血管はどのような仕組みになっているのでしょうか。
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よくあるご質問(FAQ)
血管はどのような仕組みになっているのでしょうか。 |
血管は、以下のような働きと構造をしています。
まず、血管の働きについて説明しましょう。
血管は、心臓から血液を送り出す動脈と、体の各部分から血液を心臓に運ぶ静脈とに分かれています。動脈と静脈の働きによって、体中に血液が巡る仕組みになっています。また、動脈と静脈をつなぐ細い血管のことを毛細血管といいます。
血管の働きにより、血液が体中を巡りながら、体の各部分に酸素と栄養を運びます。古くなった血液が新しく作り変えられることにより、私たちは生命を維持することができるのです。
では、血管の内部構造はどうなっているのでしょうか。
血管は、外側から外膜、中膜、内膜の3層で成り立っています。動脈の壁は拍動性の血流と血圧に耐えられるよう、厚く弾力があり、内部の圧が減っても丸い形が保てるようになっています。静脈の壁は薄く柔らかいつくりになっています。
この3層の中で、血管の健康度を大きく左右するのが、内膜にある内皮細胞です。
血管壁の最も内側にあり、血液と接触する内皮細胞は、血液と血管壁の仲介者のような働きをし、血管を守り、強くするために働いています。いわば、血管のバリア的な役割を果たしており、私たちの体の表面を覆う表皮と同じような働きをしています。
皮膚は、28日周期でターンオーバーを繰り返し、新しい表皮へと生まれ変わっています。これは、血管壁の内皮細胞にも同じことがいえます。
内皮細胞のターンオーバーの周期は約1000日。約2年9ヶ月をかけて生まれ変わるのです。これが遅いと思う方も、早いと思う方も、それぞれ感じ方があると思いますが、一度にすべての細胞が入れ替わるというよりは、毎日、古い細胞が新しい細胞に入れ替わり、3年弱でようやく生まれ変わるというわけです。