私は17歳で家を出た。
昔から、母と合わなかった。
一緒に住んでいると、とにかく息が詰まり、苦しくなる。
留学し、帰国し、結婚し、離婚し、不本意ながら出戻る事になる。やっぱり…。そう思った。
母にとっては、孫もいるし、年もとったから少しは変わったと期待したが、何も変わらず、私も変わらなかった。
娘にかなり、助けられたが、それでもやっぱり苦しかった。
出戻ってすぐのある日、TVで14歳の少年が家族を惨殺した。というNEWSが流れてた。
リビングに、母と私。
「〇〇(娘の名前)もねーパパがいないし、頭もいいからー」独り言にしては大きすぎる声。
「パパもいないからなんなの?頭がよくていけないの?孫が人殺しにでもなると思ってるの?」淡々と私が聞くと
「そうじゃないけどねー」と言葉を濁す。
こうゆう事を何も考えずに声に出せてしまうのが、母だ。
頭であれもこれも考えて、声もでないのが、私。
合うはずがない。
小学生の時、母が冗談で「母さんがガンになったらどうするー?」と聞いてきた。真冬のリビングでガンを克服して一生懸命生きる!みたいなドキュメンタリー番組が流れてた。
「人はいつか死ぬから、仕様がないよ。」と答えた。
母はいきなり、ヒステリーに叫ぶように怒鳴った。「あんたはなんでそう可愛くないの!?親が死ぬのに仕様がないなんて、子供が言うこと!?施設に入れないのが不思議だよ!」
何故、施設に入れないのが不思議なのか?
子供が言うことは決まってるのか?
決まってるなら、何故質問をするの?
人は、いつか死ぬ。命あるものいつかは死ぬ。だから今ある命を大切にしよう。と学校でも、募金のCMでも語りかけてるんでしょ?
私の言った事は間違えていない。
私は間違えていない。
そう自分に言い聞かせながら、母のその時の言葉は今も鮮明に覚えてるくらい私の心に傷をつけた。
否定で締めくくる。のが母の癖だ。
「頭がいいのに、〇〇」
「美人なのに、〇〇」
「恵まれるのに、〇〇」
今は実家を出てるけど、たまに泊まりにいくとやっぱり息が苦しくなる。
もし、今の家で苦しくなったら、私が呼吸できる所はどこなんだろう。
もう小学生じゃない。
けど、全てを受け入れ包み込めるほど大人でもない。
いつか、許しあい、理解しあえる時が来るのかな…
私が望めばきっと来る。
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