人ってどうして太るのか?
答えは簡単!
実際に使われる「消費カロリー」より、体内に取り込む「摂取カロリー」のほうが多いから。
摂取したものの、使われずに余ったカロリーは、そのまま脂肪として 体内の、特に腹・腰・太ももに蓄積される。
だから太る。
すごく簡単な話ですよねー![]()
「カロリー」というのは
人間は、食べ物から得た糖質や、たんぱく質、脂質等を燃やして発生するエネルギーを使って生きています。
このエネルギー量を「摂取カロリー」と言い、
運動したり、お風呂に入ったり、家事、歩行などで消費するエネルギー量を「消費カロリー」といいます。
「基礎代謝」は人間生きるために最低限必要なカロリーで、人によっては違いますが、1日平均約1200kcalといわれています。
では、それを踏まえて、生活習慣体質改善のために、カロリーコントロールをしましょう。
消費カロリー < 摂取カロリー = 太る
消費カロリー > 摂取カロリー =やせる
食事管理をして運動量を増やすことをカロリーコントロールといいます。
基礎代謝と1日の消費カロリーの計算
基礎代謝とは、
体温を保ったり、体内の器官を働かせたり、人間が生命を保つために消費するエネルギーの量です。
つまり、1日中“ぼーっ”として立ち上がったりもせずに過ごした時のカロリー消費量です。
ちなみに基礎代謝量の計算方法や平均はこちら。
基礎代謝の計算式
基礎代謝を求めるには、いくつかの計算方法がありますが、ここでは厚生労働省計算式を紹介します。
基礎代謝量=基礎代謝基準値×体重(㎏)
基礎代謝基準値とは、厚生労働省が公表されている、性別や年齢別の体重1㎏あたりの基礎代謝量を示す値です。
男女別、年齢別の基礎代謝基準値は次のようになります。
| 基礎代謝基準値(厚生労働省:2010年版) |
| 年齢 | 男性 | |||||
| 基礎代謝 基準値 |
基準体重 | 基準体重での基礎代謝量 | ||||
| 〔kcal/kg/日〕 | 〔kg〕 | 〔kcal/日〕 | ||||
| 1~2 | 61.0 | 11.7 | 710 | |||
| 3~5 | 54.8 | 16.2 | 890 | |||
| 6~7 | 44.3 | 22.0 | 980 | |||
| 8~9 | 40.8 | 27.5 | 1,120 | |||
| 10~11 | 37.4 | 35.5 | 1,330 | |||
| 12~14 | 31.0 | 48.0 | 1,490 | |||
| 15~17 | 27.0 | 58.4 | 1,580 | |||
| 18~29 | 24.0 | 63.0 | 1,510 | |||
| 30~49 | 22.3 | 68.5 | 1,530 | |||
| 50~69 | 21.5 | 65.0 | 1,400 | |||
| 70以上 | 21.5 | 59.7 | 1,280 | |||
| 年齢 | 女性(妊婦、授乳婦を除く) | |||||
| 基礎代謝 基準値 |
基準体重 | 基準体重での基礎代謝量 | ||||
| 〔kcal/kg/日〕 | 〔kg〕 | 〔kcal/日〕 | ||||
| 1~2 | 59.7 | 11.0 | 660 | |||
| 3~5 | 52.2 | 16.2 | 850 | |||
| 6~7 | 41.9 | 22.0 | 920 | |||
| 8~9 | 38.3 | 27.2 | 1,040 | |||
| 10~11 | 34.8 | 34.5 | 1,200 | |||
| 12~14 | 29.6 | 46.0 | 1,360 | |||
| 15~17 | 25.3 | 50.6 | 1,280 | |||
| 18~29 | 22.1 | 50.6 | 1,120 | |||
| 30~49 | 21.7 | 53.0 | 1,150 | |||
| 50~69 | 20.7 | 53.6 | 1,110 | |||
| 70以上 | 20.7 | 49.0 | 1,010 | |||
| 基礎代謝基準値(厚生労働省:2010年版) |
