■J2■2016シーズンスローガン評価 「スローガンこそがセンテンススプリング」
J1編
につづきます!!
去年のJ2はこちら !!
■札幌
「北海道とともに、世界へ」
・総合点 採点不能
まだ発表されてないが、おそらく今年も継続と見られる。チーム名に北海道も入ったし、よいのではないだろうか。特にこれ以上コメントはないので、同じ地区の野球チームのスローガン をごらんください。デザインめっちゃかっこいいけど、どうしても「爆死」という単語が思い浮かんでしまいますどーぞー!
■山形
「一新同体 J1を目指し、新たなチームが心ひとつに戦う。」
・総合点 5.5点
・一澤帆布点 7.5点
一時期はやりを見せた四文字熟語当て字改変もここ最近は見られなくなってしまったのだが、山形がぶちこんできた。しかし、どうしても「一新」という単語を見ると、昨年末の県の介入によるほぼ地上げのような社長交代劇が思い浮かんできてしまうのであり、 はたして「同体」になれるのかとっても疑問である。むしろ、同体じゃないからこういうスローガンにしたのかもしれない。確か後任社長の選定理由が「明るい」だったので、とにかく明るく全裸に見えるポーズでなんとかやってもらいたいものである。ロゴのデザインもなんだかバランスが悪くてちょっと変である。もしかしたらこのスローガンの字がない部分はトカゲの尻尾を暗喩しており、クラブから県への皮肉ではないかというのは完全に俺の考え過ぎである。ただ、今年成績が振るわなかった場合にはまた「一新」が起こってしまうというのは高確率で当たる予想であり、それも含めていろいろと不穏なスローガンに見えてきてしまう。お家騒動はつらいでござる。
■群馬
「覚悟」
※服部監督の直筆です
この一年、強い覚悟の気持を持って戦う。一人一人が今年こそは勝負をする!という意味を込めてつけました。
・総合点 6.0点
・1周まわって何がなんだかわからなくなってる点 7.5点
今までの群馬のスローガン のブレブレっぷりはすごいのだが、今年はもう「なんかいろいろスローガン出してみたけど結局何がいいのかわからくなったんだ、つかれたよパトラッシュ・・・」感がにじみ出てて素晴らしい。覚悟という言葉のチョイス、説明の投げやり具合も含めて素晴らしく、気合の入ったスローガンとは裏腹の群馬広報担当者の疲労度がこちらまで伝わってくる。コスト削減のために服部監督の直筆というのも素晴らしい。また、俺が常々提唱する「北関東サッカーチームバイト数足りない問題」を今年も踏襲して二文字してくれているのもグッド。ただ、そういううがった見方をするものにしか、このシンプルなスローガンは愉しめないのも事実。普通に考えたら「覚悟」とかスローガンに出してくるサッカークラブは「え?経営危ないの?」と思われてしまってもおかしくない。もっとぼかして、さらにバイト数も減らしていって、最終的には一文字であやふやな言葉として「舞」とかにしておけばいいのではないだろうか。ちなみに、J3に旅立ったお隣のクラブはコスト削減のために公募してました。
■水戸
「全力」
■読み方
ぜんりょく
「何が何でも全力で我々は進んでいく。そしてチーム一丸となっていく」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「全力」という二文字に込めて2016シーズンを闘ってまいります。
■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『皆翔』に引き続き、5年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。
・総合点 7.0点
・全力点 7.5点
2012年「たつ」、2013年「みち」、2014年「皆翔」、2015年「そう」という謎二文字スローガンによって我々の度肝を抜いてくれた水戸が今年もやってくれた。「全力」。北関東らしく、今年もバイト数節約のために二文字でまとめてくれるという着地も完璧な演技。わざわざ「ぜんりょく」と読みをふってくれてるのが親切だNE!読めるわばかにしてんのか。相変わらず書家川又さんの筆による勢いと、毎年繰り返される勝訴ムーブでのスローガン発表など、もはや伝統芸能として確立してきた感がある。いちおう説明もあるのだが、もはや説明などどうでもよいのだ。コースがどこだろうがワンスイングだけでスタンドにもっていく往年のお薬バリバリバリー・ボンズのような力強さが今の水戸のスローガンにはある。全力!なんかよくわかんないけど、全力!!
■千葉
「REVOLUTION NEXT25」
REVOLUTION :「革命」「改革」「大変革」
昨シーズン、そしてこれまでの数シーズンを振り返り、継続するべきことは継続し、改革すべきことは改革しなければならない。そして、2016年から次の25年に向けてスタートする意味を込め、今シーズンのスローガンを「REVOLUTION Next25」といたしました。
・総合点 7.0点
・革命はいまだ完遂せず点 7.5点
これほど今年の実情を表したスローガンがあるだろうか。20人以上を入れ替えた激動のオフシーズンについて、「がらがらぽん」「自殺」「一家離散」などのネガティブな言葉などが思い浮かぶ中、ポジティブに表現する言葉ではほかに「再生」「黄泉がえり」「別チーム」などがあげられるも、一番無難な「REVOLUTION」をチョイス。やはり革命には粛清がつきものなので、むしろこのスローガンにしたがって今シーズンの編成をやったのでは、という疑問さえ生まれてくる。スターリン主義は千葉でまだ生きていた!トロツキーを殺せ!!そして、とってつけたように25年経ったから革命して次の25年を目指すぜ!というこのお手軽感。20年とか30年とかもうちょいキリのいい年でやることはできなかったのか。お前にとって四半世紀は何の意味があるんだ。ただ、ロゴから溢れる「ゴー☆ジャス」感。一切チームカラーの黄色が使われておらず、ここにもREVOLUTION感がびんびんに溢れていて、退路を断ったことは間違いない。もうユニフォーム赤に変えちゃえよ。つらいです!!魂レボリューション希望!!!
■東京V
「ONE FLAG 真価」
■スローガンについて
東京ヴェルディは、2014シーズンからスローガンとして使用している
「ONE FLAG」のフレーズに込めた想いを引き続き抱き、2016シーズンを戦います。
育成元年と位置付けた2014シーズンの20位を経て、昨シーズンは野心を持って戦い、
9位以上という当初の目標を達成し、最終節までプレーオフをかけて戦いました。
今シーズンは、育成元年、そして飛躍した昨シーズンを経験したチームの『真価』が問われるシーズンと捉えています。
2、3シーズンをヴェルディで過ごしてきた選手たちを中心にチームの成熟度を高め、さらなる飛躍を目指します。
2016シーズン、ヴェルディファミリーが「ONE FLAG」の下、ひとつになって戦い抜きましょう。
■「ONE FLAG」に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する「一流」を目指し、
クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められている。
・総合点 7.0点
・一流Jスローガン点 7.5点
メイン部分の「ONE FLAG」は変わらず、そこに新しい言葉をぶち込んでくるというJスローガンの王道パターン。去年プレーオフまであと一歩というところまでいったということで、まさに真価を問われる年。「真価」という言葉もありそうでなかったので、割と新鮮な感じである。クラブカラーを基調としたデザインもずっと継続であり、ここらへんはさすがにいいセンスしてる。あまり言うこともなく、いいスローガンじゃないだろうか。ちなみに「ONE FLAG」が「一流」という意味は今年始めて知ったのであり、去年までは「一つの旗」だと思ってました。まあそれでも意味は通ってた気がするのだが。
■町田
「+one to the next STANDARD」
○「+one to the next STANDARD」に寄せて
FC町田ゼルビア相談役 守屋実
J2再昇格を勝ち取るために戦った昨シーズン、私たちはこの大きな地域の夢を、クラブ・地域・パートナー企業・サポーターが一体となり掴むことができました。
優勝こそ逃しましたが、入れ替え戦のホームゲームには8000人を超える観客が入り、まさに「+1」の力でチームを鼓舞してくださいました。あの逆転劇は、「+1」のなせる業と言えます。本当にありがとうございました。
今年は、2012年以来となるJ2です。クラブとしては、監督の体現したい方向性や想いを取り入れ、「+one to the next STANDARD」という、スローガンを掲げました。
ただ単にJ2残留を目指しているのでは、下を見ながらの戦いになります。私たちは、J2残留という現実的な目標を掲げるのでなく、一歩でも上をめざして戦いたいと思っています。
そのためには、クラブに関わる全てのところのスタンダードを上げることが何より大切になってきます。
今シーズンを戦う上で、選手個々のスキル、フィジカル、メンタルのスタンダードを上げることが不可欠です。一歩上がった個々のスタンダードをベースに、チームが「one」になること。つまりチーム全体が一体感をもって戦うことこそが、一歩上に行くための唯一の道だと信じています。
事業や運営、広報などフロントとしては、入場者数を1試合平均5000人にすること、クラブハウスと専用練習場を確保すること、1万5千席のスタジアム等の問題解決に向かって、確かな歩みを進めていかなければなりません。
育成や普及部門でも、トップに昇格し、活躍する選手を育てること、日本を代表する人材を育てることがスタンダードにならなければ、育成の町とは言えません。
つまり、2016年は、もう一度それぞれの立場の人間が『+one』の力を発揮して、J2に定着するための土台を築きつつ、町田のサッカーを全国にアピールしたいと思います。
そして、その先にあるJ1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたスローガンです。
そのためにクラブの総合力を次のステージのスタンダードにスケールアップする1年にしたいと考えています。
昨年と同じ数字の『1』ではなく、英語で『one』としたのは、「一体の」「一致した」という意味も含まれているからです。同じ想いで、一体となったゼルビアファミリーが、それぞれの立場から『+one』を実行することで、成果を勝ち取り、次のステージに進んでいくのにふさわしいクラブになれますよう、今日から皆様とともに歩んでいきたいと思います。
今シーズンもどうぞ、よろしくお願い致します。
◎ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー
2015シーズンでのキャッチフレーズ「+1」から、響きとしては継続である「+one」がスローガンになるという事で、次の印象を持ちました。
数字から英語の「one」に移行する事で、相馬監督体制の、ここまでの2年間で培ってきたJ2昇格と、再び1年で戻る事のないよう定着する為に取り組んできた事の継続性という部分、そして、「one」には一体とか、一致という意味があるように、町田市として一丸となろうという部分をより強調したスローガンになるという認識を持ちました。
その上で、以下のコンセプトでこのデザインを考えました。
「one」の「o」をゼルビーの目と設定。「n」の部分を扉と見立て、次の扉を見据えるゼルビアというイメージです。
サブタイトルの「to the next」の部分も中央揃えにする事で、三角形として、上への矢印と設定しております。
このロゴが、さらなる上を見据えて、次の水準を目指して戦っていく2016年のゼルビアの目標達成、今後の発展に繋がることを祈っています。
・総合点 4.0点
・エクストリームコールドゼルビア!!右クリックは死ぬ!!点 7.5点
えー、画像がありませんが、まさかの右クリック&Ctrl+C禁止という伝説の仕様となっております、町田ゼルビア公式HP。ひっさびさに見たわ、この仕様のHP。当然のことながら画像もダウンロードできない。せっかくHPを見に来たファンが気に入った画像を待ち受けにしようと思ってもできない(スマホでどうなってるかは知らんが)、というのは本当にいかがなものか。そこらへんはグレーにして、ばんばんSNSで発信していただくのがチーム広報としては賢いやり方ではないだろうか。特にスローガンとかロゴなんぞ頒布してもらってなんぼ。確かに著作権は当然守られるものであり、厳密に適用しようとすればこの仕打ちもやむを得ないのだが、ページ自体をダウンロードすれば全然画像も取れるし、ほぼ意味のない仕様であることはもう何年も前からわかっていること。この右クリック&Ctrl+C禁止という仕様がどれほど見に来た人を萎えさせるかを是非わかっていただきたい。なのでスローガンについてはノー評価で点数も低く。相談役の話ちょーなげー、ロゴデザインのデザイン意図をデザイナーさんに説明させるのとかちょーやめてほしい、というだけで締めさせていただく。
■横浜FC
発表がまだである。えー、ということなので勝手に考えます。やはり横浜FCと言えばカズ。永遠に活躍して欲しい選手なので、
「KAZUEVER」
というスローガンで絶え間なく注ぐカズの名を永遠と呼ぶことができたならでいいのではないだろうか。
ということで、なかなか出来のいい横浜ベイスターズのスローガン をおたのしみください。デザインかっこいい!
■松本
「One Soul 新・起動」
松本山雅は昨年クラブ設立50周年を迎えました。そして51年目に当たる2016シーズンは新しいステップに進んでまいります。
チームは5年目を迎える反町体制の下、いきいきと躍動するプレーを目指し、そして結果を求めて闘っていきます。またクラブ経営では将来に向けての育成組織の改革や新スタジアム構想の提言等、次の50年を見据えた活動を活発化していきます。2016シーズンはあらゆることを、「新・起動」させていく元年として位置づけます。
そして何より今年もファン・サポーター、地域の皆さまと共に「ONE SOUL」。心を一つにして闘っていきましょう!
1年間ご声援よろしくお願いいたします。
・総合点 6.5点
・反町ゲンドウ点 7.0点
こちらも「One Soul」は継続で、言葉を入れ替えてきたパターン。チームカラーといい、スローガンの方向性といい、「ONE」を使っていることと言い、東京Vとかなり似ているスローガンであり、もうちょっと差別化を図りたい気もする。ただ、その場合は「おう?当然おめーんとこが変えんだよなこら?」とメンチの切り合いになってしまう可能性が大なので、降りるに降りれぬチキンレース。「新・起動」も初めてのJ1挑戦を終え、またやり直しまっせということでいいスローガンなのではないだろうか。ただどうしても「新・起動」という言葉はそこはかとなくエヴァンゲリオン臭が感じ取れてしまうのであり、この路線でいくのなら「山口、襲来」とか「瞬間、マーク重ねて」とか「見知らぬ、パルセイロ」とか「松本の中心でマイボを叫んだオビナ」とかでもよかったのではないか。よくないですね、はい。
■清水
「RESTART NO GUTS, NO WIN」
2016年のシーズン、
エスパルスはここから始まる。
R E S T A R T
栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして
真新しいページに輝ける歴史を一から刻んでいくために。
どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。
今、私たちにあるのは、ただそれだけ。
N O G U T S , N O W I N .
闘魂なきところに勝利はない。
だから、エスパルスは魂で闘い抜く。
仲間を信じて。サポーターの力を信じて。
2016年、ただひたすら頂上のみを見つめて さあ、共に駆け上がっていこう!
■デザイン
固い決意と熱意をロゴ化。硬い固まり感で揺るがない強さを表現しました。
右上への延びるオレンジのラインは、
シュートの軌跡であり、「上昇」・「前進」の意思であり、
その熱い想いをクラブカラーでもあるオレンジで表現しています。
・総合点 7.5点
・走る雲の影を追いかけ点 7.5点
去年は「Heat Attack Espress」というアグレッシブなスローガンで我々の度肝を抜いてくれた清水が、今年もやってくれた。「RESTART」はJ2に落ちての再出発ということでよいのだが、その後に続く「NO GUTS, NO WIN」というフレーズの力強さと言ったら。「闘魂なくては勝利なし」という気持ち全開アグレッシブワードを見ていると、「闘魂あればなんでもできる、いくぞーっ!!」という某猪木議員の叫びが聞こえてきそうである。「Guts」の訳は「闘魂」よりもどちらかと言えば「根性」とか「勇気」とか「はらわた」だと思うのだけど、もはやそんなことどうでもいい。また、一行ごとにぐいぐいテンションを増してくるスローガン説明もすさまじい。なぜか1文字ごとにスペースを入れてある「R E S T A R T」「N O G U T S , N O W I N .」、「どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。今、私たちにあるのは、ただそれだけ。」などから漂ってくるJ-POP臭がさらに魂を揺さぶるし、「栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして」というところで地味にいろいろ過去をうやむやにしたい気分を表現しているのも二重丸。説明を読み終わったところで脳裏にはふんどし一丁で組体操サボテンをキメるデュークとチョンテセの姿が目に浮かぶというもの(デュークが下)。ジュディマリかよ。ロゴデザインの意図を「固い決意と熱意をロゴ化」とかしっかり説明しているという失態もそれ含めて満点に近い出来。我々はこのスローガンを愛さざるを得ないのだ。
■金沢
「勇轟 FUSION (読み:ゆうごう ふゅーじょん)」
■スローガンに込めた思い
①勇轟
「世に轟かすほど、強い気持ち、最後まであきらめない気持ちを前面に出し、勇ましく戦う。」
②ゆうごう、FUSION
「選手同士が融合し、クラブとサポーター・ファン、地域が融合しひとつとなって戦う。」
※轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域と捉え、3つのエンジンがひとつとなって強力に前進していくという思いも込めています。
③FUSION (Future Vision とかけて)
「J1昇格という将来ビジョンをもって、確固たる前進の1年とする。」
■ロゴデザイン
ロゴデザインは未定となっております。決定次第改めてお知らせいたします。
・総合点 6.5点
・意味ルフィーユ点 7.0点
キラキラネームスローガンきたーー!!画像はなし。「融合」という単語を「勇轟」という木更津あたりの子供がつけられてそうな単語に変換し、さらにそれを英語のFUSIONに繋げているという流れるような第三の動きを生かしたサッカーらしさ。また説明も「勇轟」がそもそも造語なので意味も無理矢理感が否めないし、2で唐突に「轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域」とかさらに意味を重ねているし、その上、3では「Future Vision」という言葉までかけているこのリリック多重構造。説明読んでるうちにそもそも最初の言葉がなんだったのか忘れるという九竜城方式で、さすがに違法建築の臭いがぷんぷん。ロゴデザインは未定とのことなので、いっそのこと「You Go」という言葉も付け加えて「あなたは行く」というなんかポーランドの巨匠が撮ったっぽい短編映画風ポスターをデザインとしてはどうだろうか。
■C大阪
「桜の挑戦 セレッソ大阪2016」
「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」
「SAKURA DNA 世界で咲き誇る、次の才能を」
・総合点 5.5点
・佐倉市本拠地移転点 7.5点
あー、もうスローガン多すぎ!!そして全部画像!!!「桜の挑戦」なのか「SAKURA SPECTACLE」なのかはっきりしてくれ!!おまけに「SAKURA DNA」とかいう育成スローガンもあるし、唐突に「SAKURA NEXT」というU-23チームの愛称が並列で語られてるし、なんなの!?なぜ、なぜ「桜の挑戦」を「SAKURA CHALLENGE」にしなかったの、ねえ!?これでは見る方もどれをフラッグに掲げていいものやらよくわからんのではないか。内容に移ると、まず「桜の挑戦」の説明をふんふんと読んでいたのだが、最後のほうで「汗し、闘い、貫き」と独特の言語感覚を見せてショートジャブ。そして、「SAKURA SPECTACLE」の説明が「閃け。輝け。咲き誇れ。」で、なんか「夢にきらめけ、明日に輝け」というルーキーズ感というか青雲それは君が見た光感が出るほどの眩しい感じ。その後の「我々は、○○」も最初は「魅せる」とかでいいのだが、後半にネタがつきてきたのか「立ち上がる」とかになってて、もはやSPECTACLEどっかにいってしまった。返してよ、あたしのSpectacle返してよ。そして、育成スローガンの「SAKURA DNA」はどうしても香川だの清武だの乾だのを思い出すのだが、そのどれもがSAKURA DNAでないというアンビバレンツ。ぱっと思い浮かぶ柿谷激推しでいこう。ここまで「サクラ」にこだわっているので、読み終わった頃には森山直太朗が義兄である小木を馬乗りで殴りながら「さくら」を歌う姿が浮かんでくるというもの。とりあえずスローガンは一つに絞ったほうがわかりやすい!
■京都
「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」
※ロゴデザインは決定次第改めてお知らせいたします。
・総合点 7.5点
・本気と書いてマジ点 8.0点
かつてこれほど力強いスローガンがあっただろうか。「一丸」は割とJスローガン界では困ったときのダイソーのようなフレーズなのだが、それはともかく「不死鳥」である。記憶によればJスローガンにおいて「不死鳥」が使われたことはない。ただ、マスコットが不死鳥をモチーフにしていたりするので、悪くはないチョイスである。しかし、京都のすごいのはその後の展開である。「不死鳥」とかいて「サンガ」と読ませるこの強引なパワープレイには、世界パワープレイ学会常駐顧問のサム・アラーダイス氏も「スティーヴン・コーカーFW連続起用のリヴァプールに並ぶ偉業」と賞賛している(未確認)。そして、なによりも素晴らしいのは不死鳥なのによみがえってしまっていることである。「不死鳥」の文字をもう一度見て欲しい。死なない鳥なのである。それを一旦殺してしまっている。そんな不死身の存在が死んでしまうほどの大激震がこのオフにあったのかどうかは俺は知りません。まだロゴは作成していないということなのだが、ロゴなしでもこの強力な破壊力。もはやロゴなんか作らなくてもいいのではないかと思ってしまうのだが、いかがだろうか?ロゴデザインにかけるお金をAEDに注ぎ込み、今年はマスコットが心肺停止に陥らないようなシーズンを是非送っていただきたいものである。
■岡山
恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。
■山口
・総合点 6.0点
・効果は個人の感想です点 7.5点
なんか一部上場企業っぽい感じのスローガンである。若手社員が左斜め45度を見上げて、その背後には自社ビルがある、みたいな。もちろん内容もふわっふわで、具体的な何かを想像しづらい。ただ、ライセンスの問題もあるだろうし、いきなり昇格と言えるわけもなく、また「とにかく残留」というのも後ろ向き過ぎるという中々目標が立てづらいチーム状況の中では、これくらい曖昧模糊としたスローガンでよいのではないだろうか。謝る機会を作ってもらったり、甘い利益が適切に処理されてたかどうかを国会で追及したり、とにかく最近の世の中はなんでもはっきりとさせたがる!!いいじゃないか、本当に卒論を終わらせたかったんだよ!!友人関係だって言ってるだろ!!というわけで、山口はマイナスイオンで高ヒアルロン酸でコラーゲンたっぷりなくらいのスローガンで今年はがんばっていただきたい!
■讃岐
「旋風」
今年はJリーグ3年目を迎え、より高みを目指す大事なシーズンとなります。昨シーズンの“堅守速攻”をベースに、より攻撃的なサッカーで北野監督のもと、大いに旋風を巻き起こし素晴らしい1年にしたい。
・総合点 6.5点
・炭水化物地獄点7.5点
讃岐らしい力強い字体のスローガンである。堅守速攻=旋風なのかどうかはイマイチわからないが、とにかく勢いだけは伝わってくる。個人的には説明はこれくらいにとどめておいてほしく、某町田や某G大阪のように一大叙事詩を書く必要はないのである。というか、そもそもそんな長く説明するならスローガンいらないのではないか。その点讃岐はデザインもシンプルだし、背景が真っ白なのもたぶんうどんをモチーフとしているからだろうし、なかなかよいのではないだろうか。もちろん、旋風という言葉の若干の弱さがあるにしても。ただ、常々讃岐はもっとうどん感を出していく方がよいと思うので、県民全体へのサブスローガンとして「うどんの食べすぎは糖尿病になります」を常につけていくとよいと思うので、次のスローガンを採用いただいてもけっこうですよ。
日本では うどんはおやつじゃ ありません だからといって 飲み物でもない
■徳島
「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」
【クラブスローガン解説】
J1を戦った2014シーズン、そしてJ1への復帰を目指して戦った昨シーズンと、厳しい戦いとなりましたが、そういった気持ちの部分をしっかりと切り替えて、クラブ全体がポジティブに進んで行く姿勢を前面に出して1年間を戦います。そういった前へ向いた気持ちの部分を2016シーズンは体現して行きたいという意志を持って、スローガンを決定しました。
『勇往邁進(ゆうおうまいしん)』言葉の意味としては、“恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行く”ということになり、デザインとしてらせん状の荒々しく巻く渦で表現することで、恐れること無く前に突き進む様を表現しております。
また、ファン・サポーターの皆様からの応援等で使っていただいている、“FORZA”には勝利という意味に加えて、“勇気”という意味もありますので、“勇気”というところで皆様とつながり、一丸となって強い気持ちを持って勝利に向かいます。
そして、“Keep Going Forward”は、これまでの歴史を更に積み上げていくという意味を込めて継続します。
『勇往邁進 Keep Going Forward 2016』のスローガンのもと、J1昇格を目標に1年間前進を続けますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
・総合点 7.0点
・かっこいいジャンパー点 7.0点
謎のマイナー四文字熟語パターンである。「勇往邁進」は「恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行くということであり、これは造語ではなく本当にある四文字熟語だそうだ。寡聞にして初めて聞いた単語である。意味がわかりづらいが、なんか引っかかる感じを持っていてよいのではないだろうか。ただ、継続スローガンである「Keep Going Forward」と合わせると文字数が多すぎるきらいも若干あって、少し重いかもしれない。ただ、毎年ここのデザインは青を基調として流麗で、渦潮をイメージさせるし、とてもかっこいいと思う。やっぱスローガンなんてのは耳と目で覚えられるのが一番やーね、ということで、ここのデザイナーさんは優秀なんではないだろうか。ただ、その分説明なんかが長すぎるのは蛇足、という感も。ま、ともかくよいロゴとスローガンですな。
■愛媛
「全力前進 全てを懸けて闘う」
2016シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、2015シーズン同様「全力前進」です。
愛媛県民全ての人の力を一つにし、2015シーズンよりもさらに力強く、一歩でも前進できるよう戦い抜き、クラブ全体で成長を遂げていく。
そういう思いを込めました。
・総合点 採点不能
去年と同じということで、特に付け加えることもなく。全力前進の果てにプレーオフまで進んだ去年の再現ということでよろしいのではないだろうか。全力前進で振り返らないことでほとんどの人が粉飾決算事件も忘れてしまってるし、今年も積極的にいろんなことを忘れていこう!!そんな事件はなかった!!
■北九州
「一心 夢へステップ!」
・総合点 6.5点
・ホップステップアメンホテップ点 7.5点
画像は見当たらず。去年が「一心 夢へホップ!」というファンキースローガンだったので、今年は当然「一心 夢へステップ!」となっている。ホップがステップに変わったところで、スローガンの印象はなんか余計にクレイジーな感じなのだが、そこらへんは黙殺していこう。去年は一昨年よりも成績がふるわずホップ感が薄かったのだが、来年のジャンプで昇格できるように今年は頑張ってステップしていただきたい。しかし、北九州で去年で一番思い出されるのはやはり「ぶちくらせ」問題であり、亀裂が走ったサポーターとの仲を修復するためにも「夢へステップ」ではなく「夢へぶちくらせ!」を採用するという手もあったのではないだろうか。
■長崎
今年は発表がまだなしということであり、こちらで考えてみた。メインスポンサーのジャパネットたかたの高田社長がテレビショッピング引退ということなので、
「ありがとう高田社長!次は優秀な選手をテレビショッピングして!」
ということで、強化部スタッフへの勧誘も兼ねたスローガンはどうだろうか。
たぶん、めっちゃいい仕事すると思うし。
■熊本
「+ONE 絆180万馬力」
これまで築き上げてきたものを継続しながら、チームはJ1昇格を、クラブは全てにおいて「+ONE」積み上げることを目指します。
クラブ、チーム、180万県民、サポーター、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、「+ONE」積み上げていこうという決意を込めています。
・総合点 5.5点
・かっとなってとっさに辛子蓮根で点 6.5点
本当にいつまで続くのだ「絆180万馬力」。もちろんスローガンに継続性があることはとてもよいのだが、絆180万馬力はそれほど押す言葉でもないような。というか、平成26年12月 の時点で1,794,233人だった人口が平成28年1月1日 時点では1,785,551人に減ってしまい、徐々にではあるが180万馬力からは離れていってしまっているので、この実態との乖離にどこまで耐えられるか。「絆約180万馬力」とかにしたほうがいいのではないだろうか。そして、180万馬力以外の言葉の「+ONE」だが、残念!!町田とかぶってしまった!!これはどちらが悪いというわけではないのだが、「おう、お前、どういうつもりなんだ?なめてんのか?」といやなJ2パイセン風を吹かせて町田に苦言を呈しておくべきである。また、デザインが去年はサブカルっぽくなったが、今年も「+ONE」の「O」のところに人の顔があって、サブカルって言っても丸尾末広系のサブカルへと別方向に進んでしまった感がある。諸星大二郎という説もあり、ここは予断を許さない。というか、なんか横顔っぽくさりげなく見える感じなので恐怖写真感があり、色も赤でフォントも崩した感じだし、なんだかサイコミステリーの表紙に見えてきた。犯人はくまもんの中にいる!!
それではJ2各賞です。
■最優秀スローガン賞 「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」(京都)
■最優秀デザイン賞 「「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」(徳島)
■ブラックジョークにもなってねえよ賞 「REVOLUTION NEXT25」(千葉)
今年も楽しかった!!!
スローガンの旅は終わらないぜ!!
去年のJ2はこちら !!
■札幌
「北海道とともに、世界へ」
・総合点 採点不能
まだ発表されてないが、おそらく今年も継続と見られる。チーム名に北海道も入ったし、よいのではないだろうか。特にこれ以上コメントはないので、同じ地区の野球チームのスローガン をごらんください。デザインめっちゃかっこいいけど、どうしても「爆死」という単語が思い浮かんでしまいますどーぞー!
■山形
「一新同体 J1を目指し、新たなチームが心ひとつに戦う。」
・総合点 5.5点
・一澤帆布点 7.5点
一時期はやりを見せた四文字熟語当て字改変もここ最近は見られなくなってしまったのだが、山形がぶちこんできた。しかし、どうしても「一新」という単語を見ると、昨年末の県の介入によるほぼ地上げのような社長交代劇が思い浮かんできてしまうのであり、 はたして「同体」になれるのかとっても疑問である。むしろ、同体じゃないからこういうスローガンにしたのかもしれない。確か後任社長の選定理由が「明るい」だったので、とにかく明るく全裸に見えるポーズでなんとかやってもらいたいものである。ロゴのデザインもなんだかバランスが悪くてちょっと変である。もしかしたらこのスローガンの字がない部分はトカゲの尻尾を暗喩しており、クラブから県への皮肉ではないかというのは完全に俺の考え過ぎである。ただ、今年成績が振るわなかった場合にはまた「一新」が起こってしまうというのは高確率で当たる予想であり、それも含めていろいろと不穏なスローガンに見えてきてしまう。お家騒動はつらいでござる。
■群馬
「覚悟」
※服部監督の直筆です
この一年、強い覚悟の気持を持って戦う。一人一人が今年こそは勝負をする!という意味を込めてつけました。
・総合点 6.0点
・1周まわって何がなんだかわからなくなってる点 7.5点
今までの群馬のスローガン のブレブレっぷりはすごいのだが、今年はもう「なんかいろいろスローガン出してみたけど結局何がいいのかわからくなったんだ、つかれたよパトラッシュ・・・」感がにじみ出てて素晴らしい。覚悟という言葉のチョイス、説明の投げやり具合も含めて素晴らしく、気合の入ったスローガンとは裏腹の群馬広報担当者の疲労度がこちらまで伝わってくる。コスト削減のために服部監督の直筆というのも素晴らしい。また、俺が常々提唱する「北関東サッカーチームバイト数足りない問題」を今年も踏襲して二文字してくれているのもグッド。ただ、そういううがった見方をするものにしか、このシンプルなスローガンは愉しめないのも事実。普通に考えたら「覚悟」とかスローガンに出してくるサッカークラブは「え?経営危ないの?」と思われてしまってもおかしくない。もっとぼかして、さらにバイト数も減らしていって、最終的には一文字であやふやな言葉として「舞」とかにしておけばいいのではないだろうか。ちなみに、J3に旅立ったお隣のクラブはコスト削減のために公募してました。
■水戸
「全力」
■読み方
ぜんりょく
「何が何でも全力で我々は進んでいく。そしてチーム一丸となっていく」
水戸ホーリーホック全ての選手・スタッフ一同が、その強い覚悟を「全力」という二文字に込めて2016シーズンを闘ってまいります。
■クラブスローガンデザイン
昨年度のスローガン『皆翔』に引き続き、5年連続で茨城県出身の書家 川又 南岳氏に揮毫いただきました。
・総合点 7.0点
・全力点 7.5点
2012年「たつ」、2013年「みち」、2014年「皆翔」、2015年「そう」という謎二文字スローガンによって我々の度肝を抜いてくれた水戸が今年もやってくれた。「全力」。北関東らしく、今年もバイト数節約のために二文字でまとめてくれるという着地も完璧な演技。わざわざ「ぜんりょく」と読みをふってくれてるのが親切だNE!読めるわばかにしてんのか。相変わらず書家川又さんの筆による勢いと、毎年繰り返される勝訴ムーブでのスローガン発表など、もはや伝統芸能として確立してきた感がある。いちおう説明もあるのだが、もはや説明などどうでもよいのだ。コースがどこだろうがワンスイングだけでスタンドにもっていく往年のお薬バリバリバリー・ボンズのような力強さが今の水戸のスローガンにはある。全力!なんかよくわかんないけど、全力!!
■千葉
「REVOLUTION NEXT25」
REVOLUTION :「革命」「改革」「大変革」
昨シーズン、そしてこれまでの数シーズンを振り返り、継続するべきことは継続し、改革すべきことは改革しなければならない。そして、2016年から次の25年に向けてスタートする意味を込め、今シーズンのスローガンを「REVOLUTION Next25」といたしました。
・総合点 7.0点
・革命はいまだ完遂せず点 7.5点
これほど今年の実情を表したスローガンがあるだろうか。20人以上を入れ替えた激動のオフシーズンについて、「がらがらぽん」「自殺」「一家離散」などのネガティブな言葉などが思い浮かぶ中、ポジティブに表現する言葉ではほかに「再生」「黄泉がえり」「別チーム」などがあげられるも、一番無難な「REVOLUTION」をチョイス。やはり革命には粛清がつきものなので、むしろこのスローガンにしたがって今シーズンの編成をやったのでは、という疑問さえ生まれてくる。スターリン主義は千葉でまだ生きていた!トロツキーを殺せ!!そして、とってつけたように25年経ったから革命して次の25年を目指すぜ!というこのお手軽感。20年とか30年とかもうちょいキリのいい年でやることはできなかったのか。お前にとって四半世紀は何の意味があるんだ。ただ、ロゴから溢れる「ゴー☆ジャス」感。一切チームカラーの黄色が使われておらず、ここにもREVOLUTION感がびんびんに溢れていて、退路を断ったことは間違いない。もうユニフォーム赤に変えちゃえよ。つらいです!!魂レボリューション希望!!!
■東京V
「ONE FLAG 真価」
■スローガンについて
東京ヴェルディは、2014シーズンからスローガンとして使用している
「ONE FLAG」のフレーズに込めた想いを引き続き抱き、2016シーズンを戦います。
育成元年と位置付けた2014シーズンの20位を経て、昨シーズンは野心を持って戦い、
9位以上という当初の目標を達成し、最終節までプレーオフをかけて戦いました。
今シーズンは、育成元年、そして飛躍した昨シーズンを経験したチームの『真価』が問われるシーズンと捉えています。
2、3シーズンをヴェルディで過ごしてきた選手たちを中心にチームの成熟度を高め、さらなる飛躍を目指します。
2016シーズン、ヴェルディファミリーが「ONE FLAG」の下、ひとつになって戦い抜きましょう。
■「ONE FLAG」に込めた想い
クラブの象徴であり、唯一無二のより所であるエンブレムの旗の下に、
ヴェルディファミリー全員がひとつになって戦うことを表わす。
またこのフレーズが意味する「一流」を目指し、
クラブに関わる全ての人間が一致団結する意思が込められている。
・総合点 7.0点
・一流Jスローガン点 7.5点
メイン部分の「ONE FLAG」は変わらず、そこに新しい言葉をぶち込んでくるというJスローガンの王道パターン。去年プレーオフまであと一歩というところまでいったということで、まさに真価を問われる年。「真価」という言葉もありそうでなかったので、割と新鮮な感じである。クラブカラーを基調としたデザインもずっと継続であり、ここらへんはさすがにいいセンスしてる。あまり言うこともなく、いいスローガンじゃないだろうか。ちなみに「ONE FLAG」が「一流」という意味は今年始めて知ったのであり、去年までは「一つの旗」だと思ってました。まあそれでも意味は通ってた気がするのだが。
■町田
「+one to the next STANDARD」
○「+one to the next STANDARD」に寄せて
FC町田ゼルビア相談役 守屋実
J2再昇格を勝ち取るために戦った昨シーズン、私たちはこの大きな地域の夢を、クラブ・地域・パートナー企業・サポーターが一体となり掴むことができました。
優勝こそ逃しましたが、入れ替え戦のホームゲームには8000人を超える観客が入り、まさに「+1」の力でチームを鼓舞してくださいました。あの逆転劇は、「+1」のなせる業と言えます。本当にありがとうございました。
今年は、2012年以来となるJ2です。クラブとしては、監督の体現したい方向性や想いを取り入れ、「+one to the next STANDARD」という、スローガンを掲げました。
ただ単にJ2残留を目指しているのでは、下を見ながらの戦いになります。私たちは、J2残留という現実的な目標を掲げるのでなく、一歩でも上をめざして戦いたいと思っています。
そのためには、クラブに関わる全てのところのスタンダードを上げることが何より大切になってきます。
今シーズンを戦う上で、選手個々のスキル、フィジカル、メンタルのスタンダードを上げることが不可欠です。一歩上がった個々のスタンダードをベースに、チームが「one」になること。つまりチーム全体が一体感をもって戦うことこそが、一歩上に行くための唯一の道だと信じています。
事業や運営、広報などフロントとしては、入場者数を1試合平均5000人にすること、クラブハウスと専用練習場を確保すること、1万5千席のスタジアム等の問題解決に向かって、確かな歩みを進めていかなければなりません。
育成や普及部門でも、トップに昇格し、活躍する選手を育てること、日本を代表する人材を育てることがスタンダードにならなければ、育成の町とは言えません。
つまり、2016年は、もう一度それぞれの立場の人間が『+one』の力を発揮して、J2に定着するための土台を築きつつ、町田のサッカーを全国にアピールしたいと思います。
そして、その先にあるJ1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたスローガンです。
そのためにクラブの総合力を次のステージのスタンダードにスケールアップする1年にしたいと考えています。
昨年と同じ数字の『1』ではなく、英語で『one』としたのは、「一体の」「一致した」という意味も含まれているからです。同じ想いで、一体となったゼルビアファミリーが、それぞれの立場から『+one』を実行することで、成果を勝ち取り、次のステージに進んでいくのにふさわしいクラブになれますよう、今日から皆様とともに歩んでいきたいと思います。
今シーズンもどうぞ、よろしくお願い致します。
◎ロゴデザイン:水谷慎吾 FC町田ゼルビア グラフィックアドバイザー
2015シーズンでのキャッチフレーズ「+1」から、響きとしては継続である「+one」がスローガンになるという事で、次の印象を持ちました。
数字から英語の「one」に移行する事で、相馬監督体制の、ここまでの2年間で培ってきたJ2昇格と、再び1年で戻る事のないよう定着する為に取り組んできた事の継続性という部分、そして、「one」には一体とか、一致という意味があるように、町田市として一丸となろうという部分をより強調したスローガンになるという認識を持ちました。
その上で、以下のコンセプトでこのデザインを考えました。
「one」の「o」をゼルビーの目と設定。「n」の部分を扉と見立て、次の扉を見据えるゼルビアというイメージです。
サブタイトルの「to the next」の部分も中央揃えにする事で、三角形として、上への矢印と設定しております。
このロゴが、さらなる上を見据えて、次の水準を目指して戦っていく2016年のゼルビアの目標達成、今後の発展に繋がることを祈っています。
・総合点 4.0点
・エクストリームコールドゼルビア!!右クリックは死ぬ!!点 7.5点
えー、画像がありませんが、まさかの右クリック&Ctrl+C禁止という伝説の仕様となっております、町田ゼルビア公式HP。ひっさびさに見たわ、この仕様のHP。当然のことながら画像もダウンロードできない。せっかくHPを見に来たファンが気に入った画像を待ち受けにしようと思ってもできない(スマホでどうなってるかは知らんが)、というのは本当にいかがなものか。そこらへんはグレーにして、ばんばんSNSで発信していただくのがチーム広報としては賢いやり方ではないだろうか。特にスローガンとかロゴなんぞ頒布してもらってなんぼ。確かに著作権は当然守られるものであり、厳密に適用しようとすればこの仕打ちもやむを得ないのだが、ページ自体をダウンロードすれば全然画像も取れるし、ほぼ意味のない仕様であることはもう何年も前からわかっていること。この右クリック&Ctrl+C禁止という仕様がどれほど見に来た人を萎えさせるかを是非わかっていただきたい。なのでスローガンについてはノー評価で点数も低く。相談役の話ちょーなげー、ロゴデザインのデザイン意図をデザイナーさんに説明させるのとかちょーやめてほしい、というだけで締めさせていただく。
■横浜FC
発表がまだである。えー、ということなので勝手に考えます。やはり横浜FCと言えばカズ。永遠に活躍して欲しい選手なので、
「KAZUEVER」
というスローガンで絶え間なく注ぐカズの名を永遠と呼ぶことができたならでいいのではないだろうか。
ということで、なかなか出来のいい横浜ベイスターズのスローガン をおたのしみください。デザインかっこいい!
■松本
「One Soul 新・起動」
松本山雅は昨年クラブ設立50周年を迎えました。そして51年目に当たる2016シーズンは新しいステップに進んでまいります。
チームは5年目を迎える反町体制の下、いきいきと躍動するプレーを目指し、そして結果を求めて闘っていきます。またクラブ経営では将来に向けての育成組織の改革や新スタジアム構想の提言等、次の50年を見据えた活動を活発化していきます。2016シーズンはあらゆることを、「新・起動」させていく元年として位置づけます。
そして何より今年もファン・サポーター、地域の皆さまと共に「ONE SOUL」。心を一つにして闘っていきましょう!
