リハビリテーションに関わる人の体軸理論 -11ページ目

リハビリテーションに関わる人の体軸理論

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こんにちは。




今回は、評価の構造について書いていきたいと思います。以前に、この評価の基本構造を書いてみました。http://ameblo.jp/refuriha/entry-11706721741.htmlこの構造をわかりやすく書きますと、以下のような状態となります。


 必ず問題点間の関係性があることは、KJ法を利用する中で見えてきます。しかし、問題点の中でも、最も問題である(♯1)の問題を決定づけるためには、上記のように問題間の”比較”が必要になります。



ここでの♯1の条件は、目標設定に対する♯1であると言う事です。目標を除痛であれば痛み、パフォーマンスアップであれば動作、これによって♯1は変わってきます。また、♯1であると判定出来るためには、♯1を治療し、目標を達成出来なければなりません。(動作であれば期間によっても♯1が異なる。)



これが問題点の抽出、目標設定、プログラム立案、統合と解釈、考察の流れです。ここで、♯1が決定し、プログラムに入った際に目標が達成出来なかった場合、♯1の誤りが立証されます。この時、次の評価項目、プログラムの立案が行えなくなってしまうパターンが多々あります。この場合、どうそれを乗り越えればいいのか?以下の構造を頭に置いて評価項目を考えるといいと思います。


この時の使用言語は「なぜ、♯1という問題が起こってしまったのか?」これである。上記の構造を見ると、最初に♯1だと考えていた問題が違う視点で見ると、実は関連要素の一つであり、さらに上の問題が隠れていることに気がつきます。



評価、治療、検証、考察の流れは、上記のような流れで確認していくことが必要になります。つまり、「評価は評価であり治療である」と言うことである。評価しつつ、治療も同時に行われているアプローチが望ましいことがこの構造を見ると分かる。


最後までお読み頂ありがとうございます。


こんにちは。



 体軸リハビリテーション的育児のススメシリーズは早第5シリーズまで書いていきました。今回は、以前書いた「ハイハイ」「立っち」シリーズにおける現代の取り組みにおいて「運動発達の崩壊」というべき状況である事を今回、番外編として書いていきたいと思います。



前回のシリーズ「立っち」では、「ハイハイ」の時に高めた「股関節の意識」が基準となり立ち上がるため、ハムストリングスを利用し立っちすると言う事をお伝えしました。これについて最近危機感を覚える事は、まだこれらの身体意識が形成されていない状況で「あんよ」の練習を行ってしまっていると言う事です。



それは誰もが一度は見たことがある「ベビーウォーカー用品」です。
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これを、まだ「ハイハイ」の時期に行ってしまっては重要な股関節の機能発達が行えません。また、このようなものを使ってしまうと、座面の高さによって床に対してつま先しか届かず前方への移動を四頭筋を使うだけで移動してしまうように発達します。勿論移動に際して全く四頭筋を使わないと言うことはないですが、今までさんざん言ってきた”条件”が違います。



ハイハイから立っちにかけてハムストリングスを有意に使い、それがあるため四頭筋が使われるという条件がありますが、ベビーウォーカーでは股関節の意識の欠落どころかハムストリングスの機能不全をおこします。これではベビーウォーカーを取った際にはすでに、運動発達のメカニズムが崩壊しています。



確かに、あのようなベビー用品を使えば転んで頭をぶつけたり、どこかに勝手に行ってしまったりという”親”の不安は解消され育児も”楽”でしょう。しかしそれは親の都合です。ただ、親のマンパワーがなくては「育児」は行えないのも事実。ですからこれまで書いてきたことを”ご自身の大切な赤ちゃん”に実践して頂きたいと思っています。


便利になった世の中を変えることは出来ません。この便利になった世の中だからこそこのまま前に突き進み発展・成長していくしかないのです。だからこそ、これまで書いてきた運動発達の理由を知り、考え再度獲得していくしかありません。今回まで書いてきた「育児」シリーズはこのような意図で書いてきましたし、今後も書き続けていきたいと思っています。



最後までお読み頂ありがとうございます。



こんにちは。



今回は体軸理論的評価の極意に関して「基礎編」「臨床応用編」と書いてきました。今回は、そんな評価に関して「なぜ評価結果が異なるのか?」と言うことについて書いていきたいと思います。このブログでも再三書いてきました「前提条件」の理解を深めるための内容となっています。テーマは、「100%の定義」についてです。




セラピストの皆さんであれば常に「100%の評価と治療」を心がけていると思います。それでは、100%はあり得るのか?ズバリ言ってしまえばありえません。ただあり得るとすれば、仮に100%と定義づけた枠組みの中での100%はありえます。しかし、極論を言えば100%に達した瞬間その目的は完結するので「ある意味0%」になります。




おそらくセラピストの皆さんは誰でもこの「0%」に達したことがあると思います。その時の皆さんの反応は「いくら評価しても問題が分からない」「問題は何となく分かるのだけどどう評価すればいいのか分からない」こんな経験があるのではないでしょうか。これが「ある枠組みでの100%を越え0%になった瞬間」と言えます。



結局何処まで行っても「安心」は出来ないと言うことです。安心は成長を止めます。何故なら「100%に達した瞬間に0%になったことから目を背けた」となるからです。終わりの見えないマラソンのようになりゴールが見えたと思ったらまた新しいゴールが作られます。だから常に走り続け、鍛錬していかなければなりません。これが体軸理論であり非常に辛いことです。この理論が分かるからこそ人の上達を科学することが出来ます。



