ファミリーマート限定販売のファミマル商品なので入手には注意です。

これまでも支那そばやさん監修のカップ麺は明星より発売されていたのですが、それは再現性の低い縦カップの物でした。

支那そばや監修、明星醤油らぁ麺カップ。 | redtylerのブログ

 

今回の物はカップの最上位仕様である丼カップのノンフライ麺液体スープ仕様だ。

私もかねがね何で佐野氏の名を冠したカップなのにグレードの低い縦カップなのだろうかと思っていました。

今回のカップ、ファミマの期待というか力の入れようを感じるのはパッケージからも分かります。

 

 

何とパッケージタイトルは店名の支那そばやを小さくして佐野実の伝説の一杯としてきましたよー。

更に支那そばや開業時の鷺沼店の味を再現しているというでは無いか。

 

 

私は流石に鷺宮のお店は食べたことありません、話題にはなっていましたが遠すぎました。

ラー博で佐野氏がいた時には食べていますよー、近年戸塚のお店でも食べています。

流石にラー博は古すぎて記事は有りません、でも戸塚で食べたのは最近ですからしっかりと印象は残っています。

那そばや本店、佐野実氏の志を引き継いだラーメンに感服、、。 | redtylerのブログ


内容を見てみましょう。

 

 

スープは液体と粉末との2本立て、しかも拘りだという。

 

 

これらの食材を使っていたのでしょうね、多分奥様か当時のお弟子さんに聞いたのだと思いますが。

早速熱湯5分です。

 

 

名古屋コーチンが16%入る鶏油が幕張る透明度のある醤油スープです。

見た目はラー博や戸塚で食べたものに近いようですねー。

ではスープ行ってみましょう。

 

 

何となくは支那そばやさんのスープには似ていますね、でもそこはカップ思い切ってはいない。

これが戸塚の支那そばやさんのスープです。

 

 

たまに浮かぶ鶏油の量が断然違います、やはりカップではここまで出来ないのか、それともこれが鷺宮仕様なのか。

 

気を取り直してスープいただきます。

やはり鶏油がしっかりと来ます、お店の物には適わないもののこれでも風味はしっかりと味わえる。

醤油スープは戸塚店同様どれが突出するという物では無く、豚鶏や出汁系など混沌としながらもそれらすべてが漫然一体となる佐野氏渾身のスープを再現しているか。

んー、まあそんな感じはいますが、なによりお店の物と違って鶏油の風味が強く、それに敵うだけの力強さは無いかなぁ。

 

 

麺はこれ良く出来ていますよー、明星も麺神等で美味しい麺を出していますからねー。

細さや麺形、加水具合などもお店の物をノンフライ麺で良く再現しています。

こちらがお店の麺です。

 

 

ね、見た目はそん色ないでしょう、食べてみても似てると思う、麺に関してはカップとして非の打ち所がないでしょうかね。

 

 

具材は汎用のチャーシューにメンマにネギ、最上級カップとしては物足りない物ですが、スープのコストを考えればこれでも良いかと思う物でした。

 

 

私は前述鷺宮での食経験は無い、でも佐野氏の作ったラー博やお弟子さんが継承する戸塚のお店では食べています。

それを踏まえるとあまりにも鶏油に頼ったスープの構成と混沌とした出汁感の再現は少し残念でした。

カップ麺としてのコストのかけ方は当然限界が有ると思う。

それを踏まえるとよく健闘しているでしょうかね、雰囲気は伝わるとは思う。

だが特徴的な鶏油感はもっと力強く洗礼されていて、醤油スープももっと混沌とした旨みが有る物というのを伝えるにはこの価格では無理かなぁ。

 

という事でおいしいのは確かですが、これをして佐野実氏の伝説の一杯という商品名を付けるのはちょっとと思いますかね。

一カップ麺の鶏油香る醤油ラーメンとしては美味しい物でしたよー。

ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。

 

 

追記

3年前の東北三陸出張時に最後の愛弟子のお店へ行っています。

支那そばや、佐野実氏の遺伝子を宮城石巻で食する、、。 | redtylerのブログ

 

本当に美味しかったですよ、佐野氏も納得されていると思います。

中々行ける場所では無いですがもし機会あったらラーメン好きなら是非とも寄る価値があると思いました。