1年間ご声援よろしくお願いいたします。
・総合点 6.5点
・反町ゲンドウ点 7.0点
こちらも「One Soul」は継続で、言葉を入れ替えてきたパターン。チームカラーといい、スローガンの方向性といい、「ONE」を使っていることと言い、東京Vとかなり似ているスローガンであり、もうちょっと差別化を図りたい気もする。ただ、その場合は「おう?当然おめーんとこが変えんだよなこら?」とメンチの切り合いになってしまう可能性が大なので、降りるに降りれぬチキンレース。「新・起動」も初めてのJ1挑戦を終え、またやり直しまっせということでいいスローガンなのではないだろうか。ただどうしても「新・起動」という言葉はそこはかとなくエヴァンゲリオン臭が感じ取れてしまうのであり、この路線でいくのなら「山口、襲来」とか「瞬間、マーク重ねて」とか「見知らぬ、パルセイロ」とか「松本の中心でマイボを叫んだオビナ」とかでもよかったのではないか。よくないですね、はい。
■清水
「RESTART NO GUTS, NO WIN」
2016年のシーズン、
エスパルスはここから始まる。
R E S T A R T
栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして
真新しいページに輝ける歴史を一から刻んでいくために。
どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。
今、私たちにあるのは、ただそれだけ。
N O G U T S , N O W I N .
闘魂なきところに勝利はない。
だから、エスパルスは魂で闘い抜く。
仲間を信じて。サポーターの力を信じて。
2016年、ただひたすら頂上のみを見つめて さあ、共に駆け上がっていこう!
■デザイン
固い決意と熱意をロゴ化。硬い固まり感で揺るがない強さを表現しました。
右上への延びるオレンジのラインは、
シュートの軌跡であり、「上昇」・「前進」の意思であり、
その熱い想いをクラブカラーでもあるオレンジで表現しています。
・総合点 7.5点
・走る雲の影を追いかけ点 7.5点
去年は「Heat Attack Espress」というアグレッシブなスローガンで我々の度肝を抜いてくれた清水が、今年もやってくれた。「RESTART」はJ2に落ちての再出発ということでよいのだが、その後に続く「NO GUTS, NO WIN」というフレーズの力強さと言ったら。「闘魂なくては勝利なし」という気持ち全開アグレッシブワードを見ていると、「闘魂あればなんでもできる、いくぞーっ!!」という某猪木議員の叫びが聞こえてきそうである。「Guts」の訳は「闘魂」よりもどちらかと言えば「根性」とか「勇気」とか「はらわた」だと思うのだけど、もはやそんなことどうでもいい。また、一行ごとにぐいぐいテンションを増してくるスローガン説明もすさまじい。なぜか1文字ごとにスペースを入れてある「R E S T A R T」「N O G U T S , N O W I N .」、「どこよりも強く固い絆と、激しく熱い魂。今、私たちにあるのは、ただそれだけ。」などから漂ってくるJ-POP臭がさらに魂を揺さぶるし、「栄光も、挫折も、歓喜も、失意も すべてを過去のものとして」というところで地味にいろいろ過去をうやむやにしたい気分を表現しているのも二重丸。説明を読み終わったところで脳裏にはふんどし一丁で組体操サボテンをキメるデュークとチョンテセの姿が目に浮かぶというもの(デュークが下)。ジュディマリかよ。ロゴデザインの意図を「固い決意と熱意をロゴ化」とかしっかり説明しているという失態もそれ含めて満点に近い出来。我々はこのスローガンを愛さざるを得ないのだ。
■金沢
「勇轟 FUSION (読み:ゆうごう ふゅーじょん)」
■スローガンに込めた思い
①勇轟
「世に轟かすほど、強い気持ち、最後まであきらめない気持ちを前面に出し、勇ましく戦う。」
②ゆうごう、FUSION
「選手同士が融合し、クラブとサポーター・ファン、地域が融合しひとつとなって戦う。」
※轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域と捉え、3つのエンジンがひとつとなって強力に前進していくという思いも込めています。
③FUSION (Future Vision とかけて)
「J1昇格という将来ビジョンをもって、確固たる前進の1年とする。」
■ロゴデザイン
ロゴデザインは未定となっております。決定次第改めてお知らせいたします。
・総合点 6.5点
・意味ルフィーユ点 7.0点
キラキラネームスローガンきたーー!!画像はなし。「融合」という単語を「勇轟」という木更津あたりの子供がつけられてそうな単語に変換し、さらにそれを英語のFUSIONに繋げているという流れるような第三の動きを生かしたサッカーらしさ。また説明も「勇轟」がそもそも造語なので意味も無理矢理感が否めないし、2で唐突に「轟の3つの車は、クラブ、サポーター・ファン、地域」とかさらに意味を重ねているし、その上、3では「Future Vision」という言葉までかけているこのリリック多重構造。説明読んでるうちにそもそも最初の言葉がなんだったのか忘れるという九竜城方式で、さすがに違法建築の臭いがぷんぷん。ロゴデザインは未定とのことなので、いっそのこと「You Go」という言葉も付け加えて「あなたは行く」というなんかポーランドの巨匠が撮ったっぽい短編映画風ポスターをデザインとしてはどうだろうか。
■C大阪
「桜の挑戦 セレッソ大阪2016」
「SAKURA SPECTACLE 閃け。輝け。咲き誇れ。」
「SAKURA DNA 世界で咲き誇る、次の才能を」
・総合点 5.5点
・佐倉市本拠地移転点 7.5点
あー、もうスローガン多すぎ!!そして全部画像!!!「桜の挑戦」なのか「SAKURA SPECTACLE」なのかはっきりしてくれ!!おまけに「SAKURA DNA」とかいう育成スローガンもあるし、唐突に「SAKURA NEXT」というU-23チームの愛称が並列で語られてるし、なんなの!?なぜ、なぜ「桜の挑戦」を「SAKURA CHALLENGE」にしなかったの、ねえ!?これでは見る方もどれをフラッグに掲げていいものやらよくわからんのではないか。内容に移ると、まず「桜の挑戦」の説明をふんふんと読んでいたのだが、最後のほうで「汗し、闘い、貫き」と独特の言語感覚を見せてショートジャブ。そして、「SAKURA SPECTACLE」の説明が「閃け。輝け。咲き誇れ。」で、なんか「夢にきらめけ、明日に輝け」というルーキーズ感というか青雲それは君が見た光感が出るほどの眩しい感じ。その後の「我々は、○○」も最初は「魅せる」とかでいいのだが、後半にネタがつきてきたのか「立ち上がる」とかになってて、もはやSPECTACLEどっかにいってしまった。返してよ、あたしのSpectacle返してよ。そして、育成スローガンの「SAKURA DNA」はどうしても香川だの清武だの乾だのを思い出すのだが、そのどれもがSAKURA DNAでないというアンビバレンツ。ぱっと思い浮かぶ柿谷激推しでいこう。ここまで「サクラ」にこだわっているので、読み終わった頃には森山直太朗が義兄である小木を馬乗りで殴りながら「さくら」を歌う姿が浮かんでくるというもの。とりあえずスローガンは一つに絞ったほうがわかりやすい!
■京都
「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」
※ロゴデザインは決定次第改めてお知らせいたします。
・総合点 7.5点
・本気と書いてマジ点 8.0点
かつてこれほど力強いスローガンがあっただろうか。「一丸」は割とJスローガン界では困ったときのダイソーのようなフレーズなのだが、それはともかく「不死鳥」である。記憶によればJスローガンにおいて「不死鳥」が使われたことはない。ただ、マスコットが不死鳥をモチーフにしていたりするので、悪くはないチョイスである。しかし、京都のすごいのはその後の展開である。「不死鳥」とかいて「サンガ」と読ませるこの強引なパワープレイには、世界パワープレイ学会常駐顧問のサム・アラーダイス氏も「スティーヴン・コーカーFW連続起用のリヴァプールに並ぶ偉業」と賞賛している(未確認)。そして、なによりも素晴らしいのは不死鳥なのによみがえってしまっていることである。「不死鳥」の文字をもう一度見て欲しい。死なない鳥なのである。それを一旦殺してしまっている。そんな不死身の存在が死んでしまうほどの大激震がこのオフにあったのかどうかは俺は知りません。まだロゴは作成していないということなのだが、ロゴなしでもこの強力な破壊力。もはやロゴなんか作らなくてもいいのではないかと思ってしまうのだが、いかがだろうか?ロゴデザインにかけるお金をAEDに注ぎ込み、今年はマスコットが心肺停止に陥らないようなシーズンを是非送っていただきたいものである。
■岡山
恒例の冬合宿の模様をお楽しみください。
■山口
「志 今から未来へ」
◆チームスローガンに込めた想い
レノファ山口FCは、昨シーズンJ3優勝そしてJ2昇格を果たすことができました。これは、レノファに関係する全ての皆様が強い志を持って挑んだ賜物だと思っています。今シーズン、J2リーグという新たな舞台での戦いとなります。古くから携わっていただいた方々、今、応援いただいている方々の想いをしっかり胸に抱き、より強い志を持って戦っていきます。そして、この志はレノファがある限り持ち続け、未来へつなげていきたいと考えています。
維新の志士が活躍した山口の地で、レノファに関わる皆様とともに、志を今から未来へつないでいきたいという想いを込め、今シーズンのスローガンを「志 今から未来へ」いたしました。
・総合点 6.0点
・効果は個人の感想です点 7.5点
なんか一部上場企業っぽい感じのスローガンである。若手社員が左斜め45度を見上げて、その背後には自社ビルがある、みたいな。もちろん内容もふわっふわで、具体的な何かを想像しづらい。ただ、ライセンスの問題もあるだろうし、いきなり昇格と言えるわけもなく、また「とにかく残留」というのも後ろ向き過ぎるという中々目標が立てづらいチーム状況の中では、これくらい曖昧模糊としたスローガンでよいのではないだろうか。謝る機会を作ってもらったり、甘い利益が適切に処理されてたかどうかを国会で追及したり、とにかく最近の世の中はなんでもはっきりとさせたがる!!いいじゃないか、本当に卒論を終わらせたかったんだよ!!友人関係だって言ってるだろ!!というわけで、山口はマイナスイオンで高ヒアルロン酸でコラーゲンたっぷりなくらいのスローガンで今年はがんばっていただきたい!
■讃岐
「旋風」
今年はJリーグ3年目を迎え、より高みを目指す大事なシーズンとなります。昨シーズンの“堅守速攻”をベースに、より攻撃的なサッカーで北野監督のもと、大いに旋風を巻き起こし素晴らしい1年にしたい。
・総合点 6.5点
・炭水化物地獄点7.5点
讃岐らしい力強い字体のスローガンである。堅守速攻=旋風なのかどうかはイマイチわからないが、とにかく勢いだけは伝わってくる。個人的には説明はこれくらいにとどめておいてほしく、某町田や某G大阪のように一大叙事詩を書く必要はないのである。というか、そもそもそんな長く説明するならスローガンいらないのではないか。その点讃岐はデザインもシンプルだし、背景が真っ白なのもたぶんうどんをモチーフとしているからだろうし、なかなかよいのではないだろうか。もちろん、旋風という言葉の若干の弱さがあるにしても。ただ、常々讃岐はもっとうどん感を出していく方がよいと思うので、県民全体へのサブスローガンとして「うどんの食べすぎは糖尿病になります」を常につけていくとよいと思うので、次のスローガンを採用いただいてもけっこうですよ。
日本では うどんはおやつじゃ ありません だからといって 飲み物でもない
■徳島
「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」
【クラブスローガン解説】
J1を戦った2014シーズン、そしてJ1への復帰を目指して戦った昨シーズンと、厳しい戦いとなりましたが、そういった気持ちの部分をしっかりと切り替えて、クラブ全体がポジティブに進んで行く姿勢を前面に出して1年間を戦います。そういった前へ向いた気持ちの部分を2016シーズンは体現して行きたいという意志を持って、スローガンを決定しました。
『勇往邁進(ゆうおうまいしん)』言葉の意味としては、“恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行く”ということになり、デザインとしてらせん状の荒々しく巻く渦で表現することで、恐れること無く前に突き進む様を表現しております。
また、ファン・サポーターの皆様からの応援等で使っていただいている、“FORZA”には勝利という意味に加えて、“勇気”という意味もありますので、“勇気”というところで皆様とつながり、一丸となって強い気持ちを持って勝利に向かいます。
そして、“Keep Going Forward”は、これまでの歴史を更に積み上げていくという意味を込めて継続します。
『勇往邁進 Keep Going Forward 2016』のスローガンのもと、J1昇格を目標に1年間前進を続けますので、温かいご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
・総合点 7.0点
・かっこいいジャンパー点 7.0点
謎のマイナー四文字熟語パターンである。「勇往邁進」は「恐れること無く勇気を持って明るく元気に目標に向かって進んで行くということであり、これは造語ではなく本当にある四文字熟語だそうだ。寡聞にして初めて聞いた単語である。意味がわかりづらいが、なんか引っかかる感じを持っていてよいのではないだろうか。ただ、継続スローガンである「Keep Going Forward」と合わせると文字数が多すぎるきらいも若干あって、少し重いかもしれない。ただ、毎年ここのデザインは青を基調として流麗で、渦潮をイメージさせるし、とてもかっこいいと思う。やっぱスローガンなんてのは耳と目で覚えられるのが一番やーね、ということで、ここのデザイナーさんは優秀なんではないだろうか。ただ、その分説明なんかが長すぎるのは蛇足、という感も。ま、ともかくよいロゴとスローガンですな。
■愛媛
「全力前進 全てを懸けて闘う」
2016シーズンの愛媛FCのチームスローガンは、2015シーズン同様「全力前進」です。
愛媛県民全ての人の力を一つにし、2015シーズンよりもさらに力強く、一歩でも前進できるよう戦い抜き、クラブ全体で成長を遂げていく。
そういう思いを込めました。
・総合点 採点不能
去年と同じということで、特に付け加えることもなく。全力前進の果てにプレーオフまで進んだ去年の再現ということでよろしいのではないだろうか。全力前進で振り返らないことでほとんどの人が粉飾決算事件も忘れてしまってるし、今年も積極的にいろんなことを忘れていこう!!そんな事件はなかった!!
■北九州
「一心 夢へステップ!」
・総合点 6.5点
・ホップステップアメンホテップ点 7.5点
画像は見当たらず。去年が「一心 夢へホップ!」というファンキースローガンだったので、今年は当然「一心 夢へステップ!」となっている。ホップがステップに変わったところで、スローガンの印象はなんか余計にクレイジーな感じなのだが、そこらへんは黙殺していこう。去年は一昨年よりも成績がふるわずホップ感が薄かったのだが、来年のジャンプで昇格できるように今年は頑張ってステップしていただきたい。しかし、北九州で去年で一番思い出されるのはやはり「ぶちくらせ」問題であり、亀裂が走ったサポーターとの仲を修復するためにも「夢へステップ」ではなく「夢へぶちくらせ!」を採用するという手もあったのではないだろうか。
■長崎
今年は発表がまだなしということであり、こちらで考えてみた。メインスポンサーのジャパネットたかたの高田社長がテレビショッピング引退ということなので、
「ありがとう高田社長!次は優秀な選手をテレビショッピングして!」
ということで、強化部スタッフへの勧誘も兼ねたスローガンはどうだろうか。
たぶん、めっちゃいい仕事すると思うし。
■熊本
「+ONE 絆180万馬力」
これまで築き上げてきたものを継続しながら、チームはJ1昇格を、クラブは全てにおいて「+ONE」積み上げることを目指します。
クラブ、チーム、180万県民、サポーター、ロアッソ熊本に関わる全ての皆様と絆を結び、「+ONE」積み上げていこうという決意を込めています。
・総合点 5.5点
・かっとなってとっさに辛子蓮根で点 6.5点
本当にいつまで続くのだ「絆180万馬力」。もちろんスローガンに継続性があることはとてもよいのだが、絆180万馬力はそれほど押す言葉でもないような。というか、平成26年12月 の時点で1,794,233人だった人口が平成28年1月1日 時点では1,785,551人に減ってしまい、徐々にではあるが180万馬力からは離れていってしまっているので、この実態との乖離にどこまで耐えられるか。「絆約180万馬力」とかにしたほうがいいのではないだろうか。そして、180万馬力以外の言葉の「+ONE」だが、残念!!町田とかぶってしまった!!これはどちらが悪いというわけではないのだが、「おう、お前、どういうつもりなんだ?なめてんのか?」といやなJ2パイセン風を吹かせて町田に苦言を呈しておくべきである。また、デザインが去年はサブカルっぽくなったが、今年も「+ONE」の「O」のところに人の顔があって、サブカルって言っても丸尾末広系のサブカルへと別方向に進んでしまった感がある。諸星大二郎という説もあり、ここは予断を許さない。というか、なんか横顔っぽくさりげなく見える感じなので恐怖写真感があり、色も赤でフォントも崩した感じだし、なんだかサイコミステリーの表紙に見えてきた。犯人はくまもんの中にいる!!
それではJ2各賞です。
■最優秀スローガン賞 「一丸 よみがえる不死鳥(サンガ)」(京都)
■最優秀デザイン賞 「「勇往邁進 Keep Going Forward 2016」(徳島)
■ブラックジョークにもなってねえよ賞 「REVOLUTION NEXT25」(千葉)
今年も楽しかった!!!
スローガンの旅は終わらないぜ!!
■J1■2016シーズンスローガン評価 「木村くんがスローガンを出す機会を与えてくれたので」
さあ、何かと騒がしい昨今のテレビ事情ですが、それでも来シーズンはやってくる!
その前にスローガンをやっつけちゃおう!ということで、今年もやります!
去年のJ1スローガンはこちら !!
■仙台
「Build Up 興せ思いを。走らせろ己を。繋げ力を。」
成長しつつある個々をベースにチーム、組織として総合力を積み上げていく。東日本大震災から5年、節目となる年に、いま一度立ち上がる決意を固め、被災地と人々の精神の復興に寄与していきたい。地域とのつながりを一層強化し、シンボルとして走り続けるシーズンにする。
・総合点 6.5点
・斬新フォント点 7.0点
のっけからナイスパンチな画像がきました。「Build Up」という文字の中に「興」という文字を組み込むという斬新なデザイン。シャッターの落書きストリートアートのような新風をスローガン界に吹き込んだ!!このインパクトはすごいもので、「興」という文字を無理矢理「Up」に埋め込んであるので、もう「Up」の文字はゲシュタルト崩壊してしまい、「興」としか読めない。「Build 興」ではもはや何を言っているのかさっぱりわからないし、説明も詰め込みすぎで冗長なのだが、それでもフォントデザインだけ押し切れてしまう強さがあるのだ。インパクトは大事である。隣の野球チームは「夢と感動」とか中学校の校長挨拶みたいなスローガン にしているが、少なくともそれには勝っているとお伝えしたい。
■鹿島
「Football Dream ともに」
創設25周年を迎える今季、再び Football Dream(フットボール ドリーム) という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる。鹿島アントラーズに関わるすべての人たちと “ともに”、もう一度同じ夢を分かちあい、新たな歴史を創造していく。このクラブが生まれた原点に立ち返り、伝統を紡いでいくため、揺るぎない言葉を胸に新たな領域へと歩みを進める。
・総合点 6.5点
・某国民的アイドル点 7.5点
説明に「再び Football Dream(フットボール ドリーム)という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる」とあって、その後当然のように前提として説明を繋げるのだが、「え?掲げたことあったの?誰が?ジーコが?」ってなってしまい、某5人組でリーダーを謝らせたメンバーの「ちょ待てよ!」という言葉が自然と出てきてしまう。読者の方でこのスローガンを掲げていることがあることを記憶している方がいたら、是非教えて欲しい。もしかしたら一度も掲げたことがないのにさもあったかのように振る舞うという歴史の改変なのだろうか。某6番目のメンバーがいなかったことになってるように、みんなで「昔からそうだった」と言ってしまえばだんだんそう信じてしまうようなものである。怖い怖い。スローガン単体としては昨年までの男らしいフォントではなくなりややトーンダウン。内容も「英語+日本語」のJ月並スローガンに落ち着いてしまった。いっそのこと来年は「有史以来2000年を超える歴史のあるサッカークラブ」と嘘のレベルを極限まで引き上げて、われわれの度肝を抜いてほしいものである。
■新潟
今年も遅れてるのかないのかわからないが、とにかく今の時点で発表はない。なので俺が考えます。新潟といえばハッピーターンなので、
「あの日舐めた白い粉の名前を僕たちはまだ知らない」
でどうでしょうか!!
■浦和
こちらも毎年のように発表してんだかしてないかわかなんないので、俺が考えます。やはり今年こそは優勝したいということで具体的な目標のほうがよかろうと考えます。
「1-0でリードしてて残り10分になったら2人以上攻め上がらない」
というものでどうでしょうか?
このスローガンを守れば優勝や!!
■大宮
「挑む より高みへ、未来へ」
ここからがはじまりだ。
高い志と情熱を胸に。
皆が結束し、ひとつになって、
紡いできたものを未来へつなげてゆく。
今年も私たちは挑戦者。
私たちの挑戦は、加速する。
より高みへ、未来へ。
・総合点 6.5点
・疾走するポエム点 7.5点
ここにきて非常にポエム点の高いスローガンがきてわくわくしている。まず1フレーズ日本語の「挑む」に加えて、倒置法で「より高みへ、未来へ」とつなげているのが熱い。そこからは怒涛のポエム地獄である。あくまで曖昧な単語をこれでもかと乱打し、一行ごとに疾走するポエムを俺たちは止めることができないのだ。最後に再び「より高みへ、未来へ」で締めた頃には朦朧とした意識で涎を流すほかないのである。これは俺たちのポエム山田の加入待ったなしである。終わりから3行目で「今年も私たちは挑戦者」で「今では私がおじいちゃん」とヴェルダースオリジナルのCMを思い出したのは内緒だ。さらにはデザインも素晴らしい。オレンジ縦縞グラデーションに白文字という眼を殺しにきてる感満載である。あれ、去年はなんだったっけ・・・と去年の自分のスローガンの記事を見てたら、大宮のことをすっかり忘れてましたてへぺろ。ごめーーん!!代わりに今年の分に追加しておくから許して!!と思ったらほぼデザイン一緒だった 。コストカット!!
■柏
「柏から世界へ UNIDOS SOMOS FORTES(ウニードス ソーモス フォルテス)」
「柏から世界へ」は、ここ数年、JリーグからACLなど国際大会へ戦いの場を広げていったなかで、サポーターの応援から発せられた言葉。クラブとしてもアジアや国際舞台への飛躍、柏から世界をめざしていくという姿勢を表した。また「UNIDOS SOMOS FORTES」(ウニードス ソーモス フォルテス)」というポルトガル語は、一致団結、一心同体といった意味合い。クラブに関わるすべての人の力を結集して生まれる強大な力でクラブを作って行きたいという思いを表現した。
・総合点 6.5点
・コンゴトモヨロシク点 7.5点
「柏から世界へ」はサポーターの応援からということで中々よいのだが「○○から世界へ」はなんかどっかで見たことあるスローガンで斬新なものでもないのが難点である。しかし、それを補って余りある「UNIDOS SOMOS FORTES」。唐突ポルトガル語。Jのスローガンでは突然監督の国籍に合わせて英語以外の外国語を持ってくることがたまにあり、古くはバルバリッチ監督だからクロアチア語、フィッカデンティ監督だからイタリア語をぶっ込んでくるという無茶もあった。たいてい意味は説明しているのだが、説明が必要なスローガンってどうなの、という気もする。ちなみに、今回の柏のスローガンをGoogle翻訳にぶち込んでみたら「UNITED WEが強いです」という訳が出てきたが大丈夫か。ただし、今回は読み方の指定まである。「ウニードス ソーモス フォルテス」、うん、なんか何回も声に出してみると、どんどん自分がこの世を滅ぼす悪魔を召喚してるような気になってくる。柏ファンの方々にはこの呪文を折に触れては唱えていただき、外道チェ・ソングク、地霊アデバヨ、悪鬼ストイチコフ、大天使フォン・ミョンボなどを召喚した折には、自由に合体させてきみだけの助っ人悪魔を作ってもらいたいものである。
■FC東京
「Challenge the top 頂戦」
【コンセプト】
FC東京にかかわるすべての人が、日本、そしてアジアの頂点に立つことをめざし、それぞれの立場で進化すること、さらにFC東京U-23のJ3リーグ参戦など、2016年をクラブとしての新たなチャレンジの年と位置付け、一丸となって臨む決意を表現しました。
※ 2016スローガンは書家の西室多恵子さんにデザインしていただきました。
・総合点 5.5点
・私の頭の中の消しゴム点 6.5点
ここも英語+二文字日本語である。あれだけ!あれだけ!言ったのに!!まだやるか!!そしてさらに「挑戦」をもじって別の漢字を当てはめるという二重のタブーを犯してしまってる!!また!!さらに!!これは言ってないかもしれないけどけっこう見るタイプ!!というのに加えて、デザインも白地に黒墨字のシンプルであり、1度見たら2度と思い出せないので鈍器で頭を殴る必要もないのである。スローガン自体は今年のFC東京の目標に合致するものであり、非常によいのであるが、頭に残らなければちっとも意味がないのではないだろうか。もちろん、書家の方にデザインを依頼したのはクラブなので、書家の方に罪はないのである。ちなみにこのデザインは書家の西室多恵子さんという方がデザインしたのであるが、一瞬「西原理恵子」に見えてしまい、え!!?あの絵柄でロゴデザイン!!?とぶち上がったのですが間違いだったことをご報告いたします。かしこ。
■川崎
「CHALLENGE THE FUTURE チャレンジ・ザ・フューチャー (未来への挑戦)」
これから創造していく未来も、フロンターレらしく積極的に挑戦していこうという意味で「challenge the future」の文字をあしらったロゴを2016年のキャッチフレーズとしました。
・総合点 6.0点
・チームのスタイルがチャレンジャー点 7.5点
この時点で二件目の「Challenge」である。挑むと合わせれば3件目。Jチーム何かに挑みすぎだろう。ロッキーかよ。累計何件になってるかは知らぬが、スローガン界隈では非常に使い古されたものである。その後のカタカナ読み、さらには日本語訳も蛇足な感ありありありアリーヴェ・デルチである。ただし、相変わらずこのチームのスローガンのデザインはポップでかっこいい。スローガンなんぞデザインがよくて人目を引けば目標の半分は達成しているのであり、内容おかしくてもかまわないのである。よくよく見れば「20th」ってことは20周年なのかな・・・?それとなんか知らないけど土星があるのは、宇宙関連に進出するのかな・・・なんで?などといろんな疑問がわいてくるのだが、スローガンをまじまじと見つめるのは俺くらいなので無視しても平気なのである。去年が「attractive」でまったく一貫性はないのであるが、風間大僧正の下で「魅力的な」というスローガンにするととんでもないことが起こるということがわかったので、英断である。まあスローガン何にしてもとんでもないことは起こるんだけど。
■横浜FM
どうも年ごとのスローガンというのはやめてしまったのか、見つかりません。去年は「Integral Goal」という謎いスローガンだったのですが、そもそも英語で意味がない、という指摘もあってやめたのだろうか。なので今年はあたいが考える。マンチェスター・シティの意向に沿わざるを得ないチーム編成に昨今は惑わされることもしばしばなので、
「うん、うん、わかったからヤヤ・トゥーレ貸してくんない?」
という強気植民地スローガンでどうだろうか。
■湘南
「挑越」
これは当て字なのですが、挑んで越えて行くということでこの漢字にしました。我々は、前に大きな高い山があった時に腰が引けて後ろに下がってサッカーをするのではなくて、やっぱり挑んでいきたい。それは自分たちが今まで積み上げてきたこと、新しくこれから積み上げてくこと、そういうことにチャレンジをしてみんなでハードルを越えていく。我々は目的地までわき目もふらず一気に走り抜ける。しっかり原点に返って新しい選手、既存の選手を融合して周りをびっくりさせられるようなチームにしていきたいと思います
・総合点 5.5点
・残ってくれたおいしいパスタでマジ感謝点 6.5点
また「挑」である。4件目である。きみたちはフードファイターなのか。まだデザインはできてないらしく画像はなし。そういや去年も画像がなかったなあ。ロゴとかは作らない方針なのかしら。J2の時はロゴを作ってたような気がするのだが。経費削減かねえ。まあそれはそれでよし。漢字二文字のスローガンというのは鬼門中の鬼門なのだが、毎年うまく当て字で乗り切っている感。チームスタイルにも合ってるし、よいのではないだろうか。「挑」を使っていること以外は。あ、もしかしてチョウ・キジェ監督のチョウにかけてたりするの!?残ってくれた感謝も含めてチョウにしたとか!!?ないとは思うが、監督には湘南らしくおいしいパスタを作って目を閉じれば億千の星一番光るお前がいると感謝の言葉を紡いではどうだろうか。どうだろうか?
■甲府
「総力~プロヴィンチアの挑戦~」
2012シーズンにJ2で優勝して以降、3年連続でのJ1残留を果たしたものの、観客数・収入なども伸び悩んでいます。J1に居続けることで新たな希望の道が見えてくると信じ、戦う想いとは裏腹に厳しい現実との戦いが続いています。
そのような状況の中で今年はクラブがより一層の努力をし、サポーター、スポンサーと共に山梨県の全ての皆様の協力を得て、「総力」を結集し立ち向かっていきたい。という想いを込めています。
また、サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は地方クラブがJ1で戦う心意気を込めており、今シーズンも継続して使用します。
≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫
・総合点 5.5点
・狂気のマックス点 6.5点
去年からプロヴィンチアの挑戦を継続。プロヴィンチアもだいぶ定着してきたし、「地方クラブの挑戦」だとなんか間が抜けてしまうので、よいのではないだろうか。しかし、ここも肝心の変化させる部分の「総力」が月並すぎてなかなか印象に残りづらい。想いを込められてもそれが届かない感満々である。おそらく巻き込まれるであろう残留争いの段階では「総力?いーからラーメン作れよ、盛田ぁ!?」とスタンドで怒鳴っていることは必定であり、プロヴィンチアの挑戦だけがクローズアップされてしまうのが悲しいところである。また、デザインがけっこうかっこいいのだが、「スローガンロゴデザイン:五味リューコウ」の字を見た時に「字幕:アンゼたかし」を何故か思い出したことをお伝えしておきます。もう「甲府盆地 怒りのデス・ロード」でいいんじゃないだろうか。
■磐田
「繋ぐ 夢の実現へ」
2016年シーズン、ジュビロ磐田は『繋ぐ 夢の実現へ』をクラブスローガンとして掲げます。
J1で活躍するためには、昨シーズン以上の沢山の「繋ぐ」を築き、大切にしなくてはいけません。
「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がる事こそが、一丸となり勝利に繋がる事に他なりません。
また、昨シーズンJ1昇格という最大の目標を達成する事は出来ましたが、<夢の実現>は未だ道半ばです。
クラブ理念である<夢と感動を!>を多くの人々と分かち合う事を目指し、<夢の実現へ>の達成に向けての想いを込めました。
・総合点 6.0点
・私はあなた、あなたは私点 7.0点
去年は名波さんの手腕がよくわからなかったので「繋ぐ」!?リアクションしないで繋ぐ!?バルサ信者だ見つけたぞ!!となったのだが、やってるサッカーはそんなことなく見事に昇格を勝ち取った。今年も去年のスローガンを継続ということだが、「考えを繋ぐ、パスを繋ぐ」まではいいとしても「心と心を繋ぐ」となると、若干おや?という雰囲気になってくる。さらに「サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを繋ぐ」となると急にSF感が出てくるのであり、夢というのはすべての個人をジュビロ色に染め上げる無個性なポストヒューマン誕生のことなのか!とB級のSFを読み過ぎるとこうなります。まあとりあえずそんなこと考える人はあんまりいないかもしれないが、ちょっと宗教チックというか「絆」チックなのは気持ち悪いのであまりよくない。そして、説明を読んでも最終的な「夢」の部分がボカされているので、けっこうもやもや。デザインは簡素でいいのだが、「夢」が優勝だったら優勝って書いちゃっていいんじゃないかなー。
■名古屋
「信頼」
2016年は名古屋グランパスにとって
クラブ発足以来の大きな改革のスタートの年となります。
我々はこの改革を必ずやり遂げます。
そのために名古屋グランパスは
皆様と真剣に向き合い、皆様からの「信頼」を勝ち取る為に常に全力を尽くします。
一方で、改革には時間が必要であり、ときに失敗も付き物です。
チームが苦境に立たされることもあるでしょう。
そんな時はファン・サポーター含めクラブに関わる全ての人々の
クラブへの変わることのない「信頼」こそが苦境を乗り越える力になります。
そうした想いを込めてスローガンを決定いたしました。
また「信頼」のデザインにおけるグランパスレッドの1本線には
「クラブに関わる全ての人が1つになる」
「どんなときも1本筋の通った信念を持ち続ける」「No.1になる」という意志が込められています。
名古屋グランパスは2016年、大きな一歩を踏み出します。
共にシーズンを闘い抜きましょう。
・総合点 7.0点
・はとぽっぽ点 7.0点
「信頼」の二文字である。昨年までのやる気がなさそうなスローガンから一転、今年は身につまされるスローガンとなっている。我慢強く試合に出し、期待をかけていた牟田や本多の若手にあっさりとJ2に逃亡されたのも信頼がなくなったからこそ。また、GM兼監督を未経験者の小倉さんにやらせるというギャンブルも信頼がなくてはできないこと。とにかく信じてくれ!信じてくれ、頼む!トーリニータ!!というもはやそれは信頼ではなくて盲信なのではないかというところにきてしまっているのだが、とにかくチームへの信頼を回復したいという怨念が漂ってくるいいスローガンである。デザインもシンプルでチームカラーの赤を使っているし、なかなかによい。ただ、あまりにも「信じてくれ!!」と言いまくっている人を信頼したくなくなるのは世の常であり、「Trust me」と言った某元総理大臣がどうなったかを見るとあまり先のことを考えたくなくなってくる。自然と信頼してくれるような結果になればいいですね、というところだろうか。いっそのこと「友愛」でハト派感を出していけばよかったのではないだろうか。ルーピー!!
■G大阪
「Ambition」
三冠王者として臨んだ2015シーズン。ガンバ大阪はJ1リーグ連覇、そして2008シーズン以来のAFCチャンピオンズリーグ優勝を最大の目標に、一つでも多くのタイトル獲得を目指して1年間戦いました。60試合にも及ぶ公式戦を戦い抜いた結果、J1リーグでは年間2位、ヤマザキナビスコカップは準優勝、AFCチャンピオンズリーグはベスト4進出、天皇杯は連覇達成という成績を残しました。チームはもちろん、クラブ、サポーターが同じ目標に向かい、全力で挑む中、J1リーグ、AFCチャンピオンズリーグで頂点に立つことはできませんでしたが、どの大会においても優勝争いをすることが出来たことから、強いガンバ大阪を取り戻せたと思っています。
また、2013年12月から建設が始まった新スタジアムも2015年9月末に完成しました。いよいよこの2016シーズンから、市立吹田サッカースタジアムがホームスタジアムとして稼働します。万博記念競技場からの聖地変換を経て、皆様の想いが詰まった新スタジアムで迎える2016シーズン、スローガンを下記に決めました。
今シーズンより使用する新スタジアムは、国際大会も開催できる素晴らしいスタジアムです。皆様の協力のもとつくり上げられた最高の舞台だけに、ガンバ大阪もさらに成長していかなければいけません。日本を代表するビッグクラブになるだけでなく、新たな聖地にふさわしい国際的なクラブになる。アジアを、世界を制するクラブになる。そして、多くのタイトル、歓喜をもたらす。この強い想いを込めて「大志や大望、或いは野心」という意味を持つ『Ambition』にしました。
ビッグクラブへの新たな取り組みの一つとして、2016シーズンはJ3リーグにガンバ大阪U-23として新たに参加します。このJ3リーグへの参加を通じて、これまで実戦経験を重ねることが難しかったU-23世代の強化を図り、個の成長、そしてチームのレベルアップを目指します。これはクラブの強化だけでなく、Jリーグ全体、そして日本代表のレベルアップにつながる大きなチャレンジだと思っております。
昨シーズン、すべての大会で優勝争いをしながらも主要タイトル一冠に終わった悔しさを、万博記念競技場では優勝を成し遂げることができなかった無念さを、新スタジアム元年である今シーズンにJ1リーグ優勝のシャーレを、AFCチャンピオンズリーグ優勝のカップを新スタジアムで皆様と一緒に掲げることで晴らしたいと思います。
常にアジアや世界で戦うチームとなるための大切なこの一年。新スタジアムと共にガンバ大阪が今まで以上に北摂地域のシンボルとなれるよう努力し、ホームタウンの皆様と一体感を持ちながら、新たな歴史を築いていくことを誓います。
・総合点 6.0点
・父の従妹の旦那の弟ね点 7.0点
今年は「Ambition」である。相変わらず青黒に赤をあしらったカッコイイデザインであり、内容もよいのではないのだろうか。ただ、もうほんっとここのチームはスローガンの説明長すぎ!!毎回、毎回、毎回ほんとにぐだぐだぐだぐだといろいろと書きすぎであり、こんなに長く説明するんならもはやスローガンなんかいらないのではないかと思ってしまうのである。たまに来る親戚のおっさんかよ。会うたびに「おっきくなったなー」って言って、大学と職業の説明を全部した後に、我が家との関係を一から語りだす遠縁のおっさんかよ。「どうせ長いんだろ?」と思うので、もはや二行目からはほとんど耳を通ってないのである。ていうか、何度も何度も「新スタジアム」を強調しているのは本当に文章として辛いし、買ったばっかりのコート自慢されてるみたいで下を向くしかない。あと、地味に継続していた「○○G」の「G」部分を消してしまったのは、そんなはやらなかったからかね。継続性がなくなってしまったので、地味に-0.5点である。
■神戸
「一致団結~One Team, One Family, One Dream」
・総合点 採点不能
去年からの継続。なので何も言うことはない。しかし、チーム10番の森岡、キャプテンのチョン・ウヨンなどごっそり主力が抜けてしまい、全然一致団結してないことは内緒である。
■広島
「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」
2015シーズンは3度目のJリーグ優勝、クラブワールドカップ3位という成績を残すことができました。しかし、我々サンフレッチェ広島は、この結果に奢ることなく常にチャレンジャー精神を貫き、1試合1試合最善の準備をし、勝利目指し全力で戦ってまいります。
2016シーズンも森保監督の下、選手、スタッフ、フロント、サポーターの皆様、関係者の皆様、サンフレッチェ広島に関わる全ての方と共に戦うという基本方針のもと、新たなことに挑戦していきます。新たな企画、新たなプレー、その挑戦の先に国内タイトル、そしてACLの優勝があると信じています。
その強い決意をスローガン「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」と表現しました。
・総合点 5.5点
・おんどりゃぁはよスタジアムよこさんかい点 6.5点
また「挑」である。「Challenge」と合わせて今年5件目である。なに?流行ってんの?広島は毎年「WE FIGHT TOGETHER」に何か日本語をくっつけるということをやっていて、継続スローガンとしてはいいのだが、いかんせん日本語部分がいまいちパンチが弱くて、記憶に残ることがほとんどない。去年のも忘れてて見返してみたのだが、「結集」だった。ビタイチ覚えてねえ。今年も「挑戦」という月並なワードになってしまったので、3月まで記憶に残ってるかは定かではない。もういっそのこと欲望を直球に出していって「WE FIGHT TOGETHER スタジアム欲しい」とかにしたほうがよいのではないだろうか。監督インタビューだけでなく、スローガンでも広島市にプレッシャーをかけていき、ホームタウンとのギスギスした一年を楽しんでいただきたい。ちなみに市内にかっこいい専用スタジアムがある野球パイセンの今年のスローガン は「真赤激(まっかげき)」です。説明を読んでもビタイチ意味がわからないが勢いだけは感じるので、ここまでとは言わないが多少ふざけてもよいのではないかでも唐辛子とかやり過ぎだと思います。
■福岡
「子供たちに夢と感動を!」
・総合点 5.0点
・干し柿でも食べてください点 7.0点
昇格で忙しかったのかロゴまで手が回らなかった模様で、いまのところ画像なし。毎年、福岡はクールなデザインで楽しみにしているので、ちょっと残念である。ワードもけっこうよくわからない言葉を使っていたのだが、今年は「子供たちに夢と感動を!」になった。なんだ。UNESCOかよ。なんかとってつけたようなスローガンでびっくりしてる。子供たちに夢と感動を与えることは重要なのであるが、果たしてそれがプロサッカークラブのスローガンとして適当なのかどうかはイマイチ判断がしかねる。とにかくパンチが弱いことは確かで、うーんという次第。福岡じゃなくてもいいしね、このスローガン。ただ、急な来客に出すお茶菓子がなくて、出した漬物が意外に美味しかったりもするので、有り物をそのまま使用するというそのセルフメイド感がいいのかもしれない・・・わけがなく、出すんだったらちゃんとしたものを出したほうがいいよなあ、と。出さないなら出さないで全然構わないのだけれど。
■鳥栖
「砂岩」
・総合点 8.5点
・鳥栖点 8.5点
最後の最後に全てを持っていくのはやはり鳥栖だった。白黒だが、それでも目を離せない禍々しいデザイン。とんでもないスローガンである。おそらくメインのスローガンは「砂岩」なのだと思うが、ぱっと見でどれがスローガンなのかわからないという超越デザイン。しかもその後の説明で「はじまりはひとつひとつの砂、ひとつひとつの砂が岩となる」と書き出しているのだが、この一行で「砂岩」の登場終わり。最終行に再び登場のチャンスが出てくるのだがここはあっさり「サガン」で総スルー。どうした砂岩、もう忘れちゃったのか砂岩。そして、その上と下に各ステージの目標が書いてあるのだが、まさかの「1st Stage サガン魂」「2nd Stage サガン魂」で、え!?両ステージ一緒なの!?と度肝を抜かれる。そして、ここでも強硬に「砂岩」を無視。もうそしたら「サガン魂」でいいんじゃないだろうか。しかし、こんなツッコミですらまったく意味をなさないほどの力強さ。もはや言葉とはなんなのか、意味とはなんなのかという哲学的な問いすらでてきてしまう。特筆すべきなのはこのスローガンが一般公募によるものだということ 。鳥栖市民の素晴らしいセンスにシャッポを脱ぐほかないのである!!敬礼!!
では採点です!!
■最優秀スローガン賞 「信頼」 (名古屋)
■最優秀デザイン賞 「CHALLENGE THE FUTURE」 (川崎)
■鳥栖賞 「砂岩」 (鳥栖)
各チームおめでとうございます!!
J2はそのうちやりまーす!!
その前にスローガンをやっつけちゃおう!ということで、今年もやります!
去年のJ1スローガンはこちら !!
