毎年6月5日の夜から6日にかけて行われる宇治の奇祭「あがたまつり」が今年も行われた。 梵天渡御というのが夜の11時と零時からスタートして、街の灯りを全て消して街中を練り歩くのだそうだ。
宇治市民になって11年たつが、まだ一度も行ったことのない地元の祭りだった。今年は土日にあたるために、12万人の人出が見込まれていたらしい。
5日の朝、いつもの土曜日のように、宇治川沿いをジョギングしていた。放流中の天ヶ瀬ダムを久しぶりに見た。
白虹橋というダムのまん前にある橋の上にいると、水しぶきが霧のように飛んできて、ここまで走ってきた体にはとても涼やかで気持ちがいい。
ダムを折り返し地点として、走ってきた道の川を挟んだ反対側の道を下っていく。そうすると、縣神社に差し掛かる。縣神社の角を曲がると、いつもは何もない道だが、今日は違う。人が多く、機材がいたるところに置いてある。そういえば、あがた祭りだったなあと思い出した。
帰宅してから、妻と娘が、祭りに行きたいと言い出した。
交通規制があるので、JRで行くことになった。
宇治駅を降りて、宇治橋商店街に入ると凄い人の数だ。これだけの数の人がこのあたりを歩くのを見るのは初めてだった。人の流れに乗って、商店街の中の両側にある露店を見ながら、歩き続ける。
「ちゃ~がんじゅ~カフェ」という沖縄食材と宇治茶を扱う店がいつの間にかできていた。ここは、平等院や宇治上神社という世界文化遺産が隣接する場所にありながら、土日でも商店街の中を車が走れてしまうほどで、寂れているわけでは決してないが、それほど人が多く来る様子もない場所だ。チャレンジショップもあって、努力はしているようだが、あまり成功しているようには見えない。「ちゃーがんじゅー」とは沖縄の言葉で、「いつも元気」という意味だそうだ。この店が少しでも人を呼んでくれればいいのだけれど。中小企業診断士として、宇治市民として、気になるところだ。
「はしまき」(薄いお好み焼きを割り箸に巻きつけたようなもので、僕はこんなの知らなかった)と、「ケバブ」(トルコ料理で、屋台にでっかり肉の塊をオーブンの上で回しながら、注文の都度、それをナイフで切り取ってサーブする)を売る店が目立った。その他は定番の店が多かった。
縣神社にようやくたどり着き、境内に入った。境内は祭り前というのもあって、それほど人はいなかった。チンドン屋かと見紛う人たちが集まってきて、笛と太鼓が始まった。掛け声とともにジャンプしながら踊りだす。さんさ踊りというらしい。盛岡の踊りだそうで、東北五大祭りとなっているのだそうだ。あがた祭りとの関係は不明だ。
かなり歩きつかれて、宇治駅の前まで来たところで、こんな表示のあるコーンを見かけた。
昨年も今年も2月にはお世話になったものだ。
結局、その日はそのまま帰宅。帰ってすぐに冷たいビールを飲み干した。うまかったー。
そして、翌日。
昨日とは少し違うルートだが、やはり宇治橋商店街をジョギングした。朝の7時前ではあるが、たくさんの人が掃除をしていて、至る所にダンボールとビニール袋が山積みとなっていた。
祭りそのものは見ていないが、祭りの後の静けさ、侘しさが感じられた。




