生きることをもっと良いことにする秘訣。a | barsoのブログ

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世の中に人生ほど面白いものは無し。いろいろな考えを知るは愉快なり痛快なり。
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生きることは何の役に立つのか

人が死のうと、人類が滅ぼうと、
広大な宇宙の中では、なにも変化はない。
人間は自分の存在と宇宙の存在を知っているが、
物質宇宙は何も知らない。

もし人が宇宙に対して何らかの役に立っているとしても、
人間の歴史は宇宙に比べたら、
たったの100万分の1秒にしか過ぎない。

生命が原子の偶然の合体によって発生し、進化したのなら、
人間は弱肉強食、適者生存で生きるのが自然だろう。

しかし人が偉大な知性によって造られたのであれば、
「造られた理由」があるはずだ。
陣営の中で体験したさまざまな出来事にも、
意味があるはずだ。


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人間は考え、楽しむ葦である

人間は意識と思考を持つ生命体である。
ということは、
人は生き方を考えながら楽しむために生きているのだ。

人生には、快楽に関係なく存在しているものはない。
見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触るの感覚や、
喜ぶ、怒る、哀しむ、楽しむといった感情は、
生命の快楽を直接享受するために存在している。

路傍にある緑の木々や色とりどりの花は、
人間が自然界の快楽を感じるために存在している。


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人には、努力して得る間接的な快楽もある

発明家が研究と試行錯誤を繰り返すのは、
画期的な発明品が出来たときの快楽を味わうためだ。

音楽家が何時間も懸命に練習するのは、
うまく演奏して、拍手喝采の快楽を得るためだ。

消防士が燃える火の中に飛び込むのは、
助けた人の顔を見る快楽のためにそうしている。

税金を国に払っているのは、
社会がスムーズに運営される快楽を味わうためと、
税金を払えば刑務所に入らないで
自由を楽しめる快楽のためにそうしている。

人が仕事をしているのも、
要は生きて楽しみを得るためにそうしているのではないか。


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無為無欲で生きるのは、生命の本流を外れている

欲望を抑えるのは、純粋で、立派で、美しいようだが、
それは生命と自由意志という特権を無にしている。
(ただし禁欲主義の厳格な生き方が本当に楽しいのなら、
その人には一種の快楽だろうが)

人間は社会生活を営む生き物であり、
生きている瞬間瞬間に、他者にも影響を与えている。
であれば、
すべての人が自分と他者の快楽を大事にすれば、
不満や不安はなくなり、
暴力や犯罪や戦争はきれいに解消するはずだ。
自分が笑顔でいるだけでも、
まわりの人は気分が良くなるだろう。

つまり、人は他者に迷惑を掛けない限り、
生きている間、好きなこと、やりたいことをして、
十分に人生の快楽を楽しむこと。
人間にとって、これ以上の幸せはない。





がしかし、自分には楽しみがないという方へ。