レッドソックスファンの好事家ブログ


ヤンキースのエースといえばCC・サバシアでしょう!90マイル代半ばのストレートにスライダーと緩急のついたチェンジアップを投げ込んできます。かなり重そうな球です。


高校時代は投げて完封、打ってHRの投打の主軸。のみならず、バスケットボールやアメリカンフットボールでも活躍。

1998年にクリーブランド・インディアンスからドラフト1位指名され、入団。2000年のシドニーオリンピックの代表にも入りましたが、インディアンスから「サバシアを中継ぎで使うことは認めない」として、サバシアを呼び戻します。

2001年、メジャーデビュー戦で初勝利。この年33試合に先発して17勝5敗、171奪三振を記録!新人王投票で2位に入る活躍を見せました。(ちなみに1位はイチロー 選手)。チームの地区優勝に大きく貢献します。


「球界を代表する左腕になる」と期待されたサバシアでしたが、怪我やコンディショニングの問題を抱え、2桁勝つものの2桁負けるという不安定な投球が続きます。チームの援護が無かったことも一因ですが・・・。


サバシアが覚醒するのは2007年。この年、19勝、209奪三振、防御率3,21と活躍。投球イニングも241イニングでリーグ1位。20勝投手ジョシュ・ベケット を押しのけて、サイヤング賞に輝きます。チームの地区優勝に大きく貢献。


ここまで成長した左腕をインディアンスは何とか引き止めようとしますが、サバシアはこれを拒否。スモールマーケットのインディアンスにとって出せる金額は決まっているため、サバシアインディアンスに残らないことは確定に・・・。2008年シーズン途中にワイルドカード争いをしていたミルウォーキー・ブリュワーズに移籍。サバシアは移籍後、完封を含む9勝無敗、防御率1,43を記録。さらに熾烈なワイルドカード争いの最中には中3日で登板し、完投勝利でブリュワーズの28年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献。


シーズン終了後、FAとなり争奪戦が繰り広げられます。ロサンゼルス・ドジャースニューヨーク・ヤンキースが最終的に残りますが、ヤンキースが7年総額1億7100万ドルという破格の契約でサバシアを獲得。お金


2009年は19勝8敗、防御率3.37、230回を投げて197奪三振、与四球67の活躍。最多勝。ワールドシリーズ制覇も達成!王冠12010年は自身初の20勝、21勝7敗、防御率3.18、237回3分の2を投げて、奪三振197、与四球74で2年連続で最多勝。2011年は19勝8敗、防御率3.00、237回3分の1を投げて230奪三振、与四球61


「投手との長期契約は失敗例が多い・リスクが高い」と言われますが、サバシアは期待に応える投球で超大型契約の実力を証明してみせました!


ヤンキースを何度もワールドシリーズ制覇に導いてこそ、ヤンキースのエースでしょう。未だに「シーズンでは素晴らしいがポストシーズンではその実力を発揮できていない」という声もあります。そういう声を黙らせる活躍をしたいところです。




<最終更新日2011年12月30日>