■仙台
「Build Up 興せ思いを。走らせろ己を。繋げ力を。」
成長しつつある個々をベースにチーム、組織として総合力を積み上げていく。東日本大震災から5年、節目となる年に、いま一度立ち上がる決意を固め、被災地と人々の精神の復興に寄与していきたい。地域とのつながりを一層強化し、シンボルとして走り続けるシーズンにする。
・総合点 6.5点
・斬新フォント点 7.0点
のっけからナイスパンチな画像がきました。「Build Up」という文字の中に「興」という文字を組み込むという斬新なデザイン。シャッターの落書きストリートアートのような新風をスローガン界に吹き込んだ!!このインパクトはすごいもので、「興」という文字を無理矢理「Up」に埋め込んであるので、もう「Up」の文字はゲシュタルト崩壊してしまい、「興」としか読めない。「Build 興」ではもはや何を言っているのかさっぱりわからないし、説明も詰め込みすぎで冗長なのだが、それでもフォントデザインだけ押し切れてしまう強さがあるのだ。インパクトは大事である。隣の野球チームは「夢と感動」とか中学校の校長挨拶みたいなスローガン にしているが、少なくともそれには勝っているとお伝えしたい。
■鹿島
「Football Dream ともに」
創設25周年を迎える今季、再び Football Dream(フットボール ドリーム) という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる。鹿島アントラーズに関わるすべての人たちと “ともに”、もう一度同じ夢を分かちあい、新たな歴史を創造していく。このクラブが生まれた原点に立ち返り、伝統を紡いでいくため、揺るぎない言葉を胸に新たな領域へと歩みを進める。
・総合点 6.5点
・某国民的アイドル点 7.5点
説明に「再び Football Dream(フットボール ドリーム)という永遠のテーマをメインスローガンに掲げる」とあって、その後当然のように前提として説明を繋げるのだが、「え?掲げたことあったの?誰が?ジーコが?」ってなってしまい、某5人組でリーダーを謝らせたメンバーの「ちょ待てよ!」という言葉が自然と出てきてしまう。読者の方でこのスローガンを掲げていることがあることを記憶している方がいたら、是非教えて欲しい。もしかしたら一度も掲げたことがないのにさもあったかのように振る舞うという歴史の改変なのだろうか。某6番目のメンバーがいなかったことになってるように、みんなで「昔からそうだった」と言ってしまえばだんだんそう信じてしまうようなものである。怖い怖い。スローガン単体としては昨年までの男らしいフォントではなくなりややトーンダウン。内容も「英語+日本語」のJ月並スローガンに落ち着いてしまった。いっそのこと来年は「有史以来2000年を超える歴史のあるサッカークラブ」と嘘のレベルを極限まで引き上げて、われわれの度肝を抜いてほしいものである。
■新潟
今年も遅れてるのかないのかわからないが、とにかく今の時点で発表はない。なので俺が考えます。新潟といえばハッピーターンなので、
「あの日舐めた白い粉の名前を僕たちはまだ知らない」
でどうでしょうか!!
■浦和
こちらも毎年のように発表してんだかしてないかわかなんないので、俺が考えます。やはり今年こそは優勝したいということで具体的な目標のほうがよかろうと考えます。
「1-0でリードしてて残り10分になったら2人以上攻め上がらない」
というものでどうでしょうか?
このスローガンを守れば優勝や!!
■大宮
「挑む より高みへ、未来へ」
ここからがはじまりだ。
高い志と情熱を胸に。
皆が結束し、ひとつになって、
紡いできたものを未来へつなげてゆく。
今年も私たちは挑戦者。
私たちの挑戦は、加速する。
より高みへ、未来へ。
・総合点 6.5点
・疾走するポエム点 7.5点
ここにきて非常にポエム点の高いスローガンがきてわくわくしている。まず1フレーズ日本語の「挑む」に加えて、倒置法で「より高みへ、未来へ」とつなげているのが熱い。そこからは怒涛のポエム地獄である。あくまで曖昧な単語をこれでもかと乱打し、一行ごとに疾走するポエムを俺たちは止めることができないのだ。最後に再び「より高みへ、未来へ」で締めた頃には朦朧とした意識で涎を流すほかないのである。これは俺たちのポエム山田の加入待ったなしである。終わりから3行目で「今年も私たちは挑戦者」で「今では私がおじいちゃん」とヴェルダースオリジナルのCMを思い出したのは内緒だ。さらにはデザインも素晴らしい。オレンジ縦縞グラデーションに白文字という眼を殺しにきてる感満載である。あれ、去年はなんだったっけ・・・と去年の自分のスローガンの記事を見てたら、大宮のことをすっかり忘れてましたてへぺろ。ごめーーん!!代わりに今年の分に追加しておくから許して!!と思ったらほぼデザイン一緒だった 。コストカット!!
■柏
「柏から世界へ UNIDOS SOMOS FORTES(ウニードス ソーモス フォルテス)」
「柏から世界へ」は、ここ数年、JリーグからACLなど国際大会へ戦いの場を広げていったなかで、サポーターの応援から発せられた言葉。クラブとしてもアジアや国際舞台への飛躍、柏から世界をめざしていくという姿勢を表した。また「UNIDOS SOMOS FORTES」(ウニードス ソーモス フォルテス)」というポルトガル語は、一致団結、一心同体といった意味合い。クラブに関わるすべての人の力を結集して生まれる強大な力でクラブを作って行きたいという思いを表現した。
・総合点 6.5点
・コンゴトモヨロシク点 7.5点
「柏から世界へ」はサポーターの応援からということで中々よいのだが「○○から世界へ」はなんかどっかで見たことあるスローガンで斬新なものでもないのが難点である。しかし、それを補って余りある「UNIDOS SOMOS FORTES」。唐突ポルトガル語。Jのスローガンでは突然監督の国籍に合わせて英語以外の外国語を持ってくることがたまにあり、古くはバルバリッチ監督だからクロアチア語、フィッカデンティ監督だからイタリア語をぶっ込んでくるという無茶もあった。たいてい意味は説明しているのだが、説明が必要なスローガンってどうなの、という気もする。ちなみに、今回の柏のスローガンをGoogle翻訳にぶち込んでみたら「UNITED WEが強いです」という訳が出てきたが大丈夫か。ただし、今回は読み方の指定まである。「ウニードス ソーモス フォルテス」、うん、なんか何回も声に出してみると、どんどん自分がこの世を滅ぼす悪魔を召喚してるような気になってくる。柏ファンの方々にはこの呪文を折に触れては唱えていただき、外道チェ・ソングク、地霊アデバヨ、悪鬼ストイチコフ、大天使フォン・ミョンボなどを召喚した折には、自由に合体させてきみだけの助っ人悪魔を作ってもらいたいものである。
■FC東京
「Challenge the top 頂戦」
【コンセプト】
FC東京にかかわるすべての人が、日本、そしてアジアの頂点に立つことをめざし、それぞれの立場で進化すること、さらにFC東京U-23のJ3リーグ参戦など、2016年をクラブとしての新たなチャレンジの年と位置付け、一丸となって臨む決意を表現しました。
※ 2016スローガンは書家の西室多恵子さんにデザインしていただきました。
・総合点 5.5点
・私の頭の中の消しゴム点 6.5点
ここも英語+二文字日本語である。あれだけ!あれだけ!言ったのに!!まだやるか!!そしてさらに「挑戦」をもじって別の漢字を当てはめるという二重のタブーを犯してしまってる!!また!!さらに!!これは言ってないかもしれないけどけっこう見るタイプ!!というのに加えて、デザインも白地に黒墨字のシンプルであり、1度見たら2度と思い出せないので鈍器で頭を殴る必要もないのである。スローガン自体は今年のFC東京の目標に合致するものであり、非常によいのであるが、頭に残らなければちっとも意味がないのではないだろうか。もちろん、書家の方にデザインを依頼したのはクラブなので、書家の方に罪はないのである。ちなみにこのデザインは書家の西室多恵子さんという方がデザインしたのであるが、一瞬「西原理恵子」に見えてしまい、え!!?あの絵柄でロゴデザイン!!?とぶち上がったのですが間違いだったことをご報告いたします。かしこ。
■川崎
「CHALLENGE THE FUTURE チャレンジ・ザ・フューチャー (未来への挑戦)」
これから創造していく未来も、フロンターレらしく積極的に挑戦していこうという意味で「challenge the future」の文字をあしらったロゴを2016年のキャッチフレーズとしました。
・総合点 6.0点
・チームのスタイルがチャレンジャー点 7.5点
この時点で二件目の「Challenge」である。挑むと合わせれば3件目。Jチーム何かに挑みすぎだろう。ロッキーかよ。累計何件になってるかは知らぬが、スローガン界隈では非常に使い古されたものである。その後のカタカナ読み、さらには日本語訳も蛇足な感ありありありアリーヴェ・デルチである。ただし、相変わらずこのチームのスローガンのデザインはポップでかっこいい。スローガンなんぞデザインがよくて人目を引けば目標の半分は達成しているのであり、内容おかしくてもかまわないのである。よくよく見れば「20th」ってことは20周年なのかな・・・?それとなんか知らないけど土星があるのは、宇宙関連に進出するのかな・・・なんで?などといろんな疑問がわいてくるのだが、スローガンをまじまじと見つめるのは俺くらいなので無視しても平気なのである。去年が「attractive」でまったく一貫性はないのであるが、風間大僧正の下で「魅力的な」というスローガンにするととんでもないことが起こるということがわかったので、英断である。まあスローガン何にしてもとんでもないことは起こるんだけど。
■横浜FM
どうも年ごとのスローガンというのはやめてしまったのか、見つかりません。去年は「Integral Goal」という謎いスローガンだったのですが、そもそも英語で意味がない、という指摘もあってやめたのだろうか。なので今年はあたいが考える。マンチェスター・シティの意向に沿わざるを得ないチーム編成に昨今は惑わされることもしばしばなので、
「うん、うん、わかったからヤヤ・トゥーレ貸してくんない?」
という強気植民地スローガンでどうだろうか。
■湘南
「挑越」
これは当て字なのですが、挑んで越えて行くということでこの漢字にしました。我々は、前に大きな高い山があった時に腰が引けて後ろに下がってサッカーをするのではなくて、やっぱり挑んでいきたい。それは自分たちが今まで積み上げてきたこと、新しくこれから積み上げてくこと、そういうことにチャレンジをしてみんなでハードルを越えていく。我々は目的地までわき目もふらず一気に走り抜ける。しっかり原点に返って新しい選手、既存の選手を融合して周りをびっくりさせられるようなチームにしていきたいと思います
・総合点 5.5点
・残ってくれたおいしいパスタでマジ感謝点 6.5点
また「挑」である。4件目である。きみたちはフードファイターなのか。まだデザインはできてないらしく画像はなし。そういや去年も画像がなかったなあ。ロゴとかは作らない方針なのかしら。J2の時はロゴを作ってたような気がするのだが。経費削減かねえ。まあそれはそれでよし。漢字二文字のスローガンというのは鬼門中の鬼門なのだが、毎年うまく当て字で乗り切っている感。チームスタイルにも合ってるし、よいのではないだろうか。「挑」を使っていること以外は。あ、もしかしてチョウ・キジェ監督のチョウにかけてたりするの!?残ってくれた感謝も含めてチョウにしたとか!!?ないとは思うが、監督には湘南らしくおいしいパスタを作って目を閉じれば億千の星一番光るお前がいると感謝の言葉を紡いではどうだろうか。どうだろうか?
■甲府
「総力~プロヴィンチアの挑戦~」
2012シーズンにJ2で優勝して以降、3年連続でのJ1残留を果たしたものの、観客数・収入なども伸び悩んでいます。J1に居続けることで新たな希望の道が見えてくると信じ、戦う想いとは裏腹に厳しい現実との戦いが続いています。
そのような状況の中で今年はクラブがより一層の努力をし、サポーター、スポンサーと共に山梨県の全ての皆様の協力を得て、「総力」を結集し立ち向かっていきたい。という想いを込めています。
また、サブタイトルの「プロヴィンチアの挑戦」は地方クラブがJ1で戦う心意気を込めており、今シーズンも継続して使用します。
≪スローガンロゴデザイン:五味リューコウ/書:望月蒼鳩≫
・総合点 5.5点
・狂気のマックス点 6.5点
去年からプロヴィンチアの挑戦を継続。プロヴィンチアもだいぶ定着してきたし、「地方クラブの挑戦」だとなんか間が抜けてしまうので、よいのではないだろうか。しかし、ここも肝心の変化させる部分の「総力」が月並すぎてなかなか印象に残りづらい。想いを込められてもそれが届かない感満々である。おそらく巻き込まれるであろう残留争いの段階では「総力?いーからラーメン作れよ、盛田ぁ!?」とスタンドで怒鳴っていることは必定であり、プロヴィンチアの挑戦だけがクローズアップされてしまうのが悲しいところである。また、デザインがけっこうかっこいいのだが、「スローガンロゴデザイン:五味リューコウ」の字を見た時に「字幕:アンゼたかし」を何故か思い出したことをお伝えしておきます。もう「甲府盆地 怒りのデス・ロード」でいいんじゃないだろうか。
■磐田
「繋ぐ 夢の実現へ」
2016年シーズン、ジュビロ磐田は『繋ぐ 夢の実現へ』をクラブスローガンとして掲げます。
J1で活躍するためには、昨シーズン以上の沢山の「繋ぐ」を築き、大切にしなくてはいけません。
「繋ぐ」それは人と人、地域とクラブ、サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを「繋ぐ」事です。
そして勝利の為に、選手たちの考えを繋ぎ、パスを繋ぎ、心と心を繋ぐ。
繋がる事こそが、一丸となり勝利に繋がる事に他なりません。
また、昨シーズンJ1昇格という最大の目標を達成する事は出来ましたが、<夢の実現>は未だ道半ばです。
クラブ理念である<夢と感動を!>を多くの人々と分かち合う事を目指し、<夢の実現へ>の達成に向けての想いを込めました。
・総合点 6.0点
・私はあなた、あなたは私点 7.0点
去年は名波さんの手腕がよくわからなかったので「繋ぐ」!?リアクションしないで繋ぐ!?バルサ信者だ見つけたぞ!!となったのだが、やってるサッカーはそんなことなく見事に昇格を勝ち取った。今年も去年のスローガンを継続ということだが、「考えを繋ぐ、パスを繋ぐ」まではいいとしても「心と心を繋ぐ」となると、若干おや?という雰囲気になってくる。さらに「サッカーを通じジュビロ磐田に関わる全てを繋ぐ」となると急にSF感が出てくるのであり、夢というのはすべての個人をジュビロ色に染め上げる無個性なポストヒューマン誕生のことなのか!とB級のSFを読み過ぎるとこうなります。まあとりあえずそんなこと考える人はあんまりいないかもしれないが、ちょっと宗教チックというか「絆」チックなのは気持ち悪いのであまりよくない。そして、説明を読んでも最終的な「夢」の部分がボカされているので、けっこうもやもや。デザインは簡素でいいのだが、「夢」が優勝だったら優勝って書いちゃっていいんじゃないかなー。
■名古屋
「信頼」
2016年は名古屋グランパスにとって
クラブ発足以来の大きな改革のスタートの年となります。
我々はこの改革を必ずやり遂げます。
そのために名古屋グランパスは
皆様と真剣に向き合い、皆様からの「信頼」を勝ち取る為に常に全力を尽くします。
一方で、改革には時間が必要であり、ときに失敗も付き物です。
チームが苦境に立たされることもあるでしょう。
そんな時はファン・サポーター含めクラブに関わる全ての人々の
クラブへの変わることのない「信頼」こそが苦境を乗り越える力になります。
そうした想いを込めてスローガンを決定いたしました。
また「信頼」のデザインにおけるグランパスレッドの1本線には
「クラブに関わる全ての人が1つになる」
「どんなときも1本筋の通った信念を持ち続ける」「No.1になる」という意志が込められています。
名古屋グランパスは2016年、大きな一歩を踏み出します。
共にシーズンを闘い抜きましょう。
・総合点 7.0点
・はとぽっぽ点 7.0点
「信頼」の二文字である。昨年までのやる気がなさそうなスローガンから一転、今年は身につまされるスローガンとなっている。我慢強く試合に出し、期待をかけていた牟田や本多の若手にあっさりとJ2に逃亡されたのも信頼がなくなったからこそ。また、GM兼監督を未経験者の小倉さんにやらせるというギャンブルも信頼がなくてはできないこと。とにかく信じてくれ!信じてくれ、頼む!トーリニータ!!というもはやそれは信頼ではなくて盲信なのではないかというところにきてしまっているのだが、とにかくチームへの信頼を回復したいという怨念が漂ってくるいいスローガンである。デザインもシンプルでチームカラーの赤を使っているし、なかなかによい。ただ、あまりにも「信じてくれ!!」と言いまくっている人を信頼したくなくなるのは世の常であり、「Trust me」と言った某元総理大臣がどうなったかを見るとあまり先のことを考えたくなくなってくる。自然と信頼してくれるような結果になればいいですね、というところだろうか。いっそのこと「友愛」でハト派感を出していけばよかったのではないだろうか。ルーピー!!
■G大阪
「Ambition」
三冠王者として臨んだ2015シーズン。ガンバ大阪はJ1リーグ連覇、そして2008シーズン以来のAFCチャンピオンズリーグ優勝を最大の目標に、一つでも多くのタイトル獲得を目指して1年間戦いました。60試合にも及ぶ公式戦を戦い抜いた結果、J1リーグでは年間2位、ヤマザキナビスコカップは準優勝、AFCチャンピオンズリーグはベスト4進出、天皇杯は連覇達成という成績を残しました。チームはもちろん、クラブ、サポーターが同じ目標に向かい、全力で挑む中、J1リーグ、AFCチャンピオンズリーグで頂点に立つことはできませんでしたが、どの大会においても優勝争いをすることが出来たことから、強いガンバ大阪を取り戻せたと思っています。
また、2013年12月から建設が始まった新スタジアムも2015年9月末に完成しました。いよいよこの2016シーズンから、市立吹田サッカースタジアムがホームスタジアムとして稼働します。万博記念競技場からの聖地変換を経て、皆様の想いが詰まった新スタジアムで迎える2016シーズン、スローガンを下記に決めました。
今シーズンより使用する新スタジアムは、国際大会も開催できる素晴らしいスタジアムです。皆様の協力のもとつくり上げられた最高の舞台だけに、ガンバ大阪もさらに成長していかなければいけません。日本を代表するビッグクラブになるだけでなく、新たな聖地にふさわしい国際的なクラブになる。アジアを、世界を制するクラブになる。そして、多くのタイトル、歓喜をもたらす。この強い想いを込めて「大志や大望、或いは野心」という意味を持つ『Ambition』にしました。
ビッグクラブへの新たな取り組みの一つとして、2016シーズンはJ3リーグにガンバ大阪U-23として新たに参加します。このJ3リーグへの参加を通じて、これまで実戦経験を重ねることが難しかったU-23世代の強化を図り、個の成長、そしてチームのレベルアップを目指します。これはクラブの強化だけでなく、Jリーグ全体、そして日本代表のレベルアップにつながる大きなチャレンジだと思っております。
昨シーズン、すべての大会で優勝争いをしながらも主要タイトル一冠に終わった悔しさを、万博記念競技場では優勝を成し遂げることができなかった無念さを、新スタジアム元年である今シーズンにJ1リーグ優勝のシャーレを、AFCチャンピオンズリーグ優勝のカップを新スタジアムで皆様と一緒に掲げることで晴らしたいと思います。
常にアジアや世界で戦うチームとなるための大切なこの一年。新スタジアムと共にガンバ大阪が今まで以上に北摂地域のシンボルとなれるよう努力し、ホームタウンの皆様と一体感を持ちながら、新たな歴史を築いていくことを誓います。
・総合点 6.0点
・父の従妹の旦那の弟ね点 7.0点
今年は「Ambition」である。相変わらず青黒に赤をあしらったカッコイイデザインであり、内容もよいのではないのだろうか。ただ、もうほんっとここのチームはスローガンの説明長すぎ!!毎回、毎回、毎回ほんとにぐだぐだぐだぐだといろいろと書きすぎであり、こんなに長く説明するんならもはやスローガンなんかいらないのではないかと思ってしまうのである。たまに来る親戚のおっさんかよ。会うたびに「おっきくなったなー」って言って、大学と職業の説明を全部した後に、我が家との関係を一から語りだす遠縁のおっさんかよ。「どうせ長いんだろ?」と思うので、もはや二行目からはほとんど耳を通ってないのである。ていうか、何度も何度も「新スタジアム」を強調しているのは本当に文章として辛いし、買ったばっかりのコート自慢されてるみたいで下を向くしかない。あと、地味に継続していた「○○G」の「G」部分を消してしまったのは、そんなはやらなかったからかね。継続性がなくなってしまったので、地味に-0.5点である。
■神戸
「一致団結~One Team, One Family, One Dream」
・総合点 採点不能
去年からの継続。なので何も言うことはない。しかし、チーム10番の森岡、キャプテンのチョン・ウヨンなどごっそり主力が抜けてしまい、全然一致団結してないことは内緒である。
■広島
「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」
2015シーズンは3度目のJリーグ優勝、クラブワールドカップ3位という成績を残すことができました。しかし、我々サンフレッチェ広島は、この結果に奢ることなく常にチャレンジャー精神を貫き、1試合1試合最善の準備をし、勝利目指し全力で戦ってまいります。
2016シーズンも森保監督の下、選手、スタッフ、フロント、サポーターの皆様、関係者の皆様、サンフレッチェ広島に関わる全ての方と共に戦うという基本方針のもと、新たなことに挑戦していきます。新たな企画、新たなプレー、その挑戦の先に国内タイトル、そしてACLの優勝があると信じています。
その強い決意をスローガン「WE FIGHT TOGETHER 2016 挑戦」と表現しました。
・総合点 5.5点
・おんどりゃぁはよスタジアムよこさんかい点 6.5点
また「挑」である。「Challenge」と合わせて今年5件目である。なに?流行ってんの?広島は毎年「WE FIGHT TOGETHER」に何か日本語をくっつけるということをやっていて、継続スローガンとしてはいいのだが、いかんせん日本語部分がいまいちパンチが弱くて、記憶に残ることがほとんどない。去年のも忘れてて見返してみたのだが、「結集」だった。ビタイチ覚えてねえ。今年も「挑戦」という月並なワードになってしまったので、3月まで記憶に残ってるかは定かではない。もういっそのこと欲望を直球に出していって「WE FIGHT TOGETHER スタジアム欲しい」とかにしたほうがよいのではないだろうか。監督インタビューだけでなく、スローガンでも広島市にプレッシャーをかけていき、ホームタウンとのギスギスした一年を楽しんでいただきたい。ちなみに市内にかっこいい専用スタジアムがある野球パイセンの今年のスローガン は「真赤激(まっかげき)」です。説明を読んでもビタイチ意味がわからないが勢いだけは感じるので、ここまでとは言わないが多少ふざけてもよいのではないかでも唐辛子とかやり過ぎだと思います。
■福岡
「子供たちに夢と感動を!」
・総合点 5.0点
・干し柿でも食べてください点 7.0点
昇格で忙しかったのかロゴまで手が回らなかった模様で、いまのところ画像なし。毎年、福岡はクールなデザインで楽しみにしているので、ちょっと残念である。ワードもけっこうよくわからない言葉を使っていたのだが、今年は「子供たちに夢と感動を!」になった。なんだ。UNESCOかよ。なんかとってつけたようなスローガンでびっくりしてる。子供たちに夢と感動を与えることは重要なのであるが、果たしてそれがプロサッカークラブのスローガンとして適当なのかどうかはイマイチ判断がしかねる。とにかくパンチが弱いことは確かで、うーんという次第。福岡じゃなくてもいいしね、このスローガン。ただ、急な来客に出すお茶菓子がなくて、出した漬物が意外に美味しかったりもするので、有り物をそのまま使用するというそのセルフメイド感がいいのかもしれない・・・わけがなく、出すんだったらちゃんとしたものを出したほうがいいよなあ、と。出さないなら出さないで全然構わないのだけれど。
■鳥栖
「砂岩」
・総合点 8.5点
・鳥栖点 8.5点
最後の最後に全てを持っていくのはやはり鳥栖だった。白黒だが、それでも目を離せない禍々しいデザイン。とんでもないスローガンである。おそらくメインのスローガンは「砂岩」なのだと思うが、ぱっと見でどれがスローガンなのかわからないという超越デザイン。しかもその後の説明で「はじまりはひとつひとつの砂、ひとつひとつの砂が岩となる」と書き出しているのだが、この一行で「砂岩」の登場終わり。最終行に再び登場のチャンスが出てくるのだがここはあっさり「サガン」で総スルー。どうした砂岩、もう忘れちゃったのか砂岩。そして、その上と下に各ステージの目標が書いてあるのだが、まさかの「1st Stage サガン魂」「2nd Stage サガン魂」で、え!?両ステージ一緒なの!?と度肝を抜かれる。そして、ここでも強硬に「砂岩」を無視。もうそしたら「サガン魂」でいいんじゃないだろうか。しかし、こんなツッコミですらまったく意味をなさないほどの力強さ。もはや言葉とはなんなのか、意味とはなんなのかという哲学的な問いすらでてきてしまう。特筆すべきなのはこのスローガンが一般公募によるものだということ 。鳥栖市民の素晴らしいセンスにシャッポを脱ぐほかないのである!!敬礼!!
では採点です!!
■最優秀スローガン賞 「信頼」 (名古屋)
■最優秀デザイン賞 「CHALLENGE THE FUTURE」 (川崎)
■鳥栖賞 「砂岩」 (鳥栖)
各チームおめでとうございます!!
J2はそのうちやりまーす!!
■J1■2015シーズン総括「2シーズン制はゴトビが悪い」 final & 番外編
part1
、part2
から続くよ!!
最後だよ!!
さようなら!!
■13位 甲府
大爆死の前半から監督バトンタッチによるブーストで最後は余裕綽々で残留を決めた。勝因は盛田のラーメン、ではなく守備の規律の復活。城福さんほど割り切ってできなかった樋口さんの下で順調に守備緩めを続けていたが、全く勝てず。佐久間GMが陣頭指揮をとるようになってから守備が再びぴしっと固まった。さすが甲府盆地防衛戦の生き残りは年季が違う。佐々木、青山の穴には畑尾などを使っていたがどうしてもJ1レベルではきつかったので、もはやゾンビになってると思われた土屋をがネクロマンサー佐久間が屍者復活させ、「とにかく跳ね返せ」とのオーダー。ゾンビ土屋は衰えたとは言えさすがの空中戦の強さを誇った。また壁ができたことで防衛司令官山本も復活。適切なカバーリングで要所を締めた。煮込みすぎたほうとうみたいにぐずぐずだった中盤守備も慌てて呼び戻したマルキーニョス・パラナ工兵隊長のコンディションが戻るにつれて、塹壕が再整備。リーグ終盤戦では調子にのったパラナ隊長が頻繁に前線に走りこんでそれがいいアクセントになっていた。そして、前線ではバレー、と言いたいところだが、正直全盛期の力はなく、前線の軸となったのは阿部拓馬。キープで少ないチャンスと時間を作り、守備でも奔走した。それと、新人スピードスター伊東純也の活躍も見逃せない。バレーはまあ、バレーだった。笑 軸が定まったことで、稲垣、下田、阿部翔平などのバイプレーヤーも輝いた。その中でも阿部翔平はいろんな意味でも輝いた。第三次甲府盆地防衛ミッションは見事完遂ということだろう。ただ、今季はうまくいったからよかったようなものの、来季以降はネクロマンサー佐久間降臨という手段はできれば使いたくない。そういう意味でも金沢で貧打ながらも好守のチームを作り上げた森下監督は適材適所と言えるだろう。チームカラーにも合ってる。あとはCBがそろそろ土屋だときついし、ストライカーもバレーがぎりぎりなので、そこらへんを補強できれば。阿部拓馬、伊東と稲垣はもしかしたらどこかから引きがあるかもしれない。
・気になった人 伊東純也
大卒新人、甲府の突撃隊長。少ないチャンスの上にボールをもらってもサポートが少ないので、伊東がスピードを生かしてボールを持ちあがれるのはかなりの助けとなった。おかげでシャドーのレギュラーをゲット。とにかく早い。スピードだけなら浅野と張れるくらいあるんじゃないだろうか。ただ、めっきり遅くなったバレーと並ぶと1.5倍速に見えるので、そのせいかもしれない。ドリブルも中々のものを持っていて、一度トップスピードに乗ると止めるのは容易ではなく、相手DFをかなり苦しめた。ただ、スペースどっかーんから切り込んでシュート以外のパターンをそれほど持っているわけではないので、スペースがないとけっこう苦しんでいた印象。まあそれでもだいぶやれてはいたけど。リオ五輪の隠し玉、という説もちらほら出ているが、なんかスピードタイプは浅野とどっちかでいいような気もする。なお、かなりの男前のため、唾つけるなら今のうちであり、ギャルの皆さまは株式会社はくばくの十六穀ごはんを買いまくって貢ぐ必要があるのではないだろうか。そして、その支援を受けた伊東純也はステップアップで川崎あたりに移籍するのだ!
■14位 仙台
序盤快調で飛ばすも、戦力や戦力や、そして主に戦力の理由で徐々に残留争いに巻き込まれるも、なんとか生き残った。後半戦はそんなに試合を確認できておりません。前半戦はそこそこ点がとれていたのだが、とにかく後半戦は点が取れなかった。ウィルソンが怪我がちでほとんど出場できず、奥埜は前線で奮闘していたがパートナーが定まらない。金園が主なメインパートナーとなったがゴールエリアで仕事をする選手なので、そもそもボールがあまり来ない。最終的になぜか「ハモン・ロペスがヘッドで覚醒する」というよくわからない状況になっていたのだけは確認している。また守備も前半戦はそれほど悪くはなかったのだが、後半戦には失点数で明らかに悪化。しかし、後半戦については仙台の試合をほとんど見ることができていないので、俺には詳しくは理由がわからない(たまたま見てた試合はちゃんとしてた)。もしかしたら毎試合GKの六反が試合開始と同時に目隠しをしていたのかもしれないし、六反が手を後ろに縛ってたのかもしれない。すげえな、六反。誰か理由がわかる人がいたら教えてください。キム・ミンテと富田がすごいがんばっていたという記憶はある。というわけで、あんまり語れることがございませぬ。ピンチになると渡辺監督が男前ビームで選手を復活させてたに違いない。さて、今年もなんとか生き残ったので来年はどうなるか。男前監督はそのまま留任するだろうし、大幅な戦力の増減もなさそう。そうなるといいブラジル人をひいてこれるかどうかというところで順位が大きく変わってきそうなので、ハモン・ロペスとウィルソンに人体改造で機械の体を導入する、あるいは両者とも放出であれば、新しいブラジル人が当たりであることを祈念して、仙台フロント陣はふんどしで冬の蔵王登頂などの偉業に挑戦していただきたい。あんまり見なくてごめんなさい!
・気になった人 ウィルソン
去年は戦術的にまったく生きるものではなく結果を残せず、今年の後半はがっつり怪我となってしまった。昔は健康だったら2桁得点は軽かったのだが、怪我には勝てぬ。来年は残っているのだろうか。ここ数年の仙台を支えてきた功労者でまさにエースなのだが、去年は合わない戦術があったにしても4得点、今年も4得点では寂しい限り。年齢的にも30歳ということもあり、そろそろお別れの時期が近いのかもしれない。幸いにも似たようなタイプのハモン・ロペスがそこそこ結果を残しているのもあるので、だいぶ将来は怪しい。3、4年前は猛威を振るっていただけに栄枯盛衰である。ただ、それもJ1での話。J2にも似たような色のユニフォームのチームがあってぇー、なんか馴染みがあるっていうかぁー、そんで給料ぐっと抑え目でよかったらぁー、仙台より東京に近いしぃー、来てくれてもいいんだよ?
■15位 新潟
瀕死の重傷を負いながらもハッピーターンで何とか生還、からくも降格を免れた。「今年こそタイトルじゃーーー!!」と勢いよく船出をするも、序盤から大爆死。カウンターから自ら崩すメソッドへの変換にまたもヤンツー監督は失敗した。とにかく野戦病院のように怪我人が多かったこともあるが、なんというか全然崩し方が定まっていなくて難しいことになっていた。3バックにしてみたりなんかいろいろしても調子が上がらなかったが、レオ&ラファエルのシルバ義兄弟が復帰したあたりから、なんとか勝てるようになり、最後は佐藤“MALIA”優平をレンタルで獲得したり、強化指定選手の端山を学徒動員で使い倒して乗り切った。怪我人が多いにも関わらず、なぜか鈴木武蔵をレンタルで放出するなど北陸不思議マネジメントもあったのも見逃せない。攻撃では前線にポストプレーヤーの指宿を起用し、ラファエルが怪我になったため、速攻がほとんどできなかった印象。遅攻でも山崎や山本が指宿に有機的に絡む場面も少なく、彼らの一発芸頼みでは中々厳しい状況というもの。そういう得点力が上がらない状況で、頼みの守備がレオ・シルバ不在&病み上がりで持ちこたえられず、清水に次ぐ失点をしていては当然勝ちきることはできないだろう。おそらくヤンツー氏は磐田全盛の自ら崩すサッカーを目指しているのだろうが、それは名波、服部、藤田、西、福西がいて、高原、中山が決めてたからできたサッカーであって、山本、山崎、指宿、端山、佐藤“MALIA”優平などJ1ではトップクラスではないアタッカーにそれができるとは到底思えないのである。結局、川又、コルテース、武蔵などの速攻向きの人材を新しいサッカーにフィットさせられなかったしね。バランスを考えて適度にいった方がいいと思うのだけれど、意外に理想派のヤンツー監督は曲げなかったんだろうなあ。とりあえずチームの資金とやろうとしたサッカーのモデルが合ってない感じ。ただ、ヤンツー監督も今季限りで退任。後任がチョウ・キジェ監督だとか言われているが、まだよくわかっておりませぬ。とりあえずだれが監督になってもハッピーターンの粉で有能ブラジル人をラリラリにして雇用して、なんとか来季も乗り切ろう!
・気になった人 端山豪
野戦病院と化したヤンツー北部戦線において、学徒動員から終盤は普通にレギュラーとして活躍した大学生。名前がすごく仮面ライダー。ポジションもアタッカーで使われたりボランチで使われたりと様々だったが、うまく適応して危機を凌いでいた。ただ、本質はアタッカーっぽい。ヴェルディユース仕込みのテクニックとおもいきりのよいシュートが持ち味で、なんかとんでもないミドルを叩きこんだりしてた。来季から新潟入団が内定。甘いマスク、慶応ボーイということでじゃない方じゃない武藤とキャラがかぶるのだが、彼くらい活躍できるのかどうか、さてさていかに。可能性はなくはない。さて、これほどの有望株かつイケメンなので、女子の皆さまどうですか・・・と思ったら、グーグルで「端山豪」と検索すると「彼女」が一番の候補で出てくるので、すでにJ女子たちにはバレまくっている模様。ほんときみらのイケメンに対する嗅覚はハンパないな!!インザーギかよ!!オフサイドラインで産まれたんじゃなくて、オフサイドラインで産んじゃうの!?認知!認知オフサイド!
■16位 松本
残留のためにあらゆる手段をやり尽くしたが、モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差となってしまってあえなく1年でJ2にUターン。しかし、まあ、もうどうしようもないよね、これ。DFを人数かけて固めてセットプレーで嫌がらせをするという反町蟻地獄戦術だったが、前提の「守備を固める」が人数をかけてもJ1では通用せず、失点数が多くなって崩壊してしまった。これだけ失点数が多いと、ちまちまセットプレーで点を取っても焼け石に水どころか焼け石にピノ。いくら下がって跳ね返しても、J1では二次攻撃、三次攻撃の質が高く、ボール回収能力も高いし、人を並べても隙間を通してくるので、ずっとサンドバッグのように撃たれ続けていては決壊するのも時間の問題だった。ともかくカウンターが中々成立しなかったのが致命的。オビナは体を張って時間を作りだしていたが孤立無援状態があれだけ長くてはさすがにつらい。虎の子のエリックがまったくフィットしなかったのも非常に痛かった。工藤(フィットしないとか言ったけど普通にフィットしてた、ごめん!)とキム・ボギョンが加入してからは彼らがボールをそこそこ運べるので若干改善したが、それでも戦術的に前線までの距離がおそろしく長いので、サポートも限定的。前からハイプレスで行けよ、という声が上がるかもしれないが、選手の質と層的にそれをやったらもっと早く終戦していただろう。個人的にはオビナ、キム・ボギョンは他のJ1チームに行っても全然やれると思うし、ロングスロー岩上もチームによってはおもしろいアクセントになるだろう。来季は反町さん留任でJ2ということで、またこの肉体派サッカーで席捲しそう。でも結局、この資金力で反町さんのサッカーだとJ1には上がれても定着はかなり難しそうなので、ここらで一度監督を変えてオーソドックスな路線に行くのもよいかもしれぬ。時間はかかるかもしれないけどね。個人的には岩上、岩間、岩沼、石原とロックな奴らを集めているので、岩田卓也(オークランドFC)、大岩一貴(千葉)、トム・ハドルストーン(ハル・シティ)、大石内蔵助(赤穂藩)などを揃えて、石崎監督に率いさせてFCロックを成立させていただきたい。
・気になった人 岩間雄大
松本の守備を支えまくった男前。失点数は多かったが、彼がいなかったらもっととんでもないことになっていただろう。尽きない運動量とフィジカルを生かして中盤の底を務め、とにかく埋めまくった。攻撃の起点としては物足りない部分も多かったが、そんなことができたらもっと上のチームにいるはずであり、松本のアンカーとしては十二分すぎる働きではないだろうか。惜しくも降格となってしまったわけだが、たぶんJ2でも支えてくれるだろう。そんな頼りになる男だが、顔も頼りになる。こう成長するのを見越して名前をつけたんじゃないかってくらい、顔は「岩間雄大」そのものである。まちがっても「細山田」とか「川澄」とか「バルバリッチ」とかいう苗字はありえないし、名前も「圭佑」、「真二」、「穂希」などは絶対にありえない。岩間雄大しかない顔であり、もし名前を知らなくても「もしかしてこの人の名前って岩間雄大?」って言っちゃうレベルである(当社比)。J2でもその抜群の岩間雄大感を発揮していただき、再びの昇格に貢献していただきたいものである。えげつないセックスしそう。
■17位 清水
やっやややややあああああああああああああああああ!!あああああ!ややややややあああ!!!やややややややややってしまった!!!王国陥落!幻のオレンジ曲線!!ニューイヤーカップの頃から「守備ヤバいマジヤバい」と言われながらもそのままシーズンに突入。毎試合複数得点取られて、たまーに3点取るという収支の合わない得失点で大爆死。レジェンド大榎監督はあえなく退任となった。バトンタッチした田坂監督も守備はなんとか建て直しつつあったのだが、急速に崩壊するチームモラルと共に1勝するのがやっと。結局いいところがほとんどないシーズンとなり、初のJ2降格となってしまった。一部では「静岡脳」などと言われていたが、ともかく守備を構築できなかったことがすべて。バンザイアタックのハイプレスを掻い潜られるとバイタルまで高速道路というどこぞの千葉のような守備では、CBがチアゴ・シウバでもない限り、守りきることは不可能。ともかくピッチに攻撃的な選手が多すぎて、3バックの時にはウタカ、長沢のツートップに大前がトップ下、右のWBに枝村、左のWBにデュークというウイイレみたいな布陣だったが、さすがにやりすぎである。結局攻撃の選手を配置しても守備に忙殺されてその能力を発揮できないのであれば無意味。大榎監督はテセとウタカを組ませたり、白崎を使ったりしてみたが、そもそもそういう話ではないのである。また、フロントの危機意識も薄い。前半戦を最下位で終えたときにどう考えてもまともなサイドバックと守備的MFを連れてくるのが先決だと思われたのに、買ってきたのは角田とチョン・テセ。角田はカルピス4杯目とヤコビッチの怪我があったので普通に戦力になったが、チョン・テセはウタカと並べると2人で守備しないので全然フィルターにならず、かえってチーム状況は悪化した。後任の選定としても不可解。5バックなどもするが、本来田坂監督は攻撃的なマインドの持ち主であり、守備は最低限という人。秩序は構築したが、白崎ボランチとかも平気でやる人なので、守備がぶっ壊れたチームの立て直しとして適当だったかどうか。あ、もちろん前任者よりはまともなチームが作れてたとは思う。ただ、J1にいたいけれど、とにかく時間が足りない(すばらしいJ1)。個人的に今年一番印象に残った試合はデュークが闘莉王と言い争いして闘莉王だけ退場になった試合です。来季はJ2ということで、1年で復帰をもちろん目指しているものと思われる。しかし、担当ライターが「降格はゴトビ監督のせい」とか平気で書いちゃうので、王国の夜明けはまだまだ先になりそうである。Twitterで「清水で大榎監督が守備構築できなかったって書いたら銃殺されんの?」ってつぶやいたら「いなかったことになる」ともっと怖い回答が来たので、静岡の闇は漆黒の深さである。というか、火中の栗を拾うどころか溶鉱炉に落ちたコンタクトを探す田坂さんに対して応援しないとかわけわからん(一部の人だけだろうけど)。来季の指揮官候補として小林さんの名前が上がってるが、テイクオフまでに時間がかかるのと、基本的に塹壕戦術に長けた人なので、軌道に乗るまでサポーターとフロントが我慢できるかどうか。うまくいってない時の小林さんのサッカーってほんと白黒テレビで見る実写版デビルマンよりつまらないからね。覚悟しよう!!
