企業再生成功事例シンポジウムが23日(土)に大阪商工会館で開催され、参加してきた。
中小企業診断協会大阪支部の企業再生研究会の方々が実際に関係された案件で、その経営者が自分達が実際に行ったことについて生の声を聞かせてもらえるという趣旨である。
パネリストは、実際に再生に成功もしくは成功しつつある3企業の社長、会長で、うち社長2名の方は再生において先代から事業継承された方、会長は次世代の方へ事業継承した方。再生にあたり、債務免除の条件として、経営者責任をとるというのがやはり一般的であるようだった。
私はまだ実務は知らない人間であるが、実際に再生の当事者の声を聞いてみて感じたのは、診断士が果たした役割と診断士が中小企業の経営者にとっていかに影響力をもってサポートできているのかということだった。経営者の方々はさすがに会話を聞いてもバイタリティのあふれる様子だったが、経営戦略、自社の強み・弱み、財務といった点であまり知識がなく、その背景も理解できた。とにかく、自分にとっては非常に勉強になった。
経営者からのそれぞれの発表の後、質疑応答、最後に診断士の方の発表があり、企業再生のための3つの要素というのをまとめられていた。
①経営情報の把握
②従業員のモチベーションをあげる方策
③PDCAの実践
①については、実務補習においてもそんな印象があったが、かなりどんぶり勘定な企業も多い。特に、自社の利益の状況や資金繰りについての把握が大雑把だということだ。
②については、ワンマン社長であればあるほど、役員、社員ともにイエスマンとなりがちで、自分達で考えて行動することが少ない。経営者だけでなく、社員全員のやる気が企業を強くする。
③についても、経営計画をちゃんとたてて、その計画に対する打ち手を行うというのは何においても基本である。これも当たり前のことだが、できていない企業も多いようだ。
自分はまだまだ知らないことも多く、経験もないが、早く困っている企業に何か役に立てるようになりたいと改めて思った。