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Reddened

stories, and so forth.

 

 

 

 

 

 

 

 

幕間 -6- はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

「おう、いらっしゃい。こないだはありがとうね」

 

いつもの喫茶店にいつもの時間に立ち寄ったら、いつもの息子さんじゃなくて親父さんが出迎えてくれた。

 

「おはようございます。こちらこそありがとうございました」

「やだー!隆行さんかっこいいー!惚れるー!」

 

奥から甲高い声が聞こえてきて、ビックリしてそちらを覗いてしまった。

 

奥のカウンター席には若い女性が座っていて、隆行さんと何やら親しげに会話している。

 

「隆行、あのお客さんに気に入られてて、捕まっちゃうと長いんだよ」

 

親父さんはこっそり耳打ちしてウインクした。

 

「そうですか」

 

ウインクなんてお茶目だなぁと思いつつ、なんだか、なぜだか、胸のあたりがチクリと痛んだ。

 

 

「今日はブレンドにする?それとも隆行がこないだ淹れたのにするかい?」

「あ、えっと、仕事の時はブレンドにします。こないだのは休日の特別ってことにしようかと」

「おや、また来てくれるってのかい?ありがたいね」

「ふふ、だって私のお気に入りなんですもん、ここ」

「照れるな~。若いお姉ちゃんにそう言われると舞い上がっちゃうね」

 

 

パンも頼んで受け取って、お店を出る前にちらと奥を見てみた。

隆行さんは未だお客さんと談笑中で、笑顔を絶やさない。

 

 

――でも、違う。

 

私が見たい、目が覚めるような眩しい笑顔じゃない。

 

朝のどんよりとした気持ちを引きずるようにして、私はお店を後にした。

 

 

 

幕間 -8- へ

 

 

 

 

 

19061720