価値観を伝えるときに気をつけておきたいこと | Nomad works ~ アカデミックなブログ ~

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中学生であれば小学校の6年間を過ごしてきていて、中学校生活を経験しているので、どれだけ大変なことになるかを知っていますよね。

 

中学生よりは高校生、高校生よりは大学生(大学は楽しいことの方が多いかもしれませんが)、学生よりは社会人。

 

当然のごとく、人より長く生きていればその時々でどのようなことになるかを知っているので「このときは、これくらい大変」ということを伝えることができます。

 

 

これが、今回のテーマです。

 

 

先日のことなのですが、高校生と話しているときに、「社会に出たらもっと大変」だということを何も考えずにお話しました。

その学生はとても聡明でして、そのひと言に返ってきた言葉が「高校生だからわかるわけない」「自分は高校生の今を極限の状態で生きている」です。

 

なるほど。

 

 

完全に自分の価値観を前面に出した安易な発言だったなと反省しました。今を必死で生きているのであれば将来のことなんかわかるわけないのです。当たり前です、経験していないのですから。

 

 

これって、「勉強しなさい」と同じだと思います。

 

 

勉強しないとどうなるか大人は知っているから、子どもに勉強しなさいと言うのですが、彼らは勉強しないことでどうなるかなんて想像できないのかもしれません、もしかすると。

 

勉強しないとテストで点数がとれずに、あまりよろしくない成績となってしまう。だから、勉強しないとと意識することはできるかもしれません。これが将来どうなるかとなると急に難しくなるんですよね。

 

自分が出来ていたかと問われると、はっきりいって出来ていませんでした。

 

 

 

ハッとさせられましたね。

 

 

 

そのときに、これをやらないと将来どうなるかを自分の経験から伝えることも大切なことですが、「どうしたいのか」を一度確認してから「どうすればいいのか」を一緒に考えていくことの方が実はもっと大切なのかもしれません。

 

推測で書き綴ってしまって、ハッキリしないのが申し訳ないのですが、最後までご覧いただき、ありがとうございました。