このカップは半年前にてで食べたのだが、同今回は仕様を変更してきたようなので入手してみた。
前回記事です。
日清無鉄砲監修濃厚ド豚骨らーめんカップ、これが想像以上に美味かった件。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)
パッケージは全く変わっていません、前回はあの濃厚さがあまり感じられなかった。
私のムテ歴は10年以上前の江古田にある中野店である、だがあの濃厚豚骨は忘れられない。
今回はちと趣向を凝らしてカップ麺がどのように組み立てられているかを検証してみます。
日清はカップヌードルを開発する時に如何に早く麺を戻せるかと研究し、結果カップ内で麺塊を途中に浮かせて保持する方法を考え出した。
それが麺塊の中空保持構造です。
カップから麺塊を取り出すとー。
上面はこんな感じ、カップの中でよく見るやつですね。
では反対側はどうだろうか。
何と中央部がえぐられた反ドーム型をしていますよー。
これをカップに挿入するとー。
カップサイズから麺塊は底には達していなくて、カップの中間部分に留まっています。
この状態で熱湯を注ぐと、麺は熱湯の中間部に位置すると。
しかも麺塊の底部が反ドーム状になっているから熱湯が効率的に対流するようになっている訳ですねー。
ついでなので粉末スープ他も。
カップ麺のスープはこのようにフレーク状になっています。
これは勿論粉末だと輸送中に底の方に溜まってしまうからですね。
なので粉末の物は別途小袋になっているものが殆どとなっている訳だ。
麺塊の上にスープ他を乗せます。
これが通常形態です、蓋を開けてこの状態じゃない場合は面倒でも一旦取り出してこうしないと本来の出来にはならないのでご注意ですね。
さて肝心の出来上がりはどうでしょうか。
付属のタレを投入した姿がこれ。
油揚げ麺と違いノンフライ麺は出来上がり沈みますから縦カップではこうなります。
これを混ぜ混ぜしますとー。
ブクブクと泡立つ姿は無鉄砲さんだ、そして前回の物と比べると明らかに濃度が違う。
そのスープから行ってみましょう。
もうね、スープは前回と違い濃度が有る、それも高い。
トロリとしたムテの何時間も豚骨のみをガラガラとかき混ぜながら煮出したスープのような粘度が有るんですねー。
前回の物はこの辺が物足りなくて、もっと濃度が欲しいと書いていたのですが。
今回の物は早速変更してきたようで増してきました。
ですが、あのむわっとくる煮出した豚骨感はかなり薄い、これに付いては前回同様か。
前回のスープに人工的なトロミ濃度を足してきた感です、これ違うかなぁ。
麺は縮れのある加水多めの中細麺で汎用品のようだ、なのでムテの物とは違います。
まあこの辺はコストとトレードですから。
スープを邪魔しないノンフライ麺の長所は凄く感じますからこれ以上は求めてはいけないですよね。
咀嚼後にちゃんと小麦感もあるのは流石に日清と思います。
という事でこれをして無鉄砲のラーメンかというとどうでしょうかねー(長嶋氏の真似をする関根勤風)。
トロミすらある豚骨醤油を再現しようとしているのは分かりますが、豚骨感が薄いです。
でもあの豚骨臭プンプンを全く再現すると一般の方には食べられないとクレームが来るかも。
なのでこの辺りが着地点なのかもと思っていしまいますね。
無鉄砲の味の輪郭と、濃厚スープの形態を再現したものでは無いかと思いました。
そんなことを思いながら完食させて頂きました、ごちそうさまでしたーーーー、、。