コロナ過前以来だから何時振りだろうか、場所は荒川区の清川というところ。
駅でいうと南千住なのですが結構離れてる、平賀源内の墓の近くというと検索しやすいか。
日生と書いてにっしょうと呼びます。
私の工房からだとベスパで10分かからない、コロナ前にはちょくちょく寄っていたんですね。
なので4年ぶりになるでしょうかね。
店に入ると何時も通り50年は時間が止まったままの店内、学生時代を思い出す。
唯一の違いはメニューで、ついにカレーとカツカレーだけになっています。
ここは表の看板に有るように中華そばとか丼物も有ったんですね。
食べるのは勿論看板メニューのカツカレーです、ただボリュームあるのでライスは何時も半分にしてもらっています。
ドンとトンカツが乗ってます、ライス半分だとカレー皿の半分がルーで占拠される。
そのカツは。
カツカレーの肉厚としては上々でしょう、衣が白っぽいのがこれまた特徴で。
普通トンカツってラードで香ばしく揚げられるものなのですが、こちらは植物油でサラりと揚げてある。
しかもロースですが脂身の部分は殆どカットして有るんですねー、なので重くないんです。
ルーは基本のクミンとコリアンダー、これにターメリックの苦味が加わってそこそこの辛さも有ります。
この辛さはレッドペッパーというよりブラックペッパー由来のようで、額に軽く汗が滲む位だ。
私の好きなカルダモンは控えめですが、濃くのある昔の洋食カレーといった風で美味しいんですね。
この日は12時50分の入店で先客は一人と、何時も大体こんな感じで客数は少ないのだが。
食べログでは3.5と高い評価なのは食べた方皆さんが美味しいと思ったからでしょう。
しかも値段が変ったのだがそれでも今だ950円と、カレーライスは750円だ。
私も久しぶりで本当に美味しかった、ごちそうさまでした。
追記
前回に来た時に看板ネコのクロちゃんがいなくて、何時もホールに居た女将さんがいなくなっていた。
クロちゃんの後を追うように女将さんもとの事でした。
在りし日のクロちゃん
あれから何年になるでしょうかねと大将に聞くと、もう5年になりますかねと。
その後野良猫を飼ったのですがなかなか慣れなくてねーって、でも今は懐いているという事ですよ。
その大将も随分と歳を取ったようで、何時までも続けてくださいねとお店を後にしました。
近くにもう一軒カレーをメインに出すニューダイカマというお店が有ったのですが数年前に閉めています。こちらはご高齢だったから何時かはとは思ってはいました。
大好きだった堀切菖蒲園のアルーさんも2年前に、こちらもご高齢で後継者なしからでした。
30年通った浅草橋のゴアさんもご主人無くなった後奥様が引き続き頑張ったのですがその30周年を契機に閉めました。
下町にぽつぽつと有ったカレー専門店も現在ほとんど残っていない。
神田や神保町の名店といわれるところは後継者もあり今も健在だ。
だがおしゃれなお店が続々と誕生しては無くなって行くという厳しさも有る。
時と共に移り変わるのは当たり前だがなんだか寂しい物ですね。
またまた発見、昭和な街中のカレー専門店、。最近のカレー事情、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
下町のカレーやアルーさん、元気でやってました、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
カレーの店ゴア、老舗の味、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
追記
クロちゃんは撫でようと手を差し伸べるとカプって噛んでくるんですね。
そしてじわーっと強く噛んで来ます、猫の歯は細くて鋭いですからかなり痛いんですが貫通するほどでは無い。
何か確かめるようにこんな事をする、この確認が終わるとやっとこちらを信頼するか自由に触らせてくれます。
それでもしゃーねーなぁ、っといった風なのは猫格がしっかりと有るのだろうと思う。
なので女将さんは分かっている方しか触らせなかったですね。
犬や猫って人との関わりが長いからよっぽど切羽詰まらないと思い切り噛んだりしない。
ただカプっと噛んでくる時は有ります、遊びたいとかで本気じゃ無いのですが。
この時驚いて手を引っ込めるとどうなるか、彼らは獲物を逃さないために口の内側に向けて歯がそろっていますから、それで自ら歯に食い込ませちゃうんですね。
そう、小さいころ犬に噛まれたと言ってトラウマになっている方は殆どがこれです。
本気かどうかは表情を見ればわかるのですが、子供には難しいですよね。
もう一つ自分が危険にさらされるだけでなく飼い主が危険な状況になったと判断した時にも噛みに来ます。
特に柴犬等の忠誠心の強い犬種は注意ですね。
こんな事がありました。
かなり久しぶりに友人と会った時です、彼はラブラドールレトリバーを飼っていました。
彼の家の玄関を開けた時に、私が久しぶりの嬉しさから友人に早足で近づいていったらすぐさまラブラドールがカプリと手に噛みついたんですね。
だがとても頭の良い犬種ですから噛んだ瞬間に私が敵意が無いのを察知してすぐに離した。
面白かったのはその後で、とってもすまなそうな顔をして私の所へ来て謝るんですよ。
ごめんね、友達とは知らなかったんだよ、許してねって。
暫くそばを離れないでずっと見つめて詫びてるの、可愛かったなぁ。
とはいえペットに対しては不用意な行動は慎まなければです。
先ずは飼い主に承認を受けてから行動するようにしましょうね。