こんばんは!!
前回の引き続きのテーマで書いていきます。
治療者の「見立て」についてでしたね。
今日は対象者のパーソナリティを読むこと!!
①パーソナリティ類型をつかむ
A)リビドー論に基づく型
・口唇:甘え、かんしゃくもち
・肛門:几帳面、わがまま、恥へのこだわり
・男根:自己顕示的、攻撃的威嚇
B)構造論に基づく型
・超自我肥大:完璧さ、罪悪感、「ねばならない」が強い
・エス肥大:欲求充足、欲求不満の感情化
C)疾病モデルに基づく型
・ヒステリー:感情表出や行為に移りやすい
・強迫:変化嫌い、情緒に硬く遠い
・パラノイア:内心被害的で、突如攻撃的、拒絶的
D)対象関係論からの型
・depressive:罪悪感、喪失感
・Paranoid-Schizoid:迫害的不安
②パーソナリティの構成要素の検討
A)不安の性質:
発達段階を推測でき、心的エネルギー量と向きを知る。
B)防衛機制:
不安の性質をどのように扱っているのか。
C)内的(対象)世界:
無意識の空想を知る。
D)思考機能水準:
クライエントの言葉が抽象的象徴水準なのか、
象徴イメージ水準なのか、
具体象徴として考えられているのかを見立てる
E)コミュニケーションの性質:
知ること(K)、知らないこと(no K)、真実を偽る(-K)、愛すること(L)、憎むこと(H)
F)こころの一次過程と二次過程:
一次過程とは快‐不快優位で思考の介在なく行為に移ること、
二次過程とは現実に沿って思考が介在すること、
病理性を知るには、一次過程の活動を知ること
ここで、、、
パーソナリティ類型は臨床的に有用!?
対象者と関わる前の申し送りや情報収集などでの把握が重要ですよね!!
でも臨床ではどれくらい達成出来ていますかね!?
なかなか時間を作れないのまた現状と思います。。。
何を大事にして、何を効率的にできるのか??
人それぞれかとも思いますが、
そのそれぞれの意見も興味深く思います!!
様々な情報より、大方の「見立て」をたてられる!
そして、対象者に接することが出来、
臨床場面での相違点などが対象者の評価の一部として、
治療に生かしていきたいです!!
といったところで今日はここまでです。
最後までお読みいただいた方ありがとうございました😃
「進」リハの集い
http://shin-reha.jimdo.com/ 適宜更新してます。