皆さんも常に「100%」を目指しましょう。それがプロフェッショナルなのだと思います。


最後までお読み頂、ありがとうございます。



こんにちは。



今回は、体軸理論から考える評価の構造について書いていきたいと思います。この構造は、評価に限らず人の思考過程、仕事の優先順位、物事のとらえ方全てにおいて基本となる構造となります。実は無意識的にこの構造を利用しています。また、この構造でなければ評価における問題点の抽出、治療方法の決定、目標設定が行えません。



評価における思考過程は、学生の頃から勉強し評価学の本に記載されています。それがどのようなものであったか簡単に説明します。各種問題が書かれたカードをならべ、どの問題とどの問題が関係し合っているのかを線でつなぎその関係性から、統合と解釈を行うものです。これはレポートを書く際にもとても重要な事で、その関係性について書き、問題点を抽出し、その問題点に対するアプローチの結果を記載することが考察になります。



非常に優れた方法である一方問題点もあります。それは「並列」での関連性の抽出になってしまっていると言う事です。横のつながりは分かるけど結局、”一番”何が問題点なのかが見えなくなります。つまり”優先順位”の決定です。レポートでは各問題に対して「♯1,2,3,4・・・」などと治療における問題点の優先順位をつけますが、これに対する”根拠”がないと言う事になります。



ではどうすれば良いのか?並列的関係性の抽出も必要ですが、「直列」的関係性の抽出が必要になります。以下にその例を列挙してみます。

<並列での関係性>
筋の弱化関節可動域の低下代償動作ある関節のオーバーユーズ痛み


<直列と並列での関係性>
 痛み←筋の弱化→(関節可動域の低下代償動作ある関節のオーバーユーズ)


一見、平面的に記載すると違いが分かりませんが、前者では全ての問題との関連性があり一番の問題(トップメジャー)がわかりません。後者では、筋の弱化の問題がかっこ内の問題を引き起こしていると言うことになりこの場合の治療優先順位は”筋の弱化”にあります。となればまず最初に治療しなければいけないのは筋の強化と言うことになります。これを検証し、結果が出れば仮説が立証されることになります。



このように、”優先順位”と言うことを評価内に組み込むことでさらに治療内容が具体化され、自分の中での思考がより理解出来ます。実際に体軸×リハビリテーションではこの評価の基本構造をツリー構造とし、評価の思考過程を整理していきます。この思考過程がないと起こる問題は、「施術効果の持続時間」に影響します。



もし、「治療の持続時間」ということに悩んでいる方がいましたら、上記のように「並列と直列」で問題点の抽出を行ってみて下さい。今まで治療していた部分以外の問題がピックアップされるかもしれません。



最後までお読み頂ありがとうございます。





こんにちは。



今回は、大好評体軸理論と発育発達から考える「育児」について考えていきたいと思います。前回は、「ハイハイ」の構造に関して体軸理論的に考察していきました。今回のテーマは「立っちする」をテーマに書いていきたいと思います。前回の内容はこちらからご覧下さい。→「ハイハイと体軸理論」



お子さんがいる方はこの日を今か今かと待ち望んでいるのではないでしょうか?「立っち」は発育発達学的には約10ヶ月頃からつかまり立ちが開始します。さてその時の立ち上がり方はどのような立ち上がり方であったか覚えていますか?




参考までにこちらの動画をご覧下さい→「立っち」




この時の立ち上がりの分析を簡単にすると、膝の位置は変わらずおしりを後ろに突き出して立ち上がる様子が分かると思います。この時つかわれている筋肉の特徴は、ハムストリングスです。この時、なぜハムストリングスを使って立つのでしょうか?




なぜなら、ハイハイという動作から立っちへの動作にはある関節の関与があります。それは「膝関節」です。ハイハイでは膝関節に対しての荷重はほぼ行われておらず、股関節芯(高岡英夫氏では開側芯)を高めている時期です。そこから立っちを使用とすると今まで使用していない膝関節の関与が必要になりますが、ほぼ抗重力下において膝関節を使うのが初体験になります。そのためのいきなり四頭筋だけを使って立っちすることは出来ません。




つまり、すでに獲得している股関節芯の身体意識を利用して立っちするためにはハムストリングスが先に機能し、股関節→膝関節の順に機能させなくてはいけません。そのためこの時の筋の活動条件として「ハムストリングスが働きつつ大腿四頭筋が働く」と言うことになります。




この時に鍛錬されるものは「割膝」です。この動作を獲得するための条件が体軸となり、さらに股関節芯を経て割膝が獲得出来ます。膝関節のコントロール基準の第一条件は発育発達から考えると「ハムストリングス」と言うことになります。そのため、体軸が貫通するライン上にハムストリングスがあります。


「センター 体軸 正中線」高岡英夫著書より引用」




この筋肉の意識を高めるために、お子さんのももの裏やや内側をこっすってあげるだけでも効果的です。また、内側外側の両くるぶしを結んだライン上の足の裏(高岡英夫氏の定義で言うウナ)のポイントをモミモミしてあげることも効果的です。




注)基本的には「ハイハイ」の時期は沢山取って下さい。無理矢理立ち上がらせるということは、立つための条件である「股関節芯」の未発達を招き、股関節芯が条件で発達する割膝の獲得も出来なくなります。あせらずお子様のペースに合わせて行うことをオススメいたします。


<参考図書>

センター・体軸・正中線―自分の中の天才を呼びさます/ベースボールマガジン社
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