先日生徒さんのお母さまよりとても新鮮なお野菜をいただきました。
新鮮なお野菜は見ても食べても力がありますね。
毎日の食事、
〝食べたもので身体がつくられる〟こと。
良い食材を知れば知るほど、そうではない食材との違いもわかります。
良い食材は新鮮さや味の良さだけではなく、五感で味わえるもの。
心が豊かになるもの。
そこから学べることもたくさんあるのだと思います。
(いつも適当にすませてしまう私は反省。)
毎日つかう楽器にも実は同じ効果があります。
音がでれば皆同じではないのです。
生徒さん、長年ご自分の楽器(アコースティックピアノ)の音について悩んでいらっしゃたようでした。
「家のピアノは幼稚な音がするんです。。」って仰っていました。
お話を聞いていくと、どうも経年劣化で弦の調子が良くないようでした。(サビがある弦)
お家での毎日の練習でその音を聴くのが辛くなってしまわれたようでした。
泣きながらお話してくれました。
音に対して敏感でいらっしゃるのと、よく練習されていたので余計に辛かったのだと思います🥲
調律で少し改善したようですが、耳の良い生徒さんは納得されていないだろうなぁ。
音楽が好きでいらっしゃるから環境を整えてくださることを切に願います。
(直接言えずブログに書いている。。)
教室のグランドピアノは40年近くつかっています。
音が痩せてきたのと、高い方の弦が頻繁に切れるようになり調律師さんにご相談して経年30年のときにハンマーを全部と高音弦(全体の3分の1ほど)を交換していただきました。
交換後は音の深さが増して心地よい響きでピアノを弾くことができています。
もう1台のアップライトピアノは50年ものですが、ハンマーや弦も当時のまま。
つかわずに実家にあった時期もありましたが、その間も母が除湿機をかけたり換気に気をつけてくれていたので今でも音は悪くないです。
中古のピアノを選ばれるときはピアノの中も見せていただいて不具合(弦の錆やフェルトの虫喰い)がないかどうかチェックされることをお勧めいたします。
弾いてきた楽器で、そのひとの音(指)は作られます。
楽器へのご理解、環境を整えてあげることも何年か後への大切なことかもしれません。
10年単位くらいで後からじわじわとくる
「ピアノを弾いていてよかった」は
タイパやコスパとは反対のところにあるのだと思います。