夫の様子(2024.6.21)車椅子をレンタル | がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

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亡き夫の前立腺がんの闘病記録と、アラフィフおひとり様徒然日記

6/21(金)

7:00過ぎ

昨夜の様子とはガラッと変わり開口一番、「ガリガリくんが食べたい。」

その後リビングのソファに座り「◯◯さんがお見舞いに持ってきてくれた佃煮とお粥が食べたい。」とのこと。

ガリガリ君はほぼ完食、お粥は数口食した。


8:30

LINEで訪看に昨夜のトイレに行った時の様子を伝え、前々からケアマネさんから提案されていた車椅子のレンタルを検討したいと相談。


訪看からケアマネさんに連絡してくださり、準備を進めることとなった。


その後、ケアマネさんから今日の午後にこれから行う手摺り工事の確認と担当者会議をしたいので福祉用具さんと一緒に伺いたい。その際に車椅子搬入可能ですとの連絡あり。


9:30

浴室とトイレの手摺りの設置のため業者さんがいらっしゃる。

それぞれの場所の設置位置(床からの高さ)を確認するため、数分ほど夫に立ち会ってほしいと言われたが、トイレの確認が終わったところで「苦しい!横になりたい!」と訴え、浴室の確認は業者の方の身長が夫とほぼ同じだったのでその方にお願いした。


10:00

訪問マッサージさんがいらっしゃり、30分施術していただく。


10:50

腰から足にかけて痛みがあると、レスキューを服用し、ジクロンテープを貼る。


13:10

自分でトイレへ行く。

今回は息苦しさはなく、SPO2は97。


13:30

福祉用具の営業さんとケアマネさんがいらっしゃる。

手摺りの確認と車椅子を搬入。

介護度と負担割合が決定したのでその確認と担当者会議を行った。


車椅子に関しては…

朝、私から夫へ「トイレに自分で行きたいのはわかったし、看護師さんもそれで良いと言っている。でも苦しい時は車椅子を使おう。」と提案したがオムツ同様こちらも拒否凝視


まぁ、今までのことからそうなることはその場にいた3人全員わかっており、「必ず使ってくださいとは言いません。でも万が一必要になった時のために、お守り的に家に置いておきましょう。」

お守り的という言葉を強調して説得し、レンタルすることが決まった。


16:00

訪問看護師さんがいらっしゃる。

シャワー浴をしていただく予定だったが、昨日からの体調を考え、ベッドに横になったまま洗髪をし、髭剃り、爪切りをしていただく。


帰り際玄関の外で「白目が黄色くなってきてるように見えますが黄疸ですか?」と質問すると「そうです。」とのこと。前回同様いつ急変しても…という話をされる。


「この数日、ベッドで仰向けになって目を見開いたまま一点を見つめて、明らかにここに意識がないな、と思える時間が増えています。そんな時はもしかしたら私達とは違う世界に行っているのかな?などと思ってしまうんですよね。」


「旅立つための準備をしている期間なのかもしれませんね。」


「だとしたら、もうあとは苦痛なく、穏やかに旅立って欲しいとしか言えないですね。」


「本当に。そうできるよう私達もお手伝いさせていただきますからね!」


私達とは違う世界はどんなところなんだろう?そんなことを考えたりしていた。