糖尿病とは血糖値が高くなる病気で、インスリンという血糖値をコントロールするホルモンの働きが低下し、細胞がブドウ糖を吸収するのを阻害し、血液中にブドウ糖が多く増え、それを使えない状態にになる病気です。
日本人の糖尿病患者数は約250万人、糖尿病の95%はⅡ型糖尿病と言われます。
Ⅱ型糖尿病とはインスリンの出る量が少なくなって発症するものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがあります。
糖尿病が新興すると、頻尿になったり、のどが渇いたり、疲れやすくなったり、手足がつりやすくなったりの症状がでます。
この度、順天堂大学の発表で腸内細菌とⅡ型糖尿病との関係性が発表されました。
腸内細菌が血液中に検出された
順天堂大学の発表では、
- Ⅱ型糖尿病患者の腸内フローラの割合が乱れている
- Ⅱ型糖尿病患者の血液中から普段いることの無い、腸内細菌が検出された
- 腸内フローラの割合が乱れたことによって、腸管が破壊されそこから腸内細菌が血液中に流出したのではないか
と三つの点を揚げ、Ⅱ型糖尿病患者の50名中14名の血液中に腸内細菌がいたと報告しています。
今まで、糖尿病と腸内細菌の関係は明らかになっていませんでしたが、糖尿病性下痢と言うものがあります。
糖尿病になると、夜間に大量に水のような便がでる人がいます。
こうした患者さんの大腸内では、ビフィズス菌が少なく、クロストリジウムが増加しています。
こういった善玉菌が少ない環境で、高脂肪食を食べ続けると大腸の粘膜が傷つき、いわゆる腸管バリアが破壊されます。
ここからLPS(リポポリサッカライド)と呼ばれる炎症性サイトカインや腸内細菌が血中に染み出し、糖尿病と関与しているのではないかと発表しています。
腸管バリアの修復|肥満と腸内細菌の関係
糖尿病と関係の深い症状として、肥満などのメタボリック症候群が上げられます
最近の研究では太った人と痩せた人では腸内フローラが大きく違い、痩せた人の腸内細菌を移植したマウスは痩せやすく、太った人の腸内細菌を移植したマウスは太りやすいとアメリカの研究でわかりました。
腸管バリアの破壊は糖尿病だけでなく肥満とも大きな関係があり、先述のように腸管バリアから血液中に流出するものが内臓脂肪の増加を招くのではないかとも指摘されています。
この腸管バリアを修復するものとして乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌やポリフェノールがあります。
例えば森永乳業のB-3は腸管バリアを修復するビフィズス菌として有名です。
肥満マウスをつかった実験ではビースリー1億個と10億個とプラセボの3グループに分け8週間摂取させた結果、血糖値の低下、インスリン値の低下がみられました。
他にも血糖値を下げる効果をもつ乳酸菌もあります。
ただし、重要なのは暴飲暴食をさけ、適度な運動とバランスのとれた食生活を行い、腸管バリアが破壊されない生活習慣を持つことが一番大事です。
これからは糖尿病患者や健康な人の腸内細菌のパターンがわかれば、予防だけでなく治療に関しても活かせる可能性があるので、今後の研究に期待大です。
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