薄毛についてのお話です。
薄毛治療の2トップの。
ミノキシジルについてです。
(もう一つはフィナステリドというやつです)
ミノキシジルには発毛効果があります。
これは日本皮膚科学会も認めている、科学的根拠のある事実です。
ミノキシジルが配合された育毛剤の種類
ミノキシジルが配合されている育毛剤で頭皮に塗布するのは
リアップ×5
ロゲイン5%
などがあります。
このうち日本で普通に購入できるのはリアップ×5だけです。
他の商品は海外から買うことができるみたいです。
ミノキシジルの効果は、
血管を広げて、一時的に血流を増加させることです。
では、なぜ血流を増加させると発毛を促せるのかというと
毛髪の根っこにあたる毛根の中心部には、
毛乳頭と呼ばれるところがあります。
正常なヘアサイクルが行われている場合、
この毛乳頭が発毛に必要な酸素や栄養素を血液から
取り込んでくれているのです。
逆にヘアサイクルが正常でない場合の原因の一つとして
血行が悪く、栄養が行き届かなくて、髪の毛がうまく育たない
という現象が現れるんです。
そのため、頭皮の血行の善し悪しは、発毛に深く関わるというわけです。
つまり、
ミノキシジルを摂取→血管拡張→血流増加
→毛乳頭が栄養を摂取→発毛促進!
ちなみに、アメリカでロゲインが発売されて、
その後、リアップが製造されたので、
たぶんリアップとロゲインはほぼ同じです。
一昔前だと、リアップはミノキシジルが1%の配合でした。
その時すでにロゲインは5%配合だったから、
昔は、本気の人は個人輸入でロゲインを使用していたので
昔のイメージでリアップより効果があると思われているのだと思います。
元々ミノキシジルは高血圧の薬です。
後々、発毛効果がわかって育毛剤に使われるようになったんですが
血管拡張作用がありますので血圧下げたり、
心臓や血管に負担をかけますのでそれぞれの体質によっては、
低血圧や心臓の疾患が出ることがあるそうです。
あと、多毛症になるというのもよく言われています。
女性用のリアップは、1%配合です。
女性は1%でも多毛症の副作用の可能性があるからみたいです。
ですから、5%配合はないらしいです。
もちろん副作用を発症する人の方が断然少ないのは事実ですが、
我々美容師は、リアップなど医薬品は扱うことができませんので
その辺は自己責任で、薬剤師さんとご自分の体と相談してお使いください。