全く終息の兆しが見えない新型コロナ感染症。
私も4月中には収まるんじゃない?なんて楽観視していましたが、日本人のモラルを信頼し過ぎでした。
非常事態宣言が出ているのに、出ていない地域まで遠征キャンプやパチンコに出かける愚かな人々が多数。
こういった軽い気持ちが経済を停滞させているという自覚もなく、いずれ回り回って自身に降りかかることも想像できない人の何と多い事か。。。
東京湾の釣り船でも一部は営業自粛していますが、アウトドア系ということもあり未だ営業を続けているところも見受けられ、収入が止まるという窮状は理解しますが、皆が同じ考えになると問題が長期化して結局は客足が途絶えてしまいます。
営業するから客がくる。その客が無自覚な感染源となり問題を拡大させる。
自営業の方々に全てを背負わせる今のやり方では、この負の連鎖を断ち切ることは難しいでしょうね。。。
特に飲食業の方々の窮状には胸が痛みます。
などと、冒頭から暗い話となりました。。。
私も休日は家に引き籠り、釣り関係の動画をYoutubeで見たりしているのですが、少しに気になった事があったので雑談っぽく記載しました(笑)
今年シマノから発表された20ツインパワー。
こいつ樹脂とメタルのハイブリットボディで、フルメタルボディじゃなかったんですね。
15モデルまではフルメタルボディだったのですが、20モデルから変更されたみたいです。
19ヴァンキッシュもハイブリットボディになっていたみたいですね。
↓この動画が詳しく解説してくれています。
https://www.youtube.com/watch?v=fDW1yI24rzc
ツインパワーといえば、ダイワのセルテートと並ぶメタルボディの代名詞。
メタルボディといえば質実剛健。
その堅牢性から負荷が掛かっても巻きが安定。
安定から来る強固な巻き上げ力。
そして耐久性。
まさに大物狙いのソルトウォータールアーフィッシングに適したフィーチャーですね。
しかし、上記の機能が満たせるのであれば、別にフルメタルボディじゃなくてもいいわけで。
技術の進歩で、軽くて安い樹脂でそれを満たせるなら、それはそれでいいんですよ。
機能はそのままで安くなるならユーザは大歓迎なわけですから。
シマノもそのことを大々的にアピールすればよいのですが、製品HPを見ても全然触れられていない(笑)
新採用のメタルローターは、具体的な数値データをもとに大々的にアピールしているものの、ボディに関しては従来通り「HAGANEボディ」としか表記されていないのはなぜ?
まあ、普通に考えれば、フルメタルと比較するとハイブリットボディはどうしても強度的に劣るわけで、その低下が実用では問題無いレベルであっても具体的な数値を出してしまうと低下が見えてしまい、製品プロモーション上は宜しくないということで、あえて伏せているのでしょう。
しかし「HAGANEボディ」とはよく言いますよね。
半分樹脂のハイブリットは鋼ではないじゃん!といいたいところですが、鋼のように強いコンセプトを「HAGANEボディ」と言っているのでセーフなのです!!(笑)
この表現は、以前ジャンプライズ社の社長ブログで問題となった「意図的な錯誤」と同レベルですね。
まあ、これはシマノに限ったことではなく、ダイワを含め釣りメーカ全体に言える事ですけど(笑)
話しは戻って20ツインパワーの強度ですが、恐らく実用レベルでは問題ないのでしょう。
その他最新フィーチャーを搭載した分、15モデルと比較すると進化もしているでしょう。
しかし、愛好家からは20モデルは、「格が下がった」と言われているのも事実。
今まではステラと同じ金型で、豪華装備をオミットし、より堅牢性を引き立たせたモデルがツインパワーだったわけで、20モデルからはストラディックと同じ金型となり、ボディ材質も樹脂ハイブリットになってしまった事実が、所有するステータスを奪ってしまったのかもしれませんね。
かくいう私もフルメタルボディにステータスを感じている一人です(笑)
25年ほど前、社会に出たばかりの私はお金もなく、タックルを揃えるのに四苦八苦。
ショアジギ用に買ったリールはダイワのエンブレムXという樹脂ボディの廉価機種でした。
新品の時はいいのですが、ハードなジギング釣行を重ね、何度か青物をかけると、ボディのたわみからガタガタに。。。
そんなガタガタなリールで釣行を続けていた私は、当時一緒に釣行していたブルジョア氏が使っていたダイワ最高峰モデル、トーナメントZを使わせてもらいます。
いや~、頭をぶん殴られたような衝撃を受けましたね。。。
ボールベアリングの多さや、組み上げ精度の違いなどから来る巻きの滑らかさは当然なのですが、私が一番衝撃を受けたのはメタルボディの堅牢さ。とにかく強くたわまない。
青物を掛けてもびくともせずゴリ巻きできる。ジギングで酷使してもヘタれない。
これに衝撃を受けた私は、なけなしの財産をはたいで、メタルボディが採用されている一番安い機種であるトーナメントXを購入!確か当時の実売価格は4万円半ばだったはず。
(本当はトーナメントZが欲しかったけど、実売価格が6万円を超えていたので断念)
これで青物を釣りまくり、すっかりメタルボディの虜に。
メタルボディこそ正義!
メタルボディこそが、ソルトウォーターにおけるリールのステータスである!
そういった固定概念をしっかり植えつけられました(笑)
なので、2010年に釣りに復帰した時、買ったリールがスピニングはセルテート、ベイトはリョウガベイジング(笑)
両機種共にフルメタルボディです。
これは、古くからソルトウォーターをやっているおっさんとして譲れない絶対条件なのです(笑)
でも、時代は変わったんですね。。。
リールの進歩に伴い、アングラーの価値観も「軽さこそ正義!」に。
あのツインパワーが半分樹脂のハイブリットボディになるのですから。
この仕様変更に騒いでいるのは、私のような古株アングラーなんでしょう。
物凄く気持ちが分かりますから(笑)
幸い19セルテートはフルメタルボディ(アルミ)ですが、20ツインパワーのような仕様に変更されていたら、自分はどうしただろうか?
仕様変更に異議を唱えつつも、とりあえずは買って使ってみるかもしれませんが、ひょっとしたら仕様に幻滅して18モデルからメタルボディ化(マグネシウム)されたイグジストへ行ってしまうかな。。。
でも、その行動ってメーカーの思惑通りでは?
私のような古いおっさんに、ハイエンド機種を買わせるための営業戦略なのかもね(笑)