例えば25歳女性で体重が50㎏の方なら、基礎代謝は1105kcalとなります。この式は、体重と基礎代謝基準値をもとに算出するため、身長が考慮されていません。同じ体重でも身長の高い人と低い人では、体格が違うため当然、数値も異なるはずです。また、同じ体重であっても、筋肉質の方と脂肪が多い方では数値は異なるでしょう。
この式では、同じ体重であれば同じ結果が出てしまうのです。平均的な体型の方には適した計算方法ですが、身長が平均よりも高かったり、低かったりする方や、筋肉質の方には不向きと言えます。しかし、おおよその目安として捉える程度であれば問題はないでしょう。
消費カロリーの種類
消費カロリーには、「基礎代謝」、「生活活動代謝」、「食事誘発性熱代謝」の3つがあります。これらのバランスが良いと、痩せやすい体質になることができます。
基礎代謝
生きていくために必要なエネルギーとなるもので、息をしているだけでも寝ているだけでも消費されていきます。基礎代謝は全体の消費カロリーのうち、約60〜70%を占めています。
生活活動代謝
家事や仕事、学校生活などの日常生活をするだけで消費されるものや、運動で消費されるカロリーのことを指します。普段から運動をしたり、肉体労働をしている方は生活活動代謝が高いのですが、運動不足の方やデスクワークの方は低くなります。
食事誘発性熱代謝
食事をすることで消費されるものです。食事中や食後は体温が上がり、暑くなったり汗ばんだりすることがあります。これは食事誘発性熱代謝でカロリーが消費しているからなのです。
消費カロリーの計算式
消費カロリーは、基礎代謝、生活活動代謝、食事誘発性熱代謝を単純に足し算すれば算出できます。しかし、基礎代謝や生活活動代謝は計算で求めることができますが、食事誘発性熱代謝は計算で求めることができません。
食事誘発性熱代謝は摂る栄養素によって、消費カロリーが異なるため、どの栄養をどれだけ食べたかを把握しなければならないのです。毎食ごとに栄養素の量を測定することは、簡単にはできませんよね。細かく把握はできなくても、大まかな目安は次のようになります。
- タンパク質…約30%
- 脂質…約4%
- 糖質…約6%
食事誘発性熱代謝が、消費カロリー全体に占める割合としては約10%です。1日2食にしている方は食事回数も減るので、食事誘発性熱代謝は少なくなります。また、食べるときに噛む回数が少ない方も、食事誘発性熱代謝が少なくなります。
消費カロリー全体の割合としては大したことありませんが、食事誘発性熱代謝の消費カロリーを増やすには、3食しっかり食べ、よく噛んで食べるようにしましょう。食事誘発性熱代謝の数値は気にしなくても、意識はするようにして下さいね。よく噛んで食べることで満腹感も得られるので、ダイエット効果も高まりますよ。消費カロリーを計算で求める場合は、基礎代謝と生活活動代謝を中心に考えます。
メッツを使った計算式
消費カロリー(kcal) = メッツ * 体重kg * 運動時間 * 1.05
メッツ値は運動によるエネルギー消費量が、安静時の何倍にあたるかを示す値です。
メッツ値は厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準2013」の値を使用しています。
※計算結果や情報等に関して当サイトは一切責任を負いません。また個別相談は対応しません。
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関連リンク: |
| メッツとは日常生活や運動で消費するエネルギーが、安静時の何倍に相当するかを表した指数で、身体活動量の強さを表す単位です。安静にしている状態を1メッツとし、それぞれの動作や運動によってメッツが増えていきます。 |
例えば50㎏の方が家の中で軽い体操を15分したとすると、この場合のメッツは3.5メッツなので約66kcal消費したことになります。全体の消費カロリーを知る場合は、このままでも良いのですが、この中には安静時の消費カロリーも含まれています。
純粋に日常生活や運動だけの消費カロリーを知りたければ、1メッツ分の消費カロリーを引く必要があります。今回の場合、1メッツは約13kcalなので、66-13=53kcalが体操だけで消費したカロリーになります。
気になる運動の消費カロリー
