リハビリ屋のブログ

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仕事(理学療法士)関係のこと、リハビリ屋で行っている研修会のこと、そして趣味(車、バイク、スポーツ)のことを適当に書いています。気が向いたときに更新してます。以前にこちらで書いていたボクシング系フィットネスのジムに関係することは別のblogに書いています。

30年ほど理学療法士を仕事$リハビリ屋のブログ-emojiF_04_077.gif
にしています。昼間の仕事です。


月に1・2回、理学療法士や作業療法士等を対象とした勉強会を開いています。


最近は整骨院の先生方も参加してくれてます。


興味のあるテーマを見つけたらぜひ参加してください。


また、リクエストがあればメールを下さい。お待ちしています。


15年前から(なんちゃって)ボクシングジム$リハビリ屋のブログ-mc_i1461.gif
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を創めました。夜の仕事です。


月曜から金曜日まで20時~23時まで(現在活動休止しておりますにひひ


パーソナル・トレーニングやスポーツ・リハのご相談にも応じます。


リハビリ屋勉強会代表の冨永です。

 

いよいよ脊柱シリーズ腰椎編が始まりました。

多くセラピストが各地より参加して下さいました。

開始時間が少しずれましたが、始まってしまうと皆さん時間を忘れて熱心に学んでいました。

触診はセラピストにとって大事な基礎の部分です。この数年間は対面式の勉強会も少なく、触診に不慣れな方も多くおられることかと思います。

そんな不安を一掃するようにゆっくりと語られる丁寧な説明と、実技のデモンストレーション。それぞれのベッドを廻りながら皆さんが理解できるまで付きっきりで指導されていました。

今回は前回の勉強会にも参加されたセラピストも多く参加されており、各テーブルに1人はついてくれたのでとてもスムーズに進行できました。リピーター参加の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

コインを使った触ることの練習から始まり、スキンテストにて炎症反応を確認。各部ランドマークを見つけた後に実際に触診して確かめる。第2回目以降の評価やアプローチにつながる実技をみなさんがどんどん吸収していきました。

次回の第2回目は8月です。今から楽しみです。

勉強会を始めたころは自分が学びたいことばかりを追いかけていました。

2年目、3年目はそれでも良かったのですが、毎年毎年新しい参加者が増えてきます。するとグループ内にギャップが生じます。

わからない人はついていけない部分が出てきて、もしくは最初からわからない人もいて。当たり前ですね、学びは段階を踏まえていく必要があるのに、最初から高度な内容の勉強会に飛び込んでくるのです。分からないのが普通です、わかった人はすごく努力されてたのだと思います。

 

の話をしている時に年配の人から「昔はスカイラインて言うと若い人の車だったけど、今は違うね。俺たちと一緒に歳取っちゃたね。」と言われました。

なんとなくこの言葉はそれから頭にこびりついて離れませんでした。

 

臨床の場でも、「もっと入門編のような勉強会ないですか?」という要望が聞かれた頃でした。

 

基礎だけを学ぶ勉強会を始めてみよう。そう思った時に野口先生がいました。

理学療法にはいろんなアプローチがある、けれども基礎の部分はそれほど変わらない。だったら基礎を学んでもらおう。そうすれば5年後、10年後にはそこからもっといろんなことを吸収し成長したセラピストが増えている。

リハビリ屋勉強会の狙いはある程度上手く行きました。2024年現在、リハビリ屋勉強会に参加した先生方はかなりいろんなところで活躍しています。

 

上手く行ってないところとしてはコロナで勉強会が進められなかったことです。それはこれからの5年、10年にかかっていると思っています。続く

野口先生がリハビリ屋でワークショップを開いてくれるようになってから、15年以上が経ちます。

卒後2年目の時に、まだ学生だった野口先生と知り合いました。

それから長い年月が経って、久しぶりに会った先生は見違えるほどの成長を遂げていました。

 

先生が臨床に出てから身につけた知識と技術を目の当たりにして、これを放っておく手はないと ぜひ若手のセラピストに指導して欲しいと思いました。

流石に学校で教鞭を振るっている先生です、わかりやすくて面白い、飽きさせないから皆の集中力が途切れない、あっという間に1日のワークショップが終わります。

 

