12/29(金)

 

 

@新宿

紀伊國屋ホール にて

 

 

 

 

第三十五回

澤登翠 活弁リサイタルへ

 

 

 

 

紀伊國屋書店には

何度か来たことがあるけれども

 

紀伊國屋ホールは初めてで

キョロキョロ キョロキョロ してしまう

 

 

 

1本目は

 

 

キートンの悪太郎

 

 

1921年|アメリカ|23分

 

監督:バスター・キートン、マル・セント・クレア

出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス、ジョー・ロバーツ 他

 

台本・語り:澤登翠

音楽:カラード・モノトーン

 

 

 

ひょんなことから

(この段も笑ってしまうのであるが)

ご覧の通り ↑ の写真を撮られてしまい

誤って、お尋ね者として

手配されてしまった彼の

ドタバタな顛末を追った

サイレントコメディ

 

決して笑うことのない

バスター・キートンの妙味も

さることながら

 

やっぱりこの

サイレントならではの
 

たとえば、このシーン

 

 

キートンと彼女が入っているのが

電話ボックスで、その右隣が

エレベーターの扉なのであるが

 

この電話ボックスの中で

キートンがこう、エレベーターで

降下していっている風なスピードで

しゃがみこむと

 

追っての男は

あ、エレベーターで

下に行っちゃったぞ!と

勘違いして、慌てて

階段で駆け降りていく

といった風な ニコニコ

 

老若男女だけならず

時代も言語も超えて

笑えてしまうあれこれが

なんとも愛おしくって

おかしくって ニコニコ

 

楽しませていただきました ニコ

 

 

それから

キートン作品を観るのは

2回目で

 

初見だった、前回の

キートンの滑稽恋愛三代記

でも思ったのですが

 

バスター・キートン氏、身軽で

身体能力が高くってビックリ キョロキョロ

なんですよね

 

サラッと塀をよじ登っちゃったり

高い位置の窓へと飛びあがって

そのまま飛び出していっちゃったり

 

えぇ…!? キョロキョロ となると同時に

それすらも笑いへと繋がってしまい

 

特に前述の

ドアの上の小窓的なところから

猫よろしく

飛び出していっちゃうシーン

 

前後のしかけもあって

笑えるのですが

 

それ自体(小窓からの脱出)は

まったく予測していなかったので

 

えっ ポーン ののち、わはは 笑い泣き

となって、おかしくって ニコニコ

 

それから、軽業師かいっ

という身のこなしには

もはや脱帽 凝視 でした

 

 

キートン作品

その他も観てみたいな〜 照れ

 

 

 

ところで、これはあくまで

個人的な感想ということを

ご了承いただきたいのでありますが

 

弁士の澤登翠 氏

やっぱりコメディは

あまりお得意ではない、というか

語りのタイプに合わないのかな〜 キョロキョロ と

 

と言うのも、前回

ハロルド・ロイドの

田吾作ロイド一番槍』を

観たときにも思ったのですが

 

なんだか、ところどころ

ちょっとした台詞のさしはさみで

もごもご、というか

もしくは、わざとなのかしらん? キョロキョロ

ブツブツと小声で独り言を

口にしているような声量というか

塩梅で

 

そうなると

少し聞き取りづらいというか

なにを言っているのか

わからなかったりするところもあり

ちょっともったいなく

感じてしまったりして

 

これは好みの問題もあるのかな

とも思うので、悪しからず;

なのだけれども キョロキョロ

 

 

さて、続くは

個人的に、澤登翠 氏の語りには

一番合っていると思われる

恋愛も含めた人間ドラマなので

そちらに期待! ニコ