勉強会を始めたころは自分が学びたいことばかりを追いかけていました。
2年目、3年目はそれでも良かったのですが、毎年毎年新しい参加者が増えてきます。するとグループ内にギャップが生じます。
わからない人はついていけない部分が出てきて、もしくは最初からわからない人もいて。当たり前ですね、学びは段階を踏まえていく必要があるのに、最初から高度な内容の勉強会に飛び込んでくるのです。分からないのが普通です、わかった人はすごく努力されてたのだと思います。
車の話をしている時に年配の人から「昔はスカイラインて言うと若い人の車だったけど、今は違うね。俺たちと一緒に歳取っちゃたね。」と言われました。
なんとなくこの言葉はそれから頭にこびりついて離れませんでした。
臨床の場でも、「もっと入門編のような勉強会ないですか?」という要望が聞かれた頃でした。
基礎だけを学ぶ勉強会を始めてみよう。そう思った時に野口先生がいました。
理学療法にはいろんなアプローチがある、けれども基礎の部分はそれほど変わらない。だったら基礎を学んでもらおう。そうすれば5年後、10年後にはそこからもっといろんなことを吸収し成長したセラピストが増えている。
リハビリ屋勉強会の狙いはある程度上手く行きました。2024年現在、リハビリ屋勉強会に参加した先生方はかなりいろんなところで活躍しています。
上手く行ってないところとしてはコロナで勉強会が進められなかったことです。それはこれからの5年、10年にかかっていると思っています。続く