LGBT問題。日本では、女に生まれたほうが得なのか。a | barsoのブログ

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 心だけなら、成りたい者に何でも成れる。
  悲喜劇『ヘニスの証人』―――原作シェイクスピア/脚色バーソ


 かつて大陸のはるか西方の国々では、性的少数者は教会から排斥され、地域住民から集団私的制裁を受けることもあった。
 しかし極東の日出ずる国では、2022年6月、"性の多様性を理解増進させる" という名目の新しい法律が世界に先駆けて制定された。
 そうしたら早速、ユダヤの金貸しシャイロッコが、「ボロは着てても心は女、どんな花よりきれいだぜ~」と口ずさみながら女風呂に入ろうとしたので、浴場の主人が入湯を拒否したところ、シャイロッコはそれは法律違反だと訴えた。

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 ただちに裁判が開かれ、裁判官が原告シャイロッコに尋問した。
おまえはなぜ女湯に入ろうとしたのか
「はい、裁判官様。私は、心は女でありますから、体を洗いに女湯に入ろうとしただけのことでございます」
おまえは女の裸を見たいから女湯に入ったのではないのか
「いえ、滅相もないこと。ただただ、体を洗いたいからでございます」
本当に体を洗いたいから女湯に入ったのだな
「私は、体は男でも心は女でございますから、女湯に入るのは当然のこと。それを駄目だとおっしゃるなら差別になり、このたび出来た法律に違反すると存じます」
おまえは心は女だと言うが、本当に相違ないか
「はい、裁判官様。この胸を切り開いて心(しん)の臓をお見せしたいほどでございます。が、胸をお見せするのは女として恥ずかしいことでございますわ」
うむ、『体と心は別々になっている』と言うのだな
「はい、私は心は正真正銘の女でございます。あくまでも法律どおりに裁きをお願いいたします」
よし、分かった。仕方あるまい。では、その法の条文に照らして判決を下そう。金貸しシャイロッコは『心は女である』と証言したので女湯に入ることを許す
「ははあ―っ、名裁判官ダニエルの再来のような見事なお裁きでございます」
ただし、体は男であるから体は男湯に入ることを命じる
「あれーっ、そ、そ、そんな。それは無理というものでございます。裁判官様。私は女湯に入ることで、心もゆったりと洗えるのでございます」
おまえが女湯に来るとき、手に持つものは何か
「それは、ええと、石鹸とタオルでございます」
それで心をどう洗うのか。石鹸は体を洗うため、タオルは体を拭くためにあるのではないのか
「いえ、あの、・・・」
素っ裸で表を歩いても『心は服を着てます』と言えば、問題ないと思うか
「いえ、その・・・」
他人の家に無断で侵入しても『心は家族です』と言えば、無罪になると思うか
「あの、その・・・」
残虐に人を殺しても『善意の心でやりました』と言えば、褒められると思うか
「うううっ・・・」
もう一度判決を述べよう。風呂は体を洗うための場所である、とおまえ自身の口が言った。ならば、心は女湯に入ってよいが、体は男湯に入ることを命じる。どうだ、異議があるか
「そ、それは、体のほうは同意できないわけではございませんが、心のほうが納得しかねます」
そうか、どうしても女湯に入りたいなら、当法廷は今すぐ、お前の肉の体から心の臓を切り分けてやってもよいぞ。むろん、その際、血を一滴も垂らさないわけにはいかないが、どうだ、血を垂らすか?
「んむむむっ、肉たらしい」

                 ●

 この話は、 "愚かしい人間が愚かしい法律を作ると愚かしい人間が現れる" という比喩のつもりです。「LGBT法理解増進法」は、エセリベラルのエセ民主主義の議員らが、日本国の伝統的な安全と秩序に崩壊をもたらす歴史的な端緒になった重大な法律だと思いますね。

 冒頭では揶揄の意味で「心だけなら、成りたい者に何でも成れる」と書きましたが、じつは深い意味では、"人間は自分の意識によって自分が成りたい者に成っている" という宇宙の真理を述べているつもりです。
 現在の自分の現状は、自分の時々の決断に周囲のもろもろの事象や偶然が複雑に絡み合って生じたと思っている人が多いでしょうが、スピリチュアル的にはじつは自分の人生も境遇も出遭う人もすべては自分の「意識」、もっと言えば「魂」が決めていて、自分で自分の人生を創り上げていると考えられるのです。
 そうであれば、自分の現在と未来は自分で変えられるのであり、大勢の人が同じことを思えば社会全体をも変えられるのです。






【備考】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 LGBTの特にトランスジェンダーへの過剰な擁護は、女子風呂や女子トイレなどを使う一般女性や、また女子スポーツ競技者に被害を与えるだけでなく、さらに子供や思春期の少女たちの心身にも回復不能なダメージを与えているようだ。
 米国で2020年に発行され、10か国語に翻訳された『Irreversible Damage:The Transgender Craze Seducing our Daughters」(回復不能なダメージ:娘たちを誘惑するトランスジェンダーの流行)』によれば、幼少期に性別違和がなかった少女たちが思春期に "突然性転換" する奇妙なブームがあるそうだ。  つまり、SNSやインフルエンサーの影響により、トランスジェンダーではないのに、自身をトランスジェンダーだと思い込み、不妊につながるホルモン療法や手術を受ける子供が増加している
 ロイターの依頼で医療技術企業コモドが集計したデータによると、2021年に「性別違和」と診断された米国の子供と10代の若者は約4万2000人で、2017年の3倍近くに増えた。
 英国ではジェンダー医療を望む少女が10年で4400%増加し、13歳から17歳の患者に対する性別適合手術の件数は、2019年から21年にかけて56件あったそうだ。
 いま若い世代は、一流大学卒の優秀な頭でも心は愚かしい大人のせいで、取り返しのつかない事態に遭遇している。
 なお、邦訳版は出版社KADOKAWAが言論妨害の圧力に屈して出版中止にした。
  https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/06/news107.html
  https://jp.reuters.com/article/idUSKBN2R20HH/


 ちなみにシェイクスピアの『ヴェニスの商人』は、金貸しシャイロックのことではなく、金を借りた商人アントーニオであり、彼は貿易商であった。
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