LARME 020号 連載シネマ12. ジンジャーの朝〜さよなら、わたしが愛した世界 | la petite chambre

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illustrator ree*rosee art works

発売中のLARME 020号、巻末ページのシネマイラストは「ジンジャーの朝」!
冬景色が思い浮かぶこの時季に相応しい映画と思い、この映画を選びました。

 

LARME 020号 cinema fashion room vol.12  

ジンジャーの朝〜さよなら、わたしが愛した世界 / Ginger & Rosa

ginger_rose


姉のダコタにくっ付いて、子役から活動していたエル・ファニング。
大きく開花した作品と言えばソフィア・コッポラの「somewhere」で、
ローティーンのフレッシュでキュートなファッションの見応えが
あるけど、映画としてオススメするなら今回の「ジンジャーの朝」。

女子2人組、特に多感なティーンの女の子たちの友情やぶつかり合いが
描かれた作品を好んで、以前はよく見ていました。
最近は以前ほど見なくなったけど、この作品は自分が若い頃に見て
ズキュンと来たフランス映画「ミナ」と重なる要素の多い作品と思い、
興味を持って見ました。

ミナは60~80年代のパリが舞台で、本作は60年代のロンドン郊外
が舞台で、ティーンエイジャーの若さと悩みが入り交じった作品。
後半のドロドロな展開でワクワク感が失速しますが、前半の青春の
美しさはキラキラしています。


関連映画の「ミナ」のミナとエテルの2人。
最近新たに描き直したもの(上)と昔描いたもの(下_99年制作)。

mina_new
過去の作品↓と並べてみて、この作品に関しては筆の使い方は昔の方が
良かったかなという気もしますが(紙質の効果もあって)人物描写は
今の方が多少成長したかな?と思います。

 

 

mina_old
 

「ミナ」はレンタルでDVDは置いてないので(たまにVHSがある程度)
見られる機会は少ないかと思いますが、ぜひ見ていただきたいです。
本作とは関係ないけど、エルちゃんのドローイング。
襟付きのブラックドレスがキュート♡

 

 

 

 

elle

 

今号のカバーガールは渡辺美優紀さん。
書店で見掛けたらチェックして下さいね!

 

larme