正解がわからない。
どうすればいいのか、本当にわからない。
このままトップ校だけを目指して、最後まで頑張るのか。
それとも、併願校をきちんと考えておくべきなのか。
我が子は、頭がいいと思う。
親だからそう思っているだけではなくて、これまでの成績を見ても、努力してきた姿を見ても、決して無謀な挑戦をしているわけではないと思っている。
でも。
トップ校を目指している子たちは、みんな頭がいい。
その中で勝ち抜かなければならない。
どれだけ今の成績が良くても、
どれだけ模試で合格圏に入っていても、
本番のたった一日で結果は決まる。
当日の体調。
問題との相性。
たった一つのミス。
ほんの少しの時間配分。
そんな些細なことで、順位なんて簡単に入れ替わってしまうのだと思う。
自信がない。
「この子なら大丈夫」と思いたい気持ちはある。
でも同時に、
「本当に大丈夫なの?」
「この狭き門を、本当に抜けられるの?」
という怖さが消えない。
だったら、併願を考えたほうがいいのではないか。
でも、本人の中には強い意志がある。
行きたい学校がある。
そこを目指して頑張りたいという気持ちがある。
かといって、本人の気持ちだけを優先して、万が一のことを考えないのも違う気がする。
併願するにしても、簡単な話ではない。
日程の問題もある。
本人との相性もある。
みんなどうやって決めているんだろう。
我が子の可能性を信じることと、
現実を冷静に見ること。
その間で、ずっと揺れている。
そして、シルバーウィークが終わった。
どこにも出かけなかった。
我が家にとって、そんなシルバーウィークは初めてだった。
受験生だから。
今年は遊びに行くより、勉強を優先しよう。
そう思っていた。
なのに。
思っていたほど、勉強は進まなかった。
「頑張らなきゃ」という気持ちはある。
本人にもある。
でも、気持ちがそのまま行動になるわけではない。
もっとやらなきゃ。
そう思っているのに、思うようには進まない。
……いや。
もしかしたら、十分やっているのかもしれない。
もう、わからない。
何が正解なのか。
どこからが無謀で、
どこまでが挑戦なのか。
親が先回りして安全な道を作るべきなのか。
受験校を決めるということは、
ただ学校を選ぶことではないのかもしれない。
「この子なら、ここまで行ける」と信じること。
そして同時に、
「もしかしたら届かないかもしれない」と認めること。
その両方を、親は抱えながら決めなければならない。
だから、まだ決められない。
我が子を信じたい。
でも、受験は「信じる」だけでは戦えない。
その間で、今日も答えを探している。