しかも半年過ぎて一通りのコースが終わった時にはほとんどの参加者が触れる、評価できるセラピストになっていました。

半年前のオドオドした態度は消えて、心なしか自信に満ちています。

腰椎コースが終わって1年後、コース修了者がリハビリ屋勉強会に参加してくれました。マッケンジーのワークショップに参加したそうです。彼は野口先生への感謝を口にしました。「先生の指導のお陰で、ワークショップがとてもよく理解できました。先生が親切丁寧に教えてくれたから、他所のワークショップに行っても困りませんでした。」

 

この時、昔認知運動療法で学んだ「最近接教育領域」の話を思い出しました。旧ソビエトのヴィゴーツキーという学者の理論になります。既に一人でできることと、まだ自分ではできないことの間にある、一人ではできないけど、外部の助けがあればできる領域のことなのですが、まさに野口先生の指導が若手のセラピストに会った結果ではないかと思いました。つづく

 

こんにちは、リハビリ屋勉強会の冨永です。

 

勉強会を開くようになってから20年以上が過ぎました。

最初はいろんな所に研修に出かけてました。一人で行動するのには限界があるなと思い、地元に講師の先生をお呼びすれば良いかと思ったのが最初です。

初期のリハビリ屋勉強会は私が知りたいこと、聴きたいことがメインでした。

何年か経って来た頃、勉強会が難しいという意見が聞かれるようになりました。

その訳は、最初から来ている方々は理解して次の段階に進めることができているのですが、新しく入って来たセラピストさんは、途中から聞いているので理解できないことの方が多いのです。それは年月が過ぎれば過ぎるほど顕著になりました。このギャップを埋めていかないと若いセラピストの成長にならないと危機感を持ちました。

 

そんな時に野口先生と何年か振りにお会いしました。先生は学校の講師をしていました。そして先生が講師を務めるワークショップに参加したところ、探し求めていた理想を見つけた気持ちになりました。

私は私の好きなことばかりをして、みんなもそれに満足しているつもりでいたのです。でも学校を卒業してすぐのセラピストが参加する勉強会としては、とてもハードルが高いのでした。

講義が終わったばかりの野口先生を捕まえて、長崎でワークショップを開きたいとお願いしました。先生は快く応じてくれました。つづく

こんにちは。

リハビリ屋勉強会の冨永です。

 

勉強会に参加したら給料が上がりますか?

これ、時々聞かれます。

この質問に対しては、良い答えを持っていません。

ファッション雑誌を買っていれば、おしゃれに見られたり、センスが磨かれる人もいるでしょう。デザイナーやモデルになって活躍する人も。

 

勉強会に参加することで、知識が身に付き、治療技術が身に付き、治療効果も高まると思います。医療事故などのリスクも最小に抑えることげできる結果、給料が上がる人もいるかもしれません。でも確実ではありません、勉強してる人でもリストラにあう方もいます。

例えば、医療点数はベテランも新人さんも同じです、経営サイドから考えれば人件費は押さえたい。理学療法が科学だけならば、誰がやっても同じ結果になります。それなら高い人件費は払いたくないという考えが出てもおかしくない。

 

勉強会に参加し始めのセラピストさんには「どこにアプローチしたら改善しますか?」と聞いてくる方がいます。

介入したら良くなるポイントを知りたいのでしょう。

どこに介入すれば良くなるのかは、「ここが関係してる」という予想「多分ここだよね。」というポイントに行きつく知識をどれだけ身につけてきたかという経験から「ここにアプローチしよう。」という考えが導き出されてくるのではないかと思います。

この部分が理学療法のアートと呼ばれるところかなと思います。

理学療法はアート&サイエンスだという定義を学んだ時にどういう事だろうと思いました。

外国人セラピストのワークショップに参加した時にデモンストレーションの後、「どうですか?これが私のアートです。」と言われました。

インスタントラーメンを同じように作っても微妙に違うのアート。という風に捉えています。インスタントラーメン(の調理法)が化学で実際の調理がアート?

難しいですね、ただこの積み重ねは、患者様や職場での信頼に繫がって行くのではないかと思っています。

結構楽しいですよ勉強会。「ここが関係してる?」と「多分ココ」を身につけに来ませんか?結果、「ここにアプローチしよう」が身に付いていくと世界が広がっていきますよ。