全然、集中力がない。
こんな様子は初めてかもしれない。
少し勉強してはウロウロしたり、
ゴロゴロしたり……。
「どうした?」
先生の言葉に
もしかしたら、
気持ちばかりが焦って空回りしているのかな。
大丈夫だろうか……。
「そんな状態なら、今日は勉強をやめてテレビでも見たら?」
そう言ってみても、
本人はそれは違う、と首を振る。
勉強をしたくないわけではない。
だからこそ、どうにもならない自分に戸惑っているように見える。
その姿が切ない。
眠りにつくまでの時間も少し長くなった気がする。
布団に入っても、なかなか寝つけない。
心が休まっていないのだろうか。
表面上はいつもと変わらない。
でも、親だからこそ感じるものがある。
言葉にはならない、小さな違和感。
ほんの少しの表情の変化。
何気ない仕草。
その一つひとつが、「大丈夫かな」と私の心を揺らす。
子どもの心は、とても繊細だ。
周りから見れば些細なことでも、本人にとっては大きなプレッシャーになっていることがある。
だから私は、「頑張れ」と背中を押すよりも、「大丈夫?」と寄り添える親でいたい。
家は安心できる場所であってほしい。
この小さな心のサインを見逃さないように。
困ったときに振り返れば、いつもそこに味方がいた。
そんな存在でいられるよう、これからもしっかり見守っていこうと思う。
