場所は蔵前通り沿いの亀戸天神の並び、この場所数年おきにラーメン屋が入れ替わるという曰付きの立地である。

亀戸は二郎、つきひ、なが田、潤、ごっつ、ハッスルラーメン等々競合ひしめく激戦区だ。

 

 

この店もTsurumen Tokyoというお店の関西よりの東京進出店としてオープンしたのだが。

そのコンセプトがなんと。

完全予約制で3000~4000円のラーメンコースを提供というかなり意識高い系のコンセプト。

麻布や赤坂でもないこの下町のロードサイドとしてはかなり無理のある営業形態で、直ぐに普通に入店可能な形態にチェンジしたもののコロナの影響もあってか店を閉めた。

このしののめヌードルさんはその時の店長さんが独立して、未化調の新たなラーメンを提供しているんですね。

開業は昨年の5月と、ちょうど一年経ったので行ってみたわけです。

 

基本は醤油と塩です、券売機エースポジションの醤油ラーメンをポチリます。

ごご2時近くの来店でしたが先客3名あと客も3名と地元に認識されているようですよ。

待つこと5分で出てきました。

 

 

ピンクのチャーシューが2枚乗ってる、背油もちらほら、仄かにニ煮干しが香っています。

 

では、スープ行ってみましょう。

 

 

うん、豚鶏のそれも鶏が効いた過度のない醤油スープにしっかり煮干しだ。

鶏油と背油も適度に浮いているのでコクもある、そこへ煮干しです。

これが鰯の煮干しで香ばしさを増すとてうチューニング、上手にバランスされています。

未化調でこの味を作り出しているのは凄いですね。

 

 

麺は自家製麺から麺屋棣鄂製のものに変えているのですが、これがかなりのツルツル麺でラーメンにあるかん水を使ったコシが無くてうどんのような食感です。

スープの吸い込みもよいか箸が進む、代わっててこれ面白い。

 

 

チャーシューは低温調理のムチッとしたもの、厚みも5ミリほどあって食べ応えもある。

長くスープに浸していると熱で変色し食感も変わるので丼へりへ移動した方が良いですね。

この画像でも右側の下の方が熱が通り始まっちゃってます。

 

 

メンマもこれ面白い、独特の発酵臭が無くてタケノコ煮みたいだ。

 

 

美味しいラーメンでした、地元に認知されているのもよくわかりますね。

でもですね、今では在り来たりな作りなんですよ、ああ、これねーって感じの。

だがこの辺りが認知されている理由なのでしょうか、個性は無い代わりに安心が有ると。

しののめさんに行けば美味しいラーメンが食べられるという安定感でしょうかね。

美味しかったです、ごちそうさまでしたーーーーーーー、、、。

 

 

追記

今回何で回転1年経ってから行ったかというと、それは過去のラー活で気になったから。

コロナ前は年に250食以上食べていて、その内新店舗は200軒くらいになる。

そしてその新店たちが暫くすると次々に店を閉めてしまうんですね。

個性的で私がおいしいなと思ったお店でもうまく行っていない、飲食の難しさを見てしまうとこれは安定しているお店へ行く方が得策かと思うようになった。

私が年齢的にそんなにラーメン食べてばかりは居られなくなっているというのも有るし(血圧や糖尿など、2月ごとに血液検査して投薬してます)。

 

コロナ以降現在は少しラー食戻って来ているものの、以前に比べれば半分もない(カップは増えたがこれは家族で取り分けての週一ですから、実質週に1.5杯位ですよ)。

 

それでもさん式さんのような出身がしっかりとしていて評価の高いお店には行ってみたくなりますね。

烏賊背脂煮干中華そば、さん式さんの濃厚中華そばは美味しかったぁーーー。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

楽しくラー活を長く続けていきたいと思いますよー。