崎陽軒の東京工場が隣区の江東区に有るのは以前にご紹介済み。

その時のチャーハン弁当もご紹介しています。

崎陽軒のシュウマイ弁当、江東区に工場があり直売していた。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

今回は大本命のシュウマイ弁当を久しぶりに食べてみた。

 

 

包装紙を開けると思わずおおっとなった、それは。

 

 

奇麗にパックされた割りばしとお手拭きじゃないですよ、これはチャーハン弁当と同じです。

違うのは蓋、これが昔ながらの経木のままなんですねー。

いやぁ懐かしい、流石に中の垂直部分はプラなのだが底の部分も経木になってる。

という事で、経木の蓋といえばこの行事だ。

 

 

そう、蓋に着いたご飯粒を拾って食べる、最近のプラ容器は付きにくくなっていますが経木はこうなります。

お百姓さんに感謝して一粒も残すなと親に教えられた世代ですからね、無意識にこれをやりますねー。

内容は。

 

 

実はこちらを食べるのはかなり久しぶりなんですよ、これは前回の崎陽軒記事で言ってますが今はチャーハン弁当が殆どだったからなんですね。

今回改めてシューマイ弁当と対峙すると昔とは違う内容を発見です。

 

 

内容的に5ヶのシューマイは違いないですが唐揚げの存在ですね、これは昔の物には無かった、時代の要求によるものでしょうね。

 

 

冷めてもからりとしてて美味しい、よく考えられています。

肝心のシューマイは。

 

 

豚肉がぎしりと詰まったシュウマイだ、以前の物よりも筋とか軟骨が少なくてしっかりとした豚肉感を感じる。

同時に昔前面に出していたホタテは控えたか、なので現在のは肉々しいシューマイになっていますね。

 

昨年供給不足で鮭になっていたマグロのヅケ焼も再開している。

 

 

しょっぱめの味付けで御飯が進むものですが、これが酒のアテにいいんですよねー。

そう、この弁当はのん兵衛の要求にも満たしています。

 

 

それは角切りメンマにも、甘めですがご飯にもアテにもなるおかずです。

 

 

カマボコと玉子焼きが途中でほっこりさせてくれますねー。

 

 

俵型のご飯はシューマイ弁当のアイアンデティだ。

冷めてから美味しいこの御飯が有ってのこのお弁当だと思う。

最後にアンズを頂いてフィニッシュです(峠の釜めしと違い何故か違和感なかった)。

間違いなしの美味しさでした、ごちそうさまでしたーーーー、、、。

 

 

追記

私のシュウマイ弁当体験は就学前の子供のころです。

母の実家へ行く途中横浜駅で列車の窓越しに買うシュウマイ弁当とシュウマイ。

そして中に有った醤油の入れ物、しょうゆのしょうちゃん。

陶器製のひょうたん型したこの醤油入れはロットづつ顔が違う、なのでコレクターもいる代物です(栓もコルクでした、後に同型の成形プラスティックになり現在は普通の容器になってしまいます)。

これを集めるのも楽しかったし、箸置きにもなったんですねー。

お茶の入れ物も陶器でした、薄緑色した四角い急須にカップ型の湯飲みが乗ったもので持ち帰れば急須として使えた(こちらも後に成形プラスティックになり、そのプラスティック臭がお茶に溶け込み評判悪く早々に無くなりましたね)。

 

シュウマイ単体は父のアテでビールも一緒に買っていた。

その頃のビールは生で列車が着く前に駅構内のサーバーから紙の大型のカップに注がれた物で、注ぎ立てだからか蓋はされず泡が盛り上がっていた。

エービールと丸盆にビアホールのボーイさん如く6ヶ位を肩の位置に指を立てて持って売りに来るのを呼び止めて買ったものです。

60年近く前のホームの駅弁事情でした。