Reddened -24ページ目

Reddened

stories, and so forth.

 

 

 

 

 

 

 

 

幕間 -4- はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもテイクアウトするお気に入りの喫茶店に、初めて中で食べに来てみた。

 

 

息子さんのさっきの驚いた顔、可笑しかったなぁ。


「注文、決まりました?」

「あ、それが…。いつもは気づいてなかったんですけれど、コーヒーの種類をたくさん揃えておられるんだってわかって、圧倒されてます…」

「ああ、親父がそういうの好きなんです。色んなコーヒーを出したいそうで。苦いのより甘い方が好きですか?」

「あ、はい」

「なら、俺があなたに合いそうなのを淹れてみましょうか?」

「わ、すごい…!是非お願いします!それと、このオムライスを」

「かしこまりました」

 

さすが、コーヒーにこだわっているお店だなあと感心した。

パンもいつも美味しいし、こないだのマフィンだって…あ!

 

「あの、先日はマフィンをありがとうございました!とっても美味しかったです」

「本当に?それはよかった!」

「ドライフルーツが入ってるなんてちょっと珍しいですよね?あっという間に食べちゃいました」

「へへへ、少し手を入れてみたんですよ」

 

嬉しそうに笑う姿は、とても幼げで親しみやすさを感じる。

 

私はこの人の笑顔も好きだなぁ、とこっそり思った。

 

 

「カウンター離れて、なあに油売ってんだ、隆行」

 

カウンターの奥から親父さんが顔を出してきた。

 

隆行さん、っていうんだ。

 

「油売ってない!注文取ってたんだ。親父、オムライス一つ」

「おや、いつものお嬢ちゃんか!よし、美味しいオムライスこしらえるから待ってな!」

「お願いします」

 

隆行さんもいそいそとコーヒーを淹れに行ってくれた。

 

 

素敵なお店だなぁと、改めて感じる。

休みの日に入り浸りたいくらいだなぁ。

 

コーヒーの良い香りに満たされながら、私はのんびりと思った。

 

 

 

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