ヤマダイのニュータッチ凄麺が次々にリニューアルを発表しています。

昨今の原材料高騰による価格改正かと思えばそうに有らず、内容の低下でもない。

 

 

台湾ラーメンといえば元祖は味仙(みせん)さんだ、昭和23年より続く名古屋の名店が発祥である。

2017年に2代目長男さんが東京進出を果たし、私も恩恵にあずかっている。

台湾ラーメン発祥、名古屋の雄味仙を神田で食す、、。 | redtylerのブログ

 

ピリカラだけでなく美味しさがたっぷりで癖になるラーメンでした、現在は同じ神田に2号店も展開してどちらも盛況である。

では凄麺の内容はどうだ。

 

 

名古屋弁のでらうま辛ダレが目につく、かやくも多めな内容です。

そのかやくは。

 

 

ニラが沢山、他には味付け肉と唐辛子が入ってます。

では早速熱湯細麺なので4分で出来上がりです。

 

 

おー、ビジュアル的には正に台湾ラーメンそのものです、具材の量もカップ麺としては頑張っていると思う。

ではスープから行ってみましょう。

 

 

ベースは豚鶏のオーソドックスな醤油スープなのですがそこは凄麺、抜かりなく旨味たっぷりな中華そばのスープ。

そこへラー油からくる唐辛子の辛さが加わって、八角や桂皮等といった中華の香辛料、そう五香紛(ウーシャンフェン)がアクセントになっていますよー。

 

これはカップ麺としてはかなり画期的な事じゃないかと思う。

五香紛のような香辛料は、一般的には本格中華に馴染みのない方達が多いので、こういった万人向けな商品にはあまり主張する程使わない物なのですね。

担々麺に使われている花椒(ホアジャウ)もしっかり痺れるほど使っている商品は無い(そう謳っている商品も有るが実態はまるで腰抜けだ)。

そんな中仄かにその存在が分かるくらい使っているのは大したものだと思う、ヤマダイの英断と思いますよ。

 

 

麺は細麺でヤマダイ得意な加水多めのノンフライ麺。

スープの邪魔をせずにそのスープを纏ってくる、プリとした食感もいいし小麦感も感じられる何時も乍らに美味しい麺です。

 

 

具材もいい、ニラがたっぷりで香味の良いフリーズドライで、味付け豚肉も生唐辛子と絡んで正にあの台湾ラーメンを感じる内容です。

 

 

いゃぁ流石に凄麺ですねー。

しっかりと味のリサーチをして上手に台湾ラーメンを手軽なカップとして再現させています。

ピリカラといえどちゃんとある辛みと旨みと五香紛のような香辛料でかなり美味しいです。

でもこれ人を選ぶかもしれない、五香粉の特に八角が苦手な方には特にです(私的には仄かに香る位ですがね)。

だが敢えてこの味が台湾ラーメンであると勝負して出して来たヤマダイは流石ですね。

この英断には私エールを送りますよー(凄麺全部もそうですがね)。

美味しかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーーーーー、、、、、。

 

 

追記

私の姉は馴染みのない香辛料が全般的にNGな方でして。

このカップを食べさせたところまず臭いで反応、そしてスープ一口でOUTでした。

何もし知らずに台湾ラーメンというワードだけで手にした方が、その一撃で凄麺というブランドをNGにしてしまうかもしれないと。

そんな事もあり得るので英断と書きました。

益々ヤマダイが好きになりましたね。