写真1
簡単な実際の動作の一例として「写真」のように立った状態で
物を持ち上げた場合。
まず、肩甲骨に力が伝わらず、胸椎伸展も促せない場合。
「写真1」のようになります。
肩甲骨の可動を引き出せない場合、
重量を腕や胸の筋肉の緊張によって支えます。
腕にかかった重量により、上半身が前に倒れそうになります。
それに抵抗するため殿部、腰や背筋群を緊張させ上半身を後に引っ張ろうとします。
腰が反り過ぎないように腹筋群も緊張します。
更に、立ち姿勢を保つため膝が曲がらないように大腿四頭筋が緊張します。
身体が一本の棒のようになります。
前の方に重量がかかっているので
身体が前に倒れるのを防ぐためふくらはぎの筋肉が緊張します。
踵に加重されやすくなるためバランスをとろうと
脛(すね)の筋肉も緊張します・
早い話、全身が力んで固まっている状態となります。
筋力によって姿勢を必死で保っているわけです。
もちろん疲れます。
長い時間は持ちません。筋肉や関節にかかる負担も増します。
ということは大きな力も発揮できません。
この体勢で物を持ち上げていれば、
上記の説明のようになるのは当たり前と思っていませんでしょうか。
「そんな姿勢で物を持っていれば全身に力を入れて支えるしかないでしょう?」
これが、通常の考え方です。
「常識的な考え」と言ったところでしょうか。
ということは、このような身体の使い方では常識的な能力しか発揮できないのです。
一流アスリートは「非常識」がゆえに突出した能力を発揮するわけです。
それは・・・続きます。