本日は乳酸菌について載せたいと思います。
血糖値とインスリンの働き
炭水化物や甘い物から摂った糖質は、分解されてブドウ糖になります。血液中のブドウ糖のことを「血糖」、ブドウ糖の濃度を「血糖値」と言います。
食事によって血糖値が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。このインスリンの働きによって、血糖は細胞内に取り込まれ、私たちのエネルギー源になります。
インスリンの量や働きが正常な場合は、血糖を必要な分だけ細胞に取れ入れることができ、食後に上昇した血糖値は一定の範囲で保たれます。
血糖値が高いと起こる弊害は?
インスリンの量が十分でなかったり働きが悪かったりすると、細胞内にうまく血糖を取り込むことができず血液中にあふれて血糖値が高い状態が続きます。つまり、糖尿病です。
糖尿病の種類
厚生労働省による平成24年国民健康・栄養調査結果では、「糖尿病が強く疑われる人」の人数は、約950万人と推定されています。
糖尿病には種類があり、大きく2つに分けられます。
【1型糖尿病】
何かの原因でインスリンを作っているすい臓の細胞が壊れることで、体内でインスリンを作れなくなったり、分泌する量が極少量なために起きます。
患者数は少なく、子どもの糖尿病に多いタイプです。
【2型糖尿病】
作られるインスリンの量の減少や働きが低下するために起きます。発症する要因は、体質や運動不足、肥満、年齢、ストレスなどが挙げられ、いろいろな要因が重なることで発症し、生活習慣とも関係しているため生活習慣病とも言われています。
日本人の糖尿病患者の95%が2型糖尿病と言われています。
血糖値を下げるには?
運動と食事に気をつけることが有効とされています。
【有酸素運動を取り入れる】
激しい運動をするする必要はありません。ウォーキングなどの有酸素運動を、継続して行うことが大切です。食事をしてからすぐの運動は体へ負担がかかるため、30分から1時間程度経ってから行うといいとされています。
【食事の改善】
食べ過ぎないように心がけ、炭水化物の摂りすぎにも注意しましょう。また、よく噛んで食べることも血糖値を下げることにつながります。噛まずに食べる早食いになると、血糖値を下げるインスリンの分泌が間に合わず、血糖値が上昇してしまいます。食べる順番に気をつけたり(副菜→主食の順)、炭水化物の消化吸収を妨げる食物繊維を先に食べるなどの工夫をしながら食事をしましょう。
乳酸菌と血糖値
乳酸菌の摂取により食後の血糖値の上昇が抑制されたという研究報告があります。
ラットを市販の粉末飼料を食べる対照群と粉末飼料に2%の割合で乳酸菌を添加した飼料を食べる乳酸菌摂取群に分け、それぞれ14日間摂取させました。
実験12日目にマルトース、14日目にはグルコースを経口投与し、投与前、投与15分、30分、60分後に採血を行って血糖値を測定する糖質負荷試験を行った。
※グルコースとはブドウ糖のこと。マルトース(麦芽糖)とは、ブドウ糖が2コ連結したもの。
その結果、L. rhamnosus GG(乳酸菌)を摂取することで、食後の血糖値上昇を抑制する作用が認められたと報告しています。また、その作用の由来はグルコースの吸収抑制作用であることが示されました。
乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスの2型糖尿病への有用性について述べられた研究があります。
この研究では、糖尿病におけるプロバイオティクスの役割や有用性について過去の研究結果などを用いてまとめられていますが、プロバイオティクスの効果が現れるには、一定の時間が必要であることや、その作用にも限界があると考えられるため軽度や中等度の症状への効果が期待されると述べられています。
また、軽度の場合には本来の生理機能の正常維持を目的にプロバイオティクスのみを使用し、それを超えたら糖尿病の治療薬とプロバイオティクスの併用治療を考えるなど、段階に応じた対応をすることが必要になるようです。
このように、乳酸菌の血糖値の上昇抑制作用や糖尿病に対するプロバイオティクスの有用性が報告されています。乳酸菌の摂取で糖尿病が治るというものではありませんが、血糖値の上昇を抑制し、生活習慣病とも言われる糖尿病の予防や初期に役立つことが期待されています。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
連絡先
Mental Beauty Body (心・美・体) Vjumiju
「体質改善教室」
「筋トレ・美ヨガ・リンパケア教室」&「インストラクター養成講座」
健康と美Bodyを求め目指す方お待ちしております
tel 077-574-0688(田中)