10代の時は「えー?年下なんてあり得なーい!絶対年上の男でしょ☆」と短い学校指定の靴下を必死に伸ばして、ノリで止めながら盛り上がった。
20代も半ば、「1、2個下なら別にありかなーあんまり上だと大体、制約済み(既婚者)だし」とCHANELの口紅を丁寧に塗りながら盛り上がる。
現に年下の男の子(あえて男の子と呼ばせて頂きます)と出会う機会も増えてきた。
仕事の場で、partyで、飲み会で…
25歳、黒髪スレンダー銀行員Lは語る。3個下の職場の後輩と付き合ったけど、1ヶ月で破局を迎え、今転職を考えるほど、気まずいらしい。
(デート中)
彼「どこでご飯食べる?」
L「どこでもいいよ。何か食べたいものある?」
彼「うーん。特に…Lの好きなとこでいいよ!」
L「じゃぁ、麻布の〇〇(イタリアン)いこ☆」
彼「…そこって高い?あんまり手持ちがないから」
L「あっ…どうだろ、そんなに高くないけど」
彼「そっか、じゃぁいこ!」
キャンドルが揺れるテーブルで、ロマンティックに食事を楽しみ、お酒に少し酔って、いい雰囲気でお会計。
店員「~で、17000円になります。」
L(…食べたわりにそんなに高くなかった。よかった。)
彼「は?まぢで!?俺5000円しか持ってないよ?高くないって言ったじゃん(怒)」
店員、L(唖然。)
L「あっじゃぁ、私払うよ」と慌てて財布からカードを出すと
彼「いいよ、俺もカード持ってるし」
と彼は渋々カードを出した。
店を出てからも、気まずくて、
Lが「次は、私が奢るからbarで飲み直す?」と誘い、不機嫌な彼と隠れ家チックなbarに入った。
L「ドライマティーニをお願いします」
彼「梅酒ソーダ」
L「…」
バーテン「すみません、梅酒を置いていないので…」
彼「じゃぁ、レモンサワー」
バーテン「…かしこまりました。」
Lは、気づいた。彼は実年齢ではたった3個下だが、精神年齢はまだ10代の男の子なんだ。
よく女より男の方が6個も精神年齢が下だという。てことは、22歳の彼の精神年齢は19歳。
少しお酒が回り機嫌がよくなった彼は饒舌にこう言ったらしい。
彼「もしLと結婚したら、専業主婦になって、家事を完璧にしてほしい。
少ない給料だとしてもその中で上手くやりくりしてね?
でも、俺は男だから付き合いでキャバクラに行くかもしれないけど、それは仕様がないから、覚えといて?
あと、今からあんまり高価なもの買ったり、外食したりしない方がいいよ?
高いところを知ってる女って洗練されてるとみんな思いがちだけど、実際は悲しい痛い女って見えちゃうから、
サイゼとかで満足してくれる女が男はみんな好きだからねー
まぁ俺はそんなに心の狭いケチなやつじゃないけどさ!」
と、ご機嫌に語りながら、Lの奢りの酒を、麻布のお高めなbarでガバガバ飲んだそうで、Lは「明日も早いしもう帰ろう」と律儀にタクシー代まで渡して彼を見送ったらしい。
次の日、職場の昼休みで一服してると彼も来て
彼「昨日は楽しかったね♪デートにあんなに使ったのLが初めてだよ、感謝しろよー?」とほざいた。
遂に、温厚な大和撫子のLがキレた。
L「は?てかさ、あんた昨日17000円しか払ってないけど?
私、bar代に自分とあんたのタクシー代で5万は使ったんだけど?
何が感謝しろよだよ!このクソガキが!?
大人の女と付き合うなんて10年はぇーんだよ!
中学生とサイゼのドリンクバーで満足してろ!
仕事もろくにできねぇくせに!」
彼とその場に居合わせた同僚は、茫然。
シーン。と静まり返った喫煙所を足早に後にすると、デスクに戻り激しく後悔したそう。
ちなみに、彼との別れを決定的にしたことではなく、職場で醜態をさらしたことをだ。
で、そのまま別れたらしいけど、今、職場でLは相当気まずい空気の中、頑張ってる。
L「年下の男なんて、ただのガキだよ。なのに、世間では社会人、成人って肩書きがつくから、大人ぶって調子にのってるだけの、ただのクソガキ。マジ、私の貴重な時間と金と立場無駄にした。もう絶対年下なんかとは付き合わない」
…年下の男、マヂ怖い。
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