味のマルタイは福岡のメーカーだ、棒ラーメンであまりにも有名ですよね。

私のような関東の古い人間は、子供の頃はまだ九州豚骨の店は殆どなくて。

中学生の頃マルタイの棒ラーメンで初めて九州豚骨を知ったほどだ(という事は70年代初頭にはこちらでも売られていたという事ですね)。

 

 

九州豚骨のカップ麺といえば私の大好きなメーカー、佐賀のサンポー食品の物だが。

こちらマルタイの物もやはり福岡です、粉末でもその再現性は高い。

 

 

粉末スープと調味油と、シンプルな内容です。

かやくの類は粉末スープと一緒でしょうか。

早速熱湯3分です。

 

 

粉末スープに湯を注いだ時からあの豚骨のむわっとした香りが際立ちます。

粉末スープと一緒に入ったかやくはネギと焦がしネギでした、量が少なくてちょっと寂しいか。

調味油は当然ラード、ライブ感が増してきますよー。

 

そのスープは流石にマルタイ、九州豚骨をしっかりと再現だ。

 

 

私がいつも豚骨の魔術師と言っているサンポー食品の物と比べると少しだけ穏やかかなぁ。

とはいえ流石に福岡の老舗メーカー、美味しい豚骨ですよー。

そして鹿児島とんこつと言っている元となっているかやくの焦がしネギだ。

これが要所要所で香ばしく、スープにはニンニクパウダーも入っているので更にライブ感をアップします。

 

 

麺も九州系に多い細い低加水麺を模した油揚げ麺。

ただこのサイズのカップにある程度の量の麺を入れる為縮れがどうしても入るのと。

この細い低加水麺は博多辺りが中心で、他ではあまり使われていないとか(長浜の店や屋台が隣接する市場の働き手のために早く提供できるように細麺になったともいわれていますね、更に替え玉も大盛作っているよりも早く提供できるからとの理由のようです)。

まあコストも有るので汎用の物なのですが、これもまた粉末豚骨スープには合っていて美味しいですよー。

 

ベースになっているのは博多豚骨のカップであるのは明白です。

そこへ混ぜ物でご当地感を出したと。

だがこれが鹿児島とんこつかといえば?だと思う。

例えば熊本ならばマー油を入れれば一発で決まるのだが、鹿児島は明白な決め手が無い。

でもご当地物という枷を外せばこれもまた美味しい豚骨ラーメンカップで有るのは確かでしたね。

美味しかったです、ごちそうさまでしたー。

 

 

 

追記

本当の鹿児島らーめんの特徴、それは甘さだ。

マルチョンラーメン、。鹿児島志布志の名店は激甘の豚骨でしたぁ、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

極甘醤油のラーメン、。鹿屋のラーメン事情です、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

 

こはらは鹿屋でのラーメン事情ですが概ねこんな感じです。

いや、指宿や枕崎はもっと甘かった。

だがこれが鹿児島市内だとそれ程ではないんですね、有名なこむらさき、くろいわ、のり一などはそれほど甘くはないんですね。

これはやはりこちらのトレンドが直ぐに入る市内ならではなのでしょうかね。

なので鹿児島の地方にあるラーメンこそが本当の鹿児島ラーメンなのだと思います。