連載のお仕事で携わっていたファッション誌 LARME についてのご報告です。
3月に発売された045号以降、諸々の事情が重なり半年が経過しましたが、
9月17日に新生LARME が発売されました。
休刊〜復刊の経緯について、ずっと詳細説明が出来ずすっきりしない状況が
続いていましたが、最新号が発売されたので、遅ればせながら詳細のご報告を
させていただきます。
経緯を説明しますと、1月の時点では雑誌の休刊と同時に私の連載も終了すると
伝えられていたので、最終掲載号で連載終了のご報告をする予定でしたが、
休刊がなくなるかもしれないというドタバタ劇があり、休刊に関する公表に
ストップがかかりました。
3月の発売後も状況は不明瞭なまま、ファッションメディアからフライングで
休刊という情報が流れましたが、編集部から休刊の公表はありませんでした。
出版元が変更して雑誌継続する予定で、連載も継続されるかもしれないと
聞いていて、詳細が確定するまでは引き続き待機の状況でした。
5月にようやく出版元が変わって継続すること、6月に初代編集長の中郡さんが
立ち上げた株式会社LARMEに出版元が移行すること、中郡編集長復帰について、
LARMEの公式Twitterで発表されました。
休刊がなくなり無事雑誌の存続が決まって良かった!と思ったものの、復刊後は
モデル、スタッフ、中身も一新するとのことで、結局連載については知らされず、
中郡編集長に確認した結果、復刊後の連載継続はなくなりました。
3月発売号の最後の連載で描いた「女は女である」についてのブログ記事を
アップした5月時点では、復刊や編集長復帰のこと、連載終了も不確定な状況
だった為、ブログ記事の文末で、
「様々な事情で、現段階で編集部からは正式な発表がされていません。
正式発表がない以上、私も触れることが出来ないもどかしい現状です。
詳細内容が判った上でお伝え出来る時が来たら、改めてご報告、ご挨拶をさせて
いただきたいと思います。」としか書けませんでした。
連載終了は残念ですが、休刊騒動を聞いた1月からずっと発表出来ずにいたので、
ようやくお伝え出来てすっきりしました。
連載中のシネマのセレクトは、通常は季節に合わせたファッションの作品を選び、
編集部と相談していたのですが、最後の連載になるかもしれないという前提で、
好きな作品を選んでいいということで、最終回は季節感関係なく、自分が好きな
「女は女である」のアンナ・カリーナを描かせてもらいました。
2014年3月から連載が開始し、2020年3月まで、6年間という長期間
連載させていただき、連載を楽しみにして下さった方もいましたので、
遅ればせながら、終了の報告をさせていただくと共に、見て下さった皆様への
お礼も申し上げたいと思います。
この雑誌をきっかけに、私のことを知って下さった方も多いと思いますので、
LARMEさんにも感謝です。
中高生〜20代前後の読者層ということで世代が違うので、お仕事でなければ
恐らく接点がなかった独特の世界観で、雑誌のモデルさんやアイドルの方に
ついてもほぼ知ることがなかったと思います。
当初は知らない方ばかりでしたが、徐々にモデルさんの名前と顔を覚えて、
見本誌が届くと、読者の方と同じようにお気に入りの子が表紙だとラッキー!
などと思ったりしたものです。
お気に入りだったのは、王道だけど、白石麻衣ちゃんと中村里砂ちゃんかな。
特に里砂ちゃんは絵に描きたくなる個性的な表情でした。
私が見始めたのは006号以降ですが、2人は初期の頃からずっと出てた
専属モデルさんで、白石さんはLARMEで初めて仕事依頼を受けたイラストを
描いたページのモデルさん&カバーガールだったので印象深いです。
当時から既に人気者でしたが、私は多分この時初めて彼女のことを知ったという
レベルだったと思います。
絵がヘタ過ぎてヤバいけど… こちらがLARMEでの初仕事のページ↓
この麻衣ちゃん、髪型のせいか違う人みたい。
この絵を描いた時、↑の表紙の人とこの人が同じ人とは思ってなかった…。
白石さんは創刊時から人気で、LARME卒業までほとんど表紙を飾っていて、
里砂ちゃんは途中からメキメキ人気が出て、いつの間にかLARMEを代表する
存在になっていました。
途中から登場したちいぽぽちゃん (LARMEで見るまでは売れっ子の人気モデル
ってことも知らなかった)、山本舞香ちゃんも可愛かった!
この2人の私服はLARMEと全然違うテイストらしく、舞香ちゃんはLARMEの
世界観とは真逆で、黒しか着ないらしくクール系で、ドSっぽい感じだけど、
LARMEでしか見られないガーリーなファッションやメイクが似合ってて、
そのギャップのある可愛さにうっとりしました。
元々美人だったもののそんなに気になる存在ではなかったけど、女優業で徐々に
注目度が上がってから表紙や登場ページも増え、シネマヒロインに扮した連載も、
密かに楽しみにしていました。
ちいぽぽちゃんは、映画「キャンディ」のヒロインのようなロリータ・フェイス、
ドーリーなファッションが似合っていて可愛かったです。
というわけで、LARMEでの連載は終了しましたが、今後も引き続き気にかけて
いただけたら嬉しいです。
6年間の連載で36回のシネマイラストを描き続けたので、何らかの形でいつか
このストックをまとめたいなと思っています。
随分前からそんなことを言いつつ、有言不実行の状況ですが。。
連載終了というひと区切りで、少し本気で取り組みたいと考えています。
過去作品を見返すと、初期〜中期は絵の稚拙さに納得出来ないものが多いので、
描き直しや修正、加筆したい箇所が多く、いつになるかわかりませんが…
形にするまで末長く待っていただけたら嬉しいです。
なかなか更新出来ていませんが、こちらのブログや instagram でも時々、
映画のことやイラストなどをアップしたり、またzineや個展などで発表する
機会があれば、よろしければまたチェックしてみて下さい。
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今後もどうぞよろしくお願いいたします!