子どもの頃、祖母の田舎に遊びに行き、親戚の姉ちゃん、兄ちゃんにベッタリくっついて、遊んでもらった。
いっぱい買ってもらって、連れてってもらった。
年に一回か二回の旅行が楽しみで仕様がなかった。
帰るときは、もうこの世の終わりくらいに悲しくて新幹線のホームで大泣きした。
新幹線に乗ると、疲れはてて爆睡。起きると自分の家だった。
今、遊んでもらった姉ちゃんの子どもが私にベッタリ甘えて、自分の子どもと仲良く遊ぶ。
お小遣いをあげて、オモチャを買って、色々連れってってあげて…
お別れのホームで、姉ちゃんの子どもが大泣きをする。私の娘も大泣きをする。
私達は、お互いにお礼を言って、健康を気遣って、さよならをする。
娘は疲れはてて、寝る。私は荷物と娘を持って家に帰る。
「今度はいつ会えるかな…今度は遊びに行く!絶対行く!」
瞳をキラキラ輝かして娘が訴える。
「そうだね、今度は私達が遊びにいこうね」
ふと、めちゃくちゃ寂しくなった。
もう、私の夏休みは来ない。
あのドキドキでワクワクで、バッタを追いかけて田んぼを走りまくった日や、寝るのが嫌で嫌で、いつまでも遊んでいたかったあの夜は、もう二度と来ない。
私は、それを見守る側になったんだ。
いつかのおじちゃんおばちゃんのように…
今度娘と遊びにいったら、子どもたちに混ざって田んぼを走ろう…夢中でバッタを捕まえよう。夜は寝ころんで星を見よう。
子守りをするって大義名分で、思いっきり遊んでやろう。
私の時代は完全に終わり、次の世代が主役になった。
それでも、たまには、復活させてやる。
私はまだ、遊ぶ楽しさを覚えてるから…
私はまだ、バイバイする寂しさを覚えてるから…
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