目覚めると、既に時計は8:30。本当は、朝から新都心のあたりをジョギングするつもりだった。しかし、時間も時間だし、それに大いに二日酔いである。チェックアウトの時間は10時なので、めちゃくちゃ気持ち悪いのだがシャワーを浴びて、荷物をまとめた。
伊丹までの飛行機は13:55なので、まだ時間がある。ならば、首里に行って、念願の「首里そば」で最後の沖縄そばを食べに行こう。数年前に一度京都のデパートで開催された沖縄物産展にこの首里そばが来たことがあったのだが、その時にいけなかったのが今だに残念だった。
首里までゆいレールに乗り、駅のコインロッカーに大きな荷物は預けて、駅からエスカレータで降りる。近くの売店のおじさんがバスに乗った方がいいよと教えてくれる。バスはすぐにやってきて、首里城公園まで乗った。首里そばのオープンが11:30なので、時間つぶしのつもりでうろうろすることにしたのだが、今もなお二日酔いが強烈である。マラソン翌日の強烈な足の痛さもあって、かなりとぼとぼと言った感じで歩く。空は快晴だ。首里城から望む那覇の街は青い空とあいまってすがすがしさを感じる。ただ自分の二日酔いがうらめしいのみである。
それでもかなり、歩き回り、写真もたくさん撮ったりしているうちに気がつくともう11:30を過ぎている。あーいかん、と思いあわてて首里駅方面へ歩いて、首里そばを探す。ようやく見つけたそば屋は民家のようで、しかし数人が並んでいた。地元の人たちが、えーなんで並んでんの?と不思議がる。そうだろう、今日は平日だが、NAHAマラソン効果によって、たくさん人がいるはずだ。15分ほど待って、ようやく席につける。どう見ても昨日走ったようにしか見えない格好をした人たちが一杯だ。
そば(中)とジューシーを注文。どんなのが出てくるのかわくわく。出てきたそばは、予想に反した様相であった。白い。麺がかなり細めの平麺で白い。スープもかなり薄い色。3枚肉も醤油の色がなく白っぽい。おまけに生姜も白い。今まで食べてきた沖縄そばは、醤油でかなり黒い印象であったのだが、ここのは見た目がまず違う。
一口食べてみる。スープはあっさりしているものの、おいしい。麺がかなり固くて、よく沖縄土産で売っている乾麺タイプに近いかも知れないが、コシが強くてこの歯ごたえもいい。これはすごくいいなあ。それから、ジューシーを食べる。こっちもおいしい。他のどこのよりもおいしいと思った。で、二日酔いがどこかへ飛んでしまい、目の前のそばとジューシーをガツガツと食べ終える。スープも最後まで飲み干す。ご馳走様でした。
そうこうしているうちに、そろそろ空港に向かわなければならない時間だ。本当は牧志にあるタコス屋でタコスとタコライスを買って帰るつもりだったのだが、もう時間がない。その前に首里駅でトイレ。終点の那覇空港までゆいレールで移動。那覇空港駅で改札を出る前に大変なことに気づいた。ズボンのポケットに入れていた、定期入れにゆいレールの3日間乗り放題のチケットを入れていたのだが、定期入れがないのだ。定期入れには、PITAPAとSUICAが入れてある。SUICAはクレジット機能がついているやつだ。恐らくは首里駅のトイレだが、もう飛行機の出る時間まで30分。ここから首里駅まで30分程度だからもうタイムオーバーである。
とにかく、駅員にチケットがなくなったこと、恐らくは首里駅で定期いれを落としたことを伝えた。駅員が首里駅に問い合わせてくれたところ、届けてくれた人がいたらしい。ありがたいことだ。よく考えてみると、PITAPAもSUICAもここでは使えないカードだと思われる。(クレジット機能があったのだけれど)そのせいかも知れない。
時間がないことを伝えると、着払いで郵送してくれると言ってくれた。感謝を述べて、お願いして改札を出る。
空港に入ると、行列。土産もいろいろ買ったので、来るときは手荷物だけですんだのだが、帰りはカウンターに荷物を預けた。それからすぐにタコスの置いている店を探す。この時点で既に飛行機出発まで残り20分程度。少し探すと、あった。レストランにあった。テイクアウトも出来ると言う。値段はやはり市街のよりはかなり高いが背に腹は変えられない。タコス、タコライスを入手し、検査場へ行くと、なんと大行列。残り10分程度でこの行列は無理だと思っていると、空港の係りの人がメガホンを持って、伊丹行きの客を優先して通してくれると言っている。
しかし、優先しくれたものの人が多くて検査が終わったら既に出発の時間。痛い足を引きずって出発ゲートまで。到着したときにはもう時間が過ぎていたが、ゲートに着いてみるとみんな余裕でゲートに入っている。そうか、みんな遅れてるのからなあ。走って損したかも。
飛行機ではずっと寝ていた。伊丹に到着すると、やはり別世界、寒い。帰りは、MKタクシーのシャトルゲートタクシーで自宅まで。夜は家族と、タコスとタコライス、それとワイン。
とにかく疲れたのだけれど、本当に濃厚で楽しい3日間だった。また、来年もぜひ行きたいと思う。今度は妻と子供も連れてきたいものだ。