こちらは、連載 『 Love Yourself 〜 貴女は本当にかけがえのない、大切なひとだから 』の中の一(いち)記事になります。
こちらの連載の目次につきましては、こちらをご覧くださいませ。
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共感、そして、あたたかく寄り添うこと
あたたかな人間関係において基本となるのは、共感と寄り添い……、わたくしはずっとそんなふうに感じてまいりました。
勿論、人間同士ですから、全てが全て、いつもがいつも、自分以外のあるかたの考えや感じ方に同意出来るわけではないでしょう。
自分と自分以外の御方がいらしたとして、そこに100%の同意はあり得ない。
違う人間同士、100%、そのかたの考えや感じ方がまるまる自分と一緒、ということはあり得ません。
でも、そこにあたたかく寄り添うことは出来る。
貴女のあたたかな想いを寄せることは出来る。
その心の働きはものすごく尊いものです。
たとえ、そのかたがおっしゃることが、自分とは違っても。
それでも、「ああ、そう、あなたはそう思うのね」とか「あなたはそう感じるのね」「そんなふうに考えていらっしゃるのね」と、想いを寄せることは出来る。
それはまさしくおひとにしか出来ないことだとわたくしは思います。
たとえ、自分とは異なる考えや意見、感じ方であったとしてもーー、そのかたはそう思われるのだ、そのようにお考えになるのだ、そんなふうに感じられるのだ、と、そこのところを尊重することは出来る。
そして、そのあたたかな寄り添い、共感がどれほど、そのかたにとっての生きる力となり得ることか。
「あなたとわたしは考えは違うわ。でも、あなたはそんなふうにお考えになるのね。そのことについてはわかったわ」とあたたかく優しく言うことは出来る。
それって、もうね、究極の贈り物だと思うのです。
なぜなら、ひとは皆孤独で不安で、誰しもが「自分は本当にこれでいいのだろうか?」と思うことが、人生においてはしばしばあるから。
勿論、普段から自信に満ち溢れていらっしゃる御方なら、そんなふうに弱気になられることは滅多にないかもしれません。
でも、何かの拍子でふと弱くなることは誰にでもある。
そんなとき、ほんの一瞬でも他者からのあたたかな寄り添い、共感があれば、それだけでひとはものすごく救われるのです。
思いやりの基本とはまさにそこではないでしょうか?
他者との間にある隔たりを埋めるもの、それこそがお相手のかたに対するあたたかな想い、相手を尊重する気持ち。
それさえあれば、きっとそこにはあたたかな交流があり、お互いがそれぞれによりよく生きてゆけることでございましょう。
おひととの間に違いはあって当たり前。
そこにどう、あたたかな橋を架けてゆくか?
それはある意味、この世を去るまで、永遠のテーマだとわたくしは思います。
目の前のかたおひとりおひとりを大切にしてゆくことこそが、幸福の基本です。
まずは目の前のかたのお気持ちにあたたかく寄り添えるように。
日々心がけてまいりたいものです。
そして、最後に何よりも大切なこと。
それは、まず貴女ご自身が、つねにご自分にあたたかく優しく寄り添われる……ということです。
たとえ、世界中を敵に回しても、それでもわたしは貴女を守る、貴女を信じる。
そう断言出来るくらいの確かな愛を、大きく豊かな、鉄壁の守りを、どうかご自身にいつも向けてあげていらしてください。
貴女はその価値があるかたです。
素晴らしい神の子さんです。
どうか、どんなときもまずご自分を大事にしていただくことを忘れずにいらしてくださいませね。
God bless you!
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