オステオパシーって皆さんご存知ですか?
カイロプラクティックと同じアメリカで19世紀後半に生まれた手技療法ですが
カイロより10年くらい歴史が古いのでカイロの先輩って感じでしょうか?
日本語に訳すと「骨の病理学」みたいな意味になりますが
骨の癌などを治療するわけではありません。
考案したのはアンドリュー・テイラー・スティルというアメリカ人。
アメリカでは カイロプラクティックのドクターを「DC」というように
オステオパシーのドクターを「DO」といいますが、
40年程前に医科大学に吸収された(?)のを機に
「DO」からMD「メディカルドクター」に称号が変わりました。
※ 知人先生のご指摘により『DO』の称号は今も
存続しているそうです。 Kトモ先生ありがとうございます(^^)
だからアメリカのオステオパスは外科手術もできるのだそうで・・・
ヨーロッパでは徒手としての純粋なオステオパシーを継承
していてイギリスにはオステの専門大学がありますが
日本ではカイロプラクティック同様に法制化されていませんから
専門学院が関東に数校あるくらいです。
技術的にはカイロプラクティックに似ているような違うような・・・微妙なところなのですが
カイロでは短下肢(脚が短い方)を異常としますがオステは長下肢側(脚が長い方)を異常とするように
診立てや検査が異なります。
(ちなみにウチは脚の長さは重要視していません)
超ざっくりいえば、カイロプラクティックは『関節』のアプローチに対して
オステオパシーは『膜』にアプローチ!
筋膜や脳硬膜や内臓などオステオパシーの得意とするところですが
今流行り(?)の筋膜リリースは元々オステオパシーのテクニックです。
オステ専門で施術を行っている先生は少ないですが
私の印象としてカイロプラクターより職人肌な先生が多いような気がしますね(笑)
国内ではカイロとオステがごっちゃになって施療している先生が
多いので純粋なオステオパスからしてみれば良い事ではないと思いますが
それでもカイロプラクティックの足りない部分を
オステの理論やテクニックが補ってくれているように感じますので
両方のテクニックを「いいとこどり」している先生が多いです。
「自流の不足を他流に学ぶ」
が僕のモットーですから、オステの代表テクニックである
クラニアル(頭蓋)や筋膜など私も使いますが
純正なオステをどこまで理解しているかというと
多分あまり理解していないかもしれません<m(__)m>
だから、オステオパシーを紹介するつもりだったんですが
オステ専門家にしてみればちょっとだけ違うかも・・・^_^;
ざっくり一般の方向けなのでお許しください(笑)
患者さんにしてみれば
「良くなるんだったらカイロでもオステでもどっちでもええよ」
って感じなんでしょうけどね(^^)💦
まぁ そんな感じです(笑)