訪問診療2回目 | がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

がんと共存を目指した夫を看取ったアラフィフ女子の徒然日記

亡き夫のがん闘病記録と、アラフィフおひとり様徒然日記

本日2回目の訪問診療。


夫、前回処方していただいたカロナールを1日3回飲んだら体温が35℃台前半になって、気持ちが悪くなって熱も出ないし止めてしまったと訴える。


思わず横から、今日の午前2時に37.5℃ほどありましたが… と口を挟む私。


それなら、服用回数を減らして1日のうちでどのタイミングで服用するのが効果的かを探ってみましょうとなった。


その後は、前回同様触診しながら全身状態を確認していただき、次回の訪問は来週火曜日、その際採血を行うこととなった。


玄関まで、私一人で見送り夫のいないところで聞きたいことがあるため外へ出て話をする。


「今後のために予後がどれくらいか聞いておきたいのですが。」


「前立腺がんの予後は、どのような経過をたどるかが人それぞれで予測が難しいのですが、今の状態では、1ヶ月後には今されている仕事(テレワーク)はできなくなっているでしょうね。」


「1ヶ月後には家の中での生活が今とは変わってしまっているということでしょうか?(先週末に申し込んだ浴室とトイレの手摺等の住宅改修間に合うかな?ショボーンと内心考えている)」


「そうですね。なにより、食べられなくなったら厳しいと思ってください。あと、最近眠っている時間は増えていませんか?これまでの経過と私が診たところ、がんに勢いがあり、骨に浸潤して貧血を起こす原因となり、血液を作ることが難しくなっています。食事量の減少も悪液質のためだと思われます。」



「5/23、大学病院を退院する前日に夫から余命を主治医に質問した際、6ヶ月後の生存可能性は50%と言われました。私としては正直6ヶ月も時間があるのかな?と思います。その時夫は初めて自分が末期と知らされたため、これ以上のショックを与えないための主治医の配慮であったのかな?とも思うのですが。」


「専門医は多数のケースを診ていますから見立ては比較的当たることが多いとは思いますが…。私も6ヶ月というのはかなり長めに伝えられたと思います。」


「(余命は)週単位という可能性はありますか?」


「週…ではないです、月単位です。」


自分でもよくわからないが、ここで何かが吹っ切れたニヤリニヤリ

そうか、ならば残された時間を有効に過ごすにはどうすれば良いかなと考える。


余談ですが、

医師曰く、以前担当した前立腺がんの患者さん。

最初の見立てでは予後1ヶ月くらいかと思っていたら、その方の場合、悪液質が出ずその後5年在宅で過ごされたそうです。


※前立腺がんでは、悪液質が出ないケースが他のがんに比べ多いとのことです。