消費カロリーで重要になるのが、基礎代謝と生活活動代謝です。基礎代謝は消費カロリーの全体の半数以上を占めるので、積極的に増やしたいカロリーです。しかし、増やそうとして結果がすぐに消費カロリーに結びつくかと言えば、そうではありません。
その点、生活活動代謝は運動を頑張れば、結果に直結します。基礎代謝に比べると、消費カロリー全体に占める割合は約20〜30%と少ないのですが、生活活動を増やして筋肉がつくと、基礎代謝も上がるので全体的に消費カロリーが増えることになるのです。
METsが高く、活動の時間が長ければ、消費カロリーが増えます。日常生活の動作を長時間続けることはなくても、運動はある程度の時間をかけて行うことが多いので、まとまった消費カロリーを得たいなら運動をしましょう。ここからは代表的な運動のMETsを紹介するので、自分の体重に当てはめて計算してみてください。
一般人で想定される強度のMETs値
同じスポーツであっても、スポーツ選手並みの激しい強度で行う場合と、普通に行う場合とではメッツ値が異なります。下記の表では、一般の方が行うであろう強度のメッツ値を記載しています。
メッツ値3.0以上の運動
3.0 自転車エルゴメーター(50ワット)・軽いウェイトトレーニング・ボーリング・ピラティス・動きの遅い社交ダンス・サーフィン
3.5 楽にこぐ自転車・家での軽い体操・カートを利用して行うゴルフ
3.8 腕たて・腹筋・やや速歩きで行うウォーキング(平地、やや速めに=94m/分)
4.0 卓球・太極拳・アクアビクス・水中体操・速歩きで行うウォーキング(平地、95~100m/分程度)・バレーボール
4.8 バレエ・モダン・ツイスト・ジャズ・タップ
4.5 バドミントン・クラブを自分で運んで行うゴルフ・水中でのウォーキング
5.0 スクワット・ソフトボール・野球・かなり速歩きで行うウォーキング(平地、速く=107m/分)
5.5 動きの速い社交ダンス・自転車エルゴメーター(100ワット)
6.0 マシーンを使ったトレーニング・美容体操・ジャズダンス・ジョギングとウォーキングの組み合わせ(ジョギングは10分以下)・バスケットボール
6.5 エアロビ
7.0 ジョギング・サッカー、テニス・背泳ぎ・スケート・スキー・ローラースケート
7.5 1~2kgの荷物を背負って山登り
8.0 サイクリング(約20km/時)・ランニング(134m/分)・ゆっくりとしたクロール(約45m/分)
10.0 ランニング(161m/分)・柔道・空手・キックボクシング・平泳ぎ
11.0 バタフライ・速いクロール(約70m/分)
15.0 階段を上がるランニング
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基礎代謝量と身体活動レベルから1日に必要なカロリーを計算
最後に上で算出した基礎代謝量に身体活動レベルをかける。
1日に必要なカロリー(kcal)= 基礎代謝量(kcal)× 身体活動レベル
身体活動レベル1 生活においてほとんどが寝ているか、座っているかで、動くことが少ない。入院中などこのレベル1にあたるかもしれない。
身体活動レベル2 仕事はデスクワーク中心だけど接客や職場での移動がある、買物・家事・軽いスポーツをすることが生活の中である。
身体活動レベル3 立ち仕事で動く機会が多い、肉体労働などや激しいスポーツを行うことが生活の中である。
| 年齢層別身体活動レベル | |||
|---|---|---|---|
| 年齢 | レベル1(低) | レベル2(中) | レベル3(高) |
| 12~14才 | 1.45 | 1.65 | 1.85 |
| 15~17才 | 1.55 | 1.75 | 1.95 |
| 18~69才 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
| 70才~ | 1.45 | 1.70 | 1.95 |
そしてこの基礎代謝に、
運動したり、仕事をしたり、生活の中での動きで消費するカロリーを足すと、
1日の総消費カロリーとなります。
ダイエットをしている人や生活習慣を見直したい人は、運動だけではいけません。
食生活のチェックも大事ですよ。
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