8/13(火)
@北千住
シネマ ブルースタジオ にて
短編『破局』
長編『恋する男』
長編『ヨーヨー』に続いての
ピエール・エテックス:絶好調
1965年|フランス|14分
監督・脚本・主演:ピエール・エテックス
共同脚本:ジャン=クロード・カリエール
このあとに、二本立てで
続けて観ることとなる
4つの短編からなるオムニバス形式の
『健康でさえあれば』の一編だったものの
1971年の再編集で外され
2010年のデジタル修復時に
短編として生まれ変わった作品
とのこと
スタートはソロキャンプ
コーヒーを淹れるくだりで
あれやらこれやらと
サイレントコメディ調の
すったもんだがあり
なんでもポイポイしちゃうのには
同じく短編の『破局』を思い出しつつ 笑
キャンプに来てるのに
コンセントの差しこみ口なんて
あるわけないでしょ! 等々
脳内ツッコミしながら
クスクスと楽しみ
そうこうしているうちに警官がやってきて
キャンプ場へ行くように命じられ
移動したものの
そこはなんだかキャンプ場というよりも
有刺鉄線で囲われた強制収容所
英語にすると concentration camp
つまりは=キャンプ!
のような場所で…
区画ごとに番号で管理され
ぎゅうぎゅうにひしめく人々
非日常を味わうはずのキャンプが
すっかり日常になっている…?
というか、まさしく、強制収容所…?
もしくは、難民キャンプ…? な
あれこれだったり
せせこましいテントには人間が入り
その隣の大きなテントは車用 笑
だったり
風刺的というか
ブラックさ? 毒? が見え隠れするのが
ピエール・エテックスの作品群の
特徴なのかな、と
このキャンプ場でも
あれやらこれやらとあり
ちょっとだけ書いちゃうと
貼りつけの画像 ↑ のシーン
これはなんだったか
プールか、ベットか?
とりあえず、空気を入れて
ふくらませるタイプのものに
足踏み式のポンプで
空気を入れていた女性に代わり
男性がホースを口にくわえて
空気を吹きこんでいたのですが
そのふくらませているもののうえに
ピエール・エテックス扮する
ソロキャンパーが
背負っていたリュックを落っことし
その圧力でもってして
ふくらませているものの
中に入っていた空気が
瞬間的に、勢いよく
ホースを通って逆流的に移動し
ふくらませていた男性の中へ
というわけで
男性の身体、主におなかが
風船のように、ぷく〜っ!と
ふくれっちゃうのです 笑
たぶん、ふくらむ
まさに風船のようななにかを
服の中にしこんでいるんだろうと思うのですが
本当に見事なる、風船ばりの
そのまま飛んでっちゃえるんじゃないの!?
というくらいの、ぷく〜〜〜っ!だったので
えっ? ののち、わはは となって
楽しかったのでした
ラストのオチも好きだったんですよね〜
もったいないので書きませんが
えっ? あぁ、そうきたのか〜〜
という展開とともに、の
ピエール・エテックスの表情と
お花と、その後ろ姿に
クスクスクスッ
というわけで、展開的には
タイトルの「絶好調」とは
言えない気がするのだけれども
これはあれかな
終わりよければすべてよし
絶好調ー!ってことなのかな
同時上映の『健康でさえあれば』へ続きます