・気になった人 ピーター・ウタカ
なんか変なリズムと髪型で得点をそこそことったアフリカン。そんなに早く見えないのだがストライドで異常に伸びてくるスピードと、体のバランスが変になりながらもなんか抜いていくドリブルで、面白い存在だった。シュートのタイミングもおかしい。かわいそうだったのは、あまりボールが供給されなかったこと。ピッチ上に攻撃的な選手は多かったのだが、パサータイプが竹内くらいしかおらず、彼も使われたり使われなかったりだったので、独力で状況を打開するしかなかった。それでも何回か破壊したのはポテンシャルの片鱗を見せたとも言える。給料がけっこう高いのと、鄭大世と併用すると守備が崩壊するということもあり、来年は清水にはいなさそう。そこそこ金を出せるチームだったら、取ってみても面白いんじゃないかな。外国籍選手をだいたいクビにした名古屋とか、1トップが定まらない横浜FMとかどうだろうか。川又とウタカの2トップとか卑猥すぎて見てるだけで妊娠しそうなので、少子化対策にもなるし。
■18位 山形
こちらも矢尽きて刀折れた系。石崎監督がなんとか頑張っていたが、かなり苦しいシーズンだった。元々プレーオフでの勝ち上がりということでJ1でもぶっちぎりの苦しい戦力で、がんばったほうではないだろうか。J2では石崎ハイプレスからのディエゴ経由のカウンターで相手を殺していたのだが、J1では当然のようにハマらず。撤退守備をするも釘付けにされてサンドバッグになり続けた。アルセウと松岡、宮阪、そして途中からは小椋ががんばってはいたが、いかんせんモビルスーツの差が(以下略)。また、ようやく回収したボールもディエゴ、ロメロ・フランク経由でカウンターをしたのだが、ディエゴは年を取ってだいぶ遅くなり、ロメロ・フランクも決定力に非常に難があった。山崎、川西、林、中島など猫の目のように前線を変えるもどれも決定打とはならず。もういっそ山岸を常時前線に送ってもよかったのではないだろうか。ただ、個人としては気になった選手もいた。キム・BOMBヨンはJ1を代表する肉体派として、2人分のスペースをカバーする類稀なアスリート能力と「もしかして他のスポーツよりもサッカー苦手なのでは?」と思わせるボールを持った時の能力のギャップで主に俺を楽しませてくれた。また、CBの西河のなんかよくわからないけどCKの際にとにかく競り勝ってヘディングをするという能力は、枠にあんまりいかなかったので2得点しかとってないが、実際かなりの頻度で相手ゴールを強襲していた。なんなんだろ、この強さ。あとやはりディエゴの重厚なプレーは山形で一番の怖さを持っていた。ともかく選手も監督もがんばっていたし、特に悲観すべき降格ではないだろう。来季は石崎さんがそのままやるのかどうか知らんが、J2では相変わらずいやらしい存在となるだろうし、このサイクルを続け、途中で昇格と芋煮をちょいちょいはさみながら、徐々にクラブとしての体力を上げていくしかないね。しかし、株主(主に山形県)はそうは思っていないらしく、株主総会で激詰めした挙句に、社長の交代を求めるという暴挙に出ている模様。今の山形でJ1に残るっていうのはジムでジオング落とさなきゃパイロットクビと言ってるようなものであり、ガンダムとは言わないからせめてガンキャノンかガンタンク買うくらいの金を出してから言うべきであろう。おまけに「降格したからスタジアムおあずけね」という話も出ているらしく、本当にJ1は人を狂わせるので怖いのでJ1なんか上がってもいいことがないよね(目を伏せながら)。
・気になった人 ロメロ・フランク
高校のときの登録名がベロカル・フランクで、どちらにせよお茶の間にお届けするのにはちょっと躊躇してしまう卑猥ネームののペルー出身選手。持ち前のキープ力とスピードはそれほどないのだがぬるっとした突破力で年間を通してシャドーとして頑張った。ボランチは無茶だった。しかし、決定機に顔を出すのはよいのだが、とにかく外しまくる。ディエゴの落としからロメロ突っ込む→豪快に外す→ディエゴがスキンヘッドを抱える、という地獄山形ループ。元々MFのためなのか決定力が非常に心もとなく、彼が決めていればという場面も多かった。その絶妙のゴールの外し方に、同僚の三代目ぬか喜びストライカー(初代は名古屋の岡山、二代目はFC東京の戸田)の中島も「こいつこそ俺の後継者・・・!」と決めたとか決めないとか(未確認情報)。ただまあそもそもの決定機自体が少ないし、ロメロはチャンスメーカーとしてはそこそこ機能していたことはもちろんである。本人はなんか移籍を希望しているらしく、来年山形で見れるのかどうかは微妙である。ただ、いい選手なのだが、そんな上位チームが外国人枠削ってまで獲る選手かと言われればびみょーな感じなので、移籍先があるのかどうか。ペルー帰るのかなー。
■番外編 千葉
毎年恒例、今年もやってしまったぜ我らが千葉!プレーオフにすら進めず、9位というJ2降格以来最低順位のおまけつきだべらんめえちくしょう(泡を吹きながら)!!序盤は非常に好調な滑り出し。パウリーニョを中心としたハイプレッシングが機能し、狩って狩って狩りまくった。攻撃でも早い段階での縦へのフィードに森本とペチュニクが走るというシンプルなものと、谷澤達也のキープから中村太亮のクロス、そしてセットプレーという伝家の宝刀が猛威を振るい、順調に勝点を重ねる。しかし、5月後半から勝てなくなる。原因はパウリーニョ動き過ぎ問題。あらゆるボールに反応しすぎるマグネットコーティングしたガンダムみたいなもので、彼がのこのこ出てって不在になった中盤を蹂躙されまくる。そして夏場になって運動量低下したことでプレスが機能不全に。それにより大岩、キムというリーダー不在のDFラインの不安がモロに出るようになってしまった。また守備がハマらなくなったことで攻撃も単発になる。速い攻撃はプレスがかからないでラインが深くなることで単なるロングボール放り込みになり、谷澤のキープからの中村太亮のクロスは読まれた上に中村が上がったスペースを突かれまくる。そして、谷澤は不可解なスタメン落ち。そして、セットプレーでもあまり工夫がないのでなかなか点をとれなくなってしまった。ここで期待したかったのは首脳陣の修正だが、チームロンドンは全くそれができなかった。パウリーニョの仕事を軽減することもできず、自由に動きまくるペチュニクの首に鈴をつけることもできない上に、それを補完する仕組みも構築できない。夏場にはチーム状況は最悪となり、そこからは泥沼。なんとかチームを好転させようと松田力、安柄俊、富澤などを次々と補強するも、ある程度は力になったのだが、ベースとなる組織が崩壊してるので決定打にはなり得ず。スタメンも水野を使ったり、ケンペスを使ったり、オナイウを干したり、猫の目のように変えたがすべて無駄。狂ったようにロングボールを放り込みまくり、終盤には何度も浮上するチャンスを与えられながらもそれを全力で拒否するというツンデレツインテールっぷり。しょ、しょ、昇格なんてしたくないんだから!!プレーオフを逃したのは当然といえば当然である。エースの森本のバックアップがいなくて不調だった時にカバーする人材がいない、プランBがない、DFラインのリーダー不在など編成面での不備も目立ち、それを采配でカバーできなかった当然の帰結である。とにかくチームとして弱かった。さて、来季なのだが、どうも関塚さんがそのまま指揮をとるという噂もチラホラ。正直1年半の期間を与えて、いったんプランが狂い始めると試合をするごとにぶっ壊れるというクーロン城のようなチームを作ってしまった監督をなぜ留任させるのか。本来は監督をころころ変えるのは反対なのだが、十分すぎる時間を与えた上に今後向上する気配が感じられない監督をそのままにするのは自殺行為としか思えない。もしそのままにするのであれば、関塚さんの理想を体現するためには川崎山脈あるいは吉田麻也、中村憲剛あるいは清武、若いジュニーニョあるいは永井謙佑が必要なので、それを買える目処がたってからにしていただきたい。プレーオフさえ行けなかったことも体に来るがそれ以上に未来のなさがこたえるシーズンだった。競り勝てない森本と松田にひたすらロングボールを放り込むのはもう見たくないのである。浦和の補強を「1メートルの川を渡るのに70cmの多種多様の橋を買ってくる」というトッテナムメソッドだとおちょくっていたが、千葉の場合は「川の幅が何メートルなのかわかってない、そもそも川なのかどうかもよくわかってないので、めっちゃいい音の法螺貝を買ってくる」というおもしろ状態なのである。まずは「自分たちがどれくらいの幅の川を渡るのか」ということをしっかりと認識することから始めていただきたい。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっくすうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう(番組の途中ですがニュースをお伝えいたします)
・気になった人 中村太亮
シーズンを通してほぼ唯一の遅攻における突破口として、クロス、セットプレーにおいて頑張り続けた。特に序盤は谷澤のタメとコンビネーションから左サイドを突破してクロス、そこにペチュやんが突っ込んでペチュるというパターンで相手ゴールを脅かした。また、セットプレーの精度も凄まじく、その左足が振られると大体チャンスになるという戦術兵器であり、「中村のクロスならメルケルも黙らせられる」と評判になるほどだった。。しかし、チームが下降線を辿ると徐々にトーンダウン。チームに谷澤以外にタメを作れる人間がいないのだが、井出、ケンペス、ペチュニクと前にいる人間がころころ変わるので力を発揮できず。また、終盤に同じクロッサーである水野が右MFに入ることが多くなったせいで左サイドには飛び込める選手を使うため、谷澤が使われる回数は激減。おまけにサイドバックとしては最低レベルの守備力しかないので、裏を突かれて自陣に釘付けにされて上がれないこともしばしば。最終的にはリズムを崩したのかセットプレーでもイマイチなボールしか蹴れないようになって、不完全燃焼のままシーズンを終えることとなった。シーズンハイライトは、一応副キャプテンのためパウリーニョ不在時に何度か務めたゲームキャプテン。残り2節になってもコイントスの仕組みを理解しておらず、あ、ってなった。本来ならばシーズンを通して攻撃の軸となるべきだったのだが、度重なる布陣変更と方針のブレによる犠牲者となった。ただ、使いようによっては恐ろしい威力を発揮するのは確かであり、J1に上がった磐田などが早速興味を示している模様。アダイウトンとの左サイドは守備が崩壊すると思うのだが、そこについてはあえて触れまい。26歳とそろそろ次のステップに行くにはギリギリの年であり、出ていく方が彼のためになるであろう。クロスだけならJ1だけでもトップクラスであり、FC東京の太田と張ると思っている。左サイドバック不在のチームにはオススメである。ただし、まったく内心を想像できない不思議ちゃん系なので、なぜか変な男気を見せて残るんなら、来年もよろしくおなっしゃす!
ありがとうJリーグ!!来年もよろしく!!!
最後だよ!!
さようなら!!
■13位 甲府
大爆死の前半から監督バトンタッチによるブーストで最後は余裕綽々で残留を決めた。勝因は盛田のラーメン、ではなく守備の規律の復活。城福さんほど割り切ってできなかった樋口さんの下で順調に守備緩めを続けていたが、全く勝てず。佐久間GMが陣頭指揮をとるようになってから守備が再びぴしっと固まった。さすが甲府盆地防衛戦の生き残りは年季が違う。佐々木、青山の穴には畑尾などを使っていたがどうしてもJ1レベルではきつかったので、もはやゾンビになってると思われた土屋をがネクロマンサー佐久間が屍者復活させ、「とにかく跳ね返せ」とのオーダー。ゾンビ土屋は衰えたとは言えさすがの空中戦の強さを誇った。また壁ができたことで防衛司令官山本も復活。適切なカバーリングで要所を締めた。煮込みすぎたほうとうみたいにぐずぐずだった中盤守備も慌てて呼び戻したマルキーニョス・パラナ工兵隊長のコンディションが戻るにつれて、塹壕が再整備。リーグ終盤戦では調子にのったパラナ隊長が頻繁に前線に走りこんでそれがいいアクセントになっていた。そして、前線ではバレー、と言いたいところだが、正直全盛期の力はなく、前線の軸となったのは阿部拓馬。キープで少ないチャンスと時間を作り、守備でも奔走した。それと、新人スピードスター伊東純也の活躍も見逃せない。バレーはまあ、バレーだった。笑 軸が定まったことで、稲垣、下田、阿部翔平などのバイプレーヤーも輝いた。その中でも阿部翔平はいろんな意味でも輝いた。第三次甲府盆地防衛ミッションは見事完遂ということだろう。ただ、今季はうまくいったからよかったようなものの、来季以降はネクロマンサー佐久間降臨という手段はできれば使いたくない。そういう意味でも金沢で貧打ながらも好守のチームを作り上げた森下監督は適材適所と言えるだろう。チームカラーにも合ってる。あとはCBがそろそろ土屋だときついし、ストライカーもバレーがぎりぎりなので、そこらへんを補強できれば。阿部拓馬、伊東と稲垣はもしかしたらどこかから引きがあるかもしれない。
・気になった人 伊東純也
大卒新人、甲府の突撃隊長。少ないチャンスの上にボールをもらってもサポートが少ないので、伊東がスピードを生かしてボールを持ちあがれるのはかなりの助けとなった。おかげでシャドーのレギュラーをゲット。とにかく早い。スピードだけなら浅野と張れるくらいあるんじゃないだろうか。ただ、めっきり遅くなったバレーと並ぶと1.5倍速に見えるので、そのせいかもしれない。ドリブルも中々のものを持っていて、一度トップスピードに乗ると止めるのは容易ではなく、相手DFをかなり苦しめた。ただ、スペースどっかーんから切り込んでシュート以外のパターンをそれほど持っているわけではないので、スペースがないとけっこう苦しんでいた印象。まあそれでもだいぶやれてはいたけど。リオ五輪の隠し玉、という説もちらほら出ているが、なんかスピードタイプは浅野とどっちかでいいような気もする。なお、かなりの男前のため、唾つけるなら今のうちであり、ギャルの皆さまは株式会社はくばくの十六穀ごはんを買いまくって貢ぐ必要があるのではないだろうか。そして、その支援を受けた伊東純也はステップアップで川崎あたりに移籍するのだ!
■14位 仙台
序盤快調で飛ばすも、戦力や戦力や、そして主に戦力の理由で徐々に残留争いに巻き込まれるも、なんとか生き残った。後半戦はそんなに試合を確認できておりません。前半戦はそこそこ点がとれていたのだが、とにかく後半戦は点が取れなかった。ウィルソンが怪我がちでほとんど出場できず、奥埜は前線で奮闘していたがパートナーが定まらない。金園が主なメインパートナーとなったがゴールエリアで仕事をする選手なので、そもそもボールがあまり来ない。最終的になぜか「ハモン・ロペスがヘッドで覚醒する」というよくわからない状況になっていたのだけは確認している。また守備も前半戦はそれほど悪くはなかったのだが、後半戦には失点数で明らかに悪化。しかし、後半戦については仙台の試合をほとんど見ることができていないので、俺には詳しくは理由がわからない(たまたま見てた試合はちゃんとしてた)。もしかしたら毎試合GKの六反が試合開始と同時に目隠しをしていたのかもしれないし、六反が手を後ろに縛ってたのかもしれない。すげえな、六反。誰か理由がわかる人がいたら教えてください。キム・ミンテと富田がすごいがんばっていたという記憶はある。というわけで、あんまり語れることがございませぬ。ピンチになると渡辺監督が男前ビームで選手を復活させてたに違いない。さて、今年もなんとか生き残ったので来年はどうなるか。男前監督はそのまま留任するだろうし、大幅な戦力の増減もなさそう。そうなるといいブラジル人をひいてこれるかどうかというところで順位が大きく変わってきそうなので、ハモン・ロペスとウィルソンに人体改造で機械の体を導入する、あるいは両者とも放出であれば、新しいブラジル人が当たりであることを祈念して、仙台フロント陣はふんどしで冬の蔵王登頂などの偉業に挑戦していただきたい。あんまり見なくてごめんなさい!
・気になった人 ウィルソン
去年は戦術的にまったく生きるものではなく結果を残せず、今年の後半はがっつり怪我となってしまった。昔は健康だったら2桁得点は軽かったのだが、怪我には勝てぬ。来年は残っているのだろうか。ここ数年の仙台を支えてきた功労者でまさにエースなのだが、去年は合わない戦術があったにしても4得点、今年も4得点では寂しい限り。年齢的にも30歳ということもあり、そろそろお別れの時期が近いのかもしれない。幸いにも似たようなタイプのハモン・ロペスがそこそこ結果を残しているのもあるので、だいぶ将来は怪しい。3、4年前は猛威を振るっていただけに栄枯盛衰である。ただ、それもJ1での話。J2にも似たような色のユニフォームのチームがあってぇー、なんか馴染みがあるっていうかぁー、そんで給料ぐっと抑え目でよかったらぁー、仙台より東京に近いしぃー、来てくれてもいいんだよ?
■15位 新潟
瀕死の重傷を負いながらもハッピーターンで何とか生還、からくも降格を免れた。「今年こそタイトルじゃーーー!!」と勢いよく船出をするも、序盤から大爆死。カウンターから自ら崩すメソッドへの変換にまたもヤンツー監督は失敗した。とにかく野戦病院のように怪我人が多かったこともあるが、なんというか全然崩し方が定まっていなくて難しいことになっていた。3バックにしてみたりなんかいろいろしても調子が上がらなかったが、レオ&ラファエルのシルバ義兄弟が復帰したあたりから、なんとか勝てるようになり、最後は佐藤“MALIA”優平をレンタルで獲得したり、強化指定選手の端山を学徒動員で使い倒して乗り切った。怪我人が多いにも関わらず、なぜか鈴木武蔵をレンタルで放出するなど北陸不思議マネジメントもあったのも見逃せない。攻撃では前線にポストプレーヤーの指宿を起用し、ラファエルが怪我になったため、速攻がほとんどできなかった印象。遅攻でも山崎や山本が指宿に有機的に絡む場面も少なく、彼らの一発芸頼みでは中々厳しい状況というもの。そういう得点力が上がらない状況で、頼みの守備がレオ・シルバ不在&病み上がりで持ちこたえられず、清水に次ぐ失点をしていては当然勝ちきることはできないだろう。おそらくヤンツー氏は磐田全盛の自ら崩すサッカーを目指しているのだろうが、それは名波、服部、藤田、西、福西がいて、高原、中山が決めてたからできたサッカーであって、山本、山崎、指宿、端山、佐藤“MALIA”優平などJ1ではトップクラスではないアタッカーにそれができるとは到底思えないのである。結局、川又、コルテース、武蔵などの速攻向きの人材を新しいサッカーにフィットさせられなかったしね。バランスを考えて適度にいった方がいいと思うのだけれど、意外に理想派のヤンツー監督は曲げなかったんだろうなあ。とりあえずチームの資金とやろうとしたサッカーのモデルが合ってない感じ。ただ、ヤンツー監督も今季限りで退任。後任がチョウ・キジェ監督だとか言われているが、まだよくわかっておりませぬ。とりあえずだれが監督になってもハッピーターンの粉で有能ブラジル人をラリラリにして雇用して、なんとか来季も乗り切ろう!
・気になった人 端山豪
野戦病院と化したヤンツー北部戦線において、学徒動員から終盤は普通にレギュラーとして活躍した大学生。名前がすごく仮面ライダー。ポジションもアタッカーで使われたりボランチで使われたりと様々だったが、うまく適応して危機を凌いでいた。ただ、本質はアタッカーっぽい。ヴェルディユース仕込みのテクニックとおもいきりのよいシュートが持ち味で、なんかとんでもないミドルを叩きこんだりしてた。来季から新潟入団が内定。甘いマスク、慶応ボーイということでじゃない方じゃない武藤とキャラがかぶるのだが、彼くらい活躍できるのかどうか、さてさていかに。可能性はなくはない。さて、これほどの有望株かつイケメンなので、女子の皆さまどうですか・・・と思ったら、グーグルで「端山豪」と検索すると「彼女」が一番の候補で出てくるので、すでにJ女子たちにはバレまくっている模様。ほんときみらのイケメンに対する嗅覚はハンパないな!!インザーギかよ!!オフサイドラインで産まれたんじゃなくて、オフサイドラインで産んじゃうの!?認知!認知オフサイド!
■16位 松本
残留のためにあらゆる手段をやり尽くしたが、モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差となってしまってあえなく1年でJ2にUターン。しかし、まあ、もうどうしようもないよね、これ。DFを人数かけて固めてセットプレーで嫌がらせをするという反町蟻地獄戦術だったが、前提の「守備を固める」が人数をかけてもJ1では通用せず、失点数が多くなって崩壊してしまった。これだけ失点数が多いと、ちまちまセットプレーで点を取っても焼け石に水どころか焼け石にピノ。いくら下がって跳ね返しても、J1では二次攻撃、三次攻撃の質が高く、ボール回収能力も高いし、人を並べても隙間を通してくるので、ずっとサンドバッグのように撃たれ続けていては決壊するのも時間の問題だった。ともかくカウンターが中々成立しなかったのが致命的。オビナは体を張って時間を作りだしていたが孤立無援状態があれだけ長くてはさすがにつらい。虎の子のエリックがまったくフィットしなかったのも非常に痛かった。工藤(フィットしないとか言ったけど普通にフィットしてた、ごめん!)とキム・ボギョンが加入してからは彼らがボールをそこそこ運べるので若干改善したが、それでも戦術的に前線までの距離がおそろしく長いので、サポートも限定的。前からハイプレスで行けよ、という声が上がるかもしれないが、選手の質と層的にそれをやったらもっと早く終戦していただろう。個人的にはオビナ、キム・ボギョンは他のJ1チームに行っても全然やれると思うし、ロングスロー岩上もチームによってはおもしろいアクセントになるだろう。来季は反町さん留任でJ2ということで、またこの肉体派サッカーで席捲しそう。でも結局、この資金力で反町さんのサッカーだとJ1には上がれても定着はかなり難しそうなので、ここらで一度監督を変えてオーソドックスな路線に行くのもよいかもしれぬ。時間はかかるかもしれないけどね。個人的には岩上、岩間、岩沼、石原とロックな奴らを集めているので、岩田卓也(オークランドFC)、大岩一貴(千葉)、トム・ハドルストーン(ハル・シティ)、大石内蔵助(赤穂藩)などを揃えて、石崎監督に率いさせてFCロックを成立させていただきたい。
・気になった人 岩間雄大
松本の守備を支えまくった男前。失点数は多かったが、彼がいなかったらもっととんでもないことになっていただろう。尽きない運動量とフィジカルを生かして中盤の底を務め、とにかく埋めまくった。攻撃の起点としては物足りない部分も多かったが、そんなことができたらもっと上のチームにいるはずであり、松本のアンカーとしては十二分すぎる働きではないだろうか。惜しくも降格となってしまったわけだが、たぶんJ2でも支えてくれるだろう。そんな頼りになる男だが、顔も頼りになる。こう成長するのを見越して名前をつけたんじゃないかってくらい、顔は「岩間雄大」そのものである。まちがっても「細山田」とか「川澄」とか「バルバリッチ」とかいう苗字はありえないし、名前も「圭佑」、「真二」、「穂希」などは絶対にありえない。岩間雄大しかない顔であり、もし名前を知らなくても「もしかしてこの人の名前って岩間雄大?」って言っちゃうレベルである(当社比)。J2でもその抜群の岩間雄大感を発揮していただき、再びの昇格に貢献していただきたいものである。えげつないセックスしそう。
■17位 清水
やっやややややあああああああああああああああああ!!あああああ!ややややややあああ!!!やややややややややってしまった!!!王国陥落!幻のオレンジ曲線!!ニューイヤーカップの頃から「守備ヤバいマジヤバい」と言われながらもそのままシーズンに突入。毎試合複数得点取られて、たまーに3点取るという収支の合わない得失点で大爆死。レジェンド大榎監督はあえなく退任となった。バトンタッチした田坂監督も守備はなんとか建て直しつつあったのだが、急速に崩壊するチームモラルと共に1勝するのがやっと。結局いいところがほとんどないシーズンとなり、初のJ2降格となってしまった。一部では「静岡脳」などと言われていたが、ともかく守備を構築できなかったことがすべて。バンザイアタックのハイプレスを掻い潜られるとバイタルまで高速道路というどこぞの千葉のような守備では、CBがチアゴ・シウバでもない限り、守りきることは不可能。ともかくピッチに攻撃的な選手が多すぎて、3バックの時にはウタカ、長沢のツートップに大前がトップ下、右のWBに枝村、左のWBにデュークというウイイレみたいな布陣だったが、さすがにやりすぎである。結局攻撃の選手を配置しても守備に忙殺されてその能力を発揮できないのであれば無意味。大榎監督はテセとウタカを組ませたり、白崎を使ったりしてみたが、そもそもそういう話ではないのである。また、フロントの危機意識も薄い。前半戦を最下位で終えたときにどう考えてもまともなサイドバックと守備的MFを連れてくるのが先決だと思われたのに、買ってきたのは角田とチョン・テセ。角田はカルピス4杯目とヤコビッチの怪我があったので普通に戦力になったが、チョン・テセはウタカと並べると2人で守備しないので全然フィルターにならず、かえってチーム状況は悪化した。後任の選定としても不可解。5バックなどもするが、本来田坂監督は攻撃的なマインドの持ち主であり、守備は最低限という人。秩序は構築したが、白崎ボランチとかも平気でやる人なので、守備がぶっ壊れたチームの立て直しとして適当だったかどうか。あ、もちろん前任者よりはまともなチームが作れてたとは思う。ただ、J1にいたいけれど、とにかく時間が足りない(すばらしいJ1)。個人的に今年一番印象に残った試合はデュークが闘莉王と言い争いして闘莉王だけ退場になった試合です。来季はJ2ということで、1年で復帰をもちろん目指しているものと思われる。しかし、担当ライターが「降格はゴトビ監督のせい」とか平気で書いちゃうので、王国の夜明けはまだまだ先になりそうである。Twitterで「清水で大榎監督が守備構築できなかったって書いたら銃殺されんの?」ってつぶやいたら「いなかったことになる」ともっと怖い回答が来たので、静岡の闇は漆黒の深さである。というか、火中の栗を拾うどころか溶鉱炉に落ちたコンタクトを探す田坂さんに対して応援しないとかわけわからん(一部の人だけだろうけど)。来季の指揮官候補として小林さんの名前が上がってるが、テイクオフまでに時間がかかるのと、基本的に塹壕戦術に長けた人なので、軌道に乗るまでサポーターとフロントが我慢できるかどうか。うまくいってない時の小林さんのサッカーってほんと白黒テレビで見る実写版デビルマンよりつまらないからね。覚悟しよう!!
・気になった人 ピーター・ウタカ
なんか変なリズムと髪型で得点をそこそことったアフリカン。そんなに早く見えないのだがストライドで異常に伸びてくるスピードと、体のバランスが変になりながらもなんか抜いていくドリブルで、面白い存在だった。シュートのタイミングもおかしい。かわいそうだったのは、あまりボールが供給されなかったこと。ピッチ上に攻撃的な選手は多かったのだが、パサータイプが竹内くらいしかおらず、彼も使われたり使われなかったりだったので、独力で状況を打開するしかなかった。それでも何回か破壊したのはポテンシャルの片鱗を見せたとも言える。給料がけっこう高いのと、鄭大世と併用すると守備が崩壊するということもあり、来年は清水にはいなさそう。そこそこ金を出せるチームだったら、取ってみても面白いんじゃないかな。外国籍選手をだいたいクビにした名古屋とか、1トップが定まらない横浜FMとかどうだろうか。川又とウタカの2トップとか卑猥すぎて見てるだけで妊娠しそうなので、少子化対策にもなるし。
■18位 山形
こちらも矢尽きて刀折れた系。石崎監督がなんとか頑張っていたが、かなり苦しいシーズンだった。元々プレーオフでの勝ち上がりということでJ1でもぶっちぎりの苦しい戦力で、がんばったほうではないだろうか。J2では石崎ハイプレスからのディエゴ経由のカウンターで相手を殺していたのだが、J1では当然のようにハマらず。撤退守備をするも釘付けにされてサンドバッグになり続けた。アルセウと松岡、宮阪、そして途中からは小椋ががんばってはいたが、いかんせんモビルスーツの差が(以下略)。また、ようやく回収したボールもディエゴ、ロメロ・フランク経由でカウンターをしたのだが、ディエゴは年を取ってだいぶ遅くなり、ロメロ・フランクも決定力に非常に難があった。山崎、川西、林、中島など猫の目のように前線を変えるもどれも決定打とはならず。もういっそ山岸を常時前線に送ってもよかったのではないだろうか。ただ、個人としては気になった選手もいた。キム・BOMBヨンはJ1を代表する肉体派として、2人分のスペースをカバーする類稀なアスリート能力と「もしかして他のスポーツよりもサッカー苦手なのでは?」と思わせるボールを持った時の能力のギャップで主に俺を楽しませてくれた。また、CBの西河のなんかよくわからないけどCKの際にとにかく競り勝ってヘディングをするという能力は、枠にあんまりいかなかったので2得点しかとってないが、実際かなりの頻度で相手ゴールを強襲していた。なんなんだろ、この強さ。あとやはりディエゴの重厚なプレーは山形で一番の怖さを持っていた。ともかく選手も監督もがんばっていたし、特に悲観すべき降格ではないだろう。来季は石崎さんがそのままやるのかどうか知らんが、J2では相変わらずいやらしい存在となるだろうし、このサイクルを続け、途中で昇格と芋煮をちょいちょいはさみながら、徐々にクラブとしての体力を上げていくしかないね。しかし、株主(主に山形県)はそうは思っていないらしく、株主総会で激詰めした挙句に、社長の交代を求めるという暴挙に出ている模様。今の山形でJ1に残るっていうのはジムでジオング落とさなきゃパイロットクビと言ってるようなものであり、ガンダムとは言わないからせめてガンキャノンかガンタンク買うくらいの金を出してから言うべきであろう。おまけに「降格したからスタジアムおあずけね」という話も出ているらしく、本当にJ1は人を狂わせるので怖いのでJ1なんか上がってもいいことがないよね(目を伏せながら)。
・気になった人 ロメロ・フランク
高校のときの登録名がベロカル・フランクで、どちらにせよお茶の間にお届けするのにはちょっと躊躇してしまう卑猥ネームののペルー出身選手。持ち前のキープ力とスピードはそれほどないのだがぬるっとした突破力で年間を通してシャドーとして頑張った。ボランチは無茶だった。しかし、決定機に顔を出すのはよいのだが、とにかく外しまくる。ディエゴの落としからロメロ突っ込む→豪快に外す→ディエゴがスキンヘッドを抱える、という地獄山形ループ。元々MFのためなのか決定力が非常に心もとなく、彼が決めていればという場面も多かった。その絶妙のゴールの外し方に、同僚の三代目ぬか喜びストライカー(初代は名古屋の岡山、二代目はFC東京の戸田)の中島も「こいつこそ俺の後継者・・・!」と決めたとか決めないとか(未確認情報)。ただまあそもそもの決定機自体が少ないし、ロメロはチャンスメーカーとしてはそこそこ機能していたことはもちろんである。本人はなんか移籍を希望しているらしく、来年山形で見れるのかどうかは微妙である。ただ、いい選手なのだが、そんな上位チームが外国人枠削ってまで獲る選手かと言われればびみょーな感じなので、移籍先があるのかどうか。ペルー帰るのかなー。
■番外編 千葉
毎年恒例、今年もやってしまったぜ我らが千葉!プレーオフにすら進めず、9位というJ2降格以来最低順位のおまけつきだべらんめえちくしょう(泡を吹きながら)!!序盤は非常に好調な滑り出し。パウリーニョを中心としたハイプレッシングが機能し、狩って狩って狩りまくった。攻撃でも早い段階での縦へのフィードに森本とペチュニクが走るというシンプルなものと、谷澤達也のキープから中村太亮のクロス、そしてセットプレーという伝家の宝刀が猛威を振るい、順調に勝点を重ねる。しかし、5月後半から勝てなくなる。原因はパウリーニョ動き過ぎ問題。あらゆるボールに反応しすぎるマグネットコーティングしたガンダムみたいなもので、彼がのこのこ出てって不在になった中盤を蹂躙されまくる。そして夏場になって運動量低下したことでプレスが機能不全に。それにより大岩、キムというリーダー不在のDFラインの不安がモロに出るようになってしまった。また守備がハマらなくなったことで攻撃も単発になる。速い攻撃はプレスがかからないでラインが深くなることで単なるロングボール放り込みになり、谷澤のキープからの中村太亮のクロスは読まれた上に中村が上がったスペースを突かれまくる。そして、谷澤は不可解なスタメン落ち。そして、セットプレーでもあまり工夫がないのでなかなか点をとれなくなってしまった。ここで期待したかったのは首脳陣の修正だが、チームロンドンは全くそれができなかった。パウリーニョの仕事を軽減することもできず、自由に動きまくるペチュニクの首に鈴をつけることもできない上に、それを補完する仕組みも構築できない。夏場にはチーム状況は最悪となり、そこからは泥沼。なんとかチームを好転させようと松田力、安柄俊、富澤などを次々と補強するも、ある程度は力になったのだが、ベースとなる組織が崩壊してるので決定打にはなり得ず。スタメンも水野を使ったり、ケンペスを使ったり、オナイウを干したり、猫の目のように変えたがすべて無駄。狂ったようにロングボールを放り込みまくり、終盤には何度も浮上するチャンスを与えられながらもそれを全力で拒否するというツンデレツインテールっぷり。しょ、しょ、昇格なんてしたくないんだから!!プレーオフを逃したのは当然といえば当然である。エースの森本のバックアップがいなくて不調だった時にカバーする人材がいない、プランBがない、DFラインのリーダー不在など編成面での不備も目立ち、それを采配でカバーできなかった当然の帰結である。とにかくチームとして弱かった。さて、来季なのだが、どうも関塚さんがそのまま指揮をとるという噂もチラホラ。正直1年半の期間を与えて、いったんプランが狂い始めると試合をするごとにぶっ壊れるというクーロン城のようなチームを作ってしまった監督をなぜ留任させるのか。本来は監督をころころ変えるのは反対なのだが、十分すぎる時間を与えた上に今後向上する気配が感じられない監督をそのままにするのは自殺行為としか思えない。もしそのままにするのであれば、関塚さんの理想を体現するためには川崎山脈あるいは吉田麻也、中村憲剛あるいは清武、若いジュニーニョあるいは永井謙佑が必要なので、それを買える目処がたってからにしていただきたい。プレーオフさえ行けなかったことも体に来るがそれ以上に未来のなさがこたえるシーズンだった。競り勝てない森本と松田にひたすらロングボールを放り込むのはもう見たくないのである。浦和の補強を「1メートルの川を渡るのに70cmの多種多様の橋を買ってくる」というトッテナムメソッドだとおちょくっていたが、千葉の場合は「川の幅が何メートルなのかわかってない、そもそも川なのかどうかもよくわかってないので、めっちゃいい音の法螺貝を買ってくる」というおもしろ状態なのである。まずは「自分たちがどれくらいの幅の川を渡るのか」ということをしっかりと認識することから始めていただきたい。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおせえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっくすうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう(番組の途中ですがニュースをお伝えいたします)
・気になった人 中村太亮
シーズンを通してほぼ唯一の遅攻における突破口として、クロス、セットプレーにおいて頑張り続けた。特に序盤は谷澤のタメとコンビネーションから左サイドを突破してクロス、そこにペチュやんが突っ込んでペチュるというパターンで相手ゴールを脅かした。また、セットプレーの精度も凄まじく、その左足が振られると大体チャンスになるという戦術兵器であり、「中村のクロスならメルケルも黙らせられる」と評判になるほどだった。。しかし、チームが下降線を辿ると徐々にトーンダウン。チームに谷澤以外にタメを作れる人間がいないのだが、井出、ケンペス、ペチュニクと前にいる人間がころころ変わるので力を発揮できず。また、終盤に同じクロッサーである水野が右MFに入ることが多くなったせいで左サイドには飛び込める選手を使うため、谷澤が使われる回数は激減。おまけにサイドバックとしては最低レベルの守備力しかないので、裏を突かれて自陣に釘付けにされて上がれないこともしばしば。最終的にはリズムを崩したのかセットプレーでもイマイチなボールしか蹴れないようになって、不完全燃焼のままシーズンを終えることとなった。シーズンハイライトは、一応副キャプテンのためパウリーニョ不在時に何度か務めたゲームキャプテン。残り2節になってもコイントスの仕組みを理解しておらず、あ、ってなった。本来ならばシーズンを通して攻撃の軸となるべきだったのだが、度重なる布陣変更と方針のブレによる犠牲者となった。ただ、使いようによっては恐ろしい威力を発揮するのは確かであり、J1に上がった磐田などが早速興味を示している模様。アダイウトンとの左サイドは守備が崩壊すると思うのだが、そこについてはあえて触れまい。26歳とそろそろ次のステップに行くにはギリギリの年であり、出ていく方が彼のためになるであろう。クロスだけならJ1だけでもトップクラスであり、FC東京の太田と張ると思っている。左サイドバック不在のチームにはオススメである。ただし、まったく内心を想像できない不思議ちゃん系なので、なぜか変な男気を見せて残るんなら、来年もよろしくおなっしゃす!
ありがとうJリーグ!!来年もよろしく!!!
■J1■2015シーズン総括「2シーズン制はゴトビが悪い」 part2
part1
より続く!!
困惑の中位編!
■7位 横浜FM
前半はイマイチな出来でモンバエルツ監督の手腕が不安視されたが、後半になって帳尻を合わせたシーズンとなった。長期欠場から復帰した中村初号機とアデミウソンをどう組み合わせるのか、という問題があったが、お互いに試合をこなすごとに棲み分けができてきたようで、ベストパートナーという程ではなかったが連携は合うようになってきた。彼らを補完するように三門や喜田など運動量を期待できる選手を積極的に起用したモンバエルツ監督のバランス感覚は褒められてしかるべき。一番恩恵を受けたのは、齋藤学か。2人にマークが集中する間隙を縫って、去年のW杯以来なんとなく低調だったのが、終盤にきてまたキレを取り戻してきた。2列目の技巧派たちのために犠牲になり続けた元和製アンリも目立ってはいないが、貢献度大だったと言えるだろう。また、日本を代表する筋肉系故障の大家である矢島御大将もベンチやベンチ外から睨みを利かせていたし、らふぃにゃんも足がとっても痛いニャンに何度かなりつつも出場した時にはやはり違いを見せていた。また、若手の抜擢もモンサンミッシェル監督は敢行。前述の喜田を始め、栗原の代わりにファビオをレギュラーに、仲川、和田、富樫などにチャンスを与えた。アンドリューは寝てた。しかし、来年どうなるかはまた微妙。今季長期欠場したように中村初号機もさすがに年をとってきていて、中澤も機械ではない。今季軸となったアデミウソンの去就もまったく不明である。また1トップの元和製アンリもがんばってはいたが得点数は少なく、唯一違いを出せるFWのらふぃにゃんは1年間常時出場など夢のまた夢。若手はチャンスを得たといってもまだ海のものとも山のものともベントナーともわからず、彼らに賭けるのはギャンブル。アデミウソンの去就いかんによっては一気に中村初号機のセットプレー必殺攻撃頼みに逆戻りする可能性もある。モンキーターン監督は来年も指揮を取りそうだが、どうしても切れない選手が多いのでドラスティックな改革は難しく、来年も難しい舵取りになりそうだ。なので、やはり違いを出せるのは外国人ということで、シティOBをふんだんに使って、ボヤタ、スクリーニ、サマラスなどの選手の獲得に尽力していただきたいものである。補強ポイントは1トップとボランチかなあ。
・気になった人 三門雄大
新潟で半レギュラーみたいな存在になっていて、横浜FMでも守備のユーティリティー程度の評価だったのだが、チームのバランスを取る上で重要なキーとなった。前半戦は守備で走り回れるわけではないアデミウソンのために、トップ下で出場することも多く、その持ち前の運動量で穴を埋めまくり、攻撃にも顔を出した。影のMVP。意外と足元のテクニックもそこそこあったのが幸いした。中村俊輔が戻ってきたあともボランチとして出場し、堅実なプレーを披露。はっと驚くようなプレーはほとんどないのだが、ミスもそんなに多くない。黒子の鏡である。ただ、いかんせん攻撃面では力不足は否めなかったので、門前の小僧習わぬ経を読む監督の意向によってはボランチを獲得するかもしれない。ただ、それでもサイドバックまでできるユーティリティー性で仕事がなくなることはないだろう。その絶妙な生え際をなびかせて、来季もピッチを疾走してしていただきたいものである。アンドリューは生え際以外をちょっと見習え。
■8位 湘南
ついに念願のJ1残留となり、ミッションコンプリートである。しかも最後まで残留争いには加わらず、中位でのフィニッシュは求められたもの以上の結果だろう。昨年J2を席捲した運動量での破壊は、トップのウェリントンがいなくなったこともあって、さすがにJ1レベルではうまくいかないことも多かった。だが、そこをキジェ監督がうまくバランスをとった。攻撃でかける人数を減らしてリスクを軽減、その結果破壊的な攻撃力はなくなったが、攻守にバランスのとれたチームへと変貌。個々人は確かにJ1レベルで見劣りする部分もあるのだが、高山、永木、菊地俊、遠藤、バイアなどの中心選手を筆頭に、足りない部分は運動量でカバー。徐々に他の選手もJ1レベルに適応していった。というわけで一昨年の大爆死を避けることができた。欲を言えばトップにパンチ力のある選手が欲しかったが、大槻ほど運動量があって点もバカスカ取れる選手は稀であるし、ブルーノ・セザル、アリソンもうまく適応できてなかったので、ここはしょうがないと言えるかもしれない。その点で終盤にようやく藤田が戻ってきて点をとったのはだいぶ助かっただろう。そういえばキリノとか獲ってたな。また、獲得した山田直輝が微妙に活躍できなかったのだが、まあそれもしょうがないであろう。さて、来季だがここまでチームを作ってきたキジェ監督の退任が決定的。行先は新潟という噂があるのだが、なんかそれってあんまりやること変わらんような気もする。松屋からガストに転職、みたいな。後任が誰になるかは知らんのだが、この運動量というベースを生かせる監督なら大崩れはしなさそう。間違っても「よし、ここからはポゼッションも」とか思ってしまうと途端にバランスを壊して悲惨なことになるだろう。隠し味は少し足すから隠し味なのであって、ミートソースに醤油どばどばかけるのは隠し味ではないのだ。長野県人「え?ミートソースに醤油かけないの?」。割とどこの監督でもなぜか「ポゼッションで自分から崩すのがカウンターより一段上」と思ってるふしがあり、実際そりゃ崩せりゃ素晴らしいんだろうが、崩すためにはそれなりのクオリティを持つ選手とそれなりのアイデアを持つ監督がいなけりゃ無理であり、そういう選手と監督ってお高いのである。自分のチームの身の丈にあったサッカーをするのが本当の「自分たちのサッカー」ではないだろうか。なので湘南は来年はトレーニングにサーフィンを導入し、Jのビッグウェーブとなるべく努力していただきたい(適当なまとめ)。そういえば、永木はとてもいいボランチになってましたな。
・気になった人 チョウ・キジェ監督
昨年はJ2をぶっちぎりで走りきり、今年もJ1を席捲とまではいかなかったが、しっかりと走り抜いた。予算規模的に獲得できる選手が限られている中で、既存の選手を戦えるように鍛え上げた手腕はすごかった。もちろん山田直輝や大竹などうまく使えなかった選手も多いのだが、そこはまあしょうがない。欧州レベルでのインテンシティの重要性を知る監督であり、また攻撃だけでなくバランスも取れることも証明。今後はどうなるのかはわからないのだが、次の仕事としては地位もあり名誉もあり結果も残した代表クラスの選手にちゃんと言うことを聞かせて走らせる、というところになるだろうか。意外とこの仕事は簡単なようで難しくもあり、これまでの「教える」という方法以外のマネジメントが必要となってくる。そこをうまく乗りきれるかで大きいチームを指揮できるかどうかが分かれてくるだろう。まあ、本人は普通に海外とか目指してるのかもしれないので、そこを望んでるのかどうかはよくわからないのだけれども。とりあえず、もし湘南を辞めるとしたら来年はすぐに監督業をやらず、小倉さんの後を継いで最強クラスの難物である田中マルクス闘莉王を従わせる、あるいは風間大僧正の後を継いで大久保を殴る、という仕事で男を上げるといいと思う。
■9位 名古屋
また中位である。初期の低迷期とピクシーのわずかな期間を除けばずっと定位置にいるという驚異のチーム、それが名古屋である。今季は何をしたいのかよくわからなかったが、チームの要である田口@味噌煮込みシャビの長期離脱が最も痛かった。彼がいないことで中盤でボールが落ち着くことはなく、矢田が一人でボールを運ぶもそれだけでは限界があり、前線には川又、永井という代表の脳筋枠がヒャッハーしていたため、とにかくボールを適当に放り込んで彼らがなんとかするという不確実なサッカーに頼らざるを得なかった。西野監督は3バックにしたり、4バックにしたり、永井を左WBにしたり、ノヴァコ塾長に反乱を起こされたりしたが、最終的には「闘莉王を前線に送る」というエンゲルスメソッドを採用してなんかはちゃめちゃなままシーズンを終えた。個人的には闘莉王を前線に送ったのは攻撃のためよりも、ラインを高くしたいからという守備的な理由が大きいような気がするのだが、これは闘莉王には内緒な!な!こういう窮状を救うのは外国人枠なのだが、レアンドロ・ハゲミンゲスは長期休暇、ノヴァコビッチは戦術にフィットしないで反乱を起こし、ダニルソンは筋肉であるため、ほとんど役に立たず。来季はおそらく総入れ替えとなるだろう。ただ、光明も若干見えた。長期離脱していた野田がようやく復帰して前線のポストマンとして輝きを見せ、矢田はそのテクニックと献身性で田口のいない中盤を支え続けた。でも、西野監督は退任。優勝して下り坂のチームを引き受けたにしては、なんとか持たせたと思うが、特に優れた手腕を発揮したわけでもなかった。そして、後任で名古屋サポに激震。なんと監督未経験の小倉さんをGM兼任で爆誕させてしまったのである。小倉さんの監督としての指導力は未知数だが、戦術が一貫してるチームではない、外国人総入れ替え、元代表のうるさ型大ベテランがいる、という数え役満の不利な状況で成功してる絵が全然浮かばないのだがどうだろうか。正直、闘莉王とか楢崎が新人監督の言うことにちゃんと従う気がしない。少なくとも成績が悪くなってくると、田中マルクス闘莉王炎のオーバーラップが小倉監督に炸裂しそうなので、今から楽しみで楽しみで仕方がありません!大榎「レジェンドの」江尻「1年目は」名波「ほんとに」松波「地獄だぞ!」・・・森保「俺はそうでもなかったけど」。小倉監督の運命やいかに!
・気になった人 野田隆之介
移籍直後の大怪我からようやく復帰した直後に存在感を示したポストマン。川又、永井の「ポストプレイ?新しいプロテイン?」という脳筋系FWしかいなかったところに現れた救世主。ともかくボールが収まる。テクニックと体格を活かしたポストプレイとそこからの捌きは闘莉王の次くらいにうまかった、っていうか闘莉王が異常なんだけど。彼が入ることで足りなかったタメが出来て、前述の脳筋系FWも躍動した。長いこと試合にでていなかったのでスタミナには問題があって、試合終盤にはゾンビみたいになっていたが、それでも気力だけでボールを追う根性も披露。間違いなく来季もFWの軸として活躍するだろう。しかし、希望が見えた瞬間に骨折してシーズンエンド。なんか若干スペランカー的な匂いがしてきて少し不安感があるのだが、大丈夫なのだろうか。彼がいるといないとでは前線のクオリティと厚みが全然違ってくるので、是非とも来季の開幕には万全の状態で迎えてほしい。怪我には味噌を塗るとよいという名古屋治療メソッドがあるので、ちゃんと実践して怪我の養生に十分努めていただきたい。
■10位 柏
ユースからのシームレスでコードレスなサッカーや!!ほんとだ、つけてないみたいな感触!0.01mm!!と宿願のユースからの継続的なサッカーを目指すも、予想通り苦難のシーズン。テクニカルなユース上がりの選手には闘えるフィジカルが足りず、ネルシーニョヴィトーリア朝の主力はフィジカル的な要素は強いもののテクニックが足らず、ということで理想と現実の乖離は大きかった。その中でも吉田監督は我慢強く意志を貫徹。茨田をアンカーに使ったり、秋野、小林などのユース組を抜擢、出戻りの武富はレギュラーに定着した。しかし、それでも勝ちきれず。前半戦は鳴かず飛ばず、後半戦も序盤は調子がよかったものの終盤に来て失速。テクニカルな理想のサッカーをしたいのだが足りない部分が多いので、そこを人間魚雷クリスティアーノやエデルソンなどの外国人と工藤で埋めようとしたのだが、埋めきれなかった。ただし、途中でエースのレアンドロが出奔しながら、現実的な戦いでACLベスト8まで残ったのは素直に素晴らしいと思う。意識改革がよかったのか、大谷やエドゥアルド、輪湖、鈴木などは明らかにボールテクニックが向上していたし。まあ成績はかんばしくないけど、このまま我慢するんだろうなーと思ったのだが、まさかの吉田監督退任。なにこれ。ちょっとどういう内情でこうなったのかわからないのだが、ユースからのシームレスでワイアレスでセックスレスなサッカーなんてそんな簡単に実現するわけないのだよ。世界に名を轟かすバルサだって、ほんとにしょーもないくらい勝てない時期は長かったし、今の彼らの栄華があるのは、そういう時期でも一貫して同じ教育をしていたから。それを一年で方針を変えてしまうのは、そもそもどういうつもりで今年を始めたのかもよくわからん。吉田さんが自ら身を引いた可能性もあるが、代わりに呼んできたのがブラジル人のメンデス監督で、吉田さんもクラブを離れる見込みということは、クラブの方向修正は免れないだろう。ていうか、ほんとに来年からどうするんだろうなあ。
・気になった人 クリスティアーノ
甲府で人間魚雷としてよくわからない活躍をしていたので、柏にフィットするのかどうか不明だったが、見事に攻撃の最終兵器として機能した。ポゼッションチームの常として最後の部分で勝負できる選手がいないと手詰まりになるのだが、クリスティアーノはその超人的な推進力で決定機に多く絡んだ。とにかくめいいっぱいの力でシュートを枠外に外す、なぜそこにパスをするのかという視野20度くらいの奇跡の状況判断力も披露していたが、シーズンが進むにつれて、吉田監督の教育がよかったのか、徐々に改善。視野は20度から40度くらいまでにはなった。ただ、フィニッシャーとしての精度はいまいちだとしても、守備でもパワーとスピードを活かして働ける選手なので、ACLなどの苦しい戦いが多かったチームとしてはだいぶ助けとなっていた。移籍金の問題なのかなんなのか、柏には残らないことが濃厚。来季は甲府に戻るのかどうかわからないのだけれども、かなりプレーの幅を広げたので、どこでも活躍できるだろう。もしよかったら千葉にきてください。たくさんシュート外しても、そんなには怒らないから。
■11位 鳥栖
地味に爆死!ユンジョンファン監督の遺産をどうにかこうにかやりくりして5位に持っていった2014年から急降下。まあ予想されていたことではあるが、それでも割とぎりぎりのポジションとなってしまった。前政権時代の堅守はどこへやら、「ピッチのマッサージ師」である森下監督によって適度に緩められた守備は崩壊の一途をたどり、浦和には6点、神戸には7点取られて負けるというとんでもない試合までやってしまった。森下監督は途中から4バックを諦めて3バックにするなどして、あれほどコンパクトだった布陣は見る影もなく、ふつーのJ1下位のチームになったのは残念だった。まあ普通にやればこれくらいの順位にいる戦力なのだが。鎌田という大器を我慢強く使ったのは確かにがんばったが、肝心の大エース豊田が怪我で常時出場というわけにもいかないのが痛かった。豊田がいないと途端に点を取る手段がなくなってしまい、和製シェーン・ロングこと池田圭が適度に嫌がらせをするも、最終的に得点源はセットプレーからの谷口というどこの一時期の横浜FMだというふしぎなチームに。最終的に森下監督が作り上げたのは何をどうしたいのかよくわからないチームで、前に監督をした磐田もそんなんだったなあ、と。突撃一本槍だった武将に書を読ませ、軍学を教えたら、変に知恵がついて突撃しなくなってしまったという逆呉下の阿蒙。予算的に幅広い仕事ができる選手がたくさんはとれないので、タスクを限定するというのも監督の重要な仕事なのだよなあ、と思ったりもした。その点でユンジョンファン監督は優秀だった。さて、タスクを限定すると言えば、今話題になってる新監督候補のマガト軍曹。この人はタスクを限定と言うよりは、人権を限定することには定評がある。3部練習でとにかく走らせる、朝3時に叩き起こして練習を始める、怪我した足にチーズを塗ると治る、ヌーディスト・ビーチでランニング、とただの選手への嫌がらせではないか、と思われる練習方法もあるマガト監督が爆誕したら、もう本当に面白いだろう。元々走れる選手が多いので、それでハードワークを取り戻したら、走れるチームにめっぽう弱いJ1チームなので、意外とうまくいくのではないか。でも、たぶん1シーズンで水沼は死ぬと思うし、韓国人選手は軒並み反乱を起こしてマガトに銃殺されると思う。個人的には、毎年無人島で謎のシーズン前キャンプを行っている岡山の話を聞いたマガトが、選手に作らせた手漕ぎの船で鳥栖から瀬戸内に強襲するというシナリオが起きたらすっごく楽しいです。迎え撃つ岡山は手製の投石器で岩政を射出してください。そして、注目はいかにもITな感じのサガン・ドリームス社長の竹原さん。最終節終了後の挨拶で突然詩の朗読を始めてスタジアムを困惑の渦に陥れるという偉業を達成。来季は是非山田大記を呼び、ポエム対決で試合を盛り上げていただきたいものである。
・気になった人 吉田豊
安田がいなくなったサイドの代わりとして、をひたすら走り回って埋めた献身性の男。驚くようなボールテクニックやクロスは特にないのだが、試合終盤まで走り回って間延びしがちなチームを支え続けた。左右両方いけるのも非常にユーティリティー性が高く、4バックでも3バックでもいけるというのは使い勝手がよい。今シーズンほぼフル出場ということで、選手層がそんなに厚くないチームを支えていた。代表に入るとかそういう感じでは全然ないのだけれど、Jではとてもいいサイドバック。放出された清水がサイドバックとWBで非常に苦労して枝村とかデュークを使ってたのを見て、なんで吉田を出したのかさっぱりわからなかったなあ。闇である。サイズがないのでなかなかこれ以上というのは厳しいかもしれんが、まだ25歳と若いので、クロスにさらに磨きをかけるとより大きなチームからお声がかかるかもしれぬ。
■12位 神戸
ネルちゃんのヴィトーリアでVやねん!と鼻息荒く突撃するも、大爆死のシーズンとなった。序盤からチームは安定せず、まあ新監督だからしょうがないよね・・・(震え声)と我慢していたが、なかなかチームは軌道に乗らず。前半戦はこんなもんかと思ったところでなぜか途中獲得できたレアンドロも来たし、後半戦勝負だ!となったのだが、思ったほど伸びず。一瞬だけレアンドロ、マルキーニョス、森岡というトリオがJレベルではめったにみられないハーモニーを奏でて機能していたが、マルキーニョスを干したことでフェードアウト。そしてレアンドロも怪我で離脱という悶絶の展開。石津や渡邉千真、増山、PJを使うも決定打にはならず。終盤に渡邉千真が謎の大爆発を見せるも、もはや大勢に影響なし。チームの10番である森岡はボランチをやらされたり、トップをやらされたりと度重なる配置転換で明らかにキレを失っていった。最終盤になってようやくチームのスピードスター小川が復活するも時すでに遅し、という状況。またDFも最後までボランチが固定できなかった。チョン・ウヨンは3バックの中央だったりボランチをやらされたりしたし、三原はとにかく頑張っていたが、森岡と組まされると仕事量1.5倍になるため、それはさすがにきつい。最終版にはネルシーニョによって行動を制限されたミスター全方位プレスこと田中英雄がボランチをやったりもしてた。彼らが逃した相手の攻撃陣をCBはもろに受けることになり、高橋“クローズ”祥平、岩波、増川などはかなり苦労していた。もちろん彼ら自身の問題もあり、一度失点をし始めるとなかなか止まらないというのもあった。ネルシーニョは「大谷と栗澤いたらなあ」と思ったことだろう。こんな体たらくだった神戸だが、首切り妖怪ミキタニーは仙台にファックスを送ることに忙しかったようで介入はなし。来年ネルちゃんがどうなるかも定かではございませぬ。野球の方は来年は梨田さんが監督で、ミキタニーは適当にあしらわれそうなので、暇になってサッカーの方にファックスを送ってくるかもしれぬ。ネルちゃんはそのファックスに「グローバルならポルトガル語で書いてこい」と書いて送り返すといいと思うよ。
・気になった人 森岡亮太
とにかくどこで使ってもうまくてオシャレだった。日本の代表クラスでは一番なんじゃないかといういうくらい足元がうまいので、本当にハマったときは神のようなプレイを連発するのだが、ハマる回数が圧倒的に少ないという非常に使いづらい選手。守備のタスクを頑張ってこなそうとするのだが、それをやり過ぎると明らかに輝きを失っていくのがわかり、ネルシーニョもどう使っていいのか悩んでいた感じ。まあ確実にボランチではない。理想としてはトップでフラフラさせるバルビディアやフランサのような役割をさせるのがベストだと思うのだけれど、彼らほどの違いを生み出さないと収支が全く合わないよなあ、と。海外志向が強いそうだが、正直インテンシティの高いヨーロッパで活躍している姿が全く思い浮かばない。むしろ隣にいる石津のほうがまだ通用しそうな気がする。海外に行くもあまり試合に出れずに浦和に戻ってくるという姿がなんか想像できてしまうのである。神戸の妖精の運命はどうなるのか。
part3 に続く!!
困惑の中位編!
■7位 横浜FM
前半はイマイチな出来でモンバエルツ監督の手腕が不安視されたが、後半になって帳尻を合わせたシーズンとなった。長期欠場から復帰した中村初号機とアデミウソンをどう組み合わせるのか、という問題があったが、お互いに試合をこなすごとに棲み分けができてきたようで、ベストパートナーという程ではなかったが連携は合うようになってきた。彼らを補完するように三門や喜田など運動量を期待できる選手を積極的に起用したモンバエルツ監督のバランス感覚は褒められてしかるべき。一番恩恵を受けたのは、齋藤学か。2人にマークが集中する間隙を縫って、去年のW杯以来なんとなく低調だったのが、終盤にきてまたキレを取り戻してきた。2列目の技巧派たちのために犠牲になり続けた元和製アンリも目立ってはいないが、貢献度大だったと言えるだろう。また、日本を代表する筋肉系故障の大家である矢島御大将もベンチやベンチ外から睨みを利かせていたし、らふぃにゃんも足がとっても痛いニャンに何度かなりつつも出場した時にはやはり違いを見せていた。また、若手の抜擢もモンサンミッシェル監督は敢行。前述の喜田を始め、栗原の代わりにファビオをレギュラーに、仲川、和田、富樫などにチャンスを与えた。アンドリューは寝てた。しかし、来年どうなるかはまた微妙。今季長期欠場したように中村初号機もさすがに年をとってきていて、中澤も機械ではない。今季軸となったアデミウソンの去就もまったく不明である。また1トップの元和製アンリもがんばってはいたが得点数は少なく、唯一違いを出せるFWのらふぃにゃんは1年間常時出場など夢のまた夢。若手はチャンスを得たといってもまだ海のものとも山のものともベントナーともわからず、彼らに賭けるのはギャンブル。アデミウソンの去就いかんによっては一気に中村初号機のセットプレー必殺攻撃頼みに逆戻りする可能性もある。モンキーターン監督は来年も指揮を取りそうだが、どうしても切れない選手が多いのでドラスティックな改革は難しく、来年も難しい舵取りになりそうだ。なので、やはり違いを出せるのは外国人ということで、シティOBをふんだんに使って、ボヤタ、スクリーニ、サマラスなどの選手の獲得に尽力していただきたいものである。補強ポイントは1トップとボランチかなあ。
・気になった人 三門雄大
新潟で半レギュラーみたいな存在になっていて、横浜FMでも守備のユーティリティー程度の評価だったのだが、チームのバランスを取る上で重要なキーとなった。前半戦は守備で走り回れるわけではないアデミウソンのために、トップ下で出場することも多く、その持ち前の運動量で穴を埋めまくり、攻撃にも顔を出した。影のMVP。意外と足元のテクニックもそこそこあったのが幸いした。中村俊輔が戻ってきたあともボランチとして出場し、堅実なプレーを披露。はっと驚くようなプレーはほとんどないのだが、ミスもそんなに多くない。黒子の鏡である。ただ、いかんせん攻撃面では力不足は否めなかったので、門前の小僧習わぬ経を読む監督の意向によってはボランチを獲得するかもしれない。ただ、それでもサイドバックまでできるユーティリティー性で仕事がなくなることはないだろう。その絶妙な生え際をなびかせて、来季もピッチを疾走してしていただきたいものである。アンドリューは生え際以外をちょっと見習え。
■8位 湘南
ついに念願のJ1残留となり、ミッションコンプリートである。しかも最後まで残留争いには加わらず、中位でのフィニッシュは求められたもの以上の結果だろう。昨年J2を席捲した運動量での破壊は、トップのウェリントンがいなくなったこともあって、さすがにJ1レベルではうまくいかないことも多かった。だが、そこをキジェ監督がうまくバランスをとった。攻撃でかける人数を減らしてリスクを軽減、その結果破壊的な攻撃力はなくなったが、攻守にバランスのとれたチームへと変貌。個々人は確かにJ1レベルで見劣りする部分もあるのだが、高山、永木、菊地俊、遠藤、バイアなどの中心選手を筆頭に、足りない部分は運動量でカバー。徐々に他の選手もJ1レベルに適応していった。というわけで一昨年の大爆死を避けることができた。欲を言えばトップにパンチ力のある選手が欲しかったが、大槻ほど運動量があって点もバカスカ取れる選手は稀であるし、ブルーノ・セザル、アリソンもうまく適応できてなかったので、ここはしょうがないと言えるかもしれない。その点で終盤にようやく藤田が戻ってきて点をとったのはだいぶ助かっただろう。そういえばキリノとか獲ってたな。また、獲得した山田直輝が微妙に活躍できなかったのだが、まあそれもしょうがないであろう。さて、来季だがここまでチームを作ってきたキジェ監督の退任が決定的。行先は新潟という噂があるのだが、なんかそれってあんまりやること変わらんような気もする。松屋からガストに転職、みたいな。後任が誰になるかは知らんのだが、この運動量というベースを生かせる監督なら大崩れはしなさそう。間違っても「よし、ここからはポゼッションも」とか思ってしまうと途端にバランスを壊して悲惨なことになるだろう。隠し味は少し足すから隠し味なのであって、ミートソースに醤油どばどばかけるのは隠し味ではないのだ。長野県人「え?ミートソースに醤油かけないの?」。割とどこの監督でもなぜか「ポゼッションで自分から崩すのがカウンターより一段上」と思ってるふしがあり、実際そりゃ崩せりゃ素晴らしいんだろうが、崩すためにはそれなりのクオリティを持つ選手とそれなりのアイデアを持つ監督がいなけりゃ無理であり、そういう選手と監督ってお高いのである。自分のチームの身の丈にあったサッカーをするのが本当の「自分たちのサッカー」ではないだろうか。なので湘南は来年はトレーニングにサーフィンを導入し、Jのビッグウェーブとなるべく努力していただきたい(適当なまとめ)。そういえば、永木はとてもいいボランチになってましたな。
・気になった人 チョウ・キジェ監督
昨年はJ2をぶっちぎりで走りきり、今年もJ1を席捲とまではいかなかったが、しっかりと走り抜いた。予算規模的に獲得できる選手が限られている中で、既存の選手を戦えるように鍛え上げた手腕はすごかった。もちろん山田直輝や大竹などうまく使えなかった選手も多いのだが、そこはまあしょうがない。欧州レベルでのインテンシティの重要性を知る監督であり、また攻撃だけでなくバランスも取れることも証明。今後はどうなるのかはわからないのだが、次の仕事としては地位もあり名誉もあり結果も残した代表クラスの選手にちゃんと言うことを聞かせて走らせる、というところになるだろうか。意外とこの仕事は簡単なようで難しくもあり、これまでの「教える」という方法以外のマネジメントが必要となってくる。そこをうまく乗りきれるかで大きいチームを指揮できるかどうかが分かれてくるだろう。まあ、本人は普通に海外とか目指してるのかもしれないので、そこを望んでるのかどうかはよくわからないのだけれども。とりあえず、もし湘南を辞めるとしたら来年はすぐに監督業をやらず、小倉さんの後を継いで最強クラスの難物である田中マルクス闘莉王を従わせる、あるいは風間大僧正の後を継いで大久保を殴る、という仕事で男を上げるといいと思う。
■9位 名古屋
また中位である。初期の低迷期とピクシーのわずかな期間を除けばずっと定位置にいるという驚異のチーム、それが名古屋である。今季は何をしたいのかよくわからなかったが、チームの要である田口@味噌煮込みシャビの長期離脱が最も痛かった。彼がいないことで中盤でボールが落ち着くことはなく、矢田が一人でボールを運ぶもそれだけでは限界があり、前線には川又、永井という代表の脳筋枠がヒャッハーしていたため、とにかくボールを適当に放り込んで彼らがなんとかするという不確実なサッカーに頼らざるを得なかった。西野監督は3バックにしたり、4バックにしたり、永井を左WBにしたり、ノヴァコ塾長に反乱を起こされたりしたが、最終的には「闘莉王を前線に送る」というエンゲルスメソッドを採用してなんかはちゃめちゃなままシーズンを終えた。個人的には闘莉王を前線に送ったのは攻撃のためよりも、ラインを高くしたいからという守備的な理由が大きいような気がするのだが、これは闘莉王には内緒な!な!こういう窮状を救うのは外国人枠なのだが、レアンドロ・ハゲミンゲスは長期休暇、ノヴァコビッチは戦術にフィットしないで反乱を起こし、ダニルソンは筋肉であるため、ほとんど役に立たず。来季はおそらく総入れ替えとなるだろう。ただ、光明も若干見えた。長期離脱していた野田がようやく復帰して前線のポストマンとして輝きを見せ、矢田はそのテクニックと献身性で田口のいない中盤を支え続けた。でも、西野監督は退任。優勝して下り坂のチームを引き受けたにしては、なんとか持たせたと思うが、特に優れた手腕を発揮したわけでもなかった。そして、後任で名古屋サポに激震。なんと監督未経験の小倉さんをGM兼任で爆誕させてしまったのである。小倉さんの監督としての指導力は未知数だが、戦術が一貫してるチームではない、外国人総入れ替え、元代表のうるさ型大ベテランがいる、という数え役満の不利な状況で成功してる絵が全然浮かばないのだがどうだろうか。正直、闘莉王とか楢崎が新人監督の言うことにちゃんと従う気がしない。少なくとも成績が悪くなってくると、田中マルクス闘莉王炎のオーバーラップが小倉監督に炸裂しそうなので、今から楽しみで楽しみで仕方がありません!大榎「レジェンドの」江尻「1年目は」名波「ほんとに」松波「地獄だぞ!」・・・森保「俺はそうでもなかったけど」。小倉監督の運命やいかに!
・気になった人 野田隆之介
移籍直後の大怪我からようやく復帰した直後に存在感を示したポストマン。川又、永井の「ポストプレイ?新しいプロテイン?」という脳筋系FWしかいなかったところに現れた救世主。ともかくボールが収まる。テクニックと体格を活かしたポストプレイとそこからの捌きは闘莉王の次くらいにうまかった、っていうか闘莉王が異常なんだけど。彼が入ることで足りなかったタメが出来て、前述の脳筋系FWも躍動した。長いこと試合にでていなかったのでスタミナには問題があって、試合終盤にはゾンビみたいになっていたが、それでも気力だけでボールを追う根性も披露。間違いなく来季もFWの軸として活躍するだろう。しかし、希望が見えた瞬間に骨折してシーズンエンド。なんか若干スペランカー的な匂いがしてきて少し不安感があるのだが、大丈夫なのだろうか。彼がいるといないとでは前線のクオリティと厚みが全然違ってくるので、是非とも来季の開幕には万全の状態で迎えてほしい。怪我には味噌を塗るとよいという名古屋治療メソッドがあるので、ちゃんと実践して怪我の養生に十分努めていただきたい。
■10位 柏
ユースからのシームレスでコードレスなサッカーや!!ほんとだ、つけてないみたいな感触!0.01mm!!と宿願のユースからの継続的なサッカーを目指すも、予想通り苦難のシーズン。テクニカルなユース上がりの選手には闘えるフィジカルが足りず、ネルシーニョヴィトーリア朝の主力はフィジカル的な要素は強いもののテクニックが足らず、ということで理想と現実の乖離は大きかった。その中でも吉田監督は我慢強く意志を貫徹。茨田をアンカーに使ったり、秋野、小林などのユース組を抜擢、出戻りの武富はレギュラーに定着した。しかし、それでも勝ちきれず。前半戦は鳴かず飛ばず、後半戦も序盤は調子がよかったものの終盤に来て失速。テクニカルな理想のサッカーをしたいのだが足りない部分が多いので、そこを人間魚雷クリスティアーノやエデルソンなどの外国人と工藤で埋めようとしたのだが、埋めきれなかった。ただし、途中でエースのレアンドロが出奔しながら、現実的な戦いでACLベスト8まで残ったのは素直に素晴らしいと思う。意識改革がよかったのか、大谷やエドゥアルド、輪湖、鈴木などは明らかにボールテクニックが向上していたし。まあ成績はかんばしくないけど、このまま我慢するんだろうなーと思ったのだが、まさかの吉田監督退任。なにこれ。ちょっとどういう内情でこうなったのかわからないのだが、ユースからのシームレスでワイアレスでセックスレスなサッカーなんてそんな簡単に実現するわけないのだよ。世界に名を轟かすバルサだって、ほんとにしょーもないくらい勝てない時期は長かったし、今の彼らの栄華があるのは、そういう時期でも一貫して同じ教育をしていたから。それを一年で方針を変えてしまうのは、そもそもどういうつもりで今年を始めたのかもよくわからん。吉田さんが自ら身を引いた可能性もあるが、代わりに呼んできたのがブラジル人のメンデス監督で、吉田さんもクラブを離れる見込みということは、クラブの方向修正は免れないだろう。ていうか、ほんとに来年からどうするんだろうなあ。
・気になった人 クリスティアーノ
甲府で人間魚雷としてよくわからない活躍をしていたので、柏にフィットするのかどうか不明だったが、見事に攻撃の最終兵器として機能した。ポゼッションチームの常として最後の部分で勝負できる選手がいないと手詰まりになるのだが、クリスティアーノはその超人的な推進力で決定機に多く絡んだ。とにかくめいいっぱいの力でシュートを枠外に外す、なぜそこにパスをするのかという視野20度くらいの奇跡の状況判断力も披露していたが、シーズンが進むにつれて、吉田監督の教育がよかったのか、徐々に改善。視野は20度から40度くらいまでにはなった。ただ、フィニッシャーとしての精度はいまいちだとしても、守備でもパワーとスピードを活かして働ける選手なので、ACLなどの苦しい戦いが多かったチームとしてはだいぶ助けとなっていた。移籍金の問題なのかなんなのか、柏には残らないことが濃厚。来季は甲府に戻るのかどうかわからないのだけれども、かなりプレーの幅を広げたので、どこでも活躍できるだろう。もしよかったら千葉にきてください。たくさんシュート外しても、そんなには怒らないから。
■11位 鳥栖
地味に爆死!ユンジョンファン監督の遺産をどうにかこうにかやりくりして5位に持っていった2014年から急降下。まあ予想されていたことではあるが、それでも割とぎりぎりのポジションとなってしまった。前政権時代の堅守はどこへやら、「ピッチのマッサージ師」である森下監督によって適度に緩められた守備は崩壊の一途をたどり、浦和には6点、神戸には7点取られて負けるというとんでもない試合までやってしまった。森下監督は途中から4バックを諦めて3バックにするなどして、あれほどコンパクトだった布陣は見る影もなく、ふつーのJ1下位のチームになったのは残念だった。まあ普通にやればこれくらいの順位にいる戦力なのだが。鎌田という大器を我慢強く使ったのは確かにがんばったが、肝心の大エース豊田が怪我で常時出場というわけにもいかないのが痛かった。豊田がいないと途端に点を取る手段がなくなってしまい、和製シェーン・ロングこと池田圭が適度に嫌がらせをするも、最終的に得点源はセットプレーからの谷口というどこの一時期の横浜FMだというふしぎなチームに。最終的に森下監督が作り上げたのは何をどうしたいのかよくわからないチームで、前に監督をした磐田もそんなんだったなあ、と。突撃一本槍だった武将に書を読ませ、軍学を教えたら、変に知恵がついて突撃しなくなってしまったという逆呉下の阿蒙。予算的に幅広い仕事ができる選手がたくさんはとれないので、タスクを限定するというのも監督の重要な仕事なのだよなあ、と思ったりもした。その点でユンジョンファン監督は優秀だった。さて、タスクを限定すると言えば、今話題になってる新監督候補のマガト軍曹。この人はタスクを限定と言うよりは、人権を限定することには定評がある。3部練習でとにかく走らせる、朝3時に叩き起こして練習を始める、怪我した足にチーズを塗ると治る、ヌーディスト・ビーチでランニング、とただの選手への嫌がらせではないか、と思われる練習方法もあるマガト監督が爆誕したら、もう本当に面白いだろう。元々走れる選手が多いので、それでハードワークを取り戻したら、走れるチームにめっぽう弱いJ1チームなので、意外とうまくいくのではないか。でも、たぶん1シーズンで水沼は死ぬと思うし、韓国人選手は軒並み反乱を起こしてマガトに銃殺されると思う。個人的には、毎年無人島で謎のシーズン前キャンプを行っている岡山の話を聞いたマガトが、選手に作らせた手漕ぎの船で鳥栖から瀬戸内に強襲するというシナリオが起きたらすっごく楽しいです。迎え撃つ岡山は手製の投石器で岩政を射出してください。そして、注目はいかにもITな感じのサガン・ドリームス社長の竹原さん。最終節終了後の挨拶で突然詩の朗読を始めてスタジアムを困惑の渦に陥れるという偉業を達成。来季は是非山田大記を呼び、ポエム対決で試合を盛り上げていただきたいものである。
・気になった人 吉田豊
安田がいなくなったサイドの代わりとして、をひたすら走り回って埋めた献身性の男。驚くようなボールテクニックやクロスは特にないのだが、試合終盤まで走り回って間延びしがちなチームを支え続けた。左右両方いけるのも非常にユーティリティー性が高く、4バックでも3バックでもいけるというのは使い勝手がよい。今シーズンほぼフル出場ということで、選手層がそんなに厚くないチームを支えていた。代表に入るとかそういう感じでは全然ないのだけれど、Jではとてもいいサイドバック。放出された清水がサイドバックとWBで非常に苦労して枝村とかデュークを使ってたのを見て、なんで吉田を出したのかさっぱりわからなかったなあ。闇である。サイズがないのでなかなかこれ以上というのは厳しいかもしれんが、まだ25歳と若いので、クロスにさらに磨きをかけるとより大きなチームからお声がかかるかもしれぬ。
■12位 神戸
ネルちゃんのヴィトーリアでVやねん!と鼻息荒く突撃するも、大爆死のシーズンとなった。序盤からチームは安定せず、まあ新監督だからしょうがないよね・・・(震え声)と我慢していたが、なかなかチームは軌道に乗らず。前半戦はこんなもんかと思ったところでなぜか途中獲得できたレアンドロも来たし、後半戦勝負だ!となったのだが、思ったほど伸びず。一瞬だけレアンドロ、マルキーニョス、森岡というトリオがJレベルではめったにみられないハーモニーを奏でて機能していたが、マルキーニョスを干したことでフェードアウト。そしてレアンドロも怪我で離脱という悶絶の展開。石津や渡邉千真、増山、PJを使うも決定打にはならず。終盤に渡邉千真が謎の大爆発を見せるも、もはや大勢に影響なし。チームの10番である森岡はボランチをやらされたり、トップをやらされたりと度重なる配置転換で明らかにキレを失っていった。最終盤になってようやくチームのスピードスター小川が復活するも時すでに遅し、という状況。またDFも最後までボランチが固定できなかった。チョン・ウヨンは3バックの中央だったりボランチをやらされたりしたし、三原はとにかく頑張っていたが、森岡と組まされると仕事量1.5倍になるため、それはさすがにきつい。最終版にはネルシーニョによって行動を制限されたミスター全方位プレスこと田中英雄がボランチをやったりもしてた。彼らが逃した相手の攻撃陣をCBはもろに受けることになり、高橋“クローズ”祥平、岩波、増川などはかなり苦労していた。もちろん彼ら自身の問題もあり、一度失点をし始めるとなかなか止まらないというのもあった。ネルシーニョは「大谷と栗澤いたらなあ」と思ったことだろう。こんな体たらくだった神戸だが、首切り妖怪ミキタニーは仙台にファックスを送ることに忙しかったようで介入はなし。来年ネルちゃんがどうなるかも定かではございませぬ。野球の方は来年は梨田さんが監督で、ミキタニーは適当にあしらわれそうなので、暇になってサッカーの方にファックスを送ってくるかもしれぬ。ネルちゃんはそのファックスに「グローバルならポルトガル語で書いてこい」と書いて送り返すといいと思うよ。
・気になった人 森岡亮太
とにかくどこで使ってもうまくてオシャレだった。日本の代表クラスでは一番なんじゃないかといういうくらい足元がうまいので、本当にハマったときは神のようなプレイを連発するのだが、ハマる回数が圧倒的に少ないという非常に使いづらい選手。守備のタスクを頑張ってこなそうとするのだが、それをやり過ぎると明らかに輝きを失っていくのがわかり、ネルシーニョもどう使っていいのか悩んでいた感じ。まあ確実にボランチではない。理想としてはトップでフラフラさせるバルビディアやフランサのような役割をさせるのがベストだと思うのだけれど、彼らほどの違いを生み出さないと収支が全く合わないよなあ、と。海外志向が強いそうだが、正直インテンシティの高いヨーロッパで活躍している姿が全く思い浮かばない。むしろ隣にいる石津のほうがまだ通用しそうな気がする。海外に行くもあまり試合に出れずに浦和に戻ってくるという姿がなんか想像できてしまうのである。神戸の妖精の運命はどうなるのか。
part3 に続く!!
■J1■2015シーズン総括「2シーズン制はゴトビが悪い」 part1
チャンピオンシップはあるけど、もういいよね!!
■1位 広島
年間1位の座はきみたちのものだ!おめでとう!最終節は5-0でパーフェクトなゲームを見せるなど、非常に安定していた。高萩、石原の両シャドーが抜けてどうなることかと思ったが、その穴をきっちりと柴崎(老)とドウグラスが埋めて余りある活躍。柴崎(老)は小粋なテクニックとポジショニング、中盤に降りてボールも受けれるという幅広い活躍、ドウグラスはパワーと推進力で年間を通して大活躍。途中で柴崎(老)の離脱はあったものの、その時には野津田が埋めたという選手層の分厚さ。また、佐藤寿人に徐々に衰えが見え始めているものの、そこは浅野@瞬間移動が途中から出てきてカバー。疲れた相手にとって浅野のスピードはほぼ対処不能であり、ぶっちぎってゴールという場面が何度も見られた。また、守備陣も盤石。千葉はほぼフルで活躍し、塩谷は途中離脱し、水本も終盤に怪我で戦列を離れたが、そこは遜色ない実力者佐々木が完全に埋める。サイドは柏、ミキッチのレギュラーに加えて清水もコンスタントに出場し、ほぼ出場のなかった山岸も終盤で重要なゴールをゲットと機能していた。相変わらずミキッチのクソクロスの軌道はすごかったけど。ただし、それもこれもチームが安定していたのは森崎α、青山のダブルボランチが常時出場できたから。どちらかの欠場が多ければ柴崎(老)を下げるか、経験の浅い若手を出さざるをえなかったり、あるいは「水本を中盤で使う」というハリルホジッチメソッドを取り入れたりすることでチームのバランスが大きく崩れていた可能性がある。やってるサッカーとしては特に革新的でもなく従来の広島サッカーなのだが、失点も少なく、一番安定したチームだった。それもひとえに流出を見越して選手を獲得したフロントと、それを十分に機能させた森保監督の手腕の優秀さによるだろう。森保監督はこれで3度目の年間王者。クラブレジェンドがいきなり監督で成功というグァルディオラチックな道を辿っているが、急に「飽きた」とか言い出したりしないだろうか。それだけが心配である。あと、皆川が行方不明なのはいったい・・・。安定感はピカイチ。チャンピオンシップも優位に進めるだろう。
・気になった人 ドウグラス
「ウ」がでっか「ウ」なのか小さい「ゥ」なのか気になるが、別に調べない。徳島、京都と流れてけっこう点は取っていたのだが、それでもJ2で傑出したストライカーというわけでもなく、2014年はJ1で無得点。広島がとったのはけっこう驚きだったのだが、これが大当たりだった。前線からのプレッシャーと尽きないスタミナ、パワーと馬力で持っていくドリブル、それと高さで石原の穴を埋めて余りある活躍。シャドー候補に他にいないタイプだったのも幸いして、しっかりとレギュラーをゲットし、優勝に貢献した。J1での1000ゴールを記念する人文字では最後の0を担当していたのだが、うまく事態を理解してなかったのかとりあえず体を投げ出して「1001」としてしまうというおちゃめな一面も。なんか常ににこにこしててかわいい。まだ27歳なので、徳島からのレンタルだが、広島としてはぜひともキープしておきたいだろう。広島に残留した際にはやはりその喜びを人文字で表現していただきたく、是非おもいっきり間違えて我々に爽やかな笑いを提供していただきたい。
■2位 浦和
今年もだめだったぜ!!今年は得意の終盤逆噴射はそれほどでもなかったが、後半戦に入ってからめっきり調子を落として引き分けが増えた。それでもそこまで不調というわけでもなかったのだが、広島が良すぎた。おまけに最終節は3点を立て続けに取るも神戸に2点取られてハラハラさせるという展開。最終節におもしろ試合をしないと死ぬの? 序盤戦好調の要因だった柏木ボランチについて各チームが対策をしてきていて、柏木経由のボールを供給させなかったことが原因か。前半戦あれほど猛威を振るったじゃない方でもプロレスラーでも未公開株に手を出した議員でもアドリアンでもない方の武藤も封じられることが多くなっていた。「今年も失速っすねー」と記者に煽られた阿部がマジでキレていたが、まあ失速でいいのではないか。あと、最初は割とターンオーバーしていたペトロビッチ pro edition も途中からめんどくさくなったのかほとんどターンオーバーしなくなり、橋本や永田、青木など、順調に関口を増産していった。さて、なぜ毎年優勝に届かないのかと言えば、それは哲学の問題である。ペトロビッチ pro edition はいわゆる「バスを置く」守備的な戦術を好まず、終盤にリードしているのに人数をかけて攻め上がったりもよしとするロマンチストだ。このやり方が一概に悪いとは言えないが、僅差の得点や失点を争う終盤の戦いには向かず、圧倒的な戦力を整える必要がある。つまり、「1mの川を渡るために多種多様の70㎝の板を買ってくる」トッテナムメソッドを駆使するのではなく「川を埋める」という広州恒大メソッドが待ち望まれているのである。ぶっちゃけた話、Jでそこそこ勝ててもアジアで勝てないのはそこだろう。Jではじゃんけんをするとパーのチームが多いので、チョキを出してる浦和は勝てるが、アジア以上の戦いになると「じゃーんけんぽん」で指を折りに来るチームが多い。G大阪や柏が耐えられたのはそこで目潰しをしたからであり、じゃんけんにこだわらなかったから。「相手が退屈なサッカーをしていた」と試合後の会見で煽っている場合ではないのである。浦和がこれ以上を望む気があるのかどうかはわからないが、そろそろスーペル外国人あるいは日本人だったら代表クラスの補強が見たいぜよ。とりあえずチャンピオンシップがんばってください。
・気になった人 関根貴大
今年右サイドのレギュラーをがっちりと掴んだユース上がり。ユース上がりで定着している選手が少ない浦和において、観客席の希望の星となっている。1VS1の攻撃では無類の強さを誇り、ともかく対面の相手を抜いてクロス、フィニッシュに持っていく能力はすごい。最低でもコーナーは取れている。ただ、アウトサイドということもあって得点は少なく、中に絡む回数は多いのだがフィニッシュまではあまり成功してない印象。まあそんなにアウトサイドが得点に絡む戦術もどうかと思うんだけど。また、サイズの問題があるので守備も決して得意ではない。関根のようなちびっ子ドリブラーはやはりキャリアにおいてサイズの問題というのが出てきてしまうので、今後どういう方向に進化していくのかが課題となる。中に入ってバイタルで息のできる選手になるのが一番いいのだろうけど、果たしてそういうプレーができるのかどうかはよくわからない。アウトサイドをやるのならカットインだけでなく縦に抜けてのクロスができる選手になるといいなあ。また、なんか知らんけど京都の駒井を取るとかいう話も出ているので、もしかしたら海外とかの話も出ているのかもしれぬ。海外だと余計にサイズの問題は出てきそうだが、キレとスピードは通用しそう。ドイツかなー。まあともかく、リオ五輪に選ばれてから。
■3位 G大阪
なんとか最終節に滑り込みでチャンピオンシップへの出場権獲得。長谷川監督らしいしぶといシーズン展開。去年は3冠だったものの、今年は年間優勝は逃し、ACLも敗退、ナビスコカップも鹿島に完敗してだめだったが、天皇杯ととプレーオフでの下克上のチャンスは残った。苦しんだ原因は補強の失敗。ACLに向けて戦力を増強しなければならなかったのだが、赤嶺がフィットせず、中盤も小椋を途中で山形に放出。やばいと思って獲得した長沢も順調に練習を続け、ほぼ昨年並の戦力でしかなかった。特にACLはうっかり準々決勝まで勝ち上がったので負担が増大。目に見えてキレを失っていく宇佐美となぜかどんどん元気になる藤春。まあ藤春は常時レギュラーだったわけではないからだけど。宇佐美だけでなく、疲労は他の選手にものしかかり、パトリック、遠藤、岩下、倉田などの主力はパフォーマンスを落としていった。宇佐美がキレを失い、それをフォローするサイドの選手が限界を超えたとき、宇佐美システムは崩壊した。また下の世代からの突き上げも井手口がちょいちょい出たくらいで、ほとんど皆無。「中国史上初めて通貨の単位を統一した」名前感が異常な堂安律はクラブ史上最年少デビューを飾ったが、さすがに戦力とはならず。また、疲れもあったがパターンが読まれたのも苦しい。ACLを通して昨年からの耐える力に磨きをかけていたが、宇佐美がキレを欠く現状ではパトリックへボールを入れるしかない。パトリックも今年は難易度S級スキルの「ワンツー」を覚え、ポストプレイもちゃんとトラップできるようになるなど劇的な進化を見せたが、ワンツーは成功率12%ほど、ポストプレイも屈強な体をうまく使えてないので成功率21%ほどであり、相手DFも入るボールを集中的に狙う場面が多かった。長谷川監督は事態を打開しようと宇佐美をサイドに置いたが、走力の足りない彼は守備に追われて得意のスキルを活かす場面が激減。彼自身の修行にはなったかもしれないが、チーム戦術としてはあまり有効ではなかった。さて、来年は宇佐美が移籍の話もあり、パトリックもずっと去就がよくわからないので、軌道修正が必要だろう。特に外国人枠はリンスが仕上げ専用であるのと同時に「あれ?そんなにこいつ仕上げられない?ダメージケアできないで枝毛祭り?」ってことがわかってきたので、パトリックがいなくなったら2枠は十分に有効活用したいところだ。そして、着々と忍び寄る遠藤保仁タイムリミット。来シーズンも難しい年になる。苦しいシーズンを乗り切るためには一体感が必要だと思うので、ぜひ来年は全員が岩下のヘアバンドをして一致団結してほしい。パトリックはねじり鉢巻きで「日本に馴染みすぎたお調子者の外人」を演出し、大森は悟空の輪っかで遠藤が念仏を唱えるとぎゅーってなる。ぎゅーって。
・気になった人 藤春廣輝
まさかの代表に呼ばれるまでになった疾風伝説。以前はオーバーラップの上がり一本だったが、ここのところ守備でもそのスピードを生かして粘り強くなった。また、おそろしいスピードで攻め上がるもクロスがイマイチだった弱点を鍛えたのか、パトリックにピンポイントのボールを上げてパトリックが外すという場面もたくさん作った。代表は定着というわけにもいかないが、長友が若干のスピードの衰えを見せ始めてきたため、スピード系のサイドバックとして生き残る道はある。酒井極楽が相変わらず脳みそが極楽な感じなので、その部分で凌駕できれば。ただ、今のところハリルホジッチは「米倉と同一人物だと思ってる」可能性もあり、予断は許さない。なんか似たような髪型してるのが悪いのであって、疾風伝説の異名どおりリーゼントにするとか代表合宿に「打倒県警」(大阪「府」です)と書いた特攻服で乗り込むなど、でハリルホジッチにまずは認知してもらうことが肝要である。すね当てを釘で補強するなどもいいかもしれない。スピードの向こう側へ!!
■4位 FC東京
最終節で逆転され、チャンピオンシップ出場の夢を絶たれたうっかり東京。前半戦は「武藤インパール作戦」により上位をキープ、中断で武藤が抜けると攻め手を失って停滞したが、そこでようやくフィットし始めた前田が大爆発。「太田クロス東京大空襲」との併用によってちょこちょこ点を取り始めるも、勝ちきれない試合が多くなり、後半は失速。「リードされるとほぼ攻め手を失う」というチーム特性は、巨大ロボ平山の復活によっても解決できなかった。それもそのはずであり、ポマード監督は攻撃においてあまりアイデアを持たず、攻めはほぼ武藤任せ。彼がいなくなると当然のように得点力不足に陥り、サンダサ@FFレベル6魔法やバーンズ@カージナルスで控えの外野手やってそうな名前も応えにはならなかった。途中まで戸惑っていた前田が「あ、これは俺がなんかすげーいろいろやんなきゃいけないっぽい」と気づいてからは若干ましになったのだが、時すでに遅し。ベトンで固められた相手守備陣地に太田のクロスが雨あられと降り注がれるも相手は無傷という状況になったのは、ポマードの責任であろう。また守備においても意外と点を取られており、前半戦貫いた謎の梶山アンカー布陣は撤回して高秀先生を置いたものの、盤石とは言い難い。代表クラスをこれだけ揃えておいて、ここ数年で屈指の塩試合メーカーとなりながらも結果を手にいられなかったのは痛恨。退任濃厚と報じられているのだが、そういう判断もあるだろうなあ、という感じ。ただ、それで代わりに呼んでくるのがムービング城福さんであるというのは、それでいいのか、という気がしないでもないのだが。いっそのことザックを呼んで3-4-3やらせればいいのではないか。それでピンツィとかマッカローネとかカステラッツィとか微妙なネームバリューのイタリア人を呼んできてフェットチーネでゴルゴンゾーラで赤シャツ千人隊なサッカーを繰り広げれることを期待する。個人的には落ち武者パレッタという禁断のカードを引いてくることを熱望し続けているのだが、これ以上センターバック取ってどうするという気もする。そういや武藤が抜けたあとにTwitterで「内部情報によるとものすごい大物外国人が来る」ってつぶやいてた人がいたんだけど、結局来なかった。誰に声かけてたんだ。ジャスティン・ビーバー?
・気になった人 前田遼一
シーズン前には移籍が「3年遅い」と言ってしまったのだが、終盤にきてようやくフィットしてきて得点を量産。元代表FWとして存在感を示した。前半戦は戦術核兵器武藤のアシストに徹して、守備とスペースメイク。後半は守備から得点からアシストからポストプレイからカウンターの中継点やらなんか全部やってた。おっさんをそんなに働かせるな。組んだFWがサンダサ、バーンズ、中島翔哉@保健の授業で女子だけ別室に呼ばれて男子が不思議そうな顔をしているのに一人だけ理由を知っていてにやにやしている、など気の利くタイプが一人もいなかったため、いろんなことをやらなくてはいけなかったのだが、仕事が多かったことでかえってチームの軸として馴染み、結果を残せたような感も。来年の監督が誰になるのかはよくわからないが、まだまだ軸として働けるだろう。前田がもう一人いると余計に生きる気がするのだが、なかなかこういう万能タイプはいないので、しょうがないので梶山とツートップとか組んでくださいよろしくおねがいします。
■5位 鹿島
前半戦大爆死からのヒゲーニョ・セレーゾ解任、石井監督就任による長期ドーピングでの驀進、最終盤での急激な失速とジェットコースターのようなシーズンだった。セレーゾの叔父貴のジーコサッカー+αが行き詰まり、もうヒゲは時代遅れとあっさりクビを切ったときはびっくりしたが、後任の石井監督がうまくやりくりしていた印象。正直言えばそれほどチーム戦術に劇的な変化があったとは思えないのだが、元々実力はあるチームだっただけに、ちょっとしたきっかけで変わってしまうのだろう。ものすごくよく見ている人でここが変わったというのがわかる人がいたらぜひ教えて欲しい。選手起用はいくつか変わった。ヒゲ時代から出始めていたのだが、山村がボランチに定着して小笠原、柴崎の負担をかなり軽減していた。五番手CBだったときは、なんで千葉にこないんや・・・と思ったが、安住の地を得られたようでよかった。また、絶賛虫干しされていた中村シードディステニーがついに覚醒して2列目でいいアクセントになり、若干天狗になりかけていたカイオのいい競争相手となった。あと植田はアンポンタンすぎて使われなくなった。修行修行。今シーズンは悪い時もよい時もあったが、一番印象に残ったのは金崎だろう。最前線で起用されると体を張ったポストプレイや果敢な裏抜け、そして得意のドリブルと間違いなく攻撃の軸だった。意外とヘッドも強くて、頭で何点も叩きこんでいる。柴崎@サカナクションのどれかが意識高すぎで中々殻を破れずにいる中、チームMVP級の活躍。日本代表としても1トップで出場して得点を決めるなど、彼にとっては最高のシーズン。ナビスコ決勝後の「パパーーーーーーー!!!誕生日おめでとぅーーーーー!!」という衝撃のインタビューとともに、日本のサッカーファンに主に悪い意味で鮮烈な記憶を残した。そうは言っても、チームの総合成績としては納得のいくものではなかった。怪我から復帰後にイマイチ乗り切れなかったダヴィ、加入直後に輝きを見せたものの靭帯ぶっちんしてしまったジネイの処遇、柴崎@ロックが俺を読んでいるが外国行きたがってるなど、来季は外国人獲得次第となりそう。フレッジ@置物とか買おうぜ!
・気になった人 カイオ
左サイドを駆け上がって仕事をしたニワトリ。昨年の活躍で天狗になったのか研究されたのか、序盤は重い仕上がり。しかしそこから持ち直して対面の相手を走力とテクニックでほぼ蹂躙。左サイドからクロスよりも中に切り込むのを好み、巻いてファーを狙うシュートはかなり止めづらかった。また突破できなくても最低コーナーは獲れるという「ヘスス・ナバス仕事」に長けており、チームとしては助かっただろう。途中でヒゲがいなくなったショックなのか、天狗になったのかわからないが、レギュラーとしては中村シードディステニーと交代。ただ、カイオのスピードが終盤になって投入されるのは相手チームにとって嫌がらせ以外の何ものでもなく、効果は非常に高かった。まあ、普通に中村シードディステニーが好調になったからだろうけど。左サイドをチャカついたドリブルを駆使して相手を翻弄するので、けっこうえげつないファウルを受けることが多いのだが、カイオをどつきたくなる気持ちはわかる。俺でもやる。さて、そろそろ帰化の話もちらほら出ていたり、最終予選にはもう無理としても、間に合えば本大会に向けての貴重な戦力となるだろう。そんで、ヨーロッパの屈強なDF相手にチャカついて挑発し、体バラバラになるようなタックルを受けるがよい。まあ、出場できたらなんだけどね。ただ、もし帰化が済んだら、その走力とテクニックはハリルホジッチがサイドの選手に求める要素そのものなので、W杯の隠し玉になる可能性は十分にある。髪は切れ。
■6位 川崎F
大僧正爆死!!「攻撃する攻撃したい攻撃するとき攻撃すれば攻撃しろ」というアタック五段活用をモットーに攻撃しまくるも予想通り沈没。なんとか守備を支えようとしていた角田に異端宣告をしてポア。「イカれたDFラインを紹介するぜ!サイドバック武岡、ボランチ谷口、サイドバック小宮山!以上だ!」という炎の3バックに中村Zと大島のカミカゼダブルボランチという狂気の守備運用を展開するも、火縄銃でノルマンディー上陸するようなもので耐えきれるわけがない。失点50クラスでは、話にならない。「それ以上にとればええやん!川崎大噴火打線や!」となればよかったのだが、得点もぶっちぎりで取ってるわけではなく広島、浦和の後塵を拝するという体たらく。「点をぶっちぎりで取れてるわけじゃないのに、点はぶっちぎりで取られるんだけど優勝できる?」とヤフー知恵袋に投稿したら「足し算を勉強することをおススメします」と回答されるのが関の山だろう。ベストアンサー!何点取られようとも風間大僧正は試合後の会見で「テクニックが足りない、ミスが多い」と信心の足りなさを詰るばかりで、特に対策は打たず。少しでも教義に疑問を差し挟もうものならポアされるというハードコア風間道。心頭滅却すれば無人のゴールもシュートを跳ね返すのである。信仰心が足りない選手たちは反省すべき。この無間地獄を延々と味わうサポーターの中には「ふろん太くん・・・今度こそ幸せにしてあげる」とタイムループの円環の輪を断ち切ろうとする者も出始めたとの噂も。ただ、3年やってノンタイトル、ACLにも届かないという成績は「あれ・・・うちの教義、安すぎ・・・?」と信者に疑念を抱かせてもしょうがないだろう。普通だったらたぶんクビなのだろうけど、契約が残っているので続投濃厚という。続けるとしたら川崎はサッカー以上の何かを追い求める本当の求道者となるであろう。なお、来年は風間大僧正が監督したアニメ「あの日見たDFの名前を僕達はまだ知らない」がDVD化される予定なので、信者のみなさんはDVD-BOXを5セット以上買うとよろしい。
・気になった人 谷口彰悟
なぜかサイドバックを両脇に抱えて3バックの真ん中をやらされてる本職ボランチの人。角田が「やってらんねえ」っつって匙投げたので、他に誰もいないのでしょうがなくやってる。つうか、まだ大卒2年目なんだけどこの人。攻撃のフリーダムポジションからのカウンターを数的不利で受けまくるガバガバDFなので、とにかく苦労している。そして、割と跳ね返せてない。おまけになんか変な教育を受けたのか、センターサークル付近で唐突にルーレットして相手をかわしたりとか、マガトだったら実家に日本刀もって乗り込んでくるレベルのことを平気でやるような変な選手になってしまった。「アンカーができる大型イケメンボランチ」として期待していたのにどうしてこうなった。ハリルホジッチも一回呼んで「あ、やべ」って思ったのかそれ以降呼ばれてない。このまま監督が変わらないままだと川崎色に染まっていろんな形の風間印の壺を買い続けることになってしまうので、たいへん教育に悪い。パス出しとかはとりあえずどうでもいいので、守備時のポジションをちゃんと教えてくれる先生はいないものか。というか、ちゃんとボランチで使ってやってくれたまえ。ただ、風間大僧正にその願いが通じるわけもないので、来年はキーパーかセンターフォワードやってると思う。がんばれ谷口負けるな谷口!!日本のために早く逃げろ!
part2 へ続くよ!!
■1位 広島
年間1位の座はきみたちのものだ!おめでとう!最終節は5-0でパーフェクトなゲームを見せるなど、非常に安定していた。高萩、石原の両シャドーが抜けてどうなることかと思ったが、その穴をきっちりと柴崎(老)とドウグラスが埋めて余りある活躍。柴崎(老)は小粋なテクニックとポジショニング、中盤に降りてボールも受けれるという幅広い活躍、ドウグラスはパワーと推進力で年間を通して大活躍。途中で柴崎(老)の離脱はあったものの、その時には野津田が埋めたという選手層の分厚さ。また、佐藤寿人に徐々に衰えが見え始めているものの、そこは浅野@瞬間移動が途中から出てきてカバー。疲れた相手にとって浅野のスピードはほぼ対処不能であり、ぶっちぎってゴールという場面が何度も見られた。また、守備陣も盤石。千葉はほぼフルで活躍し、塩谷は途中離脱し、水本も終盤に怪我で戦列を離れたが、そこは遜色ない実力者佐々木が完全に埋める。サイドは柏、ミキッチのレギュラーに加えて清水もコンスタントに出場し、ほぼ出場のなかった山岸も終盤で重要なゴールをゲットと機能していた。相変わらずミキッチのクソクロスの軌道はすごかったけど。ただし、それもこれもチームが安定していたのは森崎α、青山のダブルボランチが常時出場できたから。どちらかの欠場が多ければ柴崎(老)を下げるか、経験の浅い若手を出さざるをえなかったり、あるいは「水本を中盤で使う」というハリルホジッチメソッドを取り入れたりすることでチームのバランスが大きく崩れていた可能性がある。やってるサッカーとしては特に革新的でもなく従来の広島サッカーなのだが、失点も少なく、一番安定したチームだった。それもひとえに流出を見越して選手を獲得したフロントと、それを十分に機能させた森保監督の手腕の優秀さによるだろう。森保監督はこれで3度目の年間王者。クラブレジェンドがいきなり監督で成功というグァルディオラチックな道を辿っているが、急に「飽きた」とか言い出したりしないだろうか。それだけが心配である。あと、皆川が行方不明なのはいったい・・・。安定感はピカイチ。チャンピオンシップも優位に進めるだろう。
・気になった人 ドウグラス
「ウ」がでっか「ウ」なのか小さい「ゥ」なのか気になるが、別に調べない。徳島、京都と流れてけっこう点は取っていたのだが、それでもJ2で傑出したストライカーというわけでもなく、2014年はJ1で無得点。広島がとったのはけっこう驚きだったのだが、これが大当たりだった。前線からのプレッシャーと尽きないスタミナ、パワーと馬力で持っていくドリブル、それと高さで石原の穴を埋めて余りある活躍。シャドー候補に他にいないタイプだったのも幸いして、しっかりとレギュラーをゲットし、優勝に貢献した。J1での1000ゴールを記念する人文字では最後の0を担当していたのだが、うまく事態を理解してなかったのかとりあえず体を投げ出して「1001」としてしまうというおちゃめな一面も。なんか常ににこにこしててかわいい。まだ27歳なので、徳島からのレンタルだが、広島としてはぜひともキープしておきたいだろう。広島に残留した際にはやはりその喜びを人文字で表現していただきたく、是非おもいっきり間違えて我々に爽やかな笑いを提供していただきたい。
■2位 浦和
今年もだめだったぜ!!今年は得意の終盤逆噴射はそれほどでもなかったが、後半戦に入ってからめっきり調子を落として引き分けが増えた。それでもそこまで不調というわけでもなかったのだが、広島が良すぎた。おまけに最終節は3点を立て続けに取るも神戸に2点取られてハラハラさせるという展開。最終節におもしろ試合をしないと死ぬの? 序盤戦好調の要因だった柏木ボランチについて各チームが対策をしてきていて、柏木経由のボールを供給させなかったことが原因か。前半戦あれほど猛威を振るったじゃない方でもプロレスラーでも未公開株に手を出した議員でもアドリアンでもない方の武藤も封じられることが多くなっていた。「今年も失速っすねー」と記者に煽られた阿部がマジでキレていたが、まあ失速でいいのではないか。あと、最初は割とターンオーバーしていたペトロビッチ pro edition も途中からめんどくさくなったのかほとんどターンオーバーしなくなり、橋本や永田、青木など、順調に関口を増産していった。さて、なぜ毎年優勝に届かないのかと言えば、それは哲学の問題である。ペトロビッチ pro edition はいわゆる「バスを置く」守備的な戦術を好まず、終盤にリードしているのに人数をかけて攻め上がったりもよしとするロマンチストだ。このやり方が一概に悪いとは言えないが、僅差の得点や失点を争う終盤の戦いには向かず、圧倒的な戦力を整える必要がある。つまり、「1mの川を渡るために多種多様の70㎝の板を買ってくる」トッテナムメソッドを駆使するのではなく「川を埋める」という広州恒大メソッドが待ち望まれているのである。ぶっちゃけた話、Jでそこそこ勝ててもアジアで勝てないのはそこだろう。Jではじゃんけんをするとパーのチームが多いので、チョキを出してる浦和は勝てるが、アジア以上の戦いになると「じゃーんけんぽん」で指を折りに来るチームが多い。G大阪や柏が耐えられたのはそこで目潰しをしたからであり、じゃんけんにこだわらなかったから。「相手が退屈なサッカーをしていた」と試合後の会見で煽っている場合ではないのである。浦和がこれ以上を望む気があるのかどうかはわからないが、そろそろスーペル外国人あるいは日本人だったら代表クラスの補強が見たいぜよ。とりあえずチャンピオンシップがんばってください。
・気になった人 関根貴大
今年右サイドのレギュラーをがっちりと掴んだユース上がり。ユース上がりで定着している選手が少ない浦和において、観客席の希望の星となっている。1VS1の攻撃では無類の強さを誇り、ともかく対面の相手を抜いてクロス、フィニッシュに持っていく能力はすごい。最低でもコーナーは取れている。ただ、アウトサイドということもあって得点は少なく、中に絡む回数は多いのだがフィニッシュまではあまり成功してない印象。まあそんなにアウトサイドが得点に絡む戦術もどうかと思うんだけど。また、サイズの問題があるので守備も決して得意ではない。関根のようなちびっ子ドリブラーはやはりキャリアにおいてサイズの問題というのが出てきてしまうので、今後どういう方向に進化していくのかが課題となる。中に入ってバイタルで息のできる選手になるのが一番いいのだろうけど、果たしてそういうプレーができるのかどうかはよくわからない。アウトサイドをやるのならカットインだけでなく縦に抜けてのクロスができる選手になるといいなあ。また、なんか知らんけど京都の駒井を取るとかいう話も出ているので、もしかしたら海外とかの話も出ているのかもしれぬ。海外だと余計にサイズの問題は出てきそうだが、キレとスピードは通用しそう。ドイツかなー。まあともかく、リオ五輪に選ばれてから。
■3位 G大阪
なんとか最終節に滑り込みでチャンピオンシップへの出場権獲得。長谷川監督らしいしぶといシーズン展開。去年は3冠だったものの、今年は年間優勝は逃し、ACLも敗退、ナビスコカップも鹿島に完敗してだめだったが、天皇杯ととプレーオフでの下克上のチャンスは残った。苦しんだ原因は補強の失敗。ACLに向けて戦力を増強しなければならなかったのだが、赤嶺がフィットせず、中盤も小椋を途中で山形に放出。やばいと思って獲得した長沢も順調に練習を続け、ほぼ昨年並の戦力でしかなかった。特にACLはうっかり準々決勝まで勝ち上がったので負担が増大。目に見えてキレを失っていく宇佐美となぜかどんどん元気になる藤春。まあ藤春は常時レギュラーだったわけではないからだけど。宇佐美だけでなく、疲労は他の選手にものしかかり、パトリック、遠藤、岩下、倉田などの主力はパフォーマンスを落としていった。宇佐美がキレを失い、それをフォローするサイドの選手が限界を超えたとき、宇佐美システムは崩壊した。また下の世代からの突き上げも井手口がちょいちょい出たくらいで、ほとんど皆無。「中国史上初めて通貨の単位を統一した」名前感が異常な堂安律はクラブ史上最年少デビューを飾ったが、さすがに戦力とはならず。また、疲れもあったがパターンが読まれたのも苦しい。ACLを通して昨年からの耐える力に磨きをかけていたが、宇佐美がキレを欠く現状ではパトリックへボールを入れるしかない。パトリックも今年は難易度S級スキルの「ワンツー」を覚え、ポストプレイもちゃんとトラップできるようになるなど劇的な進化を見せたが、ワンツーは成功率12%ほど、ポストプレイも屈強な体をうまく使えてないので成功率21%ほどであり、相手DFも入るボールを集中的に狙う場面が多かった。長谷川監督は事態を打開しようと宇佐美をサイドに置いたが、走力の足りない彼は守備に追われて得意のスキルを活かす場面が激減。彼自身の修行にはなったかもしれないが、チーム戦術としてはあまり有効ではなかった。さて、来年は宇佐美が移籍の話もあり、パトリックもずっと去就がよくわからないので、軌道修正が必要だろう。特に外国人枠はリンスが仕上げ専用であるのと同時に「あれ?そんなにこいつ仕上げられない?ダメージケアできないで枝毛祭り?」ってことがわかってきたので、パトリックがいなくなったら2枠は十分に有効活用したいところだ。そして、着々と忍び寄る遠藤保仁タイムリミット。来シーズンも難しい年になる。苦しいシーズンを乗り切るためには一体感が必要だと思うので、ぜひ来年は全員が岩下のヘアバンドをして一致団結してほしい。パトリックはねじり鉢巻きで「日本に馴染みすぎたお調子者の外人」を演出し、大森は悟空の輪っかで遠藤が念仏を唱えるとぎゅーってなる。ぎゅーって。
・気になった人 藤春廣輝
まさかの代表に呼ばれるまでになった疾風伝説。以前はオーバーラップの上がり一本だったが、ここのところ守備でもそのスピードを生かして粘り強くなった。また、おそろしいスピードで攻め上がるもクロスがイマイチだった弱点を鍛えたのか、パトリックにピンポイントのボールを上げてパトリックが外すという場面もたくさん作った。代表は定着というわけにもいかないが、長友が若干のスピードの衰えを見せ始めてきたため、スピード系のサイドバックとして生き残る道はある。酒井極楽が相変わらず脳みそが極楽な感じなので、その部分で凌駕できれば。ただ、今のところハリルホジッチは「米倉と同一人物だと思ってる」可能性もあり、予断は許さない。なんか似たような髪型してるのが悪いのであって、疾風伝説の異名どおりリーゼントにするとか代表合宿に「打倒県警」(大阪「府」です)と書いた特攻服で乗り込むなど、でハリルホジッチにまずは認知してもらうことが肝要である。すね当てを釘で補強するなどもいいかもしれない。スピードの向こう側へ!!
■4位 FC東京
最終節で逆転され、チャンピオンシップ出場の夢を絶たれたうっかり東京。前半戦は「武藤インパール作戦」により上位をキープ、中断で武藤が抜けると攻め手を失って停滞したが、そこでようやくフィットし始めた前田が大爆発。「太田クロス東京大空襲」との併用によってちょこちょこ点を取り始めるも、勝ちきれない試合が多くなり、後半は失速。「リードされるとほぼ攻め手を失う」というチーム特性は、巨大ロボ平山の復活によっても解決できなかった。それもそのはずであり、ポマード監督は攻撃においてあまりアイデアを持たず、攻めはほぼ武藤任せ。彼がいなくなると当然のように得点力不足に陥り、サンダサ@FFレベル6魔法やバーンズ@カージナルスで控えの外野手やってそうな名前も応えにはならなかった。途中まで戸惑っていた前田が「あ、これは俺がなんかすげーいろいろやんなきゃいけないっぽい」と気づいてからは若干ましになったのだが、時すでに遅し。ベトンで固められた相手守備陣地に太田のクロスが雨あられと降り注がれるも相手は無傷という状況になったのは、ポマードの責任であろう。また守備においても意外と点を取られており、前半戦貫いた謎の梶山アンカー布陣は撤回して高秀先生を置いたものの、盤石とは言い難い。代表クラスをこれだけ揃えておいて、ここ数年で屈指の塩試合メーカーとなりながらも結果を手にいられなかったのは痛恨。退任濃厚と報じられているのだが、そういう判断もあるだろうなあ、という感じ。ただ、それで代わりに呼んでくるのがムービング城福さんであるというのは、それでいいのか、という気がしないでもないのだが。いっそのことザックを呼んで3-4-3やらせればいいのではないか。それでピンツィとかマッカローネとかカステラッツィとか微妙なネームバリューのイタリア人を呼んできてフェットチーネでゴルゴンゾーラで赤シャツ千人隊なサッカーを繰り広げれることを期待する。個人的には落ち武者パレッタという禁断のカードを引いてくることを熱望し続けているのだが、これ以上センターバック取ってどうするという気もする。そういや武藤が抜けたあとにTwitterで「内部情報によるとものすごい大物外国人が来る」ってつぶやいてた人がいたんだけど、結局来なかった。誰に声かけてたんだ。ジャスティン・ビーバー?
・気になった人 前田遼一
シーズン前には移籍が「3年遅い」と言ってしまったのだが、終盤にきてようやくフィットしてきて得点を量産。元代表FWとして存在感を示した。前半戦は戦術核兵器武藤のアシストに徹して、守備とスペースメイク。後半は守備から得点からアシストからポストプレイからカウンターの中継点やらなんか全部やってた。おっさんをそんなに働かせるな。組んだFWがサンダサ、バーンズ、中島翔哉@保健の授業で女子だけ別室に呼ばれて男子が不思議そうな顔をしているのに一人だけ理由を知っていてにやにやしている、など気の利くタイプが一人もいなかったため、いろんなことをやらなくてはいけなかったのだが、仕事が多かったことでかえってチームの軸として馴染み、結果を残せたような感も。来年の監督が誰になるのかはよくわからないが、まだまだ軸として働けるだろう。前田がもう一人いると余計に生きる気がするのだが、なかなかこういう万能タイプはいないので、しょうがないので梶山とツートップとか組んでくださいよろしくおねがいします。
■5位 鹿島
前半戦大爆死からのヒゲーニョ・セレーゾ解任、石井監督就任による長期ドーピングでの驀進、最終盤での急激な失速とジェットコースターのようなシーズンだった。セレーゾの叔父貴のジーコサッカー+αが行き詰まり、もうヒゲは時代遅れとあっさりクビを切ったときはびっくりしたが、後任の石井監督がうまくやりくりしていた印象。正直言えばそれほどチーム戦術に劇的な変化があったとは思えないのだが、元々実力はあるチームだっただけに、ちょっとしたきっかけで変わってしまうのだろう。ものすごくよく見ている人でここが変わったというのがわかる人がいたらぜひ教えて欲しい。選手起用はいくつか変わった。ヒゲ時代から出始めていたのだが、山村がボランチに定着して小笠原、柴崎の負担をかなり軽減していた。五番手CBだったときは、なんで千葉にこないんや・・・と思ったが、安住の地を得られたようでよかった。また、絶賛虫干しされていた中村シードディステニーがついに覚醒して2列目でいいアクセントになり、若干天狗になりかけていたカイオのいい競争相手となった。あと植田はアンポンタンすぎて使われなくなった。修行修行。今シーズンは悪い時もよい時もあったが、一番印象に残ったのは金崎だろう。最前線で起用されると体を張ったポストプレイや果敢な裏抜け、そして得意のドリブルと間違いなく攻撃の軸だった。意外とヘッドも強くて、頭で何点も叩きこんでいる。柴崎@サカナクションのどれかが意識高すぎで中々殻を破れずにいる中、チームMVP級の活躍。日本代表としても1トップで出場して得点を決めるなど、彼にとっては最高のシーズン。ナビスコ決勝後の「パパーーーーーーー!!!誕生日おめでとぅーーーーー!!」という衝撃のインタビューとともに、日本のサッカーファンに主に悪い意味で鮮烈な記憶を残した。そうは言っても、チームの総合成績としては納得のいくものではなかった。怪我から復帰後にイマイチ乗り切れなかったダヴィ、加入直後に輝きを見せたものの靭帯ぶっちんしてしまったジネイの処遇、柴崎@ロックが俺を読んでいるが外国行きたがってるなど、来季は外国人獲得次第となりそう。フレッジ@置物とか買おうぜ!
・気になった人 カイオ
左サイドを駆け上がって仕事をしたニワトリ。昨年の活躍で天狗になったのか研究されたのか、序盤は重い仕上がり。しかしそこから持ち直して対面の相手を走力とテクニックでほぼ蹂躙。左サイドからクロスよりも中に切り込むのを好み、巻いてファーを狙うシュートはかなり止めづらかった。また突破できなくても最低コーナーは獲れるという「ヘスス・ナバス仕事」に長けており、チームとしては助かっただろう。途中でヒゲがいなくなったショックなのか、天狗になったのかわからないが、レギュラーとしては中村シードディステニーと交代。ただ、カイオのスピードが終盤になって投入されるのは相手チームにとって嫌がらせ以外の何ものでもなく、効果は非常に高かった。まあ、普通に中村シードディステニーが好調になったからだろうけど。左サイドをチャカついたドリブルを駆使して相手を翻弄するので、けっこうえげつないファウルを受けることが多いのだが、カイオをどつきたくなる気持ちはわかる。俺でもやる。さて、そろそろ帰化の話もちらほら出ていたり、最終予選にはもう無理としても、間に合えば本大会に向けての貴重な戦力となるだろう。そんで、ヨーロッパの屈強なDF相手にチャカついて挑発し、体バラバラになるようなタックルを受けるがよい。まあ、出場できたらなんだけどね。ただ、もし帰化が済んだら、その走力とテクニックはハリルホジッチがサイドの選手に求める要素そのものなので、W杯の隠し玉になる可能性は十分にある。髪は切れ。
■6位 川崎F
大僧正爆死!!「攻撃する攻撃したい攻撃するとき攻撃すれば攻撃しろ」というアタック五段活用をモットーに攻撃しまくるも予想通り沈没。なんとか守備を支えようとしていた角田に異端宣告をしてポア。「イカれたDFラインを紹介するぜ!サイドバック武岡、ボランチ谷口、サイドバック小宮山!以上だ!」という炎の3バックに中村Zと大島のカミカゼダブルボランチという狂気の守備運用を展開するも、火縄銃でノルマンディー上陸するようなもので耐えきれるわけがない。失点50クラスでは、話にならない。「それ以上にとればええやん!川崎大噴火打線や!」となればよかったのだが、得点もぶっちぎりで取ってるわけではなく広島、浦和の後塵を拝するという体たらく。「点をぶっちぎりで取れてるわけじゃないのに、点はぶっちぎりで取られるんだけど優勝できる?」とヤフー知恵袋に投稿したら「足し算を勉強することをおススメします」と回答されるのが関の山だろう。ベストアンサー!何点取られようとも風間大僧正は試合後の会見で「テクニックが足りない、ミスが多い」と信心の足りなさを詰るばかりで、特に対策は打たず。少しでも教義に疑問を差し挟もうものならポアされるというハードコア風間道。心頭滅却すれば無人のゴールもシュートを跳ね返すのである。信仰心が足りない選手たちは反省すべき。この無間地獄を延々と味わうサポーターの中には「ふろん太くん・・・今度こそ幸せにしてあげる」とタイムループの円環の輪を断ち切ろうとする者も出始めたとの噂も。ただ、3年やってノンタイトル、ACLにも届かないという成績は「あれ・・・うちの教義、安すぎ・・・?」と信者に疑念を抱かせてもしょうがないだろう。普通だったらたぶんクビなのだろうけど、契約が残っているので続投濃厚という。続けるとしたら川崎はサッカー以上の何かを追い求める本当の求道者となるであろう。なお、来年は風間大僧正が監督したアニメ「あの日見たDFの名前を僕達はまだ知らない」がDVD化される予定なので、信者のみなさんはDVD-BOXを5セット以上買うとよろしい。
・気になった人 谷口彰悟
なぜかサイドバックを両脇に抱えて3バックの真ん中をやらされてる本職ボランチの人。角田が「やってらんねえ」っつって匙投げたので、他に誰もいないのでしょうがなくやってる。つうか、まだ大卒2年目なんだけどこの人。攻撃のフリーダムポジションからのカウンターを数的不利で受けまくるガバガバDFなので、とにかく苦労している。そして、割と跳ね返せてない。おまけになんか変な教育を受けたのか、センターサークル付近で唐突にルーレットして相手をかわしたりとか、マガトだったら実家に日本刀もって乗り込んでくるレベルのことを平気でやるような変な選手になってしまった。「アンカーができる大型イケメンボランチ」として期待していたのにどうしてこうなった。ハリルホジッチも一回呼んで「あ、やべ」って思ったのかそれ以降呼ばれてない。このまま監督が変わらないままだと川崎色に染まっていろんな形の風間印の壺を買い続けることになってしまうので、たいへん教育に悪い。パス出しとかはとりあえずどうでもいいので、守備時のポジションをちゃんと教えてくれる先生はいないものか。というか、ちゃんとボランチで使ってやってくれたまえ。ただ、風間大僧正にその願いが通じるわけもないので、来年はキーパーかセンターフォワードやってると思う。がんばれ谷口負けるな谷口!!日本のために早く逃げろ!
part2 へ続くよ!!
■Jリーグ■「監督解任ブースト」は存在するのか?
どうもこんばんは。2日連続更新するなんて去年のW杯以来だよ・・・。
なぜ、更新するのかというと巷で言われてる監督交代による成績向上があるのかどうか、ということ。
シーズンを通しての成績については前に俺のブログで調べてみたことがある。
結論としてはだいたい28%くらいは効果があるかもしれない、というものだった。
なのだが、1シーズンよりさらに短期的にはどうなのだろうか?
いわゆる巷でいわれている「監督解任ブースト」はあるのだろうか?
超絶おもろい能田達規先生の「マネーフットボール 」によると、次のように断じられてしまっている。
だが、監督が変わった直後は人が変わったようにチームも変化してるという例を見る。
いったいどっちなの!!?あたいわかんなくなっちゃう!!
では、調べてみようではないか!!
なお、特にマネーフットボールに異議を唱えてるわけではなk,ふつーに気になったからでござる。
というわけで、まず言葉の定義。
まず「監督解任ブースト」という言葉は意味が定まっていない。
なので、ここでは「監督交代後の5試合の成績」ということにする。あまりにも長いと単なる監督交代と同じだし、1試合だけだとあまりにも短すぎるので、まあまあ妥当なのではないか。
というわけで、早速調べたデータをどどーん。
というわけで、2010年から2015年10月の時点で監督交代は45例あった。
シーズン中に2回変えている場合もあるので、その時は2回とカウントしている。
上の表は監督交代までの平均勝点と、解任された直後の5試合の成績を載せている。
この数字を成功と失敗で分けていて、失敗は横ばいも含んでいる(誤差-0.3から+0.3は横ばいとみなした)
A 完全成功例
これは監督解任後の成績が5試合で明らかによくなっている場合で黄色く染めている。
2012年C大阪のソアレスからクルピ、そして2015年鹿島のセレーゾから石井さん、甲府の樋口さんから佐久間さんなどが劇的に成績を上げている。
面白いのは短期的に上げても長期的には失敗している例があること。
昨年の大宮は渋谷さんに変わってから成績が上がったが、そこからはペースが落ち、前半戦の借金もあって降格の憂き目にあった。
あと、去年の千葉も一応成功なのね、ぎぎぎ・・・。
B 3試合成功例
これは表で水色に染めているものである。
3試合では成績を向上させたものの、5試合トータルでは成績が横ばいあるいは下降してしまったものである。
特に出落ち感が強く、「監督解任ブースト」としては最も正しい形かもしれない。
C 5試合成功例
これは表で緑に染めたものである。
最初の3試合では成績は下降もしくは横ばいだが5試合トータルでは成績を上げたものである。
2013年の岐阜は最たる例で、突然の監督交代で戸惑うもののラモスパワーで復活という心あたたまるストーリーである。
D 失敗例
これは表で何も色をつけてないものである。
2015年札幌、2014年の鳥栖、2013年大宮、2011年千葉などは惨憺たるもので、鳥人間コンテストで開始直後に墜落したようなものである。
出だしが悪ければだいたい失敗するもので、ほとんどの場合は長期的にも監督交代によって失敗している。
しかし、例外もあって、前述の札幌は持ち直してプレーオフ争いに最後まで絡んできたし、2012年の横浜FCはここから一気に持ち直してプレーオフまで進出した。
以上のことをまとめたのが次の表である。
全部で監督交代は45例であり、完全成功は19例、失敗例は19例ということでほぼ五分となった。
成績が明らかに上がった例と上がらなかった例が半々あるのだから、「監督解任ブースト」は存在すると言っても間違いではないだろう。
完全成功率、失敗率はともに42.22%である。
ただし、完全成功例に3試合成功と5試合成功の例を加えると26例となり、57.78%となる。
ここまで成功・失敗が五分の展開となるとは全く思ってなかったので、驚いている。
というわけで、まとめとしては以下のようになるだろう。
・「監督解任ブースト」は存在する。
・ただし、その効果は短期間限定的であり、失敗する確率と大体同じであり、丁半博打である。
・「監督解任ブースト」に成功しても長期的に失敗するチームはけっこうある。
というわけで、以上のことを踏まえて、次のチームがどうなるのか楽しみですなー!!
祈ろう!!!何かに!!
なぜ、更新するのかというと巷で言われてる監督交代による成績向上があるのかどうか、ということ。
シーズンを通しての成績については前に俺のブログで調べてみたことがある。
結論としてはだいたい28%くらいは効果があるかもしれない、というものだった。
なのだが、1シーズンよりさらに短期的にはどうなのだろうか?
いわゆる巷でいわれている「監督解任ブースト」はあるのだろうか?
超絶おもろい能田達規先生の「マネーフットボール 」によると、次のように断じられてしまっている。
だが、監督が変わった直後は人が変わったようにチームも変化してるという例を見る。
いったいどっちなの!!?あたいわかんなくなっちゃう!!
では、調べてみようではないか!!
なお、特にマネーフットボールに異議を唱えてるわけではなk,ふつーに気になったからでござる。
というわけで、まず言葉の定義。
まず「監督解任ブースト」という言葉は意味が定まっていない。
なので、ここでは「監督交代後の5試合の成績」ということにする。あまりにも長いと単なる監督交代と同じだし、1試合だけだとあまりにも短すぎるので、まあまあ妥当なのではないか。
というわけで、早速調べたデータをどどーん。
というわけで、2010年から2015年10月の時点で監督交代は45例あった。
シーズン中に2回変えている場合もあるので、その時は2回とカウントしている。
上の表は監督交代までの平均勝点と、解任された直後の5試合の成績を載せている。
この数字を成功と失敗で分けていて、失敗は横ばいも含んでいる(誤差-0.3から+0.3は横ばいとみなした)
A 完全成功例
これは監督解任後の成績が5試合で明らかによくなっている場合で黄色く染めている。
2012年C大阪のソアレスからクルピ、そして2015年鹿島のセレーゾから石井さん、甲府の樋口さんから佐久間さんなどが劇的に成績を上げている。
面白いのは短期的に上げても長期的には失敗している例があること。
昨年の大宮は渋谷さんに変わってから成績が上がったが、そこからはペースが落ち、前半戦の借金もあって降格の憂き目にあった。
あと、去年の千葉も一応成功なのね、ぎぎぎ・・・。
B 3試合成功例
これは表で水色に染めているものである。
3試合では成績を向上させたものの、5試合トータルでは成績が横ばいあるいは下降してしまったものである。
特に出落ち感が強く、「監督解任ブースト」としては最も正しい形かもしれない。
C 5試合成功例
これは表で緑に染めたものである。
最初の3試合では成績は下降もしくは横ばいだが5試合トータルでは成績を上げたものである。
2013年の岐阜は最たる例で、突然の監督交代で戸惑うもののラモスパワーで復活という心あたたまるストーリーである。
D 失敗例
これは表で何も色をつけてないものである。
2015年札幌、2014年の鳥栖、2013年大宮、2011年千葉などは惨憺たるもので、鳥人間コンテストで開始直後に墜落したようなものである。
出だしが悪ければだいたい失敗するもので、ほとんどの場合は長期的にも監督交代によって失敗している。
しかし、例外もあって、前述の札幌は持ち直してプレーオフ争いに最後まで絡んできたし、2012年の横浜FCはここから一気に持ち直してプレーオフまで進出した。
以上のことをまとめたのが次の表である。
全部で監督交代は45例であり、完全成功は19例、失敗例は19例ということでほぼ五分となった。
成績が明らかに上がった例と上がらなかった例が半々あるのだから、「監督解任ブースト」は存在すると言っても間違いではないだろう。
完全成功率、失敗率はともに42.22%である。
ただし、完全成功例に3試合成功と5試合成功の例を加えると26例となり、57.78%となる。
ここまで成功・失敗が五分の展開となるとは全く思ってなかったので、驚いている。
というわけで、まとめとしては以下のようになるだろう。
・「監督解任ブースト」は存在する。
・ただし、その効果は短期間限定的であり、失敗する確率と大体同じであり、丁半博打である。
・「監督解任ブースト」に成功しても長期的に失敗するチームはけっこうある。
というわけで、以上のことを踏まえて、次のチームがどうなるのか楽しみですなー!!
祈ろう!!!何かに!!
■W杯2次予選■カンボジアVS日本「対アジアと対世界と」
カンボジアだーーーー!!!うわわああああああああアンコールワットオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!世界遺産!!
■カンボジア0-2日本
■感想
・うわ、スタジアムめっちゃ入ってる。
・日本のスタメンはGK西川くん、DFが右から長友、吉田、槙野、藤春。酒井地獄は発熱の模様。ボランチが遠藤と山口、2列目が右から原口、香川、宇佐美でトップが岡崎。長友が右だか藤春が右だかよくわからないので、もう両方とも左サイドバックで。右サイドは原口がカバーってことで。トッピングはほうれんそうで。
・対するカンボジアは5バックでくるのか。前の試合のボランチからトップまでのチャンタチェアリー、ソクンペアク、ラボラビーという珍名センターラインがとてもすてき。いや、あっちで珍名なのかどうかは知らんけど。
・ゲームキャプテン岡崎か。雨でなくてよかった。
・このアウェイユニフォーム、クリスタルガイザーかよ。
・スポーツで普通に黙祷が行われることはいいことだよね。
・解説は都並さんと北澤さんの毒にも薬にもならない日テレコンビ。
・前半開始。
・長友がやっぱり右か。
・1分、山口からの浮き球のパスを胸トラップで受けた原口がゴールに迫るも突破しきれず、キーパーがキャッチ。
・1分、疾風伝説藤春が炎のクソパスミス。
・3分、槙野からの対角ロングパスを原口がなんとか残す。やはりこの形は狙い。
・人工芝なのか。怪我に気をつけてほしいな。
・宇佐美が影も形もない。
・6分、遠藤のスルーパスを受けた長友が鋭いクロスを送るもクリア。CKから槙野がヘッドで合わせるも力なくキーパー正面。
・8分、カットから岡崎のポストプレイ、右から原口がクロスを送るもカンボジアがクリア。
・9分、遠藤航炎のトラップミスからカウンターを食らい、吉田が軽率に前に出て簡単にかわされるも槙野がナイスカバーリング。うぜえ。
・9分、アバウトなロングボールをPA内右で受けた岡崎が二人のDFの間を割ってシュート、跳ね返りを原口が狙うもカンボジアDFの土手っ腹。
・10分、縦に抜けた宇佐美が鋭いクロスを送るも岡崎がものっすごい倒されるもPKはなし。
・10分、カンボジアのスタメンを日テレがようやく紹介。チャンタチェアリー、ソクンペアク、ラボラビーのトリオは健在。
・西川くんが暇すぎて顔をトリコロールに塗り始める。
・15分、山口の縦パスを受けた香川が必殺のターンでフリーになってシュートを撃つも惜しくも枠外。
・「ゴムチップ香川」のAV男優感
・17分、槙野からのロングパスを受けた宇佐美がトラップからシュートにいこうとするも惜しくも止められる。
・17分、左で受けた宇佐美から対角で斜めに走りこむ原口へのロングパス、それを原口が胸で落として岡崎がボレーーーーーーーもDFがディフレクト。
・19分、槙野がカットしたボールを原口に預け、クロスに岡崎も惜しくもヘッドが合わず。のこのこ上がってきた槙野は完全に無視される。
・たぶん片方のサイドで受けたら逆サイドは中に入って来いって指示なんだろうけど、原口が特に中に早く入りすぎて、長友のところでノッキングになってる。
・21分、槙野の脳死気味のパスミスからカンボジアのカウンター、吉田がラボラビーにぶっちぎられシュートまでいかれるも、枠外。あの縦パスはねーよ、槙野。
・23分、バイタルでフリーになった香川が岡崎に得意のショートクロスを送るも、ピッチ状態のせいか金星開拓団。
・25分、前プレに苛立った吉田がてきとーなクリアをすると岡崎が偶然裏抜けするもカンボジアGKが驚異の跳躍力でクリア。蛙かよ。
・26分、サイドチェンジで受けた藤春から中への戻しを受けた遠藤がミドルを狙うもDFがディフレクト。
・29分、カウンターからラボラビーが飛び出し、対峙した槙野が思いっきり股を抜かれてイエロー。FKのぼーるは吉田がクリア。
・32分、カンボジアのアバウトなアーリークロスをソクペンが胸トラから関節ちぎれんじゃないかっていうカンボジアボレーを披露もシュートは当然アンドロメダ星雲。
・33分、遠藤の右大外へのパスから長友が落とし、宇佐美がボレーーーーーもM78星雲。
・35分、相手のロングキックが変なバウンドするも西川くんがナイスカバー。
・36分、カウンターから原口が解き放たれたようにドリブルを開始するが切り返しでおもいっきりミスっておじゃん。
・38分、またも香川から岡崎へのクロスもまだピントは合ってない模様。
・41分、FKから斜めに入ってきたソクペンがシュートを放つも火星開発団。
・42分、右でためてスルーパスを受けた原口が中に切り込んでシュートもディフレクト。
・45分、バイタルターンから香川が大外にクロスで藤春が跳び込むも、シュートは惜しくもポスト。おっしい!!
・前半終了。
・5バックのカンボジア相手に大外クロスを中心に攻めるも揺さぶりきれず。ピッチ状態の悪さの影響もあり、パスがスムーズに回らない。そして審判は完全にカンボジア贔屓にすることに決めたらしく、ちょっとの接触でぴーぴー吹きまくる。これぞアジアという戦い。
・西川くんがそんなに暇すぎなくてクリスマスプレゼントの編み物が予定通り進まずご立腹。
・後半開始。
・日本は遠藤アウトで柏木イン。これは遠藤かわいそうだな。
・46分、柏木からのアーリークロスを岡崎が折り返しそこに香川が突っ込んでPKゲット。それを岡崎が蹴るもPK失敗。ノーーーー!!
・49分、カンボジア初のCKも普通にクリア。
・50分、原口がドリブルで倒され、FKをゲット。そのFKを柏木が岡崎に合わせてゴール!!かとおもいきやオウンゴールだったけどまあいいや!!
・遠藤はかわいそうだけど柏木が入ってからすっかり流れが変わる。ワンタッチ、ツータッチでDFラインの裏に出せるのはでかいなあ。
・56分、なんでもない中盤のファールで山口にイエローが出る。
・カンボジアの監督、盆踊りの仕切りうまそう。
・58分、右サイドからドリブルを開始した原口がPA前を横断して無理やりクロスを上げ、それに長友がヘッドで合わせるもキーパーが偶然くさい足でのセーブ。ドリブルジャンキーぶりが出てていいよ!
・61分、宇佐美アウトで本田@リハビリがイン。原口が左、本田が右に。
・62分、その本田が早速柏木からの浮き球ロングパスを受けて侵入するもシュートはヒットせず。
・西川くんが暇すぎてサラリーマン島耕作を読み始める。
・66分、大外フリーの長友から逆サイドの原口にボールが入ってボレーーーーーもDFがディフレクト。
・67分、クロスの跳ね返りを山口がミドルで叩くもキーパーがナイスセーブ。
・70分、長友がクロスを上げて本田が突っ込むもヘッドは惜しくも枠外。なんでそこにいんの本田。
・柏木がパスするたびに凍えそうな季節に君は愛をどうこういうの?
・日本がクロスを雨あられと送るもなかなかヘッドは合わない。
・西川くんが暇すぎてサラリーマン島耕作2周目に入る。
・80分、柏木のCKから本田がヘッドで合わせるもヒットせず。
・80分、バイタルで香川とのパス交換から柏木が孤独な羽根を曝して君だけの羽ばたきを見せてミドルシュートを撃つもキーパーがナイスセーブ。
・83分、吉田がのこのこ上がってきてミドルもDFがディフレクト。
・84分、本田のクロスのこぼれ球を香川が大外からシュートもキーパーに止められる。
・85分、簡単なロビングパスから裏に抜けた本田がシュートもまたもカンボジアキーパー。
・CKの守備で長友がものすごいスピードで自陣に走ってたから西川くんが物理的に燃えてるのかと思った。
・85分、岡崎アウトで南野イン。本田が真ん中で南野が右サイドに。
・87分、クロスに本田が突っ込んだこぼれ球を南野がボレーで叩くもキーパーに弾かれる。そのCKを吉田が合わせるもヘッドは枠外。
・89分、外を走った疾風伝説藤春からのピンポイントクロスをようやく本田が叩き込んで追加点。
・南野は初タッチ、初シュートをしたから、次は本田に大しての初うっさいんじゃぼけがいつ出るかが焦点だな。
・試合終了。
・西川くんが青年島耕作を読み始める。
・日本はスコア的には辛勝。前半は5バックで固めるカンボジア相手に苦労していたが、後半に柏木が出てきて一変。縦への鋭いパスを出せる柏木がリズムチェンジャーとなって、カンボジアのDFはがたがたに崩れた。あとは体力もなくなり日本のワンサイドゲーム。スコアは2-0だが後半はワンサイドゲームだった。
・ただ、崩せなかった前半は課題。確かに人海戦術で埋められていたが、ボールを縦に出せなかったことで揺さぶれなかった。大外崩しもうまくいかず。ボランチの人選も含めて適当だったかどうかはびみょー。まあそこで後半から修正したんだからハリルさんはできる人よね。
・柏木はやはり対アジアキラーとして必要。特に引いてくる相手には全部柏木でもいいくらい。ただ、それより上のレベルになると通用するか微妙なので、そこはよく見極めてほしい。
・遠藤は前半だけだったが、まあお勉強。柏木ほどではないにしても、パスを出せるようにしてほしいものである。修行、修行。絶対にこの上のレベルではその守備力が必要になってくるので。
・結局、対アジアと対世界のバランスをどこで取るのかというアジア強豪国の悩みはいつの時代でもあるというあたりまえの結論に。ハリルホさんには冒険してほしいけど、足元を救われないように気をつけてもほしい。
・あと槙野は前半はミスがいくつかあったけど、そこまで叩かれるほどでもなかった。スピードでカバーするシーンもあったしね。槙野憎しで見るのはやめましょう。俺は嫌いだけど。
■カンボジア0-2日本
■感想
・うわ、スタジアムめっちゃ入ってる。
・日本のスタメンはGK西川くん、DFが右から長友、吉田、槙野、藤春。酒井地獄は発熱の模様。ボランチが遠藤と山口、2列目が右から原口、香川、宇佐美でトップが岡崎。長友が右だか藤春が右だかよくわからないので、もう両方とも左サイドバックで。右サイドは原口がカバーってことで。トッピングはほうれんそうで。
・対するカンボジアは5バックでくるのか。前の試合のボランチからトップまでのチャンタチェアリー、ソクンペアク、ラボラビーという珍名センターラインがとてもすてき。いや、あっちで珍名なのかどうかは知らんけど。
・ゲームキャプテン岡崎か。雨でなくてよかった。
・このアウェイユニフォーム、クリスタルガイザーかよ。
・スポーツで普通に黙祷が行われることはいいことだよね。
・解説は都並さんと北澤さんの毒にも薬にもならない日テレコンビ。
・前半開始。
・長友がやっぱり右か。
・1分、山口からの浮き球のパスを胸トラップで受けた原口がゴールに迫るも突破しきれず、キーパーがキャッチ。
・1分、疾風伝説藤春が炎のクソパスミス。
・3分、槙野からの対角ロングパスを原口がなんとか残す。やはりこの形は狙い。
・人工芝なのか。怪我に気をつけてほしいな。
・宇佐美が影も形もない。
・6分、遠藤のスルーパスを受けた長友が鋭いクロスを送るもクリア。CKから槙野がヘッドで合わせるも力なくキーパー正面。
・8分、カットから岡崎のポストプレイ、右から原口がクロスを送るもカンボジアがクリア。
・9分、遠藤航炎のトラップミスからカウンターを食らい、吉田が軽率に前に出て簡単にかわされるも槙野がナイスカバーリング。うぜえ。
・9分、アバウトなロングボールをPA内右で受けた岡崎が二人のDFの間を割ってシュート、跳ね返りを原口が狙うもカンボジアDFの土手っ腹。
・10分、縦に抜けた宇佐美が鋭いクロスを送るも岡崎がものっすごい倒されるもPKはなし。
・10分、カンボジアのスタメンを日テレがようやく紹介。チャンタチェアリー、ソクンペアク、ラボラビーのトリオは健在。
・西川くんが暇すぎて顔をトリコロールに塗り始める。
・15分、山口の縦パスを受けた香川が必殺のターンでフリーになってシュートを撃つも惜しくも枠外。
・「ゴムチップ香川」のAV男優感
・17分、槙野からのロングパスを受けた宇佐美がトラップからシュートにいこうとするも惜しくも止められる。
・17分、左で受けた宇佐美から対角で斜めに走りこむ原口へのロングパス、それを原口が胸で落として岡崎がボレーーーーーーーもDFがディフレクト。
・19分、槙野がカットしたボールを原口に預け、クロスに岡崎も惜しくもヘッドが合わず。のこのこ上がってきた槙野は完全に無視される。
・たぶん片方のサイドで受けたら逆サイドは中に入って来いって指示なんだろうけど、原口が特に中に早く入りすぎて、長友のところでノッキングになってる。
・21分、槙野の脳死気味のパスミスからカンボジアのカウンター、吉田がラボラビーにぶっちぎられシュートまでいかれるも、枠外。あの縦パスはねーよ、槙野。
・23分、バイタルでフリーになった香川が岡崎に得意のショートクロスを送るも、ピッチ状態のせいか金星開拓団。
・25分、前プレに苛立った吉田がてきとーなクリアをすると岡崎が偶然裏抜けするもカンボジアGKが驚異の跳躍力でクリア。蛙かよ。
・26分、サイドチェンジで受けた藤春から中への戻しを受けた遠藤がミドルを狙うもDFがディフレクト。
・29分、カウンターからラボラビーが飛び出し、対峙した槙野が思いっきり股を抜かれてイエロー。FKのぼーるは吉田がクリア。
・32分、カンボジアのアバウトなアーリークロスをソクペンが胸トラから関節ちぎれんじゃないかっていうカンボジアボレーを披露もシュートは当然アンドロメダ星雲。
・33分、遠藤の右大外へのパスから長友が落とし、宇佐美がボレーーーーーもM78星雲。
・35分、相手のロングキックが変なバウンドするも西川くんがナイスカバー。
・36分、カウンターから原口が解き放たれたようにドリブルを開始するが切り返しでおもいっきりミスっておじゃん。
・38分、またも香川から岡崎へのクロスもまだピントは合ってない模様。
・41分、FKから斜めに入ってきたソクペンがシュートを放つも火星開発団。
・42分、右でためてスルーパスを受けた原口が中に切り込んでシュートもディフレクト。
・45分、バイタルターンから香川が大外にクロスで藤春が跳び込むも、シュートは惜しくもポスト。おっしい!!
・前半終了。
・5バックのカンボジア相手に大外クロスを中心に攻めるも揺さぶりきれず。ピッチ状態の悪さの影響もあり、パスがスムーズに回らない。そして審判は完全にカンボジア贔屓にすることに決めたらしく、ちょっとの接触でぴーぴー吹きまくる。これぞアジアという戦い。
・西川くんがそんなに暇すぎなくてクリスマスプレゼントの編み物が予定通り進まずご立腹。
・後半開始。
・日本は遠藤アウトで柏木イン。これは遠藤かわいそうだな。
・46分、柏木からのアーリークロスを岡崎が折り返しそこに香川が突っ込んでPKゲット。それを岡崎が蹴るもPK失敗。ノーーーー!!
・49分、カンボジア初のCKも普通にクリア。
・50分、原口がドリブルで倒され、FKをゲット。そのFKを柏木が岡崎に合わせてゴール!!かとおもいきやオウンゴールだったけどまあいいや!!
・遠藤はかわいそうだけど柏木が入ってからすっかり流れが変わる。ワンタッチ、ツータッチでDFラインの裏に出せるのはでかいなあ。
・56分、なんでもない中盤のファールで山口にイエローが出る。
・カンボジアの監督、盆踊りの仕切りうまそう。
・58分、右サイドからドリブルを開始した原口がPA前を横断して無理やりクロスを上げ、それに長友がヘッドで合わせるもキーパーが偶然くさい足でのセーブ。ドリブルジャンキーぶりが出てていいよ!
・61分、宇佐美アウトで本田@リハビリがイン。原口が左、本田が右に。
・62分、その本田が早速柏木からの浮き球ロングパスを受けて侵入するもシュートはヒットせず。
・西川くんが暇すぎてサラリーマン島耕作を読み始める。
・66分、大外フリーの長友から逆サイドの原口にボールが入ってボレーーーーーもDFがディフレクト。
・67分、クロスの跳ね返りを山口がミドルで叩くもキーパーがナイスセーブ。
・70分、長友がクロスを上げて本田が突っ込むもヘッドは惜しくも枠外。なんでそこにいんの本田。
・柏木がパスするたびに凍えそうな季節に君は愛をどうこういうの?
・日本がクロスを雨あられと送るもなかなかヘッドは合わない。
・西川くんが暇すぎてサラリーマン島耕作2周目に入る。
・80分、柏木のCKから本田がヘッドで合わせるもヒットせず。
・80分、バイタルで香川とのパス交換から柏木が孤独な羽根を曝して君だけの羽ばたきを見せてミドルシュートを撃つもキーパーがナイスセーブ。
・83分、吉田がのこのこ上がってきてミドルもDFがディフレクト。
・84分、本田のクロスのこぼれ球を香川が大外からシュートもキーパーに止められる。
・85分、簡単なロビングパスから裏に抜けた本田がシュートもまたもカンボジアキーパー。
・CKの守備で長友がものすごいスピードで自陣に走ってたから西川くんが物理的に燃えてるのかと思った。
・85分、岡崎アウトで南野イン。本田が真ん中で南野が右サイドに。
・87分、クロスに本田が突っ込んだこぼれ球を南野がボレーで叩くもキーパーに弾かれる。そのCKを吉田が合わせるもヘッドは枠外。
・89分、外を走った疾風伝説藤春からのピンポイントクロスをようやく本田が叩き込んで追加点。
・南野は初タッチ、初シュートをしたから、次は本田に大しての初うっさいんじゃぼけがいつ出るかが焦点だな。
・試合終了。
・西川くんが青年島耕作を読み始める。
・日本はスコア的には辛勝。前半は5バックで固めるカンボジア相手に苦労していたが、後半に柏木が出てきて一変。縦への鋭いパスを出せる柏木がリズムチェンジャーとなって、カンボジアのDFはがたがたに崩れた。あとは体力もなくなり日本のワンサイドゲーム。スコアは2-0だが後半はワンサイドゲームだった。
・ただ、崩せなかった前半は課題。確かに人海戦術で埋められていたが、ボールを縦に出せなかったことで揺さぶれなかった。大外崩しもうまくいかず。ボランチの人選も含めて適当だったかどうかはびみょー。まあそこで後半から修正したんだからハリルさんはできる人よね。
・柏木はやはり対アジアキラーとして必要。特に引いてくる相手には全部柏木でもいいくらい。ただ、それより上のレベルになると通用するか微妙なので、そこはよく見極めてほしい。
・遠藤は前半だけだったが、まあお勉強。柏木ほどではないにしても、パスを出せるようにしてほしいものである。修行、修行。絶対にこの上のレベルではその守備力が必要になってくるので。
・結局、対アジアと対世界のバランスをどこで取るのかというアジア強豪国の悩みはいつの時代でもあるというあたりまえの結論に。ハリルホさんには冒険してほしいけど、足元を救われないように気をつけてもほしい。
・あと槙野は前半はミスがいくつかあったけど、そこまで叩かれるほどでもなかった。スピードでカバーするシーンもあったしね。槙野憎しで見るのはやめましょう。俺は嫌いだけど。
■W杯2次予選■シンガポールVS日本「復讐するはコヴィアシュヴィリ」
さて、シンガポール戦ですよ!
シンガポールと言えば、一昨年に日本がブラジルに虐殺された地!
いまだになんでシンガポールでやったのかわからないけど、がんばっていこう!
■シンガポール0-3日本
■感想
・日本のスタメンはGK西川くん、DFが右から酒井地獄、吉田、森重、長友。ボランチに長谷部と柏木@妖精たちが夏を刺激する、2列目より前は本田@絶賛造反中、清武、金崎ぃーーーー、誕生日おめでとぅーーーーー!!、じゃない方じゃなくてプロレスラーでも未公開株に手を出した議員でも仙台の元祖サッカー親父でもない武藤。並びは知らぬ。香川、岡崎、山口などの主力を外してまいりました。
・ジョンカビラうるせえ。
・シンガポールのフォメはわからぬ。ただ、前回の対戦時に狂ったようにシュートを止めたイズワンはいる模様。
・負けてはないけど前回対戦の雪辱ということで、ハリルホさんは気合入ってる模様。
・一方シンガポールも「日本戦はパーリータイムや!」とわけのわからんノリになってる。
・解説は前回から闘莉王が抜けて、山口素さんのみ。どうせ名古屋もう暇なんだから・・・と思ったらブラジルに行くのか。速攻ブラジルに行くのか。
・噂のみずほ銀行ユニフォーム見参。思った以上にみずほ銀行でありブルーマウンテン感満載。
・おいシンガポールのヘッドギア!!ラグビーW杯は終わったぞ!!
・前半開始。
・0分、いきなりスルーパスに金崎が右サイドを突破しクロスもクリア。
・金崎1トップ、右から本田、清武、武藤だね。
・1分、本田が右サイドで受けシュートを放つも「撃つぞ・・・撃つぞ・・・撃つぞーーーー!!チェストーーーー!!」な大ぶりだったため、さすがに簡単にブロックされる。
・3分、柏木がオーバーラップした長友にピタリのパスも、トラップが流れてゴールラインを割る。ついでになんか削られる。それでも怒らない長友は優しいゴリラ。
・なんで日本はみんなキャプテンマークつけてんだよ、って思ったらそういうデザインなのね。すっげー、わかりづらいこれ。
・6分、シンガポールが初クロスも吉田が跳ね返す。
・6分、奪ったボールを清武がフリーの武藤に渡し、武藤のクロスが大外の本田に合うもGKイズワンがナイスセーブ。こぼれ球も金崎押し込めず。
・今のところ日本の不安材料はピッチリポーター永島昭浩さんの非常に不安定な滑舌。
・13分、奪ったボールを金崎がムービングしながらトラップをして仕掛けてクロスも中には誰もいないという。
・前半10分を経過して、超合金ロボワンツーガーに合体しようと武藤、本田が中央に集まってきています。
・15分、清武のピンポイントのFKに森重?がヘッド合わせるもイズワンが防ぐ、こぼれ球を本田が叩くもDFがゴールマウスの前でシャット。跳ね返りを吉田が反転してシュートもGKイズワン正面。
・17分、森重から大外の酒井への対角線のロングパス失敗でラインを割る。シリア戦で決まってた形。
・18分、前残りしていた長友から金崎にスルーパスが出るも切り返しを止められる。
・ことごとくオーバーラップを無視される酒井地獄。
・19分、森重のサイドチェンジを受けた本田がクロス、武藤が競り勝って中央に落とし、金崎が胸トラからボレーで突き刺す!パパーーーーー!!おめでとおおおおおぅーーーー!!!!さすがにイズワンも一歩も動けず。日本先制!!!
・22分、清武のユニフォームがびりびりに破かれてわ~~~お。
・23分、本田がFKを直接狙うもイズワンがナイスセーブ。こぼれ球を誰かが折り返すもそれもセーブ。なんかすげーな。
・25分、ようやくオーバーラップを長谷部が公務員の気遣いで使ってもらえるも、クロスがボンボヤージュ。
・26分、ポストを受けた金崎が簡単に反転してスルーパスを清武に出し、そのままシュートはいけないが本田がこぼれ球を叩いて2点目!!金崎が簡単に振り向けた時点で勝負あり。
・西川くんが暇すぎてTwitterの「いいね」ボタンを何度も押してはハートをつけたり消したりしてる。
・27分、いつの間にか長谷部が出血して治療終了。
・28分、細かなパスのつなぎから清武がスルーパスを出し、長友が受けてシュートをするも火星の人。
・29分、金崎がカウンターから一人でシュートまで行くも枠外。
・30分、ようやく本田@絶賛造反中に使ってもらえた酒井地獄がグラウンダーのクロスもキーパーがセーブ。
・31分、楽な試合展開で調子に乗って上がってった長谷部が柏木のパスを受けて公務員ミドルも当然枠外。
・32分、左サイドでボールを奪った武藤が中に折り返し、受けた本田がなんかしらんけどボールをわざと浮かせてシュートもキーパー正面。マガトだったら即刻交代で試合終了までグラウンド走らされる。
・33分、ボールを奪った柏木から本田にパスが出て、本田はシンプルに中に折り返すも武藤に合わず。
・35分、こぼれ球を奪った吉田が横に流したボールを森重が切り返しからシュートも枠外。
・柏木@生足魅惑のマーメイドが長短のパスで躍動しておる。この攻めてこない相手なら遠藤役を十分にこなしている。
・西川くんが暇すぎてプレミア12の中継を見始める。
・39分、本田、柏木、酒井地獄のトライアングルからスルーパスで酒井がぬけ出すも、クロスがファーの武藤に合わず。
・42分、吉田が唐突に強烈なミドルもGK正面。
・前半終了。
・前半はサイドの選手が割と我慢をしてそこに柏木がばしばしパスを通したので、ワイドに攻められていた。1得点目はサイドから、2点目は間が空いた中央を清武が抜けだしたことからだった。
・柏木はヌエヴォ遠藤として柴崎にできなかった仕事をハイテンポでこなしている。ここらへんはキャリアの違いか。この相手なら守備を気にしなくていいので、柏木でよいだろう。
・永島ピッチリポーター「後半期待するのは岡崎!本田、宇佐美、岡崎と控えが贅沢です」と日本の10番を完璧に無視する素晴らしい仕事。ついでに本田はもう試合に出てる。
・後半、シンガポールが疲れてきたところでどれくらい自分たちのサッカーにならずに攻めきれるか。
・後半開始。選手交代は両チームなし。
・45分、長谷部がクリアボールをダイレクトで公務員ミドルも(以下略)
・46分、金崎の運んだボールを武藤がクロスを上げ、本田が大外でヘッドで合わせるも惜しくも枠外。
・金崎は先に体を当ててポストプレーするから成功率高いな。これより上のレベルでそれが通じるかはよくわからんけど。
・49分、カウンターから左サイドに流れた金崎がクロスも中が清武ではヘッドは合わぬ。
・50分、柏木のミドルの浮き球から長友がクロスも弾き返される。
・51分、吉田がカットしたボールを本田がロビングで送り、斜めに走りこんできた武藤がダイレクトでシュートも力みまくりすぎで枠外。
・53分、こぼれ球を拾った長谷部がなんかバイタルでくるくる回ってよくわからん公務員キックは力なくイズワンの腕の中に。
・西川くんが暇すぎて観客に向かってぶちくらせを連呼する。
・57分、酒井地獄あからのスルーパスを受けた金崎がシュートもキーパー伊豆ワンが弾き、こぼれ球を拾うもシュートまで行けず。
・60分、中にはいった本田からのスルーパスを受けた金崎が外に流し、酒井地獄がダイレクトでクロスもまたもやイズワンの腕の中。「イズワンの腕の中」っていうトレンディドラマがシンガポールにあるらしい。
・63分、裏抜けしようとした金崎に長谷部が公(以下略)
・64分、高い位置でパスを掻っ攫われたので、森重が覚悟のイエロー。そのFKからシンガポール5番の選手がヘッドで合わせるもぎりぎり枠外。西川くんが3DS放り出しながら体を投げ出してた。
・攻撃が単調になってきたのは武藤と本田が早めに中に入っちゃってるからではないだろうか。
・66分、柏木のワンタッチのロビングになぜか森重が抜けだしてヘッドで中に折り返すも、金崎、武藤には合わず。なんでいたの?
・68分、長友のクロスがファーまで抜け、それを本田がダイレクトで折り返したボールを武藤がボールもイズワンの腕(以下略)
・69分、武藤アウト、宇佐美イン。
・70分、清武のスルーパスを受けた宇佐美が左からグラウンダーのクロス、そこに走りこんだ長谷(以下略)
・71分、右サイドからのクロスにシンガポール16番がヘッドで特攻するもうまく合わせられず。怠慢な守備。
・74分、清武アウト、香川イン。
・76分、長谷部のパスを受けた柏木がシュートも大きく枠外。
・77分、左から切り込んだ宇佐美が得意の形でシュートも惜しくも枠外。
・78分、本田のクロスの跳ね返りを長谷部が拾って公務員クロスを送りそれを金崎がゴールもオフサイド。
・80分、香川がヒールで落としたボールを本田が中に入ってきてシュートもイズワンが立ちはだかりセーブ。
・81分、本田アウト、原口イン。
・西川くんが暇すぎてSEALDsのHPを丹念に見る。
・85分、原口が中に仕掛け、スイッチした香川が酒井地獄にスルーパスを出すもクロスはイズワンがはじき出した。
・87分、CKからの吉田のヘッドをDFが一度は弾くも、こぼれ球を宇佐美が叩き、吉田がちょこっとだけコースを変えて3点目!ごっつぁん!
・88分、なんか宇佐美がイズワンと交錯してた。
・89分、セットプレーで残っていた吉田が柏木のクロスをヘッドもうまくあわず。
・91分、ハリルホジッチ監督がスタッフとハイタッチを始める。これから逆転されたらあの子どんな顔するだろ。
・試合終了。
・日本は危なげなく快勝。引き分けに終わった前の試合の雪辱を果たした。
・まあほとんど攻めてこなかったので守備は割愛。
・攻撃ではまだ体力が残ってるうちは本田と武藤がワイドに張って、そこに柏木からパスが通り、中の空いたスペースを逆サイドと中央の清武、金崎がうまく使えていた。2点はその形。3点目は偶然。
・課題なのは疲れてくると足が止まり、その動きがなくなってしまうこと。まあ外に張って中に入ってくるの疲れるのはわかるんだが、それが後半の攻撃の停滞の一因ではないか。その原因が疲れ以外にあるのかどうかはいまいちよくわからぬ。
・攻撃でよかったのは金崎と柏木。金崎は体を張ったポストプレイと動きながらスペース狙う姿勢が攻撃をうまく回していた。体幹が強いのとテクニックがあるので、少々当たられてもボールをコントロールできるのは大きい。得点はご褒美。パーーーーー!!!代表で点とっておめでとおおおおおぅーーーー!!!!
・柏木@ホットリミットはパスと萌え袖で存在感を見せた。新型遠藤として攻撃の起点として機能。このレベルが相手なら守備の心配がないので、メインキャストになるかもしれない。ただ、彼の真骨頂はやはり萌え袖。カウンターかなにかで立ち止まってボールを貰わなければならないとき、一歩も動かずに萌え袖で待ってる姿は裕木奈江を彷彿とさせた。ポケベルが鳴らなくて。
・それとシンガポールではやはりイズワン。この前はあたってるだけかと思ったが、この試合でも堅実なセーブを披露。ほんとにJ2、J3あたりでとっても面白いかもしれない。シンガポールは金持ってるよ。
シンガポールと言えば、一昨年に日本がブラジルに虐殺された地!
いまだになんでシンガポールでやったのかわからないけど、がんばっていこう!
■シンガポール0-3日本
■感想
・日本のスタメンはGK西川くん、DFが右から酒井地獄、吉田、森重、長友。ボランチに長谷部と柏木@妖精たちが夏を刺激する、2列目より前は本田@絶賛造反中、清武、金崎ぃーーーー、誕生日おめでとぅーーーーー!!、じゃない方じゃなくてプロレスラーでも未公開株に手を出した議員でも仙台の元祖サッカー親父でもない武藤。並びは知らぬ。香川、岡崎、山口などの主力を外してまいりました。
・ジョンカビラうるせえ。
・シンガポールのフォメはわからぬ。ただ、前回の対戦時に狂ったようにシュートを止めたイズワンはいる模様。
・負けてはないけど前回対戦の雪辱ということで、ハリルホさんは気合入ってる模様。
・一方シンガポールも「日本戦はパーリータイムや!」とわけのわからんノリになってる。
・解説は前回から闘莉王が抜けて、山口素さんのみ。どうせ名古屋もう暇なんだから・・・と思ったらブラジルに行くのか。速攻ブラジルに行くのか。
・噂のみずほ銀行ユニフォーム見参。思った以上にみずほ銀行でありブルーマウンテン感満載。
・おいシンガポールのヘッドギア!!ラグビーW杯は終わったぞ!!
・前半開始。
・0分、いきなりスルーパスに金崎が右サイドを突破しクロスもクリア。
・金崎1トップ、右から本田、清武、武藤だね。
・1分、本田が右サイドで受けシュートを放つも「撃つぞ・・・撃つぞ・・・撃つぞーーーー!!チェストーーーー!!」な大ぶりだったため、さすがに簡単にブロックされる。
・3分、柏木がオーバーラップした長友にピタリのパスも、トラップが流れてゴールラインを割る。ついでになんか削られる。それでも怒らない長友は優しいゴリラ。
・なんで日本はみんなキャプテンマークつけてんだよ、って思ったらそういうデザインなのね。すっげー、わかりづらいこれ。
・6分、シンガポールが初クロスも吉田が跳ね返す。
・6分、奪ったボールを清武がフリーの武藤に渡し、武藤のクロスが大外の本田に合うもGKイズワンがナイスセーブ。こぼれ球も金崎押し込めず。
・今のところ日本の不安材料はピッチリポーター永島昭浩さんの非常に不安定な滑舌。
・13分、奪ったボールを金崎がムービングしながらトラップをして仕掛けてクロスも中には誰もいないという。
・前半10分を経過して、超合金ロボワンツーガーに合体しようと武藤、本田が中央に集まってきています。
・15分、清武のピンポイントのFKに森重?がヘッド合わせるもイズワンが防ぐ、こぼれ球を本田が叩くもDFがゴールマウスの前でシャット。跳ね返りを吉田が反転してシュートもGKイズワン正面。
・17分、森重から大外の酒井への対角線のロングパス失敗でラインを割る。シリア戦で決まってた形。
・18分、前残りしていた長友から金崎にスルーパスが出るも切り返しを止められる。
・ことごとくオーバーラップを無視される酒井地獄。
・19分、森重のサイドチェンジを受けた本田がクロス、武藤が競り勝って中央に落とし、金崎が胸トラからボレーで突き刺す!パパーーーーー!!おめでとおおおおおぅーーーー!!!!さすがにイズワンも一歩も動けず。日本先制!!!
・22分、清武のユニフォームがびりびりに破かれてわ~~~お。
・23分、本田がFKを直接狙うもイズワンがナイスセーブ。こぼれ球を誰かが折り返すもそれもセーブ。なんかすげーな。
・25分、ようやくオーバーラップを長谷部が公務員の気遣いで使ってもらえるも、クロスがボンボヤージュ。
・26分、ポストを受けた金崎が簡単に反転してスルーパスを清武に出し、そのままシュートはいけないが本田がこぼれ球を叩いて2点目!!金崎が簡単に振り向けた時点で勝負あり。
・西川くんが暇すぎてTwitterの「いいね」ボタンを何度も押してはハートをつけたり消したりしてる。
・27分、いつの間にか長谷部が出血して治療終了。
・28分、細かなパスのつなぎから清武がスルーパスを出し、長友が受けてシュートをするも火星の人。
・29分、金崎がカウンターから一人でシュートまで行くも枠外。
・30分、ようやく本田@絶賛造反中に使ってもらえた酒井地獄がグラウンダーのクロスもキーパーがセーブ。
・31分、楽な試合展開で調子に乗って上がってった長谷部が柏木のパスを受けて公務員ミドルも当然枠外。
・32分、左サイドでボールを奪った武藤が中に折り返し、受けた本田がなんかしらんけどボールをわざと浮かせてシュートもキーパー正面。マガトだったら即刻交代で試合終了までグラウンド走らされる。
・33分、ボールを奪った柏木から本田にパスが出て、本田はシンプルに中に折り返すも武藤に合わず。
・35分、こぼれ球を奪った吉田が横に流したボールを森重が切り返しからシュートも枠外。
・柏木@生足魅惑のマーメイドが長短のパスで躍動しておる。この攻めてこない相手なら遠藤役を十分にこなしている。
・西川くんが暇すぎてプレミア12の中継を見始める。
・39分、本田、柏木、酒井地獄のトライアングルからスルーパスで酒井がぬけ出すも、クロスがファーの武藤に合わず。
・42分、吉田が唐突に強烈なミドルもGK正面。
・前半終了。
・前半はサイドの選手が割と我慢をしてそこに柏木がばしばしパスを通したので、ワイドに攻められていた。1得点目はサイドから、2点目は間が空いた中央を清武が抜けだしたことからだった。
・柏木はヌエヴォ遠藤として柴崎にできなかった仕事をハイテンポでこなしている。ここらへんはキャリアの違いか。この相手なら守備を気にしなくていいので、柏木でよいだろう。
・永島ピッチリポーター「後半期待するのは岡崎!本田、宇佐美、岡崎と控えが贅沢です」と日本の10番を完璧に無視する素晴らしい仕事。ついでに本田はもう試合に出てる。
・後半、シンガポールが疲れてきたところでどれくらい自分たちのサッカーにならずに攻めきれるか。
・後半開始。選手交代は両チームなし。
・45分、長谷部がクリアボールをダイレクトで公務員ミドルも(以下略)
・46分、金崎の運んだボールを武藤がクロスを上げ、本田が大外でヘッドで合わせるも惜しくも枠外。
・金崎は先に体を当ててポストプレーするから成功率高いな。これより上のレベルでそれが通じるかはよくわからんけど。
・49分、カウンターから左サイドに流れた金崎がクロスも中が清武ではヘッドは合わぬ。
・50分、柏木のミドルの浮き球から長友がクロスも弾き返される。
・51分、吉田がカットしたボールを本田がロビングで送り、斜めに走りこんできた武藤がダイレクトでシュートも力みまくりすぎで枠外。
・53分、こぼれ球を拾った長谷部がなんかバイタルでくるくる回ってよくわからん公務員キックは力なくイズワンの腕の中に。
・西川くんが暇すぎて観客に向かってぶちくらせを連呼する。
・57分、酒井地獄あからのスルーパスを受けた金崎がシュートもキーパー伊豆ワンが弾き、こぼれ球を拾うもシュートまで行けず。
・60分、中にはいった本田からのスルーパスを受けた金崎が外に流し、酒井地獄がダイレクトでクロスもまたもやイズワンの腕の中。「イズワンの腕の中」っていうトレンディドラマがシンガポールにあるらしい。
・63分、裏抜けしようとした金崎に長谷部が公(以下略)
・64分、高い位置でパスを掻っ攫われたので、森重が覚悟のイエロー。そのFKからシンガポール5番の選手がヘッドで合わせるもぎりぎり枠外。西川くんが3DS放り出しながら体を投げ出してた。
・攻撃が単調になってきたのは武藤と本田が早めに中に入っちゃってるからではないだろうか。
・66分、柏木のワンタッチのロビングになぜか森重が抜けだしてヘッドで中に折り返すも、金崎、武藤には合わず。なんでいたの?
・68分、長友のクロスがファーまで抜け、それを本田がダイレクトで折り返したボールを武藤がボールもイズワンの腕(以下略)
・69分、武藤アウト、宇佐美イン。
・70分、清武のスルーパスを受けた宇佐美が左からグラウンダーのクロス、そこに走りこんだ長谷(以下略)
・71分、右サイドからのクロスにシンガポール16番がヘッドで特攻するもうまく合わせられず。怠慢な守備。
・74分、清武アウト、香川イン。
・76分、長谷部のパスを受けた柏木がシュートも大きく枠外。
・77分、左から切り込んだ宇佐美が得意の形でシュートも惜しくも枠外。
・78分、本田のクロスの跳ね返りを長谷部が拾って公務員クロスを送りそれを金崎がゴールもオフサイド。
・80分、香川がヒールで落としたボールを本田が中に入ってきてシュートもイズワンが立ちはだかりセーブ。
・81分、本田アウト、原口イン。
・西川くんが暇すぎてSEALDsのHPを丹念に見る。
・85分、原口が中に仕掛け、スイッチした香川が酒井地獄にスルーパスを出すもクロスはイズワンがはじき出した。
・87分、CKからの吉田のヘッドをDFが一度は弾くも、こぼれ球を宇佐美が叩き、吉田がちょこっとだけコースを変えて3点目!ごっつぁん!
・88分、なんか宇佐美がイズワンと交錯してた。
・89分、セットプレーで残っていた吉田が柏木のクロスをヘッドもうまくあわず。
・91分、ハリルホジッチ監督がスタッフとハイタッチを始める。これから逆転されたらあの子どんな顔するだろ。
・試合終了。
・日本は危なげなく快勝。引き分けに終わった前の試合の雪辱を果たした。
・まあほとんど攻めてこなかったので守備は割愛。
・攻撃ではまだ体力が残ってるうちは本田と武藤がワイドに張って、そこに柏木からパスが通り、中の空いたスペースを逆サイドと中央の清武、金崎がうまく使えていた。2点はその形。3点目は偶然。
・課題なのは疲れてくると足が止まり、その動きがなくなってしまうこと。まあ外に張って中に入ってくるの疲れるのはわかるんだが、それが後半の攻撃の停滞の一因ではないか。その原因が疲れ以外にあるのかどうかはいまいちよくわからぬ。
・攻撃でよかったのは金崎と柏木。金崎は体を張ったポストプレイと動きながらスペース狙う姿勢が攻撃をうまく回していた。体幹が強いのとテクニックがあるので、少々当たられてもボールをコントロールできるのは大きい。得点はご褒美。パーーーーー!!!代表で点とっておめでとおおおおおぅーーーー!!!!
・柏木@ホットリミットはパスと萌え袖で存在感を見せた。新型遠藤として攻撃の起点として機能。このレベルが相手なら守備の心配がないので、メインキャストになるかもしれない。ただ、彼の真骨頂はやはり萌え袖。カウンターかなにかで立ち止まってボールを貰わなければならないとき、一歩も動かずに萌え袖で待ってる姿は裕木奈江を彷彿とさせた。ポケベルが鳴らなくて。
・それとシンガポールではやはりイズワン。この前はあたってるだけかと思ったが、この試合でも堅実なセーブを披露。ほんとにJ2、J3あたりでとっても面白いかもしれない。シンガポールは金持ってるよ。
■感想■国際練習試合イランVS日本「アジアのトップは泥臭い」
イランだよ!
能書きはいいからやっちまおうぜ!
■イラン1-1日本
・日本はシリア戦から大幅にメンバーを変えた。GKが西川くん、DFが右から酒井極楽、吉田、森重、米倉@千葉が育てたから千葉の選手が代表にいるようなもの。ボランチが長谷部、柴崎@音楽が…消えた…。2列目が右から本田、香川、宇佐美。1トップがじゃないほうじゃなくてプロレスラーでもなくて未公開株にも手を出してない武藤。
・左サイドに米倉、柴崎、宇佐美が並ぶんですが、守備はいいんですか。
・イランは4-2-3-1?俺の同僚の女性が「男前(はーと)」と言っていたGKハギギ、長谷部の友達のデジャガー、20歳の美形アズムンなどはW杯でも出場してた。ただし、長年代表を支えてきたネクナムがいなくなったので、中盤はつけいる隙がありそう。
・俺達のグーチャンネジャドがいない!
・実況はみんなに好かれてない青嶋さん。俺は高速ビート実況嫌いじゃないし、民放で相手チームの選手も覚えている貴重な人材。ここは清水ネガ彦さんのネガティブラップとのデトロイトスタイルでの共演をして欲しかったのだが、解説は山口さん。正直ほっとしてる。
・完全アウェイのはずがK's電器スタジアムみたいになってるテヘランのアザディスタジアム。
・なぜか花を持って入場する両選手団。試合開始前の握手の瞬間にこの花で相手選手を襲うのが正しいスタイルだよね #新日本プロレスしぐさ
・第四審判がボニャディファルドさんという珍名。
・あ、闘莉王もいる。青嶋アナ「今日は元日本代表DF田中マルクス闘莉王さんにもこのマイクロフォン前に来ていただいています」マイクロフォンwww
・前半開始。
・静かな立ち上がり。
・3分、縦パスを受けた香川が反転して酒井極楽にスルーパスを送るもタイミングが合わず。
・4分、右サイドで23番レザイアンが倒されたFKをぴっちり横分けデジャガーが蹴るも合わせたヘディングは枠外。
・5分、長谷部が脳死気味のパスカットをされるも公務員カバーでなんとか事なきを得る。
・8分、宇佐美と武藤がヘッドでつなぎ、宇佐美のスルーパスに武藤がフリーになりかかるも、トラップミスだかでダメ。
・9分、上がってきた酒井極楽のクロスに香川がフリーになりかかるもクロス精度が酒井極楽だったので、キーパーがあっさりキャッチ。
・イランは普通に同等レベルのチームという感じなので、久々にまともなサッカーをしている印象。
・12分、アミリのロングスローからヘッドで合わされるも大きく枠外。
・16分、バイタルでこぼれ球を拾ったデジャガーが髪型と同じくらい面白いパスを出すも当然カット。
・17分、スルーパスからサイドを抜けたアズムンがクロスもなんとか跳ね返す。
・18分、サイドの長いパスから抜けた23番のレザイアンがクロスも森重がぎりぎりクリア。何がすごいとかはそんなにないのだが個々人のキープ能力とパワーがシリアとは段違い。
・19分、カウンターから柴崎のロングパスで抜けた武藤が倒されFKを得るも、普通に跳ね返される。
・20分、右サイドで受けた本田が無限シザースを繰り出すも慣れないことをしたせいかボールが足につかず。
・21分、青島さん謎のマイクロフォン連呼でビート実況の面目躍如。
・26分、長谷部の公務員ミドルも(以下略)
・28分、本田が中に入ってポストプレイもボールを奪われて相手を引き倒してしまう。本田はやはり早い段階で中に入ってくる仕様。
・30分、米倉の殺人バックパスを吉田がトラップしそこねて奪われかけ、思いっきり足をかけてイエロー。吉田がトラップミスしたスロー映像で、遠くに映った森重の口が「やべっ」って動いてたww
・33分、パスミスした上にほとんど上がるタイミングがない米倉が苛ついて炎の肩タックル。米倉は千葉が育てたようなそうでもないような。
・34分、左サイドからのグラウンダークロスにアズムンがどフリーで合わせるもキックミスで事なきを得る。なお、アズムンは男臭いイランのCFとは思えないほど超かわいい顔してます。
・36分、またなんかクロス入れられるもよく誰かがクリアしたんだかわからないうちにクリア。やばい。
・37分、本田さんが中に入っててきとーなミドルを撃つも枠外。
・40分、本田の浮き球のパスに宇佐美がぬけ出すも追いつけず。
・44分、カウンターから宇佐美が右に流すも酒井極楽のクロスはふんわりとしたものであっさりカット。
・45分、カウンターからサイドに逃げているイラン選手の足に追いかけた吉田がうっかりと突っかかってしまい、PK献上。西川はデジャガーのキックを止めるも、そのまま押し込まれて失点。
・前半終了。
・イランは普通に強い。久々にこのレベルのチームとやったので、メンバーも変えているので押し込まれ気味。やはりイラン、韓国、日本、オージーがアジアの4強で抜けている。
・日本は攻撃の基準点が作れないのがきつい。どの選手も中に入っていくのでボランチあるいはCBからのパスが狙い撃ちにあってカウンター地獄。前線でキープがほぼできないので、両翼も上がらないので幅が全く取れない。とにかくもっと広く。ただ、このメンバーでそれができるかは知らん。
・ハーフタイムの質問に「はい、ぼく闘莉王ですけど…」と律儀に自己紹介から始める田中マルクス闘莉王氏。
・後半、香川に変えて清武投入。「いやー、山口さんの言うとおりでしたね」とゴマをすることを忘れない田中マルクス闘莉王氏。
・45分、左サイドからのクロスになぜかどフリーになるも、なんとか凌ぐ。
・47分、本田のクロスから武藤が合わせるもおもいっきりヘッド空振りし、なんかGKに跳ね返ったボールが背中にあたってゴールにころころ。なんとも締まらない得点だが、ともかく同点!
・49分、右サイドからのクロスにアズムンきゅんが脅威の跳躍力で合わせるもヘッドは枠外。
・50分、清武のドンピシャのプレースキックが森重に合うも、ヘッドは枠外。
・51分、右サイドの崩しから武藤が落としたボールに清武がなんか突っ込み、こぼれ球を酒井極楽が叩くもシュートは惜しくも枠外。
・たぶん武藤は中に張ってろって言われてるんだけど、こうもサイドが中に入ってくると、清武と一緒に外に出てったほうがよいかも。
・56分、コーナーキックからなぜか二人がどフリーで突っ込んでくるも、吉田がなんとかクリア。なんでだ。
・58分、カウンターから清武がうまいコースをドリブルし、受けた宇佐美がワンタッチで裏にスルーパス、武藤が独走するもキーパーをかわしきれず、フォローをした本田もシュートまでいけず。清武の素晴らしいプレーだった。
・58分、宇佐美に変わって原口イン。
・60分、本田圭佑のもはや入る気が微塵もしない直接FK(当然入らない)
・62分、カウンターから米倉が非常に危なっかしいDFをPA内でするも、お咎め無し。
・64分、米倉本日2本目の殺人バックパス。あやうくサイドに逃げた森重が「殺すぞ」って顔してるw
・65分、本田アウト岡崎イン。武藤が右に開いた模様。
・69分、相手のパスミスから岡崎、清武、柴崎と繋ぐも、シュートまでいけず。
・71分、右に流れながらぴっちり横分け髪薄デジャガーがシュートを強引に撃つも西川がセーブ。
・71分、柴崎に代わって柏木。
・73分、柏木のロングパスを岡崎が落とし、原口がシュートを撃つもキーパー正面。
・74分、原口が倒されて得たFKを吉田が落とし、岡崎がオーバーヘッドも枠外。
・サイドバックのところに武藤が当たるのであらゆるハイボールに競り勝っている。
・75分、原口が右サイドを突破してクロスもシュートまで行けず。
・80分、アズムンが清武と揉めかけるも光の速さで仲裁に入ったベンチメンバーの丹羽のおかげで事なきを得る。そして丹羽がベンチじゃなくて交代で出てたことをあとで知る。
・83分、丹羽が取られたファウルからのFKをドンピシャで合わせられるもヘッドは運良く枠外。
・柏木はいつ見てもホットリミットだな。
・85分、カウンターから岡崎が運ぶもファウルで潰される。
・87分、狂犬南野が武藤に代わってイン。代表初キャップ。揉めろ!
・90分、清武今日二度目の揉めごと。FKから吉田が押し込もうとするもDFに当たってだめ。
・試合終了。
・結果はともかくとして、押しまくられた前半はかなり厳しかった。ピッチを広く使えずにボールをカットされまくって、押し込まれた。宇佐美も本田も外で我慢できず、香川もいるのでバイタルエリアはバングラデシュ並の人口密度だった。
・後半イランが疲れたのと、サイドに原口、武藤が出ると状況は改善。後半は押しこむ展開となった。しかし、点は取れず。
・可能性を感じたのは一人でボールを運んだ原口、前線とサイドでタスクを遂行した武藤、香川の代わりに入ってプレースキックと幅広くボールをタッチした清武。
・本田がかなりフィジカル的に厳しくなってきた現状、前線で絶対的な存在でもなくなっている。その代わりを誰が務めるかというと、まだ南野も含めて横一線というところだろうか。もちろん本田が全然ダメだということではないけどね。
・このイランと最終予選で当たると超やだなー。
能書きはいいからやっちまおうぜ!
■イラン1-1日本
・日本はシリア戦から大幅にメンバーを変えた。GKが西川くん、DFが右から酒井極楽、吉田、森重、米倉@千葉が育てたから千葉の選手が代表にいるようなもの。ボランチが長谷部、柴崎@音楽が…消えた…。2列目が右から本田、香川、宇佐美。1トップがじゃないほうじゃなくてプロレスラーでもなくて未公開株にも手を出してない武藤。
・左サイドに米倉、柴崎、宇佐美が並ぶんですが、守備はいいんですか。
・イランは4-2-3-1?俺の同僚の女性が「男前(はーと)」と言っていたGKハギギ、長谷部の友達のデジャガー、20歳の美形アズムンなどはW杯でも出場してた。ただし、長年代表を支えてきたネクナムがいなくなったので、中盤はつけいる隙がありそう。
・俺達のグーチャンネジャドがいない!
・実況はみんなに好かれてない青嶋さん。俺は高速ビート実況嫌いじゃないし、民放で相手チームの選手も覚えている貴重な人材。ここは清水ネガ彦さんのネガティブラップとのデトロイトスタイルでの共演をして欲しかったのだが、解説は山口さん。正直ほっとしてる。
・完全アウェイのはずがK's電器スタジアムみたいになってるテヘランのアザディスタジアム。
・なぜか花を持って入場する両選手団。試合開始前の握手の瞬間にこの花で相手選手を襲うのが正しいスタイルだよね #新日本プロレスしぐさ
・第四審判がボニャディファルドさんという珍名。
・あ、闘莉王もいる。青嶋アナ「今日は元日本代表DF田中マルクス闘莉王さんにもこのマイクロフォン前に来ていただいています」マイクロフォンwww
・前半開始。
・静かな立ち上がり。
・3分、縦パスを受けた香川が反転して酒井極楽にスルーパスを送るもタイミングが合わず。
・4分、右サイドで23番レザイアンが倒されたFKをぴっちり横分けデジャガーが蹴るも合わせたヘディングは枠外。
・5分、長谷部が脳死気味のパスカットをされるも公務員カバーでなんとか事なきを得る。
・8分、宇佐美と武藤がヘッドでつなぎ、宇佐美のスルーパスに武藤がフリーになりかかるも、トラップミスだかでダメ。
・9分、上がってきた酒井極楽のクロスに香川がフリーになりかかるもクロス精度が酒井極楽だったので、キーパーがあっさりキャッチ。
・イランは普通に同等レベルのチームという感じなので、久々にまともなサッカーをしている印象。
・12分、アミリのロングスローからヘッドで合わされるも大きく枠外。
・16分、バイタルでこぼれ球を拾ったデジャガーが髪型と同じくらい面白いパスを出すも当然カット。
・17分、スルーパスからサイドを抜けたアズムンがクロスもなんとか跳ね返す。
・18分、サイドの長いパスから抜けた23番のレザイアンがクロスも森重がぎりぎりクリア。何がすごいとかはそんなにないのだが個々人のキープ能力とパワーがシリアとは段違い。
・19分、カウンターから柴崎のロングパスで抜けた武藤が倒されFKを得るも、普通に跳ね返される。
・20分、右サイドで受けた本田が無限シザースを繰り出すも慣れないことをしたせいかボールが足につかず。
・21分、青島さん謎のマイクロフォン連呼でビート実況の面目躍如。
・26分、長谷部の公務員ミドルも(以下略)
・28分、本田が中に入ってポストプレイもボールを奪われて相手を引き倒してしまう。本田はやはり早い段階で中に入ってくる仕様。
・30分、米倉の殺人バックパスを吉田がトラップしそこねて奪われかけ、思いっきり足をかけてイエロー。吉田がトラップミスしたスロー映像で、遠くに映った森重の口が「やべっ」って動いてたww
・33分、パスミスした上にほとんど上がるタイミングがない米倉が苛ついて炎の肩タックル。米倉は千葉が育てたようなそうでもないような。
・34分、左サイドからのグラウンダークロスにアズムンがどフリーで合わせるもキックミスで事なきを得る。なお、アズムンは男臭いイランのCFとは思えないほど超かわいい顔してます。
・36分、またなんかクロス入れられるもよく誰かがクリアしたんだかわからないうちにクリア。やばい。
・37分、本田さんが中に入っててきとーなミドルを撃つも枠外。
・40分、本田の浮き球のパスに宇佐美がぬけ出すも追いつけず。
・44分、カウンターから宇佐美が右に流すも酒井極楽のクロスはふんわりとしたものであっさりカット。
・45分、カウンターからサイドに逃げているイラン選手の足に追いかけた吉田がうっかりと突っかかってしまい、PK献上。西川はデジャガーのキックを止めるも、そのまま押し込まれて失点。
・前半終了。
・イランは普通に強い。久々にこのレベルのチームとやったので、メンバーも変えているので押し込まれ気味。やはりイラン、韓国、日本、オージーがアジアの4強で抜けている。
・日本は攻撃の基準点が作れないのがきつい。どの選手も中に入っていくのでボランチあるいはCBからのパスが狙い撃ちにあってカウンター地獄。前線でキープがほぼできないので、両翼も上がらないので幅が全く取れない。とにかくもっと広く。ただ、このメンバーでそれができるかは知らん。
・ハーフタイムの質問に「はい、ぼく闘莉王ですけど…」と律儀に自己紹介から始める田中マルクス闘莉王氏。
・後半、香川に変えて清武投入。「いやー、山口さんの言うとおりでしたね」とゴマをすることを忘れない田中マルクス闘莉王氏。
・45分、左サイドからのクロスになぜかどフリーになるも、なんとか凌ぐ。
・47分、本田のクロスから武藤が合わせるもおもいっきりヘッド空振りし、なんかGKに跳ね返ったボールが背中にあたってゴールにころころ。なんとも締まらない得点だが、ともかく同点!
・49分、右サイドからのクロスにアズムンきゅんが脅威の跳躍力で合わせるもヘッドは枠外。
・50分、清武のドンピシャのプレースキックが森重に合うも、ヘッドは枠外。
・51分、右サイドの崩しから武藤が落としたボールに清武がなんか突っ込み、こぼれ球を酒井極楽が叩くもシュートは惜しくも枠外。
・たぶん武藤は中に張ってろって言われてるんだけど、こうもサイドが中に入ってくると、清武と一緒に外に出てったほうがよいかも。
・56分、コーナーキックからなぜか二人がどフリーで突っ込んでくるも、吉田がなんとかクリア。なんでだ。
・58分、カウンターから清武がうまいコースをドリブルし、受けた宇佐美がワンタッチで裏にスルーパス、武藤が独走するもキーパーをかわしきれず、フォローをした本田もシュートまでいけず。清武の素晴らしいプレーだった。
・58分、宇佐美に変わって原口イン。
・60分、本田圭佑のもはや入る気が微塵もしない直接FK(当然入らない)
・62分、カウンターから米倉が非常に危なっかしいDFをPA内でするも、お咎め無し。
・64分、米倉本日2本目の殺人バックパス。あやうくサイドに逃げた森重が「殺すぞ」って顔してるw
・65分、本田アウト岡崎イン。武藤が右に開いた模様。
・69分、相手のパスミスから岡崎、清武、柴崎と繋ぐも、シュートまでいけず。
・71分、右に流れながらぴっちり横分け髪薄デジャガーがシュートを強引に撃つも西川がセーブ。
・71分、柴崎に代わって柏木。
・73分、柏木のロングパスを岡崎が落とし、原口がシュートを撃つもキーパー正面。
・74分、原口が倒されて得たFKを吉田が落とし、岡崎がオーバーヘッドも枠外。
・サイドバックのところに武藤が当たるのであらゆるハイボールに競り勝っている。
・75分、原口が右サイドを突破してクロスもシュートまで行けず。
・80分、アズムンが清武と揉めかけるも光の速さで仲裁に入ったベンチメンバーの丹羽のおかげで事なきを得る。そして丹羽がベンチじゃなくて交代で出てたことをあとで知る。
・83分、丹羽が取られたファウルからのFKをドンピシャで合わせられるもヘッドは運良く枠外。
・柏木はいつ見てもホットリミットだな。
・85分、カウンターから岡崎が運ぶもファウルで潰される。
・87分、狂犬南野が武藤に代わってイン。代表初キャップ。揉めろ!
・90分、清武今日二度目の揉めごと。FKから吉田が押し込もうとするもDFに当たってだめ。
・試合終了。
・結果はともかくとして、押しまくられた前半はかなり厳しかった。ピッチを広く使えずにボールをカットされまくって、押し込まれた。宇佐美も本田も外で我慢できず、香川もいるのでバイタルエリアはバングラデシュ並の人口密度だった。
・後半イランが疲れたのと、サイドに原口、武藤が出ると状況は改善。後半は押しこむ展開となった。しかし、点は取れず。
・可能性を感じたのは一人でボールを運んだ原口、前線とサイドでタスクを遂行した武藤、香川の代わりに入ってプレースキックと幅広くボールをタッチした清武。
・本田がかなりフィジカル的に厳しくなってきた現状、前線で絶対的な存在でもなくなっている。その代わりを誰が務めるかというと、まだ南野も含めて横一線というところだろうか。もちろん本田が全然ダメだということではないけどね。
・このイランと最終予選で当たると超やだなー。
■W杯アジア2次予選■アフガニスタンVS日本「原口が日本のゼンデンになる日」
なんか勝ったけどあんな点差じゃ納得できない!!もっと深いのちょうだいいいいいい!!!
ってなかんじでよくわかんないけど叩かれてるカンボジア戦でしたが、もう何やっても叩かれると思うから、アフガニスタン戦はてきとーにやろう!!ゲットフィジカルミュージック!
■アフガニスタン0-6日本
■感想
・日本のスタメンは4-4-2表記だけどたぶん4-2-3-1。キーパーが嫁がヘレンの西川くん。DFが右から酒井地獄、吉田、森重、長友で変わらず。ボランチ山口&長谷部も変わらず。2列目が右から本田、香川で左に素行の悪さに定評のあった原口元気。普通にランナーとしては武藤と同等、ドリブラーとしては武藤より上、あと松戸のヤンキー感も武藤より上なので期待したい。1トップは俺たちのHAEGIWALASTBOY 岡崎だ!
・武藤はこの前の試合でさんざん解説の木村雄山に「中に入るのがはやい」「中に入れるのがはやい」と放送コードギリギリのバッシングを受けていたので、倫理的に厳しいテヘランに配慮した形か。
・テヘランと言えばイランの首都。高校の時の世界史の先生が「イランの首都はどこだー?イラーン、何ラーン、イラーン、オイラーン、イラーン、テヘラァン!」というIQの低い覚え方をさせていたのを覚えている。K山先生お元気でしょうか。
・K山先生はイラクの首都バグダードについては「イラクの首都はー?バァグダァーッド!」と勢いでごまかしていたことは忘れられない。
・TBS独占放送ということで解説は福田正博氏と中田浩二氏。特にキャリアでも個人でも親交はなさそう。
・アフガニスタンの布陣は知りません。
・気温31度でめっちゃ乾いてそう。なんかしらんけどチアホーンが爆発気味。
・なんかアフガニスタン代表みんな男前じゃね?
・前半開始。
・アフガニスタンは4バックかな?オーソドックスな4-4-2か。
・0分、香川がコーナーをゲットして抜けてきたボールを森重がヘッドもキーパー正面。
・1分、原口がコーナーゲットもファウルの判定。逆サイドから斜めのロングパスを入れてく展開。
・3分、アフガンがFKゲットも普通に吉田が跳ね返す。
・6分、ゲーゲンプレスから原口が奪ったボールを長友がクロス、本田が頭で折り返したボールに長谷部が胸トラップから公務員ボレーーーーーーーーーーーー!!も当然枠外。
・日本代表は奪われたところから激しくプレスにいくゲーゲンプレッシングをかなり意識した展開。
・8分、左サイドから中に切れ込んでワンツーを狙った原口からのボールを受けた香川がPA正面から反転してミドルを叩き込んで先制!!!これはドルトムントの香川!
・原口をかなり意図的に左に張らせて、逆サイドからそこにロングパスを通す狙い。
・11分、PA近くからアフガンのFKも西川くんがヘレンを抱くようにキャッチ。
・13分、岡崎のポストプレイから左サイドをえぐった原口がダイレクトで折り返すも、超高速すぎて誰一人反応できず。お前はロラン・ロベールか。笑
・アフガニスタン9番アミリからあふれるマフレズ臭
・16分、PA近くで山口がもらったファウルのFKから突然香川と本田がワンツーし始めるも不発。
・17分、ロビングのパスをPA内で受けた本田が岡崎にパス、体を張って岡崎が落としたボールを香川が叩くもディフレクト。コーナーからヘッドで合わせるもシュートまではいかず。
・19分、森重からの対角ロングフィードを受けた酒井地獄がヘッドで中央に折り返して岡崎が飛び込むも惜しくも合わず。カンボジア戦も何度も狙っていた形。
・22分、FKからなんでもないハイボールを西川が若干ファンブル気味でもセーブ。西川のハイボールはどの試合でも不安。
・25分、香川からの浮き球を長友がダイレクトで折り返し、そこに原口が飛び込むもシュートまでいけず。
・26分、長谷部の公務員クロスも普通に跳ね返される。
・26分、森重の無限切り返しからようやくシュートにいったが、イレギュラーバウンドしたボールがクロスバーに当たり、その跳ね返りを本田?が折り返すも惜しくも岡崎に合わず。ピッチ状態はかなり悪い模様。
・28分、左右に降るも中々崩れないので最終的に森重がしゃーない感じでミドルを撃つもキーパー正面。
・28分、原口が左サイドから中にドリブルで突っ込んでいってシミュレーション気味FKゲット。スローで見たらデ・ニーロ並の名演技。FKはこの前のカンボジア戦で調子に乗った吉田が蹴るも思いっきり壁にぶち当たる。
・30分、左サイドから長友がクロスを入れて岡崎がフリーで合わせるもヒットせずに枠外。
・原口がちゃんと張っててくれるので、長友が左サイドで生きてる。
・33分、原口の左サイドでの1on1からCKをゲット。CKの跳ね返りを長友が入れたボールを森重がヘッドで叩き、一旦はキーパーに防がれるもゴールラインぎりぎりで本田が中に戻し、それを森重が押し込んで2点目!!ぶっちゃけオフサイドも外に出てるのも両方怪しかったけど2点目!!
・得点が入ると「ピンポンパンポーン」と館内放送。
・原口が左サイドでCKをゲットする機械となりつつある。和製ヘスス・ナバスと命名しよう。
・37分、中盤のひどいミスでボールを奪われるもボールをすぐさま奪い返し、長谷部が公務員ミド(以下略)
・38分、原口が中央に切り込んで飛び込んできた山口が本田にワンタッチで落とすも、余裕綽々過ぎた本田さんは切り返してシュートまでいけず。めっちゃ調子悪そうだな、本田。
・みんなの原口の株がめっちゃ上がってる。脱臼させられた岡本の左肩も草場の影から喜んでいることだろう。
・西川が暇すぎて40通の手紙を書き始めた。
・カンボジア戦よりもかなりライン高くて、森重も吉田もハーフラインよりずっと前にいるんだよね。カンボジア戦は吉田だけ前にきてた。
・43分、原口がPA横でうまく倒されてファウルゲット。FKで香川のグラウンダーのボールに合わせた本田がダイレクトでシュートもキーパー正面。ぶっちゃけ香川のプレースキックは期待感があんまりない。
・前半終了。
・日本はハイテンポにプレッシングをかけ、アフガニスタンにほぼ試合をさせず。湿度がない分暑くても動きやすいのかもしれない。かなり意図的に逆サイドの裏を狙っていて、それで相手を振り回せてる。それに対応できる守備力はなさそうなアフガニスタン。後半はもっと狙えるのではないか。あと、岡崎は中央にいろって言われてるんだろうけど、それだと魅力も半減するのよねん。
・前半総括。福田正博解説員しゃべりすぎ、中田浩二解説員しゃべらなすぎ。福田正博解説員はもうちょっと抑え気味で、自分だけシュートに行かず、パスを回す選択肢も。中田浩二解説員はもうちょっとアグレッシブに。アナウンサーはとりあえず落ち着こう。
・後半開始。メンバーチェンジはなし。
・頭からネジを締め直してがんがんいく日本。
・49分、本田からのスルーパスを受けた香川がワンタッチで原口に落とすも、なんかもたついてるうちにカットされ、こぼれたボールをキーパーの逆をつくうまいシュートで3点目!非常にいいシュートだった。
・中田浩二解説員渾身のシュート「のびのびやってほしい」
・50分、左サイドでこぼれ球を拾った岡崎が切り返しからクロスを上げて原口が頭で合わせるもキーパーがナイスセーブ。原口はどれだけ活躍しても工業高校のパシリにしか見えない。
・52分、森重がだるそうに撃ったシュートの跳ね返りを岡崎がボレーーーーーーで叩くもミートせず。
・原口自身守備もかなりやるようになってるし、昔はドリブルジャンキーで中に切れ込んでのシュートの1パターンしかなかったんだけど、サイドえぐったりワンツーで中に入ってきたりパターンがかなり増えてるね。
・54分、アフガニスタンの誰かが出て誰かが投入される。
・西川が暇すぎて未公開株をゲットしようと圧力をかけ始める。
・56分、香川のスルーパスを受けた山口がフリーで抜け出し、横に渡して岡崎は押しこむだけ。4点目!香川の半身でのスルーパスは素晴らしかった。なんかこのスタジアム合うみたいだから全試合テヘランでやれるようにAFCに交渉しよう!!
・60分、中央でボールを受けた本田が右足でシュートを撃って跳ね返ったボールに岡崎がボレーで押し込んで5点目!HAEGIWA!!
・65分、ちょっと俺が飽きる。
・65分、PA近くでアフガニスタンが久々にFKをゲット。ちょっと危ういボールが入ってくるも西川くんが難なくキャッチ、素早いスローインで炎のカウンターも本田のクロスは惜しくも合わず。
・67分、ピンポンパンとともにアフガニスタンの選手交代。コーナーキックに吉田が合わせるも枠外。
・68分、アフガニスタン炎のカウンターも長谷部懸命の公務員ディフェンスにより事なきを得る。
・69分、酒井地獄がアウトで宇佐美イン。原口が右のWB??
・71分、布陣が選手もわかってなさそうな状況の中、左サイドでスルーパスを受けて抜けだした宇佐美が中に折り返し、本田がごちゃごちゃっと押し込んで6点目!!
・75分、長谷部炎のトラップミス。
・75分、絶好調香川に代わって武藤がイン。武藤が右にいき、本田がトップ下っぽい。武藤と原口を縦に並べるというこのゴリゴリ感。そうか、原口は日本代表で久々に見るゼンデン現象なんだな。
・76分、右サイドで受けた武藤が中に折り返し、本田がダイレクトで撃つもヒットせず。
・78分、暇だった吉田がファウルしてFKを与えるも、直接狙ったボールは西川くんの正面。
・79分、長谷部に代わって遠藤。遠藤はそのままボランチに。
・西川が暇すぎて書きかけたメールを送れずに増えていくばかりの下書き(J-POP)。
・85分、本田がFKを直接狙うもキーパーのアジジがナイスセーブ。
・サポーターの乱入をピッチ外で阻止するイラン軍超優秀。
・88分、右サイドバックの原口が宇佐美からの縦パスをバイタルでポストプレイして反転するというはちゃめちゃサッカー。
・90分、武藤が倒されて得たFKを本田が合わせるもキーパーがナイスセーブ。
・なんか最後はバランスもくそもなくむちゃくちゃになっていたが、ともかく終了。
・日本は狙い通りのゲームができたのではないだろうか。速いタイミングで逆サイドの裏を狙い続けた。ボールを奪われても素早いプレスでボールを運ばせず、押し込んだ中で香川が自由を謳歌していた。2得点もむべなるかな。
・この試合での発見は原口元気。かつての無法者はチームで一番の規律をドイツで身につけ、サイドで張ってコンビネーションを作り、外をえぐっても中央に入っても仕事をした。ハリルホジッチの新たなお気に入りとなったらしく、最後はゼンデンになって右サイドバックをやらされていたが、それはまあさすがにやり過ぎでポジショニングも動きもむちゃくちゃだったw
・ただ、宇佐美よりも武藤よりも原口のほうが仕事をできていたのは確かなので、これからの予選で重要な戦力になっていくことだろう。
・まあ6点取ったけど、力の差としてはこんなもんだろう。いい調子で直接のライバルであるシリアを叩いてもらいたいものである。
ってなかんじでよくわかんないけど叩かれてるカンボジア戦でしたが、もう何やっても叩かれると思うから、アフガニスタン戦はてきとーにやろう!!ゲットフィジカルミュージック!
■アフガニスタン0-6日本
■感想
・日本のスタメンは4-4-2表記だけどたぶん4-2-3-1。キーパーが嫁がヘレンの西川くん。DFが右から酒井地獄、吉田、森重、長友で変わらず。ボランチ山口&長谷部も変わらず。2列目が右から本田、香川で左に素行の悪さに定評のあった原口元気。普通にランナーとしては武藤と同等、ドリブラーとしては武藤より上、あと松戸のヤンキー感も武藤より上なので期待したい。1トップは俺たちのHAEGIWALASTBOY 岡崎だ!
・武藤はこの前の試合でさんざん解説の木村雄山に「中に入るのがはやい」「中に入れるのがはやい」と放送コードギリギリのバッシングを受けていたので、倫理的に厳しいテヘランに配慮した形か。
・テヘランと言えばイランの首都。高校の時の世界史の先生が「イランの首都はどこだー?イラーン、何ラーン、イラーン、オイラーン、イラーン、テヘラァン!」というIQの低い覚え方をさせていたのを覚えている。K山先生お元気でしょうか。
・K山先生はイラクの首都バグダードについては「イラクの首都はー?バァグダァーッド!」と勢いでごまかしていたことは忘れられない。
・TBS独占放送ということで解説は福田正博氏と中田浩二氏。特にキャリアでも個人でも親交はなさそう。
・アフガニスタンの布陣は知りません。
・気温31度でめっちゃ乾いてそう。なんかしらんけどチアホーンが爆発気味。
・なんかアフガニスタン代表みんな男前じゃね?
・前半開始。
・アフガニスタンは4バックかな?オーソドックスな4-4-2か。
・0分、香川がコーナーをゲットして抜けてきたボールを森重がヘッドもキーパー正面。
・1分、原口がコーナーゲットもファウルの判定。逆サイドから斜めのロングパスを入れてく展開。
・3分、アフガンがFKゲットも普通に吉田が跳ね返す。
・6分、ゲーゲンプレスから原口が奪ったボールを長友がクロス、本田が頭で折り返したボールに長谷部が胸トラップから公務員ボレーーーーーーーーーーーー!!も当然枠外。
・日本代表は奪われたところから激しくプレスにいくゲーゲンプレッシングをかなり意識した展開。
・8分、左サイドから中に切れ込んでワンツーを狙った原口からのボールを受けた香川がPA正面から反転してミドルを叩き込んで先制!!!これはドルトムントの香川!
・原口をかなり意図的に左に張らせて、逆サイドからそこにロングパスを通す狙い。
・11分、PA近くからアフガンのFKも西川くんがヘレンを抱くようにキャッチ。
・13分、岡崎のポストプレイから左サイドをえぐった原口がダイレクトで折り返すも、超高速すぎて誰一人反応できず。お前はロラン・ロベールか。笑
・アフガニスタン9番アミリからあふれるマフレズ臭
・16分、PA近くで山口がもらったファウルのFKから突然香川と本田がワンツーし始めるも不発。
・17分、ロビングのパスをPA内で受けた本田が岡崎にパス、体を張って岡崎が落としたボールを香川が叩くもディフレクト。コーナーからヘッドで合わせるもシュートまではいかず。
・19分、森重からの対角ロングフィードを受けた酒井地獄がヘッドで中央に折り返して岡崎が飛び込むも惜しくも合わず。カンボジア戦も何度も狙っていた形。
・22分、FKからなんでもないハイボールを西川が若干ファンブル気味でもセーブ。西川のハイボールはどの試合でも不安。
・25分、香川からの浮き球を長友がダイレクトで折り返し、そこに原口が飛び込むもシュートまでいけず。
・26分、長谷部の公務員クロスも普通に跳ね返される。
・26分、森重の無限切り返しからようやくシュートにいったが、イレギュラーバウンドしたボールがクロスバーに当たり、その跳ね返りを本田?が折り返すも惜しくも岡崎に合わず。ピッチ状態はかなり悪い模様。
・28分、左右に降るも中々崩れないので最終的に森重がしゃーない感じでミドルを撃つもキーパー正面。
・28分、原口が左サイドから中にドリブルで突っ込んでいってシミュレーション気味FKゲット。スローで見たらデ・ニーロ並の名演技。FKはこの前のカンボジア戦で調子に乗った吉田が蹴るも思いっきり壁にぶち当たる。
・30分、左サイドから長友がクロスを入れて岡崎がフリーで合わせるもヒットせずに枠外。
・原口がちゃんと張っててくれるので、長友が左サイドで生きてる。
・33分、原口の左サイドでの1on1からCKをゲット。CKの跳ね返りを長友が入れたボールを森重がヘッドで叩き、一旦はキーパーに防がれるもゴールラインぎりぎりで本田が中に戻し、それを森重が押し込んで2点目!!ぶっちゃけオフサイドも外に出てるのも両方怪しかったけど2点目!!
・得点が入ると「ピンポンパンポーン」と館内放送。
・原口が左サイドでCKをゲットする機械となりつつある。和製ヘスス・ナバスと命名しよう。
・37分、中盤のひどいミスでボールを奪われるもボールをすぐさま奪い返し、長谷部が公務員ミド(以下略)
・38分、原口が中央に切り込んで飛び込んできた山口が本田にワンタッチで落とすも、余裕綽々過ぎた本田さんは切り返してシュートまでいけず。めっちゃ調子悪そうだな、本田。
・みんなの原口の株がめっちゃ上がってる。脱臼させられた岡本の左肩も草場の影から喜んでいることだろう。
・西川が暇すぎて40通の手紙を書き始めた。
・カンボジア戦よりもかなりライン高くて、森重も吉田もハーフラインよりずっと前にいるんだよね。カンボジア戦は吉田だけ前にきてた。
・43分、原口がPA横でうまく倒されてファウルゲット。FKで香川のグラウンダーのボールに合わせた本田がダイレクトでシュートもキーパー正面。ぶっちゃけ香川のプレースキックは期待感があんまりない。
・前半終了。
・日本はハイテンポにプレッシングをかけ、アフガニスタンにほぼ試合をさせず。湿度がない分暑くても動きやすいのかもしれない。かなり意図的に逆サイドの裏を狙っていて、それで相手を振り回せてる。それに対応できる守備力はなさそうなアフガニスタン。後半はもっと狙えるのではないか。あと、岡崎は中央にいろって言われてるんだろうけど、それだと魅力も半減するのよねん。
・前半総括。福田正博解説員しゃべりすぎ、中田浩二解説員しゃべらなすぎ。福田正博解説員はもうちょっと抑え気味で、自分だけシュートに行かず、パスを回す選択肢も。中田浩二解説員はもうちょっとアグレッシブに。アナウンサーはとりあえず落ち着こう。
・後半開始。メンバーチェンジはなし。
・頭からネジを締め直してがんがんいく日本。
・49分、本田からのスルーパスを受けた香川がワンタッチで原口に落とすも、なんかもたついてるうちにカットされ、こぼれたボールをキーパーの逆をつくうまいシュートで3点目!非常にいいシュートだった。
・中田浩二解説員渾身のシュート「のびのびやってほしい」
・50分、左サイドでこぼれ球を拾った岡崎が切り返しからクロスを上げて原口が頭で合わせるもキーパーがナイスセーブ。原口はどれだけ活躍しても工業高校のパシリにしか見えない。
・52分、森重がだるそうに撃ったシュートの跳ね返りを岡崎がボレーーーーーーで叩くもミートせず。
・原口自身守備もかなりやるようになってるし、昔はドリブルジャンキーで中に切れ込んでのシュートの1パターンしかなかったんだけど、サイドえぐったりワンツーで中に入ってきたりパターンがかなり増えてるね。
・54分、アフガニスタンの誰かが出て誰かが投入される。
・西川が暇すぎて未公開株をゲットしようと圧力をかけ始める。
・56分、香川のスルーパスを受けた山口がフリーで抜け出し、横に渡して岡崎は押しこむだけ。4点目!香川の半身でのスルーパスは素晴らしかった。なんかこのスタジアム合うみたいだから全試合テヘランでやれるようにAFCに交渉しよう!!
・60分、中央でボールを受けた本田が右足でシュートを撃って跳ね返ったボールに岡崎がボレーで押し込んで5点目!HAEGIWA!!
・65分、ちょっと俺が飽きる。
・65分、PA近くでアフガニスタンが久々にFKをゲット。ちょっと危ういボールが入ってくるも西川くんが難なくキャッチ、素早いスローインで炎のカウンターも本田のクロスは惜しくも合わず。
・67分、ピンポンパンとともにアフガニスタンの選手交代。コーナーキックに吉田が合わせるも枠外。
・68分、アフガニスタン炎のカウンターも長谷部懸命の公務員ディフェンスにより事なきを得る。
・69分、酒井地獄がアウトで宇佐美イン。原口が右のWB??
・71分、布陣が選手もわかってなさそうな状況の中、左サイドでスルーパスを受けて抜けだした宇佐美が中に折り返し、本田がごちゃごちゃっと押し込んで6点目!!
・75分、長谷部炎のトラップミス。
・75分、絶好調香川に代わって武藤がイン。武藤が右にいき、本田がトップ下っぽい。武藤と原口を縦に並べるというこのゴリゴリ感。そうか、原口は日本代表で久々に見るゼンデン現象なんだな。
・76分、右サイドで受けた武藤が中に折り返し、本田がダイレクトで撃つもヒットせず。
・78分、暇だった吉田がファウルしてFKを与えるも、直接狙ったボールは西川くんの正面。
・79分、長谷部に代わって遠藤。遠藤はそのままボランチに。
・西川が暇すぎて書きかけたメールを送れずに増えていくばかりの下書き(J-POP)。
・85分、本田がFKを直接狙うもキーパーのアジジがナイスセーブ。
・サポーターの乱入をピッチ外で阻止するイラン軍超優秀。
・88分、右サイドバックの原口が宇佐美からの縦パスをバイタルでポストプレイして反転するというはちゃめちゃサッカー。
・90分、武藤が倒されて得たFKを本田が合わせるもキーパーがナイスセーブ。
・なんか最後はバランスもくそもなくむちゃくちゃになっていたが、ともかく終了。
・日本は狙い通りのゲームができたのではないだろうか。速いタイミングで逆サイドの裏を狙い続けた。ボールを奪われても素早いプレスでボールを運ばせず、押し込んだ中で香川が自由を謳歌していた。2得点もむべなるかな。
・この試合での発見は原口元気。かつての無法者はチームで一番の規律をドイツで身につけ、サイドで張ってコンビネーションを作り、外をえぐっても中央に入っても仕事をした。ハリルホジッチの新たなお気に入りとなったらしく、最後はゼンデンになって右サイドバックをやらされていたが、それはまあさすがにやり過ぎでポジショニングも動きもむちゃくちゃだったw
・ただ、宇佐美よりも武藤よりも原口のほうが仕事をできていたのは確かなので、これからの予選で重要な戦力になっていくことだろう。
・まあ6点取ったけど、力の差としてはこんなもんだろう。いい調子で直接のライバルであるシリアを叩いてもらいたいものである。