先週発売の新製品です、満足の極みというシリーズより発売。

マルちゃんの東洋水産が満を持しての大型丼カップ、液体スープにノンフライ麺という最上位仕様で登場だ。

 

 

新潟背脂といえばそれは燕三条系の背脂がたっぷりと浮く醤油ラーメンの事だ。

コンビニで見つけて手に取った訳だが、すぐそばに似たような製品を発見。

こちらは今年1月に発売になっている商品で、燕三条の人気店酒麺亭潤さん監修の物。

 

 

こちらは今年の2月に食べてレポしていますので比較していきましょうか。

酒麺亭 潤 監修燕三条系醤油ラーメンカップ、明星の力作や如何に。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

ではマルちゃんの新潟背脂を。

その内容は。

 

 

スープは粉末と液体でどちらも後入れです。

パッケージに有るようにメンマがレトルトで入っていました。

 

 

熱湯5分で出来上がりは。

 

 

確かに背脂加工品が浮いていますがそれは少ないかなぁ。

 

燕三条系のら脂ラーメンの発祥とされているのは杭州飯店さんだ。

戦後の高度成長期に金属加工で大いに栄えた同地区は、夜な夜な残業をする職人さんたちが一度に大量の出前を頼み。

それを熱々のまま提供できるようにと伸びにくい太麺にたっぷりの背脂で蓋をしたのが始まりという。

それにしては背脂の量が極端に少ない、同様なヤマダイ凄麺の燕三条系背脂醤油ラーメンカップよりもずっと少ないです。

気を取り直してスープ行ってみましょう。

 

 

一口啜るとその浮かぶ脂によりか豚感が来る、そして醤油が結構立つ。

背脂加工品にはあの独特の旨み甘みは感じられません。

思わずこれはこういったスタイルを出しているお店があって、それを基にしているのかなぁと。

少なくとも見た目は杭州飯店さんの物とは全く違っています。

ただ豚の強めな豚鶏と濃い目の醤油に煮干しの魚介が控えめに香るという基本的な部分は良く作られているようです。

そう、ひたすら背脂が足りないと。

 

 

麺も伸びにくいようにと作られた太麺ほどでは有りませんが、カップのノンフライ麺としては太麺でらしさは感じられるもの。

ただ戻し時間5分ではまだ一部に芯が残っててほぐれずに塊りになってる部分もあった。

表記無理せず6分で良いのではないでしょうかね。

麺自体はモチモチとかチュルチュルでは無く、しっかりと噛み応えも有り存在感のある麺ですね。

 

という事で何故か少ない背脂で、何を思ったかメンマにハイコストなレトルト物を入れたりと。

何か的が捉えられていないというか、メンマレトルトにするならもっと良く出来た背脂開発して沢山入れろよって、思わず口にしましたよ。

 

という事でこれが燕三条系ラーメンの再現かというと違うでしょ。

ただカップ麺としてはしっかりとした醤油味に仄かに香る魚介で美味しいことは確かです。

ごちそうさまでしたー。

 

追記

当レポには3種類の燕三条系のカップラーメンが登場しています。

 

このマルちゃん新潟背脂と、明星酒麺亭潤に凄麺の新潟背脂醤油ラーメンです。

各出来上がりを比較してみましょう。

 

再度マルちゃん新潟背脂。

 

凄麺新潟背脂醤油ラーメン。

 

明星酒麺亭潤

 

こう見ると如何にマルちゃん新潟背脂の背脂が少ないのが判りますね。

一番らしいのは酒麺亭潤さんの物でしょうか。

やはりお店からの監修が入ると一般向けには妥協しないという事でしょうかね。

 

では、最後酒麺亭潤さんの東京支店である亀戸のらーめん潤さんの画像を。

数年前に私が食べに行った時の物です。

 

やはり背脂はこの位入らないとですね。

ただこれし背脂中で、この上に大と鬼ってのが有りますからね。

でも見た目よりも良く炊きだされた背脂なのでしつこくは無く。

以外にあっさりと食べられるのも燕三条系なんですね、お店食べたくなりましたぁ。