リハビリ屋勉強会1月 股関節に対する理学療法を終えて | リハビリ屋のブログ

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仕事(理学療法士)関係のこと、リハビリ屋で行っている研修会のこと、そして趣味(車、バイク、スポーツ)のことを適当に書いています。気が向いたときに更新してます。以前にこちらで書いていたボクシング系フィットネスのジムに関係することは別のblogに書いています。

リハビリ屋の冨永です。
平成27年1月12日に股関節に対する理学療法の勉強会を行いました。
リハビリ屋勉強会1月の、その2になります。
講師は大分県中津市にある、川嶌整形外科病院の奥村晃司先生をお招きしました。
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実は今回の勉強会、奥村先生にお願いしたのは12月に入ってからでした。急なお願いにも関わらず快諾して頂きました。奥村先生、本当にありがとうございました。
昨年の春に奥村先生のお話を聴いて、是非ともリハビリ屋勉強会に来てお話をして頂きたいと考えていました。
股関節の理学療法というと人工関節の術後に関わることがポピュラーです。
町に出て、杖歩行で出かけている人の何パーセントが人工関節術後の方でしょうか?
実際のところあまりいないと思っています。
歩容が改善しないまま退院しています。その後、改善している人はあまり多くないのです。これは理学療法士が増えて来ているのにおかしいと思いませんか?
それとも理学療法士が手に負えない問題でしょうか?
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今回はそのあたりについて奥村先生のアプローチをお話し頂きたいと思いました。
先生の動画には患者さんの哀しみが笑顔に変わる過程が映っています。術前、術後の経過から、先生の理学療法は患者さんにとって良い出会いだったことを伺い知ることができます。
術前の下を向いて誰にも関わらない様に歩く様子が、先生のアプローチによって明るく前を向いて歩いています。
笑顔で、化粧して、おしゃれをして、街に出る。その為にリハビリ室に来るのです。けっしてリハビリの先生の話し相手に来ているのではない。
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今回は参加者の皆さんに棒とカメラをご用意頂きました。
これは奥村先生の意図がありました。
自分が行ったアプローチが変化を与えたのかを確認する為にカメラを使用しました。
棒の使用方法は患者さん(クライアントさん)のホームエクササイズに利用できるだけでなく、意識を向けさせるアイテムとしても有用と教えてくれました。
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股関節の理学療法とタイトルがついていますが、お話しいただいた事は姿勢であったり、体幹や骨盤の動きであったり、レントゲンのみかただったり、と様々なもののみかたでした。
「みる」
いろんな「みる」があります、患者さんをみる際に何をみているか?
という問いがありました。
それこそが本質であり、決まりのパターンは無いと教えて頂きました。
我々の仕事は患者さんの人生に非常に関わっているのだ、だからこそ「みる」の力を高める必要があるのだと思います。
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とても熱心にお話し頂きました。終了時間を超えてご指導頂きました。前日の下田先生も同様でしたので、今回の参加者は初売りの福袋気分でしたね。
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勉強会が終わって、ちゃんぽんが食べたいというリクエストにお応えして「協和飯店」にお連れしました。
今回の勉強会はハートリハ・ソラの大平先生のご尽力が大きかったと思います。ここに感謝を記します。
大平先生が昨年春から始めた臨床向上プロジェクトがなければ、この日の勉強会に繋がっていないのです。
今年はこの大分県で始まった臨床向上プロジェクトを長崎県で実現できるように活動します。
今年もよろしくお願いいたします。