場所は江戸川区葛西なのだが駅からはけっこう遠い、都心から葛西橋通りを環七過ぎて浦安方向に数百メートルいった所にあるという大変立地が微妙な場所だ。

 

 

かなり久しぶりの来訪だが相変わらずの佇まいです。

広い通りに面しているとはいえ周辺は住宅街で、繁華街からはだいぶ離れています。

だがここは平日でも昼時には数人の並びが、休日は10人くらいの並びが出る隠れた人気店なんですね。

それは店主が六角家さん出身という事、それを聞きつけたファンが定着しているんですね。

店前からあの豚骨臭がしています、そうこちら美味しい本物の家系なんですよー。

券売機で味玉入りを、オーダーはウスメ、スクナメだ。

 

 

ビジュアルは間違いない本家筋の家系です、六角家さんよりもほうれん草が多いか。

では、スープから頂きます。

 

 

ウスメスクナメ(たれ薄め油薄め)ですが味はこれくらいがいいかなぁ、家系本家筋はデフォで濃く塩分も高めなんですね。

豚骨の風味うま味がしっかりと出ていておいしー。

九州系と違って頭骨は使わないのであの臭みは無いが、それでもたっぷりの豚骨感です。

そして醤油の返しが加わって正に正調家系ラーメンここにありです。

ただ少なめといった鶏油(家系は鶏油が浮いてます)は本当に少ない、六角家本店(旧戸塚店)が少なめでも結構浮いていたのとは対照的ですね。

 

 

麺も当然酒井製麺の特注麺だ、本家から受け継がれるこれは太くしっかりとしている。

そして短いんですね、太麺で跳ねないようにとの配慮のようなのですが啜りやすくてこれも流石に本家筋です。

しっかりとした小麦感がまたいい。

 

 

チャーシューは厚めに切られて軟らかですが。

煮込む時間がこれ煮汁もスープに使うから長めのようで少しだけパサ感が有ります。

でも悪くは無いですよ、軟らかで美味しいチャーだ。

 

途中でニンニク投入ですよー。

 

 

卓上には生姜も有るが断然これですよねー。

うまさが加速して一気に啜り上げます。

 

 

味玉は業務食材だろうがトロタマでぜんぜん良いです、良い食材ならば抵抗感は無いですねー。

 

 

いやぁ、実にしっかりとした家系ラーメンです、こんな立地なのに人気なのが分かりますねー。

味の基本は間違いなく六角家です、記憶と遜色ないいですね。

鶏油をライトにしているのはこちらの趣向でしょうか、そういえば先客に若い女性が複数いましたよ。

 

本家吉村家が開店時の吉村氏の相棒神藤氏が実質2号店の本牧家さんを任され。独立時に本牧家さんの従業員が神藤氏を慕って大量離反したことによる確執により関係は一時ぎくしゃくしたものとなったが後に和解したという。

その六角屋は一昨年企業(法人登録してあった)としては破産したという(六角橋の本店はとっくに神藤氏の体力の限界にて閉店しています)。

でも志を引き継ぐ戸塚店が現在本店として味を引き継ぎ人気店として君臨しています。

六角家本店、これぞ家系の源流大満足の一杯でした、、。 | redtylerのブログ (ameblo.jp)

こちら巓さんもそんな神藤氏の志を引き継いで、これからも美味しい東京極東部では珍しい本物の横浜家系ラーメンを提供して頂けるでしょう。

おいしかったです、ごちそうさまでしたーーーーーー。