなかった

③ネットでみる限り、有名かつ人格的にも評判の先生だった

④手術詳細を前日の夕方まで知らなかった
(他のやり方があるかどうか、調べる時間はなかった)

正直、腰椎削ってそのまま、というのは不安。できることなら、削った骨を元に戻してくっつけたい。

術後調べると、他の病院ではそのような術式をとるところもあるらしい。(私のケースでそれが可能かどうかは分からないけど)

なぜ、神経鞘腫だと分かった時点でもっと調べなかったのか、どういう手術をするのかを確認しなかったのか。

今思えば、自分の浅はかさにガッカリ。


でも、削った部分を教えてもらったら、確かに削りっぱなしだけど、きっと削る部分は最小限だったんだろうと感じた。

私の腫瘍はL5の右の神経根にあり、上はL4、下は仙骨の方までいっちゃってた。

だから、腫瘍を摘出するには、椎弓の右側一部を削って視野を確保しなければならない、ということだったのかなぁ(と推測)。

術前の説明では、大きな動脈付近まで腫瘍があるので、背中からのアプローチでは取りきれないかもしれない、その時にはお腹からアプローチして残りを取る、なんて言ってた。

そんな神経を使う手術だったのに、これだけ小さな部分しか削らず、しかも背中からのアプローチだけで取ってくれたのは、やはりN先生のおかげ。

今は削った骨のことよりも、右足のつま先立ちができるようにリハビリすることに専念しよう!


「どうみてもケガ人の歩き方」

と先週父に言われ、ショックを受けた私。
自分ではわりとイケてると思ってたのになぁ